あるお話。
殿、申し上げます。
「税調」砦の守りについてた本間殿が、「週刊ポスト」など週刊誌の野武士軍団に急襲されました。
して、本間殿はどうなった?
はい、砦から出たところで捕らえられたようです。まっとうさせて欲しいと命乞いをしていたようですが、援軍の早馬も甲斐なきことを知ったのか、討たれたものと思われます。どうやら、税調砦を任され有頂天になって天狗になっていたらしく、それ故に守備が甘くなった処を襲われたものと思います。内通者もあったとの情報もあります。
そうか、恐るべし野武士軍団。お主らも、ゆめゆめ抜かるでないぞ。
殿、申し上げます。
今度は、佐田殿が自らかすみ網に引っ掛かり、捕らえられたそうです。援軍は救出できなかったようで、討ち取られてしまいました。
そうか、みなも気をつけるように。
殿、申し上げます。
今度は、松岡殿と伊吹殿が夜盗に取り囲まれて大苦戦との報が入りましてございます。どうか、救援部隊を差し向けられたしとのこと。特に松岡殿は拷問にかけられておるようで、重大な秘密について口を割るように責められているようです。松岡殿は「ワシは知らん。ナントカ還元水しか知らんわい」と、頑なに口をつぐんでいるようです。
そうか、では援軍をさしむけよう。全力で救出に当たれ。松岡殿が口を割らぬように、密通者に申し伝えよ。
殿、申し上げます。
今度は、柳沢殿が騒ぎ出した町衆から攻撃を受けて籠城中との知らせが入りました。取り急ぎ援軍を送れとの事。何でも、「おなごは産むからくり」と言ったとのことで、町衆が押しかけている由にござります。
そうか、援軍を送り、何としても籠城の門を破られぬように、耐え抜けと申し伝えよ。
殿、申し上げます。
今度は、松岡殿が自刃致したとのことにござりまする。かなり過酷だったようで、いよいよ助からぬものと覚悟をされてしまって…
そうか、無念じゃ。
殿、申し上げます。
今度は、久間殿が自ら仕掛けた「発破」に巻き込まれてしまった由。どうやら、発破発言が命取りとなって爆死したとの報にござりまする。
そうか、前の発破発言の時もかなり危なかったが、あの時は運良く命拾いをしたのだがな。今回は無理であったか。やはりな。遅かれ早かれ、爆死していたやもしれん。後釜は、冷や飯に飽き飽きしていた目立ちたがりの小池殿にいたそう。城代を気取っておったのに、城を与えられず不満がくすぶっておったからのう。
…
これでは、負け戦は当たり前ではあるな(笑)。殿様が誰でも、皆で足を引っ張るからね。
まだ1年も経っていないというのに、この有様では…
特に、地位を与えた武将が次々と討ち死にでは、どうにもならんな。
久間さんは、「初代防衛省大臣」として名前を刻んだが、防衛大臣としては恐らく当面の最短記録を作ってしまったかもしれんな。今後、滅多なことでは破られなさそうだ(笑)。初代の名誉と、当面の最短記録の不名誉が同居というところか。
殿、申し上げます。
「税調」砦の守りについてた本間殿が、「週刊ポスト」など週刊誌の野武士軍団に急襲されました。
して、本間殿はどうなった?
はい、砦から出たところで捕らえられたようです。まっとうさせて欲しいと命乞いをしていたようですが、援軍の早馬も甲斐なきことを知ったのか、討たれたものと思われます。どうやら、税調砦を任され有頂天になって天狗になっていたらしく、それ故に守備が甘くなった処を襲われたものと思います。内通者もあったとの情報もあります。
そうか、恐るべし野武士軍団。お主らも、ゆめゆめ抜かるでないぞ。
殿、申し上げます。
今度は、佐田殿が自らかすみ網に引っ掛かり、捕らえられたそうです。援軍は救出できなかったようで、討ち取られてしまいました。
そうか、みなも気をつけるように。
殿、申し上げます。
今度は、松岡殿と伊吹殿が夜盗に取り囲まれて大苦戦との報が入りましてございます。どうか、救援部隊を差し向けられたしとのこと。特に松岡殿は拷問にかけられておるようで、重大な秘密について口を割るように責められているようです。松岡殿は「ワシは知らん。ナントカ還元水しか知らんわい」と、頑なに口をつぐんでいるようです。
そうか、では援軍をさしむけよう。全力で救出に当たれ。松岡殿が口を割らぬように、密通者に申し伝えよ。
殿、申し上げます。
今度は、柳沢殿が騒ぎ出した町衆から攻撃を受けて籠城中との知らせが入りました。取り急ぎ援軍を送れとの事。何でも、「おなごは産むからくり」と言ったとのことで、町衆が押しかけている由にござります。
そうか、援軍を送り、何としても籠城の門を破られぬように、耐え抜けと申し伝えよ。
殿、申し上げます。
今度は、松岡殿が自刃致したとのことにござりまする。かなり過酷だったようで、いよいよ助からぬものと覚悟をされてしまって…
そうか、無念じゃ。
殿、申し上げます。
今度は、久間殿が自ら仕掛けた「発破」に巻き込まれてしまった由。どうやら、発破発言が命取りとなって爆死したとの報にござりまする。
そうか、前の発破発言の時もかなり危なかったが、あの時は運良く命拾いをしたのだがな。今回は無理であったか。やはりな。遅かれ早かれ、爆死していたやもしれん。後釜は、冷や飯に飽き飽きしていた目立ちたがりの小池殿にいたそう。城代を気取っておったのに、城を与えられず不満がくすぶっておったからのう。
…
これでは、負け戦は当たり前ではあるな(笑)。殿様が誰でも、皆で足を引っ張るからね。
まだ1年も経っていないというのに、この有様では…
特に、地位を与えた武将が次々と討ち死にでは、どうにもならんな。
久間さんは、「初代防衛省大臣」として名前を刻んだが、防衛大臣としては恐らく当面の最短記録を作ってしまったかもしれんな。今後、滅多なことでは破られなさそうだ(笑)。初代の名誉と、当面の最短記録の不名誉が同居というところか。