パソコンを使用している人なら「ウィルス対策ソフト」をインストールすることはいまや常識となっている。
そして、毎朝、初めてパソコンを起動した後、ウィルス対策ソフトが自動的に最新版にアップデイトする仕組みになっている。
これはウィルスを作ってばらまく輩とそれを駆除するソフトの終わりのない闘いである。
まさに、江戸時代の後期に流行った子どもの遊びの「いたちごっこ」と呼ばれるような、いつまでもらちが明かず終わりがない、きりがない虚しさである。
同じウルスでも昨年初から日本に上陸し一向に衰えない「COVID-19」の感染拡大防止としての「緊急事態宣言」と解除後の感染者数の増加があたかも「いたちごっこ」の様相を帯びてきた。
appleの「移動傾向レポート」を見るとその傾向がよくわかる。
まぁ、こうなるよな。そして陽性者数は再び増加しますわな(既に増加傾向に入ってる)。どうするつもりなのだろうか🤔
— 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@tasaki_kanagawa) March 21, 2021
宣言解除直前の週末、神奈川の観光地にぎわう「我慢の限界」 https://t.co/b4jFDEOrC9
1都3県の人出 宣言発出直後と比べ大幅増
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) March 21, 2021
3月21日(日)も緊急事態宣言は継続中なのに、3月18日の菅首相会見で実質的に解除されてしまった訳だ。変異株は感染率が高い。東京の実行再生産数1.07でも、1.8程度に跳ね上がる可能性大
お台場+91.3% 原宿駅+76.1% 上野駅+42.3%https://t.co/5YePs76hKP
1都3県で18日までの1週間に飲食店を利用した人は、宣言が出た最初の週に比べて69%余り増加したという調査結果がまとまりました。18日の人出は増加しているところも多く、東京都の小池知事は「『解除』の2文字でさらに人の流れが増えることが心配される」と警戒しています。https://t.co/Zn5irDHUiD
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) March 21, 2021
首都圏 夜の人出大幅増 1都3県宣言解除され最初の夜 https://t.co/61asLWKXE5 #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 23, 2021
【速報】東京都 新たに337人感染発表 4日連続で前の週を上回る https://t.co/4xvZg8gFJi #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 23, 2021
結局、緊急事態宣言は解除されたが、首都圏では引き続き夜間の営業自粛を求め続けるらしい。
東京都 午後9時までの時短要請を来月21日まで継続へ https://t.co/ykt8zrYx8Y #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 23, 2021
そして多くのメディアの注目が首都圏に集中しているが、確実にCOVID-19の感染は地方にも広がっている。
【速報】宮城県内で過去2番目に多い121人の感染確認 仙台市だけで91人 病床使用率46%に(仙台放送)#Yahooニュースhttps://t.co/0v2VuVg2wu
— トットボトットCi (@totbotut) March 23, 2021
新型コロナ 沖縄で75人感染 3人死亡 https://t.co/TSqQx152OF #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) March 23, 2021
改めて、ウィルスは自ら移動できないが宿主と一緒なら国内ばかりか世界中に変異しながら移動しているということが明らかになっている。
フランスでは3度目のロックダウンが実施されたそうだが、日本では菅義偉政権の「ノックダウン」が一刻もはやく望まれている。
さて、菅義偉政権を支えている与党自民党の幹事長が無教養ぶりを冷笑されて老醜をさらしていた。
「河井元法相買収事件 原資はどこから? 1億5000万円投入した自民、真相解明に後ろ向き」
【東京新聞より】
