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出生時の過誤と裁判

2006年07月27日 21時33分41秒 | 法と医療
ここ最近、産科関連の話題を書いてしまっていますが、また、今日も取り上げることになってしまいました。


まずは、読売新聞の記事から。

医療事故…訴訟経ず補償 「過失立証」負担なくす ニュース 医療と介護 YOMIURI ONLINE(読売新聞)


ここで問題として提示されているのが、「脳性マヒ」です。裁判では決着が難しい面があり、ADRによる解決を考えた方がいい、という意見もある、と。

例えば、不可避であったかもしれない障害であっても、当事者(親や産まれた子)にとってみれば、一生残されるものなので、悲しみや傷が深いというのはそうなんだろうな、とは思う。しかし、極端に言うと、助かってしまうことが、こうした悲劇を生む可能性もあり、難しい問題ではある。本当の過誤である場合もあるし、立証というのは難しいことではある。でも、ADRが存在することで、ミスがある時であっても、何が問題であったのか明らかにされなければ、同じようなミスが起こってしまうかもしれないし。


「裁判所判例Watch」でも、新生児の医療過誤訴訟が出てた。

平成15年(ワ)11466号


因果関係は別としても、疑わしき場合にはやはり訴えられる可能性はあり、判断が難しい場合も結構あると思う。しかし、その責任を負うのは医療側の責任であるから、仕方がない部分でもある。この訴訟のように、「助産師」がいて、産科経験20年以上のベテラン准看護師(過失を問われた)もいて、それでも、問題が発生する時は発生するのだ・・・・。


母親というのは、だから偉大なんですよね。
こういうのを乗り越えて(あくまで発生リスクなんですけど)、子どもを産むから、そりゃ「母は強し」にもなるわね、と思ったりする。

男には到底無理っぽいね。私なら「気絶」しちゃうかもしれんね。



ゼロ金利解除に関する見解をいくつか

2006年07月27日 20時33分24秒 | 経済関連
まず初めは、コレ。

ゼロ金利解除、NBonline読者はこう見る NBニュース:NBonline日経ビジネス オンライン


NBonline読者層からの回答。この回答者たちの半分以上が「解除反対」ということのようだ。恐らく、大半は素人なのではないかと思うが、中には金融エコノミスト、経済学者や金融トレーダーといった専門性の高い人も混ざっているかもしれない。まあ、殆どいないと思うけど。


続いて、前に取り上げた「早稲田大学商学学術院」ですけれども、前の時には「貸金業の上限金利問題」でしたね。坂野教授に反論してみたんです。甚だいい加減な記憶ではありますが、アコムの社長あたりも、この坂野論説をベースにして、「1千万人以上借入できなくなる説」を唱えていた(笑)ような気がしますが、その後この論説支持者たちはどうしたのか気になるところではあります。まあ、アドバイスとして非常に明確であった経済学院生さんの「教科書嫁」同様、「経済学の勝利」宣言だけは誰でも出せるわけですが。


横道に逸れましたが、今回は谷内満教授の「ゼロ金利解除は長期好況への第1歩」と題する論説がありました。

広告特集:早稲田大学


両者の結果を考えれば、方や「早稲田大学商学院教授」の肩書き、方や「ネット上の一般読者層(の統計調査)」ということで、意見の信頼性というのが判断されがちなのではないか、と思えますね。後者のように、「大衆」がいくら考えても無意味だ、どうせ正しく考えられるはずがない、という主張の方々は、必ず「ゼロ金利解除」を支持するでしょう。何てたって(ア~イド~~ル)、経歴も申し分のない、経済学の「教授さま」が言うわけですから。所詮、衆愚には衆愚の、誤った愚かな考えしか浮かばんのですから、時間の無駄ですね。早稲田教授も、日銀総裁も副総裁も審議委員も、その他多数のエコノミストも、みんなが「ゼロ金利解除は正しい」と言っているのに、一般人が「解除反対」という方が「どうみても間違ってる」のではないですか?(爆)これも同じく、「教科書嫁」でしょ?


ところで、どういう訳だか、表示が変になってしまっています。asahi.com の広告特集だったのですが、以前のように表示されないんですよね。画面上の表示が変になっているのは、ひょっとして私だけでしょうか?理由がわからんのですね。メインテナンスとかの影響・・・?