新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

父親の着ぐるみ着たポエム総裁候補のいかがわしさ

2024年09月07日 12時09分10秒 | 総裁選

なぜか自民党の総裁選の立候補者たちは、それまでの立場をすっかり忘れて国民受けする「絵にかいた餅」をばらまき始めている。
 
自民「ご都合主義」劇場 人気取り?「増税停止」ぶち上げた茂木敏充氏は増税を支えた幹事長 一方、岸田首相は…
 

自民党総裁選に出馬すると表明した茂木敏充幹事長。次期総裁に適した人物を問う世論調査で1%台の彼が「増税停止」などと言い出した。幹事長ならもっと早くやるべきだったのに、だ。かたや党総裁の岸田文雄首相も退陣表明した「死に体」なのに、柏崎刈羽原発の再稼働に向けて閣僚会議を開こうとする。「今さらか」と「今なのか」。党の中枢から浮かぶ「ご都合主義」こそ自民らしさか。
◆防衛増税や子ども・子育て支援金徴収の停止を主張
 「古い常識にとらわれない改革マインドと結果を出せる課題解決力があるベストチームをつくる」
 4日に総裁選への出馬を表明した茂木氏。会見で意気軒高に語ったのは政策活動費の廃止に加え、予定される防衛増税や子ども・子育て支援金の徴収停止だ。
 政治資金規正法の改正論議の際、政党から党幹部らに支出する政策活動費については、廃止などを求める声が上がった。にもかかわらず、10年後に領収書を公開することで温存された。また防衛力強化に向けて5年間で43兆円程度を予算計上するため、増税の方針が決まった。
 ともに自民が軸になって進めた施策。その自民の中核にいた茂木氏が大きく転換させようとしている。
◆「次期自民党総裁にふさわしい人」結果は1.8%
 同氏の公式サイトによると、東大、米ハーバード大学院を卒業。丸紅や読売新聞などをへて10期連続で衆院議員に当選。外相や経済産業相、経済再生担当相などを歴任した。ただ共同通信社が8月17~19日に実施した世論調査では「次期自民党総裁にふさわしい人」で1.8%にとどまった。
 「人気のなさから『1%男』とも呼ばれる。一般の人からすると華がないのだろう。頭はいいが存在感がない」。政治ジャーナリストの鮫島浩氏がこう語る。
 過去には官僚が作成した茂木氏の「取り扱いマニュアル」の存在が報じられた。党内でも人への当たりが厳しいという。
 「幹事長は実質、党のナンバー2。人事やカネといった党務運営を仕切る立場」と鮫島氏。「だが幹事長とは名ばかりで、岸田氏から信頼されていなかった。政権を中枢で見てきて評判が悪かった政策をひっくり返すことで、支持を得ようとしているのだろう」
◆「パフォーマンスにしか見えない」
 落語家の立川談四楼氏は「政策活動費の廃止も防衛増税見送りも結構なことだけど、逆の方針を推進してきたのがあなたでしょう、と言いたい」と直言。なりふり構わないように見える姿に強く違和感を抱く。
 首相を支える立場の幹事長が総裁選に出馬することに「令和の明智光秀」との指摘もあるが、「政策転換は唐突感が否めず、パフォーマンスにしか見えない。裏切り者の評価が見直されている光秀とはあまりにもイメージが違う」。
 知名度の低さについて、茂木氏本人も意識しているようだ。会見で「『モテギ』という名前じゃなければ良かったなと率直に思っています。あいうえお順だと必ず最後になってしまう。『アライ』とか、そういう名前に生まれれば良かった」と漏らす場面もあった。
◆「同じように名字が『も』から始まる森氏だって、首相になっている」
 とはいえ、名前が知名度に影響するとの持論に「アライ」さんから何とも言えない声が上がる。
 本紙(東京新聞)原発取材班キャップの荒井六貴記者は「自分の能力と名前は関係ないでしょう。あ行で得したことなんてない」と嘆息した上でこう続ける。
 「茂木氏と同じように、名字が『も』から始まる森氏だって、首相になっている。自身の人気や不人気は名前で決まるものなんでしょうか」
◆「地元の理解を得て再稼働を果たす」退任を前に駆け込み
 政策活動費の存続に増税という政権の方針を、党の実質ナンバー2に真っ向から否定された形となったのが党総裁の岸田首相。こちらは「なぜ今?」と問いたくなる動きを見せている。
 「残された任期の間に、GX(グリーントランスフォーメーション)の前進のため尽力する。その一つが、東日本における原発の再稼働の準備だ」
 先月27日に官邸であったGX実行会議で岸田首相はそう述べると、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)に触れ「地元の理解を得て再稼働を果たすため、対応策の具体化に向けて確認と指示を行う」と宣言。今月6日に原子力関係閣僚会議を開く見通しだ。
 この会議は官房長官や経済産業相らで構成され、原子力政策に関わる重要事項について議論するとされる。安倍政権下の2013年末に始まり、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)の廃炉を決めたこともある。
◆地元市議「意味が正直わからない」
 ただ岸田首相は退陣表明済みだ。レームダック(死に体)と化す政権が再稼働に躍起になる姿に対し、疑問の声も上がる。
 「なぜ今、むきになって進めるのか理解できない」
 脱原発を掲げる市民団体「新潟の新しい未来を考える会」の片桐奈保美会長はそう漏らす。1月の能登半島地震以来、原発事故時の住民避難が大きな課題になり、不安の声も大きくなっているだけに「地元軽視もはなはだしい」と憤る。

