昨年の五輪開催の年の初めに、東京都の爬新規感染者数が1000人を超えたというニュースを見たときに、これじゃとてもじゃないが五輪どころではない、と感じていたのはオジサンのみならず多くの都民の実感だったと思う。
それがIOCという大きな国際商業主義者により開催が強行されたことにより1日の都内の感染者数が5000人を超えた第5波になってしまい、次の「波」の対策を怠り第6波を迎えてしまった。
その波も1日2万人を超える感染者数がでても、なんら政治家連中は批判もされずに、一見弱毒化されたオミクロン変異株のより、次第に感染者数が減少してきた。
全国的にはまだまだ収束傾向は弱いのだが下図のように新規陽性者数がピークアウトしたとはいっても非常にゆっくりで、その際大の理由は検査しきれていない陽性者が多いということは疑う余地がない。
死亡者数はピークに近づきつつある。死亡者数の7日間移動平均値は2/23の数値が229人。
東京をはるかに超える死者率(10万人当たりの死亡者数)を誇っている大阪府のデータによると、死亡者の6割強がコロナを直接の死因としたもの、3割弱がコロナ関連死で、よく「コロナはただの風邪」論者が大騒ぎしているコロナと関係ない死亡はせいぜい1割程度しかないようだ。
そんな最中、大阪のイソジン小僧こと吉村洋文は、「大阪死者激増のなか吉村知事が読売TVのバラエティに40分出演、「死者は高齢者」と主張した上ハイヒールら芸人とはしゃぐ無神経!」と批判されていたのだが、こんな発言がきっかけだったらしい。
「まず、大阪の陽性者の数に対するお亡くなりになられた方の割合、ま、致死率の割合っていうんですけど、致死率の割合でいくと全国で大阪は真ん中ぐらいになるんです」
「じゃあ、どういった方がお亡くなりになってるかっていうと、ほとんど高齢者の方です。これ、事実」
「平均年齢は80歳。で、お亡くなりになられる方の90%以上が70代以上の高齢者の方。入院されている方の全体の8割が70歳以上の高齢者の方」
吉村知事「致死率で大阪は全国で真ん中ぐらい」
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) February 22, 2022
――1〜2名の死亡で致死率が一気に跳ね上がる感染者の少ない県と比べ "全国で真ん中"は詐術
吉村知事「大阪は高齢化率も3世代同居率も高い」
――東京と目立った差はない
読売TVバラエティに出演。芸人とはしゃぐ吉村知事、大顰蹙https://t.co/IrpvkrHjyp
「さすが、自己弁護士吉村知事。
行政の犠牲者とも取れる死者を数値化して物としての施策の様にそれを弁解する。
そんな知事を擁護するかのようにバラエテ-番組に出演させ、でる方も出る方だが、犠牲者の釈明をさせる。
メデイアとしての使命を忘れ、商業化してる読売にも責任の一端すら感じられない報道に怒りを覚える。」と的を射たコメントが光っていた。
大阪の政治屋は責められて当然なのだが、東京にも似たような似非政治家が存在する。
「国民民主、異例の『予算案賛成』へ…玉木代表の提案を議員総会で了承」
前代未聞の背信行為となった国民民主党なのだが、たとえどんな理屈を並べ立てても、もはや「第二自民党」の道をまっしぐらなのか。
さすがに、「野党は批判ばかり」という意図的な声にビビってしまっていた立憲民主党の泉健太も「立民・泉氏『野党といえぬ』 予算賛成の国民民主に」と当惑していたようである。
これは「ゆ党」の維新もビックリ ( ゚Д゚)
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) February 21, 2022
●国民民主、野党としては極めて異例「政府提出の当初予算案賛成」へ
●玉木代表、執行役員会で一任を取り付け、議員総会で「よ党」宣言
一方的に「自民と連携する」と擦り寄られた自民は、改憲発議に限って、提携を歓迎するだろうhttps://t.co/Cs7THusYuC
立民・泉氏「国民民主は野党といえぬ」
