この夏、
大学生や小学生たち
日本の次世代と、
セーリングを共にする
濃密な時間を
過ごしているうちに、
セーリングを通して、
自分が彼らに何を伝えたいのかが、
見えてきた。
ヨットは本来、
風をつかまえて水の上を走る、
その純粋な喜びや感動を味わうための
乗り物。
スピードやフィニッシュラインでの勝ち負けを
人と争うのは確かに面白い。
しかしそれは、
セーリングの面白さの本質の先にある
二次的な遊び方の一つに過ぎない。
昔のぼくを知っている人には、
驚くような意見かも。
熟成に向かう時間の中で、
人の考えも変わるのさ。