いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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誤解を与えるといけないので

2006年07月04日 22時14分33秒 | 俺のそれ
弁解めいたことを言いますが、昨日書いた松本教授の記事に関して、全国の大学教授の方々を非難したいわけではないです。また、学問を修めている方々を非難したいわけでもないです。


でも、知識人という階層の人々は、それなりの責を負うべきではないか、とは思います。昔に比べると、大学教授という人が異常に増えたんではないかと思います。専門分野の細分化とか、大学自体が増えたこととか、そういう影響もあって、教授という人種がもの凄く多くなってしまったのではないかと思います。


するとどうなるかというと、色々なレベルの人が存在するのですから・・・ということは容易に想像がつきますね。官僚を退官した後で、教授のポストにサクッと収まる人もいたりしますから、学問を専門にやってた人ばかりとも言えない面がありますし。


一般庶民にはあまり興味のない分野であることが大半で、何をどうやってるかなんて判らんのですよ。ですがね、研究者たち同士であれば互いに評価が可能でしょう。真面目に頑張っている先生もたくさんいると思いますけれど、そうでもない人もまたたくさんいるんですよ、きっと。


「リスペクトが、ない」というのは、現実を見ればそうなのでしょうけど、そうなっていったのは大衆のせいばかりでもないでしょう。ちゃんとやってない教授もゴロゴロいたり、他の教官や院生あたりにも散々批判される教授もいたりするので、知識階層全体の地盤沈下というようなことがあると思いますよ。


私には評価が難しいのですが、内部の人たち(同業者=同じ専門分野とか)ならばきっと判るでしょう。それにも耐えられない程度であれば、リスペクトはやはり得られないのではないでしょうか。



話が飛びますが、総合科学技術会議のメンバーは2年任期で、時々入れ替わりがあるんですが、これにはちょっとした謎があります。

因みに松本教授は2期4年やってたんですよ。

会議は平成13年からスタートしていて、森総理の時からやってたんですよ。で、その後、一度も替わってない人がたった1人だけいるんですよ。理由は不明ですけれど、こうした会議のメンバーを長くできる大学教授というのは、珍しいのではないかと思ったりします。授業も、研究も、院生に指導も、となって、そのほかに総合科学技術会議とかでしょ?かなり大変じゃないですか。


最古参のメンバーとは、東大の黒田玲子教授でした。小泉総理よりも長いんですよ。他の閣僚なんて途中で入れ替わりますから、もっと短い人はたくさんいます。でもお写真を見ると、中々お美しい先生のようですよ(笑)。それは別にどうでもいいのですけど、どうしてこの先生だけがスタート時から一度も替わることなく続けているのか、ちょっと不思議に思いました。

政府の審議会とか委員会とか、こういう科学技術会議とか、同じ人が長年やるというのはよくないのではないかと思ったりします。大抵は腐敗の温床となっていったりしますからね。黒田先生がそういう疑いがある、とかってことではないですよ。そうではなくて、一般論として、ということです。



社会保障はフラット化できないのか

2006年07月04日 21時09分09秒 | 社会保障問題
世界はフラット化していくのに(笑)、何故か医療とか年金などの社会保障はフラット化できないのは何故なんでしょう?
現在の保険料方式は、必ず資格問題というのが起こってしまう。これは健康保険だけの問題ではなく、年金であってもそうですね。


例えば国民年金に未加入か保険料未払いのままで過してきた人たちがいて、既に加入期間が25年未満しか残ってない人たちもいるでしょう。すると、どうなるか?仮に45歳の人がいて、今後20年間保険料を納付し続けたとしても、国民年金は貰えないことになります(納付期間が25年以上ないと貰えない)。そうであれば、わざわざ払う必要性なんてないんですね。払っても「どうせ貰えない」と判っているからです。今から払い込む意味なんてない。そんな時に、「これは法律で決まってる義務だから、払え」と言ってみたところで、この人には何のメリットもないのですよ。そういう人たちからも保険料を徴収するために、多額のコストをかけているんですよ、今の制度というのは。

