日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

実証を基準とする社会への転換を文書主義の社会から図(はか)ろう!

2017年11月26日 | 日記

 実証を基準とする社会への転換を文書主義の社会から図(はか)ろう!

  

今日は、二、三、テーマの異なる問題を書きます。

 

A.北朝鮮の現況

 

1.11月13日、南北朝鮮の軍事境界線上の板門店から、北朝鮮の若い兵士が脱北

し、銃撃を受け倒れたものの、救出され、一命を取りとめました。大腸を7カ所も縫合

した(ロイター)という兵士の「生きよう」とする生命力は強靭なものでした。彼は北

朝鮮の人々の希望となります。

 

2.板門店に北朝鮮が配属する兵士は、意志強固な精鋭と言います。その彼らから、北

朝鮮が自国の国民に自己教育している国家の枠を、脱出という形で、越えたいと願い、

そして実際に越えた若い兵士の出現は、北朝鮮の軍隊の現状と国内の現状を物語ってい

ます。人々は、現在の北朝鮮が変わることを心の底に願望として持っています。その象

徴であるこの若い兵士の命を、韓国人と日本人であることを越えて、私達は護(まも)

らなければなりません。

 

3.北朝鮮からの漂着船が増えています。今後、増えることが予想されます。彼らが何

を望むのか、工作員を選別排除できるのか、その上で強い出国の意志を持つ人々を私達

は受け入れることができるのか、全員を北朝鮮へ送り返すということは北朝鮮を利する

以外の何物でもなく、また、出国の意志を持つ人たちの希望を断ち切ることでもありま

す。この問題は、日本という国と国民の力量が問われるところとなります。また、日本

には拉致被害者があります。誠に残念ながら、拉致被害者には、現在の帰還者を除き、

日本の今までの政府は何一つしてあげられませんでした。

彼らのことを思うと、日本も何らかの力を行使することは必要だと思うのです。そし

て、今まで何故、何もしてあげられなかったかを考える必要は多いにありましょう。

 

B.実証を基準とする社会への転換を文書主義の社会から図(はか)ろう。

 

1.このテーマは日本の問題となります。

 

2.「横浜市のマンションの基礎くい打ちのデータ改ざん」、「建物用免振ゴム、機械

用防振ゴムのデータ改ざん」、「自動車用エアバッグのリコール」「自動車燃費改ざ

ん」、「自動車完成検査時の無資格者検査」、「アルミ、銅製品のデータ改ざん」と、

近年から現在まで、思いつくだけでもこんなに不祥事が続いています。それも、エアバ

ッグは比較的新しい製品ですから、それを除いても日本の名だたる企業ばかりです。ど

してこんなことになるのか?日本は国を挙げてのQC(品質管理)とZD(無欠陥・

無欠点)運動を経て来たのではないか? 思うに、市場シェアをそこそこ持つ企業は、自

社の生産ラインを中心に基準を置く考えがあり、それが工業規格の緩(ゆる)いときに

は十分通用するものであったものの、工業規格にタイトなものが要求されるようになっ

た時、数字を書き換えるという安易な社内スタンダード文化があったのではないかと思

のです。日本は文書がそろっていれば、その真贋は別にして、通ってしまう文書重視

の社会です。ここから生じる問題を考える時、これから国際社会において生き抜いてい

くためには、実際の製品が、要求される規格に適合していることに基準を置く、「実証

を基準」とする社会へと変えていかなければならないと思うのです。

 

C.相撲界の暴力根絶に向けて

 

1.相撲界の「可愛(かわい)がる」と称する暴力と、度を越した「しごき」は根絶さ

れなければならず、貴ノ岩関に対する日馬富士関の暴力行為に対して、貴乃花親方の取

られている姿勢を、支持します。貴ノ岩関の復帰と精進を願っています。

 

D.大阪市とサンフランシスコ市の姉妹都市の関係について

 

1.大阪市がサンフランシスコ市と姉妹都市の関係を解消されようとされることに反対

します。

 

2.解消されますと大阪市のサンフランシスコ市に対する対話のチャンネルが閉ざされ

てしまいます。歴史とは長いもので、現在の中国系リー氏の市長在任がいつまでも続く

ものでもありません。リー氏の姿勢は、長期の中国の国際反日網の形成に沿ったもので

あり、大阪市も長期の視野に立たれ、交流を続けながら像の撤去をサンフランシスコ市

へ要請され続け、時勢の変換のために寄与されるというのが、歴史の上での最も理に

適った態度であろうと考えます。

 

3.かような次第で、大阪市がサンフランシスコ市と姉妹都市であることを解消される

ことには反対致します。どうぞ思いとどまってください。

 

 

                            

                                                                                    大銀杏

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする