新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

こんな調子では参院選はおぼつかない野党共闘

2019年04月08日 12時20分39秒 | 政治

第19回統一地方選は7日、前半戦の11道府県知事選、6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選の投開票が行われた。 
 
あたかも「維新vs自民」を演出したかった大方(関東圏の維新嫌い連中)の予想を覆し、「維新『完勝』大阪ダブル選 敗戦自民、首相官邸には“安堵”の色も」となった。
 
当初から、安倍改憲の補完勢力とされていた維新の会なので、安倍晋三も内心では「ホッとした」というところであろう。
 
首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)住民から見れば余り関心のない「大阪都構想」なので、「任期リセット奇策に成功 維新の「大阪都構想」は息を吹き返すか」などは、大阪府民が決めることなのでどうでもよい話である。
 
自民党内部の分裂と騒がれたが、自民OB連中と現政権(安倍晋三・麻生太郎)との確執からの選挙であった福岡県知事選は、所詮は、「福岡知事選 『麻生氏のオウンゴール】 自民推薦候補惨敗、忖度発言も響く」コップの中の「つむじ風」程度であった。
 
<統一地方選>自民、敗北相次ぐ 大阪ダブル・福岡・島根 知事・政令市長選
 
         
                  【東京新聞より】
   
自民党の議員数が減少しているが、肝心の野党勢力は躍進が見られない。
 
 「統一選、自民が参院選へ基盤強化 前半戦、道府県議選また過半数」  


やはり気になるのは、本当に野党共闘が実現するのかという、「衆院2補選あす告示 大阪12区・沖縄3区」であろう。
 
昨日の選挙結果を「新自由主義勢力の巻き返しが目立った統一地方選前半戦」と題して、的確な解説をしていたブロガーがいた。。
 
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統一地方選の前半戦では、維新が大阪のダブル選挙で予想通り2勝を挙げたほか府議義戦でも議席を伸ばし、名古屋市議選でもずっと続いていた減税日本の退潮が止まって中日新聞に「躍進」と報じられるなど、手垢のついた一昔前の新自由主義勢力の巻き返しが目立つろくでもない結果となった*1。大阪ダブル選での維新2勝は大阪自民の惨敗であるにもかかわらず安倍晋三や菅義偉を大いに喜ばせたらしいが、「勝手連」方式で自民候補に乗っかって予想通り大失敗した共産党からは反省の声は上がっているのだろうか。
 また立憲民主党は都市部ではそこそこ議席を伸ばしたが地方で苦戦したらしい。この党のコアな支持者たちも最近とみに新自由主義色を強めているから、これでは都市部でしか通用しないだろうなと思っていたら案の定。国政選挙では地方で強い共産党と組むしか実質的な選択肢がないことが改めて示されたが、今の立民だの共産だのに有権者にアピールするものがあるとは思われない。現状の延長線上では参院選の展望も得られないだろう。
 今後7月の参院選までの間に、日本経済の落ち込みによる生活への影響がもっと強まるはずだが、とりわけコアな立民支持層(彼らのあり方は「立民信者」に近い)が立民執行部に「もっとネオリベ化せよ」みたいな圧力をかけている現状を見ると、参院選にプラスになるとはとうてい思われない。
 2007年の夢よもう一度、とは行きそうにもない。
*1:北海道知事選で野党側が候補者の選定を誤り、裁判で有罪判決が確定した候補を立ててみすみす票を失う自滅をやらかした。新自由主義勢力の躍進とは直接関係ないかもしれないが、野党側に何が何でも勝とうとする意欲が全く感じられなかった。
 (kojitakenの日記より)  
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まさにこんな調子では、12年に一度の「亥年選挙」は夢物語になる危険性が大である、とオジサンは思う。
 
【付録】 
 
さて、少々古くなってしまった下世話の話題なのだが、NHKの「ダブルスタンダード」と他のマスメディア批判をまとめた、サイト「コカインのピエール瀧に厳しく、大麻の萩原健一に甘いマスコミに批判殺到」から、真っ当な批判をいくつか紹介しておく。

日本人の「死んだら仏」という死生観が、死者には寛大になっているということなのかもしれない。

 
 


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