以心伝心とは「言葉によらずに、互いの心から心に伝えること」と辞書にはある。
腹に一物を含んだ政治屋同士の協議では文字通り「以心伝心」とはならないらしいが、野党筆頭を目指す自称「第二自民党」の維新の会は、「維新変身」ぶりを遺憾なく発揮したようであった。
「岸田首相と維新・馬場代表の軽すぎた「合意」… 微修正を繰り返す自民「政治とカネ」法案、6日衆院通過へ」
自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、自民は4日、政策活動費の使途を公開する対象を「50万円超の支出」に限定する規定を削除した再々修正案を各党に示した。新たな案の提示に伴い、同日予定されていた衆院政治改革特別委員会での審議は取りやめになり、同日中の衆院通過も見送りとなった。自民が他党の要求で改正案を微修正するのは3度目。弥縫(びぼう)策を小出しにした結果、自民が目指す衆院通過は遅れ続けている。野党は「迷走ぶりがひどい」と酷評する。 「政党の事務負担はかかってくると思うが、それを言っている状況ではないと理解している」。修正協議の舞台である衆院政治改革特別委員会の理事会。与党筆頭理事の大野敬太郎氏は再々修正案を提示後、記者団にそう説明した。 ◆一度は合意…「認識のズレ」発覚 自民案では、政策活動費の使途について「選挙関係費」などの大まかな項目のみ公開するが、対象は「50万円超の支出」に限定していた。 日本維新の会の馬場伸幸代表は5月31日の岸田文雄首相(自民党総裁)との党首会談を経て、自民案に賛成する考えを示していた。しかし、公開範囲を巡る認識のずれがあり、維新は一転、「このままでは賛成できない」と50万円超の削除を要求。自民が急きょ対応せざるを得なくなった。 ◆審議日程迷走「本当に恥ずかしい」 特別委の理事会では、5日に再々修正案の質疑や採決を行うことを決定。6日に衆院を通過する見通しとなった。 自民は5月17日に改正案を単独提出したが、企業・団体献金の禁止には触れず、使途不明と問題視されてきた政策活動費の改革も踏み込み不足だった。他党の反発を受け、29日には政策活動費の項目公開を「年単位」から「月単位」とする修正案を提示し、31日には公明と維新との党首会談で合意の上、「政策活動費の10年後の領収書公開」を付則に盛り込むなど微修正を繰り返していた。 自民の梶山弘志幹事長代行は記者会見で「各党の提案で取り入れられるものはできる限り取り入れたということだ」と強調したが、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「審議日程にここまで影響があるのは異様。本当に恥ずかしい」と指摘。自民と維新との修正合意についても「ザルの合意でこの先も油断できない」と冷ややかに語った。 |
「維新変身」振りはまだかわいいものなのだが、「バカにつける薬はない」を文字どうり 体現したのが馬場伸幸だろう。
何しろ「立憲民主党憎し」の本家が、小池百合子に挑戦する蓮舫も「憎し」から、最後は「馬場につける薬はなし」といったところであろう。
「蓮舫氏を『雨にも濡れず演説』とバカにした維新・馬場代表が逆炎上…「おまえも傘差してたやろ」暴露され松本区議とネット史に名を刻む」
東京都知事選で有権者の支持を集める立憲民主党の蓮舫氏をなんとか炎上させたいという焦りから、日本維新の会・馬場伸幸代表が4日午前2時半にSNSを更新。だが、丑三つ時に呪いの藁人形のような投稿をした結果、翌朝さっそく“逆炎上”する事態に。さすがに難癖がすぎたようだ。 ■蓮舫氏に“難癖”つけた馬場維新代表、堂々炎上す 立憲民主党の蓮舫氏(56)が2日、東京都知事選(7月7日投開票)に出馬表明してから初となる街頭演説をJR有楽町駅前で行った。 この日の東京はあいにくの雨だったが、悪天候にもかかわらず多くの有権者が立ち止まって蓮舫氏のことばに耳を傾けるなど大盛況に。 現地を訪れたジャーナリストの有田芳生氏によれば、双子の子どもを持つ母親が、蓮舫氏を一目見ようと探す姿も見られたという。
だが、そんな蓮舫氏と有権者たちの“熱気”が、野党なのに裏金問題の追及に難色を示し、第2自民党と後ろ指を指されている維新のお歴々には気に入らなかったようだ。 日本維新の会所属の品川区議会議員、松本常広(ときひろ)氏(42)は3日、Xを更新し、 これは私の中では衝撃的な写真で、蓮舫議員含めた政治家は、屋根のある場所で演説、直立し、聴衆は大雨の中で傘やカッパなんですよね。 そこに違和感を抱けないところに、今の政治の危機的状況が表れているように私には思えます。 かくしてSNSは「そういうのを難癖って言うんだよ」「このおっさんマジで何を言ってるのかわからん…」「雨に濡れるの気にせずに蓮舫の演説を聞いてる聴衆がそんなに怖いんか?」「雨が嫌なら有権者は家に帰る自由があるんだぞw」「まあ蓮舫バッシングが維新の大事な仕事だからな」など、馬場維新代表への批判が巻き起こる異常事態となった。 |
以下は維新に対するブーメランの嵐!!!