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) February 21, 2022
岸田首相の新しい資本主義を実現するための予算を含めて100%賛成したのは「首相がトリガーを検討すると言ったから」と玉木氏。だが萩生田氏は「解除は考えてない」と。玉木氏は岸田氏を首相指名し、萩生田氏に梯子を外されたようなものhttps://t.co/aammYOEIgm
文字通りの「敵に塩を送る」行為であったので、「国民民主が異例の予算案賛成 維新あきれ顔、自民えびす顔 立憲は…」ということになってしまった。
地方紙では社説でこう表現していた。
「<社説>予算案への賛成 野党の意義を問い直せ」
「野党陣営は政党再編の過渡期にあるとはいえ、与(よ)党か野(や)党か不明の「ゆ党」が増えれば、今夏の参院選をはじめ、選挙で国民に明確な選択肢を示せなくなる。
野党は政府の政策を批判的に検証し、時には具体的な対案を示してこそ、政権与党に代わる選択肢になり得る。国民民主党にはいま一度、この基本に立ち返るよう求めたい。」
まともに国民民主党に向けた批判ではなかったが、少なくとも「維新の会」と同じように「ゆ党」の仲間入りと暗に批判していたようである。
そして、22日の衆議院本会議での予算案採決の場面ではこんなハプニングが起きていたという。
【2月22日(火)衆議院本会議】
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) February 22, 2022
れいわ新選組
大石あきこ、たがや亮、山本太郎#れいわ #国会 pic.twitter.com/wH3rBZipzr
「本会議 新年度予算案採決 れいわ新選組 大石あきこ」多くの議員が粛々と賛成票を投じる中、彼女は議場のマイクで「このままの予算でいいんですか。介護の9000円賃上げ、更に国費が4分の1になってるじゃないですか。2桁足りませんよ。この国会の茶番に抗議します。反対!」いいねえ、惚れ惚れするぜ。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) February 23, 2022
その後、ナント「予算案採決、壇上から抗議 自民は懲罰動議検討―山本れいわ代表」という声が上がっていたらしい。
もっとも、「懲罰動議」と騒いでいたのはこんな人物だという。
なるほど、山本太郎さんに対して「国会の秩序を乱した懲罰動議ダァー」と叫んでいるのってパンツ高木こと、高木毅じゃないですか!!
— やす (@yasuhosei101) February 23, 2022
『秩序』とは、パンツを盗むことだったんですね。
流石は自民党議員、ずば抜けて優秀だよ。#パンツ高木 pic.twitter.com/KOdaRDdXcU
「議会としていかがか」はこちらのセリフだ。予算委員会でのれいわ新選組の質疑を「前例がない」と拒否した公明党。しかしかつて公明党が少数会派だった際に「委員外質疑」を行った立派な「前例」がある。少数政党に発言機会をつくることこそが「議会制民主主義」のはずだ。https://t.co/hCC4hNVRWf
— 高井たかし (@t_takai) February 22, 2022
それでは、なぜあえて「ルール」を破って(?)で大石議員は発言していたのか。
政治ジャーナリストの鮫島浩がわかりやすく解説していた。
「大石あきこ『予算委デビュー』は流れたけれど、存在感は増すばかり〜れいわ新選組をめぐり、自公、立憲、維新が蠢いた『国対政治』を読み解く」
