ぱふ「２００６年まんがベストテン」発表

トピックス

◎長編賞

順位 作品 作者

１ フルーツバスケット/花とゆめ（白泉社）高屋奈月

２ 銀魂/週刊少年ジャンプ（集英社）空知英秋

３ ＢＬＥＡＣＨ/週刊少年ジャンプ（集英社）久保帯人

４ 鋼の錬金術師/少年ガンガン（スクウェア・エニックス）荒川弘

５ ×××ＨＯＬｉＣ/ヤングマガジン（講談社）ＣＬＡＭＰ

６ ＮＡＲＵＴＯ－ナルトー/週刊少年ジャンプ（集英社）岸本斉史

７ Ｄ．Ｇｒａｙ－ｍａｎ/週刊少年ジャンプ（集英社）星野桂

８ 今日からマのつく自由業！/Ａｓｕｋａ（角川ＧＰ） 松本テマリ

９ ハチミツとクローバー/コーラス（集英社）羽海野チカ

10 最遊記ＲＥＬＯＡＤ/コミックＺＥＲＯ－ＳＵＭ（一迅社） 峰倉かずや

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　あァ今年はちゃんと〆切に間に合って発行したんだなァと感慨深いです。１０年位前は「ぱふ時間」というモノがあって（笑）この年間ベストテンが、４月過ぎだか半ばだかに発行された事があったような・・・。

　それにしても、この順位！「鋼」が四位だって！「最遊記」が最下位だって！「テニプリ」がランク外だって！く～～～～つ（涙）長く連載が続いている作品の順位ほど、時代を表すモノはないね、同人界の流行も判るし（笑）



　１位の「フルバ」は最終回までの盛り上がりが、やはり後押ししたんだと思います。申し訳ないですが、私、最後にドーンと読者を裏切る過酷な展開が来て終わると、ずっと思ってました（笑）

　２位の「銀魂」は、家人のお友達がぽつぽつ既刊を貸してくれていまして、１１＆１２巻を読んでようやく面白いと思えるようになって来ました。

　３位の「ブリーチ」はねぇ・・・正直「鋼」の上を行くとは思わんですよ。コミックのみで、まとめ読みする方は印象違うかもしれませんが、絶対にテンション下がってる。６位の「ナルト」もしかりです。逆に７位の「Ｄグレ」は、よくぞここまで持ち直した偉いね、という感じ。

　１０位の「最遊記」は「外伝」こそ、ばりばり描いて欲しいんですけど！すっごく重要な”皆が死に別れる場面”に、ちびちび近づいてはいるんですが・・・早く全部描いて下さいっ（切）



　ところで、なんで「ワンピ」が圏外なんでしょう？今の「ぱふ」購読者層を想像するに、ワンピは腐女子的にくるものがないから？この順位を見ていると、圧倒的に腐女子が購読者に居るのが判りますよね。もう純粋に漫画好きの為の雑誌じゃないもの・・・「ダ・ヴィンチ」とかみたく、「ぱふ」は”漫画好きに特化された雑誌”だから良かったのになァ。今は声優さんや乙女ゲーの雑誌が沢山発行されているから、「ぱふ」にはもう一度、以前の”漫画好きの為の雑誌”に戻って欲しいです。

第４１回 吉川英治文学賞は「名もなき毒」に決定！

吉川英治文学賞：宮部みゆきさん「名もなき毒」に決定－話題：MSN毎日インタラクティブ

　残念ながら、桜庭一樹さんは落選しちゃいましたね～。

　でも、宮部さんのファンには怒られるかもしれないけど、往々にして最後のクライマックスに行くまでが、長くないですか？「理由」も「模倣犯」もそうだったんですけど、最初のページを読み始めると「あァ、またここから長くかかるんだろうなァ」と、嫌気がするんです（笑）お好きな方は、この浪々とした大河の流れが好いんだと思うんですが・・・長い。

　そして、登場する犯人が嫌な人過ぎる（笑）しかも身近にいる嫌な人や腹立たしい人を巧く書くから、こういう人たちに振り回された過去が蘇って、ますます腹が立つんですね～。ここがもう、宮部さんのキャラクター作りの巧さなんでしょう。

　ともあれ、第１３回新人賞受賞と今回とで、文句なしのエンターテインメント作家である事を証明されましたわけです、受賞おめでとうございました！