また取り上げて申し訳ないですが、福井総裁みたいな資産もガッポリある高給取りに、貧乏な国民年金生活者よりも多額の公的年金が給付されとるんですよ。今の年金制度というのは、そういうものなのです。再分配というのがあんまり機能してないとしか思えないんですよね。高給取りが(保険料も多く払ったので)高額年金を受け取れる仕組みになってるからですよ。しかも保険料には最高等級になってしまうと上限があるからね。どこかの取締役みたいに1億円の給料の人であっても、2千万円の人であっても同じだけの厚生年金保険料で済んでしまいますからね。


私は、消費税を財源として年金・医療等の社会保障をフラットなものとして、制度設計するべきだと今までにも主張してきました。この方式では、誰もが「資格制限」などを受けることもなく、生存していく為の保障だけは最低限確保されるからです。年金は基礎年金相当分だけを一律として、余裕のある人たちは別な年金を自助努力で確保すればよいのです。所得の追跡なんか必要がないですよ。徴収コストは大幅に削減できるし。無駄な社会保険庁のような部門も削減できるし。とりあえず制度を複雑にしておけば、一般人はよく判らないし、計算や徴収などの業務が増えるから、役人の頭数も増やせるからね(笑)。

asahicom:国保滞納で保険証取り上げ、受診抑制の21人死亡-暮らし

(記事より一部抜粋)

国民健康保険(国保)の保険料の長期滞納を理由に、正規の保険証を市町村に返還させられ、代わりに「被保険者資格証明書」を交付される加入者が急増している。05年度は全国で約32万世帯に上り、00年度の3・3倍だ。滞納対策の一環だが、証明書で受診した場合、医療機関の窓口でいったん医療費を全額自己負担しなければならず、受診を手控えるケースが後を絶たない。朝日新聞社の取材では、00年以降に少なくとも21人が受診抑制の末、死亡していたことが分かった。




国民健康保険も似たようなもんでしょ。地方の財政は苦しくなるし、いいことなんてないんですよ。保険料が払えずに、資格を奪われた人たちがいくら困っても、現在はどうにもできないことになってるんですよ。でも、今の保険料方式でなければ、資格を失ったりせんでもいいのですよ。自己負担金はあることはあるけどね。無保険よりはマシでしょ?本来、消費税によって年金も医療も徴収することにしてしまうなら、余計な給与計算とか徴収にかかるコストとかは減らせるし、事務だって大幅に簡素化できるハズなんですよ。


朝日の記事が全部に該当しているわけではないと思いますが、こういうのはきっとあるんだろうと思いますね。

今のままでいいとは到底思えないですよね。



あっせん利得議員だそうで

2006年07月04日 00時01分20秒 | おかしいぞ
こういう事業があれば、必ずそのうまい汁を目当てに集まってくる連中がいる、ということなんでしょうね。

Yahooニュース - 共同通信 - 国会議員らが「口利き」 仙台防衛施設局工事


防衛施設庁の出先機関、仙台防衛施設局の元幹部が在職中に、同局発注の建設工事や用地買収などについて、自民党衆院議員ら14人から業者側に立った「口利き」を受けたとして文書に記録していたことが3日、分かった。「あっせん利得議員リスト」と題する文書で、1999年4月から2000年6月までの分として、14人は実名で記載されている。

元幹部の説明によると、口利きは仙台防衛施設局の建設部と施設部などに対するもので、文書は2000年7月に作成した。建設工事が9件、土地や建物の買収が5件。14人の内訳は、現職国会議員が8人(衆院7人、参院1人)、元職の国会議員が2人(衆参1人ずつ)、地方政治家1人、防衛庁の幹部OB3人。現職議員には防衛庁長官経験者が4人おり、ほかに国土庁長官や農相などの閣僚経験者も3人含まれている。






まあ、世の中こういうものなんでしょうね。

警察なのか検察なのか知らないですが、こういう場合には捜査しなくてもいいのでしょうか?記録した元幹部というのは、恐らく自分の身を守る為か、いつか「仕返し」しようと思っていたのか、単に悪いヤツラは許せないということなのか、ワザと記録していたのではないかと思いますね。普通は証拠になっちゃうから、敢えてそんな記録を残すはずがないもの。


どこにでも腐れ頭はいるもんですよね。