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小泉改造内閣決定だ

2005年10月31日 21時02分07秒 | 政治って?
遂に来ました。サプライズは無かった。はっきり言うと。そして、康夫さんが外された。年齢の壁ということが重視されたとのだと思う。スピードを求められる時代であるし、若さも必要ということなんだろうね。ひょっとすると、福田さん本人が断ったのかもしれないし。「私は、もうやる気はないんですよ」って。後は、論功行賞的に人員が配置された。案外いいとこついてたかもしれません(笑)。過去の記事を思い起こせば。全然違ってるけど。

参考記事:
麻生大臣の戦い
郵政決戦に備ふ(激闘編)
「ポスト小泉」を睨んだ組閣はどうなるかな?
郵政決戦に備ふ(反攻編)


大きなポイントは麻生外務就任。三本柱で考えれば、大蔵・外務・官房ということで、なるほど谷垣・麻生・安倍3氏がそれぞれ配されている。重みという点ではそうですね。安倍外務-麻生官房というのは有り得なさそうだもんね、確かに。小泉さんは直に安倍ちゃんに「バッテリー指導」をするということだな。二人三脚でやって、「内閣の表裏を見ておけ」という意味か。そうか。


麻生外務大臣というのは、(吉田茂元総理が祖父であるから)由緒正しき系譜という意味でもあるけれども、別な穿った見方も無い訳ではない。それは他のメンバーとも関連しているが、経済財政諮問会議から「外した」ということでもある。従来の諮問会議で見れば、麻生親分がたとえ民間議員や平ちゃん、谷垣くんと対立したりしても、常に「言うべきことは言う」というスタンスであり、ある種の「強さ」を持っていた。このようなリーダーとしての資質が最も発揮されていた議員は、麻生親分が一番だっただろう。時には小泉さんと意見が食い違うこととなったとしても、そういう意見を言うということなのである。これは大切なことだ。かつての小泉さんがそうだったように。だから、郵政解散の時にも、閣議で異論を述べたのは麻生さんだった。しかも総裁選では小泉さんと戦っている。つまり、諮問会議から外したのは、「自分の時に、やってくれ」という意味でもある。小泉さんの「残り持ち時間」が少ないので、スイスイ進めたい、ということである。諮問会議内で対立している暇はない、ということなのである。


諮問会議重視という意味において、選ばれた面子を見ればピンと来ますね。安倍ちゃんは勿論ですが、新加入の与謝野さんは経済財政・金融担当、経産省が二階さん、ということで、速攻型布陣であることは間違いないですね。そして平ちゃんですが、長かった内閣府ともお別れして、乗り込む先は、勿論「郵政省」・・・じゃなくて、総務省です。これが象徴的ですね。


平ちゃんは小泉さんの軍師として、郵政民営化成功までの道のりを支えてきました。最後の仕事は、落城させた城に乗り込んで、かつて「抵抗勢力」として平ちゃんを亡き者にしようとしていた官僚連中をも従えて、(You say=郵政)「YES!」(Sirは付かないだろうけど、笑)と言わせることです。昔、敵の城を取れば、そこに有力な武将を配するというのは普通ですね。「郵政省」を討ち取ったのですから、平ちゃんを置くことに大きな意味があるのですね。それともう一つ、大きな山がありますね。「三位一体改革」です。麻生親分が「地方」の立場に立って意見をしていましたけれども、今度は平ちゃんに推進役を任せるということになりますね。「郵政省」として郵政公社民営化プロセスをしっかり監督することと、三位一体改革を進める為の抵抗排除という、大きな二つの意味があります。そう考えると、ナルホド、と至極当然なんですね。そうか、と得心出来ますね。


諮問会議内に、「YES!」と言える安倍・与謝野・二階を配置し、三役は武部・中川・久間という布陣ですから、中川さんも箔付けというか今まで以上に表舞台に立たせる、ということなのでしょう。


言うなれば、「ポスト郵政内閣」ということで(郵便だけに”ポスト”っていうことではありませんね、ツマラナイ?そーですか、スミマセン)ネーミングを考えると、「ゆーせい(you say)YES内閣」でどうですか?これは、パクリですな。散々責められた、政府広報と同じですね。それか「NOと言えない日本」から、「NOと言わない内閣」とか?うーん、センス悪し。「ハイと言って内閣」?ダメ?そーだよね。じゃあ・・・
「余命1年内閣」とか?これはキツイか。ゴメンナサイ。悪ふざけが過ぎました。じゃあ、最後の案として「民意重視内閣」とでもしましょうか。それぞれ「民意ですから」「民意であることを重く受け止め・・・」とか言う訳ですから。これから、どうなるんでしょうか。注目です。与謝野さんは特に経済財政という重要ポストに就いたので、是非とも頑張ってもらいたいですね。