れいわ新選組の大石あきこ氏が衆院予算委員会で立憲民主党から質問時間を譲り受けたのに、自公与党が土壇場で反対して認められなかったーー山本太郎代表は2月17日の不定例記者会見でそう明かし、「空気を読まないややこしい議員がテレビ入りで15分間の充実した質疑をやってくれただろうと思うと非常に残念だ。継続して話し合いを続けたい」と悔しがった。 れいわの衆院議員は3人で、国会の「花形」である予算委に委員の割り当てがない。委員以外の議員が質問するには予算委理事会の全会一致が必要だ。 山本代表によると、岸田文雄首相が出席してテレビ中継される2月18日の衆院予算委の集中審議にあたり、野党第一党の立憲民主党が自らの質問時間15分をれいわに譲る意向を示して各党と事前調整を進めたが、維新が反対していた。山本代表は立憲から16日夜に今回は維新の反対で難しいと伝達されたが、「予算委理事会に正式に提起し、公式の場で反対する合理的な理由を語って頂きたい」と求めた。立憲がこれを受けて17日朝の理事会に提起したところ、維新は一転して容認した。ところが、自公与党が「テレビ中継される予算委で委員以外の議員が質疑した先例がない」と反対し、大石氏の質疑は見送られたという。 山本代表は「委員外議員の質問は他の委員会では普通にやっている。しかも自公ではなく立憲民主党から持ち時間を与えていただくのに、自公によってお断りされた」と批判。そのうえで、前日まで反対していた維新が一夜にして賛成に転じたことについて「維新は、少数会派の発言権を奪うイメージがついたらまずいから、公明に(反対するように)根回ししたのではないかと妄想したが、違った」と述べたうえ、自民党の関係者に聞いた話として、自民は週明け月曜日に予算審議を終了させたいが、立憲はもう一回集中審議を行うよう主張し、その「日程闘争」のなかでれいわの質問は外されてしまった、との見方を示した。 各党の思惑についてはっきりしない点は残る。しかし、維新キラーとして人気急上昇中の大石氏の予算委質問をめぐり、自民、公明、立憲、維新の思惑が入り乱れ、激しい駆け引きが繰り広げられた様子がうかがえる。衆院にたった3議席しかないれいわの存在感が永田町で大きくなっていることは間違いない。 それを踏まえた上で、今日はれいわをめぐる各党の思惑を読み解いてみよう。これは「国対政治」を学ぶ教科書のような事例である。分析が簡単な順から始めていく。 ①立憲はなぜ、れいわに質問時間を譲ることにしたのか? れいわの国会質問に世論の関心が高まったのは、山本代表が2月9日、国政復帰後はじめての質疑に立ったことがきっかけだった。岸田首相が出席せず、テレビ中継もない衆院内閣委員会で、しかも質問時間はたった15分に限られていたのに、山本代表は極めて中身の濃い見事な質疑を見せたのだ。 私は「れいわの山本氏や大石氏が岸田首相を直接追及する国会質疑を見たい」と思い、立憲民主党に対し、れいわに質問時間をもっと割り振るように求める記事を公開した。「立憲、時間譲れよ!」という以下のツイートにはたくさんの「いいね」をいただいた。同様の声はSNSに溢れていた。このような世論の高まりが立憲の背中を押したのは間違いない。
このようななかで、立憲は「手痛いミス」を犯した。共産党とれいわを外し、維新や国民民主党と国会対応を定期的に協議する場を2月14日に設けたのである。ツイッターでは野党支持層から「#立憲民主党は維新と組むな」「#維新と組むなら立民は金輪際応援しません」と批判が噴出したのだ。 立憲の泉健太代表はあわてて撤回・謝罪するよう馬淵澄夫国対委員長に指示し、国会で共産を外すことも維新と組むことも考えていないと表明して火消しに追われた。しかし、新自由主義を掲げて「自公政権の補完勢力」と指摘される維新と連携するのか、闘うのか、立憲の基本戦略は定まらないままで、野党支持層が立憲に向けた不信感は簡単にぬぐえそうにない。 れいわは維新との全面対決を掲げ、野党支持層に期待が高まっている。そのれいわに予算委の質問時間を譲ることで、野党支持層の不信感を和らげようという思惑もあったに違いない。 もうひとつ忘れてはならないのは、今年の通常国会はこれまで「見せ場」がほとんどないことだ。 例年の通常国会では、野党が予算審議で政権のスキャンダルや失政を厳しく追及し、内閣支持率がじりじり低下することが多い。ところが、岸田政権の内閣支持率はオミクロン株の急拡大にもかかわらず堅調だ。 