家族でDVD鑑賞。
世間様は海外旅行だのと景気のいい話も聞えてきますが、ウチはあまり金を使わない娯楽(笑)。それで十分楽しいんだけど。
本作品は私の希望で選択。
妻や子どもは「別に、みなくてもいい」と。
なんで?
キムタクファンじゃないからって、そんな風に言わなくても…
前の「パプリカ」の時もそうだったけど、私が「観ようよ」と言っても、おんな子どもには不人気の時があるものなのだ。
余談はさておき、率直な感想は「拍子抜け」。
元々ドラマを全く観てなかったので、久利生に共感がない。映画中で彼のことを理解し感情移入できるかと言われると、難しいように思う。
どうでもいい、事務官だか書記官役の松たか子との、お惚気が長いのが苦痛。女性の鑑賞者を意識して作られたのかもしれないが、『武士の一分』でキムタクが見せた夫婦とは比べるべくもない。
そもそも家族の反対にあったにも関わらず、私が本作品をチョイスしたのは、被告の弁護士役である幸四郎との法廷対決に期待していたからだ。しかし、その期待は無残にも裏切られてしまった。立証困難とかの壁が、あまりに薄い。主人公の検事に課せられたハードルがあまりにも低すぎるのである。
韓国に車を探しに行くだの、800名以上のケータイ写真を他の検事や事務官らが探すだのというのは、残念すぎる。もうちょっと、コロンボとか古畑とかくらいのレベルに近づけても良かったのではなかろうか、と。
幸四郎のヤメ検弁護士役は悪くはないが、法廷内の時間が短すぎて、キムタク同様に物足りなかった。辣腕ぶりがほぼわからぬままであった。
根本的に法廷とか弁論の時間が短すぎ、検事vs弁護士という対決を期待していた私にとっては、不満が残るものだった。予告映像とかでは、「史上最大の敵(だったか?)」みたいに大袈裟に出しておきながら、実際対決場面になると案外と弱いよね、みたいな。
この映画は、多分、
・彼氏彼女が「恋愛映画」を観たい
・ドラマを勉強済み(ドラマのファン)
・キムタクファンの女性
のようなターゲットに向けて作られたのだろう、と思った。
なので、私のようなオヤジにはやや物足りない仕上がりとなったのではないだろうか。
ところで、議員先生のアリバイ証言の設定は、ちょっと笑った。特捜部の方での2名の証人。なんですか、アレですか、それとも…(笑)
家族の本作品への反応は、「まあいいんじゃない?」だった…。
それって、どうなんだよ……。
「つまんなかった」と言うと悪いなと思うから言わないだけなのか…。
娯楽としては、まあまあ良かったんじゃないでしょうか。
指揮権発動とか、ロッキード事件頃を思い出しますな。
忘れもしない『俺の空 刑事編』でも指揮権発動という話が出てきた。
ベテランデカ(ありがちな「おやっさん」みたいな刑事)の名前忘れたけど、酒を無理矢理流し込まれて殺されちゃう。
グラサンの刑事は、弁慶の立往生みたいに証人だったか容疑者の1人だったかを庇い、銃弾の盾になって死んじゃう。
細かいストーリーは忘れたが、要するに典型的な疑獄だった。ロッキード事件みたいな。
グラサンの刑事が死んだ時、そりゃ涙したよ。
この鮮烈な記憶があり、俳優の寺島が同じようなスタイルで登場してきたので、妙に親近感を抱いたのかもしれない。
因みに、最も泣ける漫画は前に書いた
>立ち読みの思ひ出
世間様は海外旅行だのと景気のいい話も聞えてきますが、ウチはあまり金を使わない娯楽(笑)。それで十分楽しいんだけど。
本作品は私の希望で選択。
妻や子どもは「別に、みなくてもいい」と。
なんで?
キムタクファンじゃないからって、そんな風に言わなくても…
前の「パプリカ」の時もそうだったけど、私が「観ようよ」と言っても、おんな子どもには不人気の時があるものなのだ。
余談はさておき、率直な感想は「拍子抜け」。
元々ドラマを全く観てなかったので、久利生に共感がない。映画中で彼のことを理解し感情移入できるかと言われると、難しいように思う。
どうでもいい、事務官だか書記官役の松たか子との、お惚気が長いのが苦痛。女性の鑑賞者を意識して作られたのかもしれないが、『武士の一分』でキムタクが見せた夫婦とは比べるべくもない。
そもそも家族の反対にあったにも関わらず、私が本作品をチョイスしたのは、被告の弁護士役である幸四郎との法廷対決に期待していたからだ。しかし、その期待は無残にも裏切られてしまった。立証困難とかの壁が、あまりに薄い。主人公の検事に課せられたハードルがあまりにも低すぎるのである。
韓国に車を探しに行くだの、800名以上のケータイ写真を他の検事や事務官らが探すだのというのは、残念すぎる。もうちょっと、コロンボとか古畑とかくらいのレベルに近づけても良かったのではなかろうか、と。
幸四郎のヤメ検弁護士役は悪くはないが、法廷内の時間が短すぎて、キムタク同様に物足りなかった。辣腕ぶりがほぼわからぬままであった。
根本的に法廷とか弁論の時間が短すぎ、検事vs弁護士という対決を期待していた私にとっては、不満が残るものだった。予告映像とかでは、「史上最大の敵(だったか?)」みたいに大袈裟に出しておきながら、実際対決場面になると案外と弱いよね、みたいな。
この映画は、多分、
・彼氏彼女が「恋愛映画」を観たい
・ドラマを勉強済み(ドラマのファン)
・キムタクファンの女性
のようなターゲットに向けて作られたのだろう、と思った。
なので、私のようなオヤジにはやや物足りない仕上がりとなったのではないだろうか。
ところで、議員先生のアリバイ証言の設定は、ちょっと笑った。特捜部の方での2名の証人。なんですか、アレですか、それとも…(笑)
家族の本作品への反応は、「まあいいんじゃない?」だった…。
それって、どうなんだよ……。
「つまんなかった」と言うと悪いなと思うから言わないだけなのか…。
娯楽としては、まあまあ良かったんじゃないでしょうか。
指揮権発動とか、ロッキード事件頃を思い出しますな。
忘れもしない『俺の空 刑事編』でも指揮権発動という話が出てきた。
ベテランデカ(ありがちな「おやっさん」みたいな刑事)の名前忘れたけど、酒を無理矢理流し込まれて殺されちゃう。
グラサンの刑事は、弁慶の立往生みたいに証人だったか容疑者の1人だったかを庇い、銃弾の盾になって死んじゃう。
細かいストーリーは忘れたが、要するに典型的な疑獄だった。ロッキード事件みたいな。
グラサンの刑事が死んだ時、そりゃ涙したよ。
この鮮烈な記憶があり、俳優の寺島が同じようなスタイルで登場してきたので、妙に親近感を抱いたのかもしれない。
因みに、最も泣ける漫画は前に書いた
>立ち読みの思ひ出