続・双日の謎

2005年10月31日 02時11分59秒 | 俺のそれ
先日のストップ安(双日の謎)がどうも気になります。コメントで頂いた情報で、その日に決算発表があったということを知りました(個人のデイトレーダーはダメなの?)。なので、少し調べてみました。すると、急落がスタートしたのは丁度13時頃でした。日中足を調べるとまさにその時間から急落が始まったのです。これは、どういうことなのか?前場では特に波乱要因もなく、普通に過ぎていました。大体665円から675円程度の値動きでした。ここ数日で活発に取引されていました。出来高が急増しているので、それが分かります。

あるストーリーを考えてみました。これは全くの空想に過ぎないので、事実は判りません。何の陰謀もないかもしれません。極々普通の取引かもしれません。しかし、このような現象が起こるということは、まず普通ではないですね。あまりに異常な感じがするのですね。しかし、資金量が多ければ可能な方法と思えるので、一応書いてみたいと思います。


銘柄は「双日・コード2768」についてで、以後断りません。


とある、資金をかなり持つ、株取引のプロがいるとします。この人物は1人か複数か不明です。しかし、相当の資金量を動かせることは間違いありません。

9~10月初旬の株式市場の活況で、高値を更新していたのですが、9/29に669円を付けてからは、売り物に押されて600円割れの日も出ていました。その後は、信用売りも一巡したのでやや値を戻し、10/11以降は大体620~630円程度のボックス相場となっていました。出来高も減少し、高値を付けた辺りでは一日2千万株近くの売買がありましたが、人気が薄れると1千万株を割り込み、7百万、6百万、5百万株台と減少して行きました。

絶好の仕込み時期がやってきました。10/18には終値で620円(前日比+4)、出来高は548万株でした。遂に人気薄の状況がやってきたのです。翌19日、仕込みを開始する為、買いに出ます。千株で63万円程度で買えますから、10万株で6300万円程度、100万株で6.3億円程度です。株価を一定以上にするように仕込む訳です。それと手持ち株に、ざっと100万株くらいを仕込む必要があったのです。前日の売買高は5百万株超でしたから、100万株クラスの新たな買いがあれば値を上げるには効果が期待できるはずです。

18日の日経平均は13352円で、それまでの相場全体のエネルギーは弱まっていました。前日比でも小幅安で、11日の13556円から5連敗中でした。続落でそろそろ上げても良さそうな頃合でもありました。なので、19日には朝の寄付から買い注文を入れ、始値は前日比よりも高くなるように、数十万株規模で買い注文を入れたのです。なので、626円からスタートしました。場中でも十万株単位で断続的に買いを入れ、値を吊り上げて行きます。売り方に8万株あれば、8万5千株買いという風に、売り注文を一気に解消して買い進むのです。これに釣られた個人も参入してきて、買い方の資金は増えていくのです。時には、買い方がくじけそうになったりするようなら、取引値よりも数円安い値段で大量買い注文を置いておき、下値不安を弱めます。昔は板情報を見ることが出来なかったのですが、今は個人でも見ることができるので、個人投資家はそういった板情報に大きく左右されてしまいやすいことを熟知しているのです。なので、そういう効果的な買い注文を交えながら、買い進んで行きます。

すると思った通り、個人などの資金が流入してきて、次第に値が上がっていきます。しかし、日経平均は前日よりも大きく下げており、相場全体の勢いがなく、売り注文が多くて吸収し切れません。高値に誘導する為に買い進み、一時640円まで上昇したのですが、結局それまで売り残されていた注文が多くて、終値では627円という程度に終わってしまいました。日経平均が大きく下げてしまったためです。終値で13129円と223円の大幅安となったからでした。それでも、始値をキープすることは何とか出来ました。6億円強の資金投入でした。この日の出来高は、2.4倍程度の1308万株と急増しました。


「これでは安すぎだな」
まだまだ値を吊り上げる必要がある。地獄を見せてやる為には、もっともっと高くならなければダメだな・・・。
更なる資金投入が必要だろうな。決行までには、まだ時間はある。直前近くにもう一度資金投入をしよう・・・。


20日、また平凡な出来高(766万株)に戻ってしまい、終値も変わらずで引けました。21日も667万株、4円安と小動きでした。日経平均自体も大きく上げることもなく、エネルギーは弱いことは確かでした。出来高が5百万株程度になることを期待して待つことにしました。

週明け24日、この日出来高が491万株と閑散相場となって、日経平均も90円ちょっと下げて終えました。再びチャンスがやってきたのです。25日朝から、買いを入れます。日経平均も上げが期待されていました。前日に13106円くらいまで下げていたからです。
始値では632円と前日終値比で5円高で始まりました。相場全体に再び活況が戻り、多くの銘柄が上げて行きました。その流れもあって、断続的に数万から十万株単位で買い注文を入れると株価は思惑通り上昇して行きました。こういう日は、買うのは楽でした。個人の買い資金が戻ってきて、特別大きな努力をしなくとも値が上がるからです。そういう流れで642円の高値を付け、終値でも640円、13円高の大幅高といい感じで上がってきたのです。出来高は当然急増し、前日の倍近い909万株となっていました。仕込みはほぼ終わりました。後は当日が来るのを待つことになります。日経平均は13280円と大幅高でした。この日の買い資金は数千万円で済みました。