立憲は泉代表が就任した昨年末以降、「野党は批判ばかり」という批判に怯え、「提案型野党」を掲げて年明けの通常国会に臨んだ。ところが、衆院予算委の質疑はまったく注目を集めず、審議時間が淡々と積み上げられ、予算案採決のゴールが見えてきた。野党第一党の立憲に対し「この国会は野党間の連携があまりにもなく、少数野党がバラバラに脈絡なく国会質問を続けることで、何が与党との対立点かも、野党各党が何をしたいのかもわからない。日本の議会制民主主義の危機とも言うべき低調な国会になっている」(旧民進党で現在は無所属の福島のぶゆき衆院議員)という批判が高まっていた。 このままでは泉代表の「提案型野党」の看板が大失敗だったと総括されてしまう。そこまで追い込まれてはじめて、存在感を高めるれいわに質問時間を譲り、その突破力を借りて予算委を盛り上げようとしたのではないだろうか。 実際に立憲は予算委で厳しく追及する「人材」が不足して困っている。朝日新聞政治部の後輩である南彰記者のツイートによると、昨年の衆院選で辻元清美氏や今井雅人氏ら論客が落選し、若手議員を対象に質問講習会を開いて鍛えているが、それでも立憲幹部は「こんなにも予算委に立てる人がいないのか」と嘆いているのだという。 実際に立憲は予算委で厳しく追及する「人材」が不足して困っている。朝日新聞政治部の後輩である南彰記者のツイートによると、昨年の衆院選で辻元清美氏や今井雅人氏ら論客が落選し、若手議員を対象に質問講習会を開いて鍛えているが、それでも立憲幹部は「こんなにも予算委に立てる人がいないのか」と嘆いているのだという。
たしかに立憲議員が予算委で岸田首相に迫力不足の質問をして審議時間が無為に過ぎていく様子と、れいわの山本代表が内閣委でたった15分ながらも渾身の質問で迫る姿を比較すると、その優劣は隠しようもない。 なぜ国会冒頭から「野党全体を見渡して質問力のある議員を予算委に起用する」という「野党共闘」に取り組むことができなかったのか。野党第一党の立憲民主党が自らの「党益」ばかり優先し、「野党共闘」のリーダーシップを発揮しなかったことが、先の衆院選惨敗の最大の要因であるという自覚を欠いているのではないかーー。立憲への疑問は尽きない。 ②維新は当初反対したのになぜ賛成に転じたのか? 維新は自民党政権を倒すよりも立憲民主党を倒して野党第一党の座を奪うことを最優先にしている。立憲民主党の支持率は低迷し、泉代表の求心力は高まらず、今夏の参院選で立憲惨敗・分裂・解党に追い込んで維新が野党第一党に躍り出るシナリオは現実味を帯びつつある。 そこへ「打倒・維新」を掲げて乱入してきたのが、れいわだった。なかでも大阪を地盤とする大石氏は切れ味とユーモアを兼ね備えた維新批判で人気はうなぎのぼり。橋下徹氏に名誉毀損で提訴されてさらに知名度をアップさせ、飛ぶ鳥を落とす勢いである。 さて、その大石氏に予算委の晴れ舞台を用意することは、維新にとって得か損かーー。 ふつうは「損」と考えるだろう。維新キラーの大石氏が脚光を集める舞台をわざわざ整えてあげる必要はない。敵に塩を送るだけだ。ふつうはそう考える。維新が当初、立憲に「反対」の意思を伝えたのは極めて自然な態度であった。 ところが、一夜明けて維新は賛成に転じるのである。この方針転換はとても興味深い。山本代表も記者会見で「何か怪しい」と直感し、維新は①少数政党の発言権を奪うことによるイメージダウンを避けるため表向きは賛成に転じた②しかし公明に根回しして反対してもらい、大石氏の質問を封じたーーと深読みしたが、「実は違った」と結論づけている。 私も山本氏の第一感は違うと思う。その理由は山本氏とは異なる。維新に「少数政党の発言権を奪うとイメージダウンになるから避けよう」という「マイノリティに配慮する発想」があるとは思えないからだ。維新が掲げる新自由主義は弱肉強食の競争重視であり、れいわが掲げる「弱者保護」に反発する人々に支えられている政党なのだ。 維新が一夜にして賛成に転じた理由ーーそれは大石氏の人気急上昇やれいわの台頭は維新にとっても得になるからである。