What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

大崎梢 配達あかずきん 威風堂書店事件メモ

2007年03月07日 15時48分11秒 | 図書館で借りた本
 面白かったー!この面白さは、有川浩さんの「図書館危機」シリーズと同じくらいだと思います。どちらも”読書が、本が大好き”という想いが溢れているからでしょうか、とにかくど真ん中ストライクでした(笑)

 この本は、最近話題の「書店員」さんたちが”ささいな謎”を解くべく活躍する、短編五作からなっています。本の最後に、現役の書店員さんたち+元書店員さんの対談「書店のことは書店人に聞け」が載っているのですが、その方たちから見ても、このお話は相当リアルでエキサイティングらしいです。これは「小説を読んだ後に読んで欲しい」と注意書きがあるのですが、実際のお客さんたちとのエピソードが、絶対に面白いから読んで下さい。

 本好きからすると、図書館の司書さんや書店員さんは、やはり一度は憧れる職業だと思うんですが、当然現実のお仕事はそれはもう大変だというのは判ります。先日の「立ち読み」の記事にも書きましたが、あらゆる”困ったお客さん”との戦いの毎日だと思うんです。そんな日常が、実に上手く「事件」に組み込まれていて、早く続きを読みたくて堪らなくなりました。

 発行元の東京創元社のHPを見たら、一冊既刊が出ているし、近々新刊が出る予定なのが判りました♪楽しみが増えて嬉しいな!

以下感想をちょっと。

・パンダは囁く
 これは巧い。というか本好きのこだわりがくすぐられて、お爺さんは気の毒なんですが、暗号解読はやってみたいです。

・標野にて 君が袖振る
 漫画「あさきゆめみし」が登場しますが、この作品をきっかけに源氏物語に興味が向いた人って沢山居ると思います。そんな一首がキーワードとなって、哀しい出来事が時間を経て癒されるお話。

・配達赤ずきん
 「赤ずきん」この題名が巧いな~と思いました。現代の赤ずきんちゃんも危ない目に遭いますが、周囲の心を動かしたのは、やっぱり真摯なまごころでした。

・六冊目のメッセージ
 これぞ浪漫の王道!有川浩さんの”乙女心全開のお話”がツボに入った人は是非!

・ディスプレイ・リプレイ
 すっごく”ファンの想い”が上手く書かれていて、でも、幸せな結末に涙が出ました。


○大崎梢さんのインタビュー記事

本格書店ミステリ誕生!大崎梢さん - [ミステリー小説]All About

○大崎梢さんの威風堂書店シリーズ・既刊

1 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

2 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編)

*近刊 サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ
 
参考>東京創元社 http://www.tsogen.co.jp/np/index.do

>追記

 なんと「暴れん坊本屋さん」シリーズが大人気の漫画家・久世番子さんが、この作品を漫画化されるそうです!連載は新書館のコミック雑誌「月刊ウィングス」で、5月28日発売の7月号から開始予定だそうです♪

 詳しくは、こちら様のブログをご覧下さい。漫画化された主人公二人の絵が見れますよ。

「ブンカ×ブログ」猪谷千香様のブログ http://igayac.iza.ne.jp/blog/entry/123899#cmt
 
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平野耕太 ヘルシング OVA発売延期のお知らせの「おまけ」に爆笑!

2007年03月07日 10時15分08秒 | 漫画
HELLSING

 いやいや、こんなお茶目な事してるくらいなら、働いて下さい!というのがお待ちになっておいでのファンの皆さんの本音でしょうが、おまけの「非人情紙芝居4月4日だよ。HELKSING」が大笑いなので、困ってしまいますね。
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瀬尾まいこ 優しい音楽

2007年03月07日 09時47分58秒 | 図書館で借りた本
 ごめん、最初に言いますが、瀬尾さんの定番「不倫する主人公とその相手の嫌なヤツ」が登場するお話がありました。なので再読はしないと思います。

 「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の三話からなる短編集です。

 以前読んだ「図書館の神様」「幸福な食卓」と同じく、人の心の再生と癒しと、それを乗り越えていく家族の絆が書かれているんですが・・・だめだ~、肌が合わないわ~、良いお話なのは良く判るんですけどねぇ。