26日、前日の大幅高を受けて朝から買い注文が集まり、645円で始まりました。その日も日経平均は高くなっていましたから、全体に買いが集まりやすくなっていました。思った通り、売買高は1824万株と倍増し、終値も665円の25円高と大幅高で引けました。日経平均も13395円と連騰でした。これまでの下げた分を回復するという市場エネルギーも戻りつつありました。予想以上の利益が期待できそうです。

そしていよいよ決行当日の27日がやってきました。この日は13時に中間決算発表という重要な予定があることを、事前に知っていました。その瞬間こそ、絶妙のタイミングでの仕掛けが必要なのです。

この2日間で38円上昇しており、この日も過熱感がややあって、始値は671円で始まりました。連騰中では何もせずとも勝手に資金が流入し、株価は上昇しています。朝方は日経平均が下げて始まったので、前場はやや売りに押されていましたが、終わり間際に数十万株買い注文を入れて値を吊り上げておきました。前引けでは672円くらいでした。12時半、後場が始まりました。前引けと同じくらいの値で取引されていましたが、利益確定売りなども多くて次第に下げて行き、670円を割り込む場面がありました。

そして運命の13時が近づいてきました。12時50分過ぎから再び値を吊り上げる為に数万株の買いを入れます。再び670円を超え、672円程度まで戻ってきました。いよいよ仕上げの段階がやってきました。13時丁度になる直前に猛然と買い進みます。例えば売り方の残っている注文が673円5万株なら5万1千株買い、次の674円4万株なら4万1千株買い、という具合に急速に買って行きます。すると他の参加者達は注文変更が追いついて行かず、取引値だけが675円、676円、677円、678円、と言う風に上がって行きます。この時に重要なことは、板に残される数字が凄く少なくなるように買い方の注文を残すことです。板は前後5円しか表示されません。672円から678円まで上昇すると、買い方の残っている注文は相当少なくなり、千株単位程度しか表示されていません。こうなると、売り注文がやってくることになります。それは値が上がれば売ろうと思っていた人々が待っている訳で、取引値がその通り上がってきたからです。売り方にはズラッと数万株単位で売り注文が表示されており、買い方には数千株程度しか注文が残されていない訳ですから、売り遅れるかもしれない、と思えば「急いで売ろう」という心理が働くのです。これを利用したのです。


13時ジャスト、大量の売り注文を出しました。直前まで急速に買い進んできましたから、他の参加者の売り注文と重なって、一気に売りが来ます。するとどうでしょう。677円、676円、675円、674円・・・とみるみる下がっていくのです。しかも、決算発表の時間でしたから、これを知っていた人々は「下方修正とかの悪いニュースだったのか?」という連想が強く働くのです。こうして、暴落がスタートしました。670円を割り込むの見た人々は慌てて売りを追加していきます。遂に660円も割り込むと、投売りをする人々が続出するのです。何たって、18円も急に下げたのですから。買い注文に残されていた分は、全て売り切られてしまうのです。こうして数十万株以上は売り切られました。しかも、真の楽しみはこれからなのです。


慌てて売った人々の株は、暴落へと突き進む原動力となりました。途中、勇気を持って625円近辺で20万株くらいの買い注文を入れた人がいて、勢いが少し弱まったのですが、この時点で再び追加の大量売り注文を出しました。ストップ安の565円までは絶対に落とす為です。「地獄へのジェットコースター」を止めない為です。遂にストップ安まで突き進み、思惑通りとなったのです。そして、この底値で百万株以上の大量の買戻しを行います。ここから先は、どの値段で売っても、丸儲けです。地獄を見せられた人々はかなり多かったでしょう。僅か数十秒で、地獄に落とされたのです。暴落スタート時点での売り注文は底値での買い戻しによって決済されてしまってますし、以前に仕込んでおいた分を大量に売ったり、大きく下げた時点で再び買ったりを繰り返すだけで大儲けできるのです。この混乱の中では、百万株程度保有分があれば十分可能なのではないかと思います。数十万株程度の注文が強い影響力を持つのです。これらは注文板が見えることによって起こってしまうのです。心理的な効果によって、何度も大きく上がったり下がったりが起こるのです。


これが私の推測したストーリーです。実際に起こりえるかどうかは不明です。
この「地獄のジェットコースター作戦」によって、1億円以上の儲けを手にすることができたはずです。発行済み株式は5億6700万株くらいですから、その僅か0.18%程度を買い集めれば可能な方法です。10億円程度の売買能力を持つ人間ならば、決行することが出来たはずです。あまりにうまく出来過ぎでした。


注文の入力ミスなどで、このような現象が果たして起こりえるでしょうか?暴落直前の急速な上げというのも腑に落ちません。678円まで上昇するというのは、やや不自然ではないか、思うのですね。入力ミスが起こった時間が丁度13時などという、うまい偶然が本当にあるでしょうか?


謎ですね。