日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

世界は危うそうに見えるが、先は常に明るい!

2017年05月18日 | 日記

 世界は危うそうに見えるが、先は常に明るい!

 

A,昔の調略は私たちの目には見えなかった。

 

1.調略と言えば、昔は私たちの目には見えないものでした。しかし、今はインターネットの発達がそれを見えるようにしました。一例を挙げれば、ロシアのシリアへの軍事介入は、大量のシリア難

民をイギリスを含むヨーロッパへ送り込み、EUは難民と移民の問題をめぐって分断の危機に瀕し、事実、イギリスはEUからの離脱を決め、フランスではEU離脱派のルペン氏が大統領選の決選投

票まで進みました。アメリカでは、トランプ大統領誕生へのロシアの関与が疑われ、厄介なことにトランプ大統領がコミーFBI長官を解任したことによって、今また再び、揺れ始めています。

 

2.朝鮮半島では、韓国で文在寅(ムンジェイン)大統領が誕生しました。これも調略によって誕生したと考えることができます。こう書きますとその根拠を示さなければなりませんが、始まりは放

置された一台のタブレット端末に入っていた文書類だと言いますから、このシナリオを描いた人物がいると考えることは不思議ではありません。そういう意味では、アメリカ大統領選におけるクリン

トン候補のメール問題は、クリントン氏が大統領に選出されていたら、同様の事件を生じさせる温床を与えるものであったかもしれません。ソニーの副社長レベルのパソコンでさえ、簡単にそのメー

ルを流出させられてしまう時代です。指導者たるもの文書の管理は、厳格なセキュリティ対策が施されたシステムを以って為されなければなりません。

 

3.北朝鮮は5月14日、新型ミサイルを1発発射しました。この映像を朝鮮中央テレビは、5月15日に放送し、同日、北京の大使館でも同国大使の池在竜(チジエリョン)大使が、中国が一帯一

路国際サミットを開催しているその最中(さなか)に、同サミットの取材に訪れているメディアを集めて会見し、ミサイル発射と核兵器の開発を正当化しました。

 

4.北朝鮮は大国ですか? そうではありません。基礎体力はありますか? ありません。中国の一帯一路とAIIB(Asian Infrastructure Investment Bank)の中で生きて行くしか活路はないのに、世

界の水準が見えず、国民の苦難を見ず、たかだか1発のロケットに自己陶酔している北朝鮮の指導者は、はっきり言って世界の秩序の枠から外れました。

 

B.世界は危うそうに見えるが、先は常に明るい!

 

1.世界は危うそうに見えても、辛く苦しく先の見えない社会や状況を、明るく輝くものへと、今まで変えてきました。それを確信して私達は前に進むのです。

 

 

                 

                                        新緑

 

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