参院選は民主の圧勝で終わった訳ですが、マスメディアなどに登場する批評家連中みたいな人々は、いつでも都合よく解説してくれることでしょう。05年衆院選で「ポピュリズム批判」をしてた連中は、是非ともここで名乗り出て欲しいですね。今回も同じく「ポピュリズム批判」を展開してくれることだろう(笑)。
続・知識階層は弱体化が進んだのか
選挙で国民は「ボロ勝ち強者」を求めたのか
05年の郵政選挙の時、自民大勝を見たコメンテーターたちは何と言っていたか?
「勝ち馬に乗りたい」だの、「弱者叩き」だの、「強い者にすがりたい」だの、散々言いたいように言っていましたよね?で、今回は違うんでしょうか?精神病理がどうだとか得意気に語る精神科医とか、いたでしょ?現代社会の病像が云々で自民爆勝をもたらした、みたいな。国民の精神が病んでしまっていて、その結果、弱者叩きに走るだか長いものに巻かれるだか、なんだよね?でも今回の参院選では、国民はすっかりそうした病状から回復し、ハッと我に返って正気を取り戻したので「民主爆勝」という結果をもたらしたんですか(笑)。
今回の1人区は小選挙区と意味合い的には同じ。そこから選ばれるのは一人ということだから。参院選での勝敗は、自民(与党)6勝に終わり、他は野党側に取られたので23敗。野党側が約4倍、つまり8割くらいを取ったということ。これを05年の小選挙区300議席で見れば、与党側227(自民219+公明8)だったので、約75%を取っていた。4人中3人を与党が取ったのと、5人中4人を野党が取ったのでは、どちらの方がより「弱者叩き」なのでしょうか?(笑)
05年選挙での比例180人のうち、与党側は100人(自民77+公明23)で約56%、野党側は残り約44%を取った。自民単独で見ると約43%だった。今回は、比例48人のうち、民主単独で20人の約42%、野党側合計27人で約56%、与党側は21人(自民14+公明7)で約44%。
05年選挙の野党側議席数は184で約38%(184/480)、今回の与党側議席数は46で同じく約38%(46/121)だ。
つまり、どちらも勝ちっぷりはあまり変わらない、ということ。自民と民主を入れ替えるとか、与野党を入れ替えると、ほぼ似たような結果になっているということだ。
こうして見ると、選挙結果は立場が逆転しているだけで、あまり違いはなさそう。大衆は常にポピュリズムを好む、とか言われるのかもしれませんね。対象が前回は自民党、今回は民主党、ってことですか。で、どっちを選んでも、「ポピュリズムに過ぎない」と。だったら、もっと弱小政党を政権に選べってことですか?社民・共産ばかりではなく、女性党とか共生新党とか維新とか、聞いたこともないようなところを選べ、とか言われるのかもしれませんね(笑)。05年選挙も、今回選挙もただ単に「勝ち馬に乗っただけ」「川に落ちた犬を叩いただけ」ということでは同じであり、いずれも「間違った選択であった」ということなんでしょう。
今後、事前報道とか一切やめるべきではないのか?全てが先入観を与えるものとなっているのではないか。新党日本がテレビ等の党首討論やインタビューに呼ばれるのに、他の弱小が呼ばれないというのもオカシイ話だろうし。今回の民主党が勝ったことについて、「ヒトラーと同じ」だの、「情報操作」だの、「精神が病んでいる」だのとコメンテーターたちが言わないのは、どうしてなのか知りたいですね(笑)。要するに、適当に言ってるだけ。どのような結果が出ようとも、「ああ、やっぱり大衆は愚かだ」とか言いたいだけなんじゃないの?マスコミの情報操作に引っ掛かる人々はいつでもいるわけだし、それを防ぐことなどできないのですから。
もう選挙後なのだから問題ないと思うので、今回の参院選での最も正しい(望ましい)「選挙結果」というのを、評論家の誰かが答えてみたら?判るもんなら、教えて欲しいもんだ。その達成手段も併せて答えてくれることだろう。自分以外の人々の回答が正確に推測できない限り、そんな「神の差配」みたいな票割はできんように思うけどね。「オレは○○に投票するから、オマエは~に入れろ」みたいにできないのだから。なので、結果には偏りを生じることは回避できないし、おおよその傾向ということでしか表現されないんだろうね、多分。それが今の選挙制度とか民主主義の仕組みなのだ。
マスメディアの方々は今回の結果について、是非ともその精神病理とか郵政選挙で回答していた人々に、同じ質問をして答えをもらってきたらいいよ。
続・知識階層は弱体化が進んだのか
選挙で国民は「ボロ勝ち強者」を求めたのか
05年の郵政選挙の時、自民大勝を見たコメンテーターたちは何と言っていたか?