 再稼働に慎重な新潟市の中山均市議も戸惑い、「退陣直前になって前のめりになる意味が正直わからない」と口にする。「政府が事実上、東京電力を救済してきただけに、破綻させるわけにはいかず、東京電力が唯一稼働できる原発として柏崎刈羽を何とか残したいのでは」
 柏崎刈羽の6、7号機は2017年に原子力規制委員会の適合性審査を通ったが、テロ対策の不備が発覚した影響で2021年4月に事実上の運転禁止命令が出た。2023年末に解除されて以降、焦点になってきたのが再稼働を巡る立地自治体の同意。態度を明らかにしていない県の判断が注目されてきた。
 そんな中で開催される閣僚会議。地元が求めた避難道路整備などについて協議するとみられる。中山氏は「知事への『中途半端な姿勢じゃだめだ』というプレッシャーかもしれない」といぶかしむ。
◆「最後に成果を残したい」? 狙われた柏崎刈羽原発
 ジャーナリストの政野淳子氏は岸田首相が2022年12月、原発を積極活用する方針を決め、原子力政策を大転換させた点に触れ「原発回帰を始めた首相として、最後に成果を残したいのでは」とみる。

 今月12日に告示される総裁選との関係も指摘する。「誰が総裁になるか予断を許さない中、次期政権に委ねずに手を打とうとしている。原発回帰の流れを止めたくない経産官僚や電力業界の思惑に動かされている可能性もある」
◆共通する「自分第一」の姿勢
 党の総裁である首相と幹事長が見せる残念な姿。自民に何が起きているのか。
 明治大の西川伸一教授(政治学)は、裏金問題を受けて進んだ派閥解消の流れと絡めてこう読み解く。
 「幹事長として党内で波風を立てられなかった茂木氏は、派閥の縛りがなくなって独自カラーを出そうとしている。岸田さんは派閥の力がなくなり、組織票もとれない中、キングメーカーとして今後活躍するため、爪痕を残そうとしているように見える
 党の中枢から浮かぶ「自分第一」の姿勢。その一方で派閥解消の流れも手放しでたたえられるものではないという。「派閥こそ自民党。ほとぼりが冷めれば復活する」と見通し、「イメージを変えようとしても、国民はなかなか信用できないだろう」と突き放した。
◆デスクメモ
 長く原発取材を続けるが、原子力関係閣僚会議を耳にする機会はほぼない。存在感の薄い会議。かたや構成メンバーには総裁選に出ようとする大臣が複数。その準備で気もそぞろでは。深い議論など望むべくもない会議でもあえて開く。にじむ「やってる感」。これも自民らしさ、か。


