新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「政治家は真実を語らなければならない」という嘘

2019年04月07日 11時20分40秒 | 安倍晋三

4月から6年生にななったオジサンの孫娘がこんな疑問を発していた。
 
「週末って何曜日のこと?」
「カレンダーはいつも日曜日からはじまっているのに、なんで学校は月曜日からなの?」
 
確かに学生や生徒や児童や園児たちは、週の始まりは当然月曜日であり、その子らの働く父親たちも、月曜日の朝に「さあ、今日からまた1週間が始まるぞ!」と元気よく家を出て行くのが、日本の永年の風景であった。
 
正確を期するため、一応ネット検索を試みたら、10年くらい前の記事なのだが、「世界のカレンダー 2009.12.01」と題した世界のカレンダーについて調べたサイトでは、「EU圏とイスラム圏は、仕事を始める日が週の初めであり、暦もそれに倣(なら)っているが、それ以外の国は休日としての日曜が週の始まりになっていることがわかった。」にもかかわらず、このサイトの一級建築士のブログ主は、「月めくりの暦はやっぱり月曜始まりの方が、私たちの生活感覚に馴染むのではないかと思ったりする」と結論付けていた。
 
さっそく、孫娘に伝えたが、はたして納得されたのかは少々自信がない。
 
しかしオジサンの小学生の頃にはこんな歌を聞いた覚えがある。
 

           一週間・ボニージャックス 【ロシア】
 
この歌に関しては、「 ロシア民謡『一週間』の正しい解釈 !」という記事がなかなか興味深いのだが、やはり「日曜日」から仕事を始めているので、週の始めは「日曜日」が主流なのかもしれない。
 
それならば、とばかりに「週のはじめに考える 新しい時代の種をまく」と題した東京新聞の社説の一部から気になった箇所を引用する。
 
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・・・前略・・・
◆民は、由らしむべし
 旧態依然の“民は、由(よ)らしむべし。知らしむべからず”、そして“親しましむべし、使わしむべし”-。前回の東京五輪のころにはやった、“黙っておれについてこい”、なのでしょう。
 漏れ伝わった他の候補に比べると、「令和」はどこか新鮮なイメージなのに、「平和」の「和」より「命令」の「令」に視線が向いてしまうのは、また一つ遠くなる、昭和世代の僻目(ひがめ)でしょうか。
 そういえば、“由らしむべし。知らしむべからず”の風景には、このごろしばしば出会います。
 住民投票の結果をものともせずに、埋め立てられる沖縄の珊瑚(さんご)の海。住民の不安の声に耳をふさいで「国策」として次々と再稼働する原子力発電所…。「われわれは選挙に勝った。つべこべ言うな」と言わんばかりの国政です。
 地方の声はどうすれば、国へ届けられるのか。遠回りでも「自治」という土を耕し、肥やして、「民意」という種をまき、育て上げるしかありません。
 「私はねえ、木を植える人になりたいんです。成木になった姿を見ようとは思いません。それでもきっと豊かな森に育つと信じて、木を植えたい-」
 おととし亡くなった岐阜県前知事の梶原拓さんが、初当選直後にしみじみと語った言葉。平成元年一月のことでした。
 その言葉には、こんな続きがあるように思えてなりません。
 「政治家が“木を植える人”ならば、有権者は“種まく人”になってほしいね」-。
◆ハチドリの滴のように
 南米アンデスに伝わるハチドリの寓話(ぐうわ)をご存じですか。
 山火事が発生し、森の動物たちはわれ先に逃げ出します。
 ところが小さなハチドリのクリキンディは、くちばしでせっせと水を運んで消火を試みます。
 「そんなことをして、何になると言うんだね」
 そう問われたクリキンディは答えます。
 「私は、私にできることをしているだけ」-。
 クリキンディに山火事は消せません。でもそれが集まれば、まだ見ぬ「令和」を本当に新しい時代にできるはず。ハチドリの滴(しずく)のような一票を、大切に使っていただきたいと願っています。  
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しかし「週のはじめ」よりも前の週の振り返りも大切であろう。
 
最近ではまれに見る政治ジョーク、それも超ブラックジョークが、時の最高権力者から発せられた。
 
首相『政治家は真実を語らなければ』 塚田氏の辞任受け


 
政治とは不快・悲惨の選択、時には大衆に対し上手に嘘をつかなければならないのが政治家の仕事なのだろうが、塚田一郎副大臣は大衆に素直に正直に真実を語ってしまったから辞任に追い込まれたと言うことなので、多くの論評は無用であろう。
 
ネット社会の素晴らしさと恐ろしさは、過去の事実と現実を照らし合わせた「ファクトチェック」がたちどころにできてしまうところである。
 
暫し安倍晋三発言関連ツイートで時間を過ごしながら、こんなヤツが国のトップで果たして、「若い世代の皆さんが夢や希望に向かって思う存分活躍できる時代」なるのかどうか、良く考えてほしいものである、オジサンは思う。
 

 


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