なぜか。維新が台頭して最も割りを食うのは立憲だからだ。繰り返すが、維新の最大の目的は、立憲を分裂・解党に追い込んで野党第一党の座を奪うことである。れいわの台頭を防ぐことではない。むしろ維新とれいわが左右から支持を拡大して立憲支持層を切り崩すことは好都合なのだ。 つまり、維新の国対現場は大石氏に晴れ舞台を用意することは「損」と考えて反対したが、維新の上層部(松井一郎代表やその意向を受けた党執行部)は大局的な政局判断かられいわの存在感アップ(裏返せば「立憲民主党の埋没」)を「得」と考え、国対現場の判断を覆したのではないかーーというのが私の見立てである。 ③自公与党はなぜ反対したのか? さいごに自公が反対したのはなぜか。「先例がない」というのは言い訳に過ぎない。大石氏に質問の機会を与えることは「損」だと判断したからである。なぜ「損」なのか。 間違いなく言えることは、人気急上昇中の大石氏が予算委に立つことで、ほとんど見向きされなかった国会審議に関心が集まることを避けたかったということだ。このまま世論の関心を集めないまま淡々と予算案を成立させることこそ、岸田内閣の支持率を維持する最善手なのである。「提案型野党」の立憲と「自公の補完勢力」の維新が質問している限り、予算審議はこのまま盛り上がらないとたかをくくっているのだ。 だが、それだけだろうか。国対政治というのはそれほど単純ではない。 ここから先は「深読み」である。頭の体操として読んでいただきたい。山本代表は「維新が公明に根回しした」可能性を「深読み」したと明かしていた。私はむしろ「立憲が自公に根回しした」可能性を「深読み」している。 ②で説明したとおり、れいわの台頭は維新にとってもメリットがある。最も割りを食うのは立憲だ。だが、立憲はれいわに質問時間を譲らなければ野党支持層に批判される状況に追い込まれてしまった。だとするならば、立憲は表向きはれいわの質問に賛成しながら、ウラで自公に「反対してもらっていいですよ」と根回しして潰してしまうーーこのような与野党国対の貸し借りはさほど珍しいことではない。 私は政治記者としてこのような与野党国対の裏側も何年も追い続けてきた。実に薄汚い駆け引きを繰り返し見てきた。国対政治は謀略と裏取引に満ち溢れている。だから政治家の話、とりわけ国会対応に関する話を真に受けてはいけない。ほとんどすべてが情報操作である。多くの政治家も政治記者もそれに騙され振り回される。だから政治家の話の中身よりも「誰が得をしたのか」という結果から全体構造を分析したほうが良い。殺人事件の推理に似ているかもしれない。 そしてそのような国対政治を最も得意としているのは自公だ。次は立憲である。もっとも慣れていないのは、新興勢力の維新とれいわだろう。あまりに純粋な国会質疑で多くの人々の心を揺さぶった山本代表には国対政治はあまり向いていないかもしれない。彼が「自民党の関係者から聞いた話」を記者会見で紹介する姿をみて、私はそう思った。山本代表には申し訳ないが、その「自民党の関係者から聞いた話」はおそらく情報操作だ。 今回の真相はまだわからない。だがここを深掘りしていくと、各党の思惑が透けて見える。その積み重ねが政局の底流を読むことにつながる。ぜひ各社政治部の国対番記者は今回の国対政治の裏側に迫ってほしい。それが日々密着している番記者の仕事である。 |
まさに「魑魅魍魎が跳梁跋扈する」政治の世界なのだが、与野党国対連中による国会運営という悪しき慣習を認め許してしまえば国民の利益よりも政治家連中の利益が優先されるということが未来永劫続いてしまう。
「あまりに純粋な国会質疑で多くの人々の心を揺さぶった山本代表には国対政治はあまり向いていない」からこそ、多くの(いまのところ一部だが)国民の心をつかんだのであろう。
策略や謀略はもううんざりであり、その闇の部分を国民に暴き、国民から徴収した税金を公明正大に配分するべく特別国家公務員の連中を監視する役割は、いうまでもなくマスメディア各社政治部の国対番記者の使命であろう、とオジサンは思う。