  
 ところで、昨日は「腐ったミカンと腐ったレモン、どちらも選べない日本国民」とつぶやいたのだが、すでにその土壌が腐っているという。
  
日本は近代国家としてすでに崩壊している。腐り果てた土壌からは腐ったものしか出てこない
 
先日、田原総一朗がテレビの討論番組で「岸田さんからおかしくなった、日本の総理大臣が」「安倍(晋三)さんまではね……小泉(純一郎)さんも安倍さんも僕はしょっちゅう話をして、日本のやるべきことをガンガンやって。ところが岸田さんからはそれをやると逃げるんだよ」「安倍さんは逃げなかったよ」と発言。
 この判断に限っては岸田は正しい。公共の電波で妄想を垂れ流す田原は、プロパガンダにすら使えないと見切られただけだろう。
 もちろん、自民党は岸田政権のはるか前からおかしい。特に平成元年以降、自民党は政治制度、選挙制度の改悪により、構造的に腐敗し、その流れは腐敗の極致とでも呼べる安倍政権に行き着く。そこでは国家の根幹が完全に破壊された。デタラメな手続きで安保法制は通され、憲法は空洞化した。公文書改ざん、日報隠蔽、データ捏造、基幹統計の書き換えなど、省庁をまたがる大規模な不正も発生。反日カルト教団との密接なつながり、官房機密費の私的流用問題などを抱える自民党は“反社会組織”と言っても過言ではない。
 裏金問題に関する法の恣意的運用を見てもわかるように、日本は近代国家としてはすでに崩壊している。腐り果てた土壌からは腐ったものしか出てこない。よって自民党総裁に誰がなっても、問題の解決にはならない。だったら、総選挙で自民党を下野させればいいのだが、野党第1党の立憲民主党は政権交代を全力で拒絶しているように見える。
 7月23日、泉健太と日本維新の会の馬場伸幸は会食。泉は連携を呼びかけた。さらには民主党政権が崩壊する引き金を引いた野田佳彦が党代表選に立候補を表明。党内の若手・中堅議員からの要請を踏まえたとのこと。8月23日には維新が企画した勉強会に講師として参加。連携を深めるという。なお、維新の正体については本連載で繰り返し述べてきたとおりである。この絶望的な政治センスのなさに、SNSでは絶望の声があがった。
 安倍晋三は「民主党政権は悪夢だった」と国会で何度も言い、その後「国会答弁で悪夢のような民主党と答えたことはない」とすぐにバレる嘘をついた。悪夢から目を覚ましたと思っても実は悪夢の中にいたという悪夢を見ているのが、現在のわれわれ日本人の状況だ。

 


