新・定年オジサンのつぶやき

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内閣改造で支持率アップで解散総選挙という岸田文雄の狙い通りに運ぶのか

2023年09月13日 11時26分56秒 | 衆院選挙

昨日はテレビ番組の途中で「内閣改造人事の速報」が流れ、うるさかった。
 
特に「速報」として流す内容ではないことは一一目瞭然であった。
 
ましてや、自民党の役員人事を見ていると留任・続投情報ばかりで、とはある自民党ベテラン議員が「自民党も人材不足だな」といったという話が伝わってきている。
 
「女性・待機組を積極登用 岸田首相、総裁再選へ多方面に配慮―安定重視も火種抱える
 

岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事は、政権安定を最重視しつつ、女性議員と各派閥の「入閣待機組」も積極的に取り込んだ。世論の動向と各派閥の意向の双方に配慮した。年内の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、首相は来年秋の総裁再選を最大の目標として新たな布陣を構想したが、火種も抱えた再出発となりそうだ。
外相・上川氏、女性5人起用 松野官房長官、西村経産相が留任―13日内閣改造

 再改造内閣の閣僚19人のうち女性は5人で、現在の2人から大幅増。外交の継続性の観点から続投するとみられていた林芳正外相は同じ岸田派の上川陽子幹事長代理と替わる。上川氏はこれまで3回法相に就任し、安定感には定評がある。子育て世代の加藤鮎子氏をこども政策担当相に充て、刷新感もアピールする。
 党人事では、選挙実務を担う選対委員長に茂木派の小渕優子氏を起用。同派会長の茂木敏充幹事長が留任するため党四役のうち2ポストを同一派閥で占めることになり、他派閥から不満が出る可能性もある。
 内閣の要となる官房長官や財務相が留任するのは、最大派閥の安倍派と第2派閥の麻生派のバランスも考慮した結果だ。首相が前回総裁選を争った高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相も閣内にとどめる。各派が推した入閣候補も一部受け入れた。総裁選を意識した「総主流派」体制づくりが明確となった。
 ◇青木氏の遺志
 小渕氏登用の背景には、「参院のドン」と称され、6月に死去した青木幹雄元官房長官の「遺志」が働いた。安倍派に今も影響力を及ぼす森喜朗元首相が実現に動き、首相は長老らの期待に応えた形となった。
 「心残りは小渕(恵三元首相)さんのお嬢さんのことだろう。あなたの夢、希望がかなうよう最大限努力する」。森氏は8月29日、青木氏の党葬で弔辞を述べ、早大時代からの青木氏との長い交流を振り返りながらこう締めくくった。党葬には首相も参列した。
 青木氏は小渕内閣で官房長官を務め、父の急死で地盤を継いだ優子氏を目にかけてきた。昨年8月、早大つながりの首相と森、青木両氏が会食。青木氏はこの場に同席した小渕氏を「登用してほしい」と首相に直談判した。
 会長不在の安倍派の新指導部の顔触れは、森氏の意向に沿う形で決着した。首相とすれば「森氏の意向に応じれば、来年秋の総裁選で安倍派の支持を得られやすくなる」(政府関係者)との思惑もあった。
 青木氏は首相に、かねて折り合いの悪かった茂木氏を要職から外すよう言い残していたとされる。「ポスト岸田」への野心をちらつかせる茂木氏と同じ党四役に小渕氏を充てることで、茂木氏の突出に歯止めをかける効果も期待したとみられる。
 ◇今なお「説明不足」
 小渕氏の起用は「もろ刃の剣」となりそうだ。政治資金問題で2014年に経済産業相を辞任したが、今も「説明不足」の烙印(らくいん)を押されたまま。小渕氏は13日の就任会見で早速、質問を浴びることになり、再びこの問題が蒸し返される可能性もある。
 野党も秋の臨時国会などで政権への攻勢を強める構え。立憲民主党の岡田克也幹事長は12日の記者会見で、小渕氏について「説明が十分だとは思っていない。より説明責任が求められる」と指摘した。


 
◆小渕氏は茂木派内で一定の勢力を持ち、森氏の後ろ盾と自民内で人気があり選挙応援にも使えると思ったのだろう。説明責任も何もそれ以前に選挙民をバス旅行観劇招待は明らかな法令違反だ。秘書の証拠隠滅もあり立件できなかったが、本来であれば議員辞職が相当だった。女性登用は必要だが、現状の男女議員数とのバランスもあると思うので女性議員を増やしてから登用のほうが本来の姿に思える。適材適所に程遠い。
◆俳優を変えても演題の中身は変わらず。ID: 7f5974通報顔を変えても政治姿勢は 何も変わらない、ただ 女性大臣を増やしただけの選挙対策。日本の憲法の上に安保条約・基地協定がある以上、日本の独立と主権 三権分立は守られず 忖度司法の国であることに変化はない。これで憲法改正?米国の為の改正にしかならないだろうね。
◆キシダメは自分の延命に必死になっている。今回の布陣を見ると、本当によく分かる。国王にでもなった気でいるかもしれないが、この先には地獄が待っているぞ。
女性を起用するば、支持率が上がると思っているのか?世界の中の日本や日本国民の事、本当に考えているのか?更に少子高齢化は、加速するだろう‼

 
 
内閣改造の目玉にするつもりなのだろう新しい女性閣僚たち。
 
しかし女性だからという時代は過去のことで、むしろ彼女たちの「出自」が気になる。
  
復興大臣の土屋品子の父は参議院議長、埼玉県知事などを歴任した土屋義彦。

こども政策担当大臣の加藤鮎子の父は元内閣官房長官・元自民党幹事長の加藤紘一・
 
地方創生担当大臣の自見英子の父は衆議院議員、参議院議員、郵政大臣、金融担当大臣などを歴任した自見庄三郎。
 
そして選対委員長が噂されるドリル小渕優子は在職中に亡くなった ‎小渕恵三の次女で、すべてすべて典型的な世襲議員たち。
 
内閣改造の度に組閣責任者が口走る「適材適所」はや完全に「死語」になっている。
 
今日の午後には正式発表され、岸田文雄の息子たちが「ゴッコ」した首相公邸の赤絨毯に勢ぞろいしたシ新閣僚たちの「晴れの集合写真」が明日の朝刊を飾ることであろう。
 
しかし、今度の内閣の寿命は意外と短いかもしれない。
 
こんな話が自民党ベテラン議員から聞こえてくる。
 
「10月の臨時国会の日程がなかなか決まらない。当初は今月29日説、続いて来月6日、今は16日説まである。官邸がじらしているのだろう。召集日の冒頭解散が首相の念頭にあるからだ。投開票日は10月29日、11月5日、同12日あたりが想定される。自民党は維新の勢いがつく前に解散を判断、官邸は多少の負けなら岸田降ろしは起きず、再選は可能と判断した、その結果がこの改造人事だ。選対委員長・森山裕を総務会長にし、そこに小渕優子を入れ遊説に使う。森山の三役入りで二階・菅陣営を納得させるなど細かい配慮だけでなく、自分に有利な人事にしている。人事の後は解散風が吹くだろう」
 
この話からすれば、今回の改造内閣は最長約3か月、最短では2か月くらいとなる。
 
それならば、少々難のある連中でもボロが出ないうちに解散総選挙で雲散霧消になるかもしれない、とオジサンは思う。      
 
   

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