「勝ち馬に乗りたい」だの、「弱者叩き」だの、「強い者にすがりたい」だの、散々言いたいように言っていましたよね?で、今回は違うんでしょうか?精神病理がどうだとか得意気に語る精神科医とか、いたでしょ?現代社会の病像が云々で自民爆勝をもたらした、みたいな。国民の精神が病んでしまっていて、その結果、弱者叩きに走るだか長いものに巻かれるだか、なんだよね?でも今回の参院選では、国民はすっかりそうした病状から回復し、ハッと我に返って正気を取り戻したので「民主爆勝」という結果をもたらしたんですか(笑)。
今回の1人区は小選挙区と意味合い的には同じ。そこから選ばれるのは一人ということだから。参院選での勝敗は、自民(与党)6勝に終わり、他は野党側に取られたので23敗。野党側が約4倍、つまり8割くらいを取ったということ。これを05年の小選挙区300議席で見れば、与党側227(自民219+公明8)だったので、約75%を取っていた。4人中3人を与党が取ったのと、5人中4人を野党が取ったのでは、どちらの方がより「弱者叩き」なのでしょうか?(笑)
05年選挙での比例180人のうち、与党側は100人(自民77+公明23)で約56%、野党側は残り約44%を取った。自民単独で見ると約43%だった。今回は、比例48人のうち、民主単独で20人の約42%、野党側合計27人で約56%、与党側は21人(自民14+公明7)で約44%。
05年選挙の野党側議席数は184で約38%(184/480)、今回の与党側議席数は46で同じく約38%(46/121)だ。
つまり、どちらも勝ちっぷりはあまり変わらない、ということ。自民と民主を入れ替えるとか、与野党を入れ替えると、ほぼ似たような結果になっているということだ。
こうして見ると、選挙結果は立場が逆転しているだけで、あまり違いはなさそう。大衆は常にポピュリズムを好む、とか言われるのかもしれませんね。対象が前回は自民党、今回は民主党、ってことですか。で、どっちを選んでも、「ポピュリズムに過ぎない」と。だったら、もっと弱小政党を政権に選べってことですか?社民・共産ばかりではなく、女性党とか共生新党とか維新とか、聞いたこともないようなところを選べ、とか言われるのかもしれませんね(笑)。05年選挙も、今回選挙もただ単に「勝ち馬に乗っただけ」「川に落ちた犬を叩いただけ」ということでは同じであり、いずれも「間違った選択であった」ということなんでしょう。
今後、事前報道とか一切やめるべきではないのか?全てが先入観を与えるものとなっているのではないか。新党日本がテレビ等の党首討論やインタビューに呼ばれるのに、他の弱小が呼ばれないというのもオカシイ話だろうし。今回の民主党が勝ったことについて、「ヒトラーと同じ」だの、「情報操作」だの、「精神が病んでいる」だのとコメンテーターたちが言わないのは、どうしてなのか知りたいですね(笑)。要するに、適当に言ってるだけ。どのような結果が出ようとも、「ああ、やっぱり大衆は愚かだ」とか言いたいだけなんじゃないの?マスコミの情報操作に引っ掛かる人々はいつでもいるわけだし、それを防ぐことなどできないのですから。
もう選挙後なのだから問題ないと思うので、今回の参院選での最も正しい(望ましい)「選挙結果」というのを、評論家の誰かが答えてみたら?判るもんなら、教えて欲しいもんだ。その達成手段も併せて答えてくれることだろう。自分以外の人々の回答が正確に推測できない限り、そんな「神の差配」みたいな票割はできんように思うけどね。「オレは○○に投票するから、オマエは~に入れろ」みたいにできないのだから。なので、結果には偏りを生じることは回避できないし、おおよその傾向ということでしか表現されないんだろうね、多分。それが今の選挙制度とか民主主義の仕組みなのだ。
マスメディアの方々は今回の結果について、是非ともその精神病理とか郵政選挙で回答していた人々に、同じ質問をして答えをもらってきたらいいよ。