 瀬尾さんのお話作りの中に「読者が共感を持つような、完璧じゃないキャラを登場させよう」という思いがあるんでしょう。「図書館の神様」もそうでしたが「不倫する主人公」はお気に入りのキャラ造形なんでしょうが、このずるずるとした関係をずるずる受け入れて流される女性ってのが、たまらなく嫌なんです。そして、その相手の男性が「平気で嘘をつかせる」のが嫌。そんなキャラでも大丈夫な方は「タイムラグ」をどうぞ。

 もう一つ、キャラの「現代人には失われた、人柄の好さ」を表現しようとするにしても、いきなりホームレスの人を家に「拾って帰る」のは、もう怖かったです。それでも大丈夫な方は「がらくた効果」をどうぞ。

 という訳で「このもうちょっとで名作になりそうなんだけど、でもこの肌に合わない感じが瀬尾さんの持ち味だから、やっぱり名作にはならないだろう」という私の感じた事が、皆さんに伝わってれば良いなと思います。

 でも、げーしー様にお勧め頂いたデビュー作「卵の緒」(坊っちゃん文学賞大賞受賞作だったんですね)は読もうっと。 
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特撮TVドラマ 「怪奇大作戦」 が復活

2007年03月07日 08時34分55秒 | 日常
asahi.com:特撮「怪奇大作戦」が来月復活 NHK衛星ハイビジョン?-?テレビ・ラジオ?-?文化芸能

 兄がリアルタイムで観ていたのですが、相当怖かったらしいです。いまだに言うのが、題名は忘れましたが「吸血鬼(にされた?)少女が夜中に飛ぶシーン」の怖さです。白黒映像って、それだけでもう怖いのに、女の子がぎゃ~という感じで、兄の心にみっしり残ったそうです。

*訂正*
 記憶がごっちゃになっていたようで「怪奇大作戦」はカラー映像で「ウルトラマン」シリーズが始まった後の作品だそうです。(matsumu_2005様、いつもご指摘有難うございます!)なので上記の話は「ウルトラQ」だと思います。

 今よりは、子供たちに免疫が無かった時代です、それはインパクトのある作品だったと思います(っていうか、そんな怖い番組を兄一人で観せていた両親ってどうなんでしょう?)

 そもそも主演の岸田森さんが素晴らしい雰囲気を持っておられて、というか独特の容貌をされていて、それが怖さを煽るんですよね~(笑)私の世代だと、仮面ライダーの「死神博士」役の天本英世さんが同じく素晴らしい雰囲気をお持ちでした。

 「ウルトラQ」も以前、現代風に生まれ変わったドラマ作品が作られましたが、今作はどうでしょう、放映が楽しみですね♪

以下記事から引用
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 今回の新作は、主人公・牧史郎を西島秀俊さんが演じ、 ココリコの田中直樹さんと「ウルトラマンマックス」に主演した青山草太さんが、SRIの同僚役。

 映画「呪怨」の清水崇監督が演出する第1話「ゼウスの銃爪(ひきがね)」は、携帯電話で通話中の人が突然炎に包まれ焼死する謎を追う。第2話「昭和幻燈小路」を実相寺の弟子・北浦嗣巳監督が、第3話「人喰い樹」を映画「リング」の中田秀夫監督が演出する。

「怪奇大作戦 セカンドファイル」は、4月2日から毎週月曜に放映、4月30日~5月2日に衛星第2で再放送する。

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*追記

 この後、兄に確認の為にメールを送ったら、以下のような返事が返って来て、いやがらせかいっ!と再度メールを送ったら、一番旧式のPCがいよいよ末期らしくて、ひらがな変換しか出来なくなったので、こうなったそうです。しかし、ひらがなばっかりって読みづらいわ・・・。

 「かいきだいさくせんは、きおくがうすれているし、こんらんしています。はいゆうのきしだしんが、たしか「きんきゅうしれい・1041010」にもでていて、いろいろなはなしがまざっています。
 「あおいちのしょうじょ」というのは、にほんばんほらーでは、「きーはんたー」の「ようかんにすむまじょ」にひってきするこわさでした。とにかく、にんぎょうがそらをとんできてちをすするという、にんぎょうぎらいにはそうぜつなやつです。みいらが、たんこうでしんだ、しょうねんのおとうさんだったという、じゃみらににたはなしとか、すごい「かび」のはなしとかありました。」
コメント (2)
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