元法相の衆院議員河井克行被告は23日、妻の案里前参院議員を当選させようと現金を配ったことを認め、議員辞職を表明した。公判では自民党から提供された1億5000万円の資金が買収に充てられたとの証言も出ているが、党側は真相究明に消極的。菅義偉首相は官房長官当時、河井夫妻に肩入れしていたが、十分に説明責任を果たしているとは言い難い。 党本部は案里氏の陣営にベテラン議員の10倍もの巨額の資金を投入し、当時の安倍晋三首相や菅氏が現地入りして全面支援した。破格の選挙資金の使われ方に関し、党側は案里氏の陣営が広報紙を広島県内に複数回、配る費用だったなどと主張するが、捜査当局に関係書類が押収されているとして、詳しい説明を避けている。 菅氏は昨年9月の党総裁選で、使途の調査について「責任を持って対応したい」と約束していた。だが、今月3日の参院予算委員会では「書類が返還され次第、党で監査する」と述べるにとどめ、解明に向けた姿勢を後退させている。 克行氏は昨年6月の逮捕以降、長期の勾留で議員活動が事実上できないにもかかわらず、総額2500万円近い歳費などを受け取っているとみられる。一転して議員辞職を表明したことで、収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農相(自民党を離党)に続いて、説明責任を果たさずに終わるのが確実。党も真相究明を置き去りにしたまま、幕引きを図る構えだ。 二階俊博幹事長は記者会見で「本人は大いに反省しているだろう。党としても他山の石として対応しなければならない」と指摘。当事者意識を欠いた人ごとのような発言に対し、立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で「自民党のど真ん中で起こった事件で、党として対応しなかったことがこうした状況を招いている」と批判。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者団に「違法行為の原資が自民党から出ているのは明らかだ。全容を解明し、説明する責任がある」と訴えた。 |
ようやく認めた。
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) March 23, 2021
では、「だから」と推した党からのお金の流れは。
「河井克行元法務大臣は、先ほど始まった被告人質問で『妻の当選を得ようという気持ちがなかったとは言えない』と述べ、これまでの無罪の主張を一転させ、起訴された内容の大半を認めました」https://t.co/XuTqqqWpsz pic.twitter.com/bV7AbhQByJ
河井克行氏辞職の意向。このタイミングにしたのは公選法規定で3.15までに辞職すれば4月補選だったが、3.16以降ならば10月補選→任期満了で補選にならず本選。これなら国会議員に認められてない「みそぎ選挙」にも出れる。また(理由は双方の不祥事だが)広島3⇆神奈川6の自公間選挙区交換もうまくいく。
— 大濱﨑 卓真 (@oohamazaki) March 20, 2021
河井安里の選挙応援には当時の安倍晋三・首相と菅義偉・官房長官という政権のトップが現地に入り、街宣車の上で応援演説をして、さらに自民党本部から1億5000万円の金をつぎ込んだのだが、そのカネの流れが大きな焦点となっていたのだが、これ以上裁判を続けて自民党の裏金を追及されることを避けるため河井克行は裁判の終結を急いだのであろう。
そんなことは大方の人が指摘している周知のことなのだが、昨日の二階俊博幹事長の記者会見での「党としても他山の石として対応しなければならない」という発言に関しては、小中学生の子たちのためにあえて説明しておく必要がある。
文化庁の 「連載 『言葉のQ&A』」にはこんな説明がある。
「他山の石」は,中国最古の詩集「詩経しきょう」にある故事に由来する言葉です。「よその山から出た粗悪な石も自分の宝石を磨くのに利用できる」ことから「他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなる」という意味で使われてきました。 |
ようするに、「他山の石」とはよその山の石のことなので、最大限皮肉交じりに解釈すれば、「河井克行は自民党を離党しており他所の人」という認識だったかもしれない。
20210323 日本共産党 #小池晃 氏
— ラナンキュラス(川上 真二) (@Lanikaikailua) March 23, 2021
河井元法相議員辞職について
今日に記者会見で、自民党の二階幹事長がこれを「他山の石」」とすると
ついに他人と自分の区別もつかなくなった
紛れもなく、自分の山「自山」
🔵そのとおり#自民党で幸せですか pic.twitter.com/nOFuFOxLfU
あえてうがった見方をすれば、離党して自民党とは関係がなく、しかも「1億5000万円」の出所が不明のまま終わることを見越して「対岸の火事」のつもりで「他山の石」という、うろ覚えの慣用句を用いてしまったのではなかったのか、とオジサンは思う。