 
腐ったミカンか腐ったレモンのどちらかは不明だが、どっこい「腐っても鯛」ならば無視できず、利用できるものならナンデモアリなのか。
 
『小泉進次郎総理シフト』が早くも本格化してきた…「永田町の有力者」の動きが示していること
 
■小泉フィーバーのなかで
「私は総理になって、時代の変化に取り残された日本の政治を変えたい」
9月6日、小泉進次郎氏が記者会見を開き、自民党総裁選への出馬表明をした裏で、永田町では公明党の代表が15年ぶりに交代するというニュースが駆け巡った。
実はこの与党にまつわる2つの大きなニュースは無関係ではない。
公明党関係者は語る。
「山口那津男代表の退任は自民党が総裁選を通してトップが新しく変わることを意識したものだが、その中でも特に小泉進次郎氏が総理総裁となることを考慮しての決断だった」
まだ告示前である自民党総裁選だが、既に候補者が乱立して混戦状態となる中、圧倒的知名度を持つ小泉氏が党員投票で優勢となり、善戦する可能性が高いと見られている。
また、自民党議員の間でも小泉氏の刷新感によって衆院選を乗り切ろうというマインドが強く働いている。早くも小泉氏が会見で「私が総理総裁になったらできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期の私の改革プランについて国民の皆さんの信を問うことにしたい」と述べたことについては歓迎する声も挙がった。
そんな小泉氏だが、1981年生まれの43歳であり、1952年生まれで72歳の山口氏とは29歳差だ。
2人が並んだ場合、あまりにも年齢差が際立ってしまうため、公明も次世代へのトップ交代に動いたという。
■宙に浮いていた退任
もともと、山口氏については高齢不安から交代説がずっと取り沙汰されていた。
「山口氏は歳を取る中で特に耳が悪くなっており、記者によるぶら下がり取材でも質問が聞き取れないことがたびたび起きてしまっていた。来年の2025年には参院議員としての改選期を迎えるため、さらに任期2年の党首を続けるとなると、国会議員は加えて1期6年もやることになってしまう。それはあまりにも酷だろうという話がずっと持ち上がっていた」(公明党関係者)
だが、後任として名前が挙がっている石井啓一幹事長は次期衆院選で埼玉14区から立候補することになっており、お堅いイメージから「小選挙区で勝てないのではないか」という懸念も出ていた。公明代表が比例復活ということになってしまっては面目が立たない。
そのため、山口氏の退任はずっと宙に浮いていたのだが、自民党総裁選の勢いに押される形で交代が決まっていったわけだ。
公明の新代表が衆院選で勝って党を引っ張っていく事が出来るのか否か。
そこには、自民党議員と同じく小泉進次郎氏の刷新感頼みな一面も透けて見える。
ただ、それがあまりにも露骨になると、国民に見透かされて足元をすくわれることにもなるだろう。
前評判通りに小泉進次郎氏が総理総裁に上り詰め、衆院選で圧勝することになるのか。
自民党総裁選の行方は、自民党だけでなく公明党の今後を左右する事にもなりそうだ。

 
まあ、昔から「下駄の雪」と揶揄されてきた公明党らしい姑息な発想なのだろう。
 
昨日の小泉進次郎の会見に出席したこの御仁の報告が興味深い。 
 
バラ色の夢振りまく「進次郎総理」に騙されるな
 
竹中平蔵と小泉純一郎の着ぐるみが話しているように思えて仕方がなかった・・・次期総理の呼び声が高い小泉進次郎のことである。43歳。総理総裁候補のなかで最も若い。
自民党きっての人気者がきょう6日、都内で総裁選出馬の記者会見を開いた。
進次郎が高らかに掲げる「自民党を変える」「聖域なき構造改革を断行する」は父純一郎の口移しだった。
背筋が寒くなったのは「解雇規制を見直して日本経済のダイナミズムを復活させる」と宣言したことだった。解雇の自由化は竹中の悲願だったのである。
とんでもない話だ。すでに非正規の有期雇用を大量に導入し、短期間で事実上の解雇ができるようにしているのだ。
これをさらに改悪して解雇を自由にできるようにというのが「解雇規制の見直し」である。
不安定な働き方のため、結婚どころか自分一人が生きていくことさえも難しくなっているのが、今の日本社会だ。
不安定雇用こそ日本を蝕む少子高齢化の元凶である。雇用をさらに不安定化させてどうしようというのか。
にもかかわらず、「次期総理」はバラ色の夢を振り撒いた―
「日本の経済社会のダイナミズムを取り戻すための改革を進める」「(解雇規制の撤廃で雇用が流動化すれば)日本から新たに産業が生まれ賃金があがり生活がゆたかになる」と。
小泉(父純一郎)・竹中改革で日本経済は疲弊し、労働者は果てしなく貧しくなった。正規社員が炊き出しに並ぶありさまだ。
少子高齢化に拍車がかかり、この国は世界史にも例がないほどのスピードで人口減少が進む。
日本を破滅に導きかねない「進次郎総理」に騙されるな。




 
竹中平蔵と小泉純一郎の着ぐるみが話しているように思えて仕方がなかった」という率直な表現が、小泉進次郎のすべてを表しているようである、とオジサンは思う。 

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