傘の下に居るのは誰やねん?
— でんでん💙💛反自民連合🇯🇵 (@abedenden1) June 4, 2024
ブーメラン突き刺さってるで馬場さん。こういう甘さがあんたらに有るんだわ。恥ずかしいと思わんの?#維新のおかしさに気づいてね #維新はないわ https://t.co/08hPuy3dde pic.twitter.com/eQ4mAFCAKM
たとえ大雨の中でも、光るものがあれば聴衆は立ち止まって耳を傾ける。政治家の演説と音楽は似ているのかもしれない。
■松本ときひろ品川区議、無事「ネットミーム化」
「ついでに“小物”のほうの品川区議・松本さんですが、Xに投稿した『これは私の中では衝撃的な写真で~今の●●の危機的状況が表れているように私には思えます』構文が注目され、早くもネットミーム化しています。自身の妄言でネットの歴史に名を刻んだと言っていいでしょう。SNSでは『これは私の中では衝撃的な公約で、維新はいつも嘘をついているように私には思えます』といった投稿が急増中です」(同)
ネットミームとは、SNSなどで急拡散され人気化した文章や画像のこと。たとえばベストセラー漫画『葬送のフリーレン』で「アウラ、●●しろ」や「勇者ヒンメルなら●●した」といった“フリーレン構文”が人気を集めたのは記憶に新しい。
武蔵小山界隈の鼻つまみ者から、一夜にして“ネット民のおもちゃ”にクラスチェンジしてしまった松本ときひろ品川区議。これでは著書の『弁護士と学ぶみんなのSNSトラブル回避術』も説得力ゼロだ。原因をつくった馬場代表に内容証明郵便でも送ったほうがいいのではないか。
公約の3本柱。1.大阪府市を過去の二重行政、バラバラの時代に戻すことなく、横山さんとタッグで、府市一体の成長戦略を実行する。1.誘致から携わってきた大阪・関西万博を成功させる。1.大阪の子供達全員を対象とした、所得制限なき高校授業料完全無償化、大阪公立大学の完全無償化を実現させる。 pic.twitter.com/VTosSGLtxw
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) March 23, 2023
埼玉県美里町では本日から町議選がスタート。維新公認は「あらい英行」、都議時代から付き合いの長い、信頼できる仲間です。経営者として培ってきたビジネス感覚と、郷土を愛する想いを掛け合わせて改革を前に進めます。
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) April 18, 2023
喉が回復してないのに、がっつりカラスまでやってしまった🎤次は川口市へ! pic.twitter.com/7BAmid8Erq
雨の中お集りいただきありがとうございました!
— 井上翔一朗【維新】衆院長崎3区 (@inosho1983) April 21, 2024
1人でも多くの方に思いを届けたいです。
引き続き最後の最後まで応援お願いします!
〜スタッフ投稿〜#日本維新の会#長崎3区補選 #井上翔一郎#長崎から日本のせんたくを pic.twitter.com/bdwm2D12Je
《自分達は濡れないところで演説をやる、というところがこの方々の普段の政治姿勢に現れていると感じる》
— 篁(たかむら)五郎・取材ライター•FC町田ゼルビアサポーター (@goro_takamura) June 3, 2024
そうですね。 https://t.co/fkNGe53vDM pic.twitter.com/q1uQ0wYcRV
これは私の中では衝撃的な写真で、大阪府知事と大阪市長が政見放送で堂々と嘘を吐いているんですよね。
— けてにあ (@keteniasan) June 4, 2024
そこに違和感を抱けないところに、今の政治の危機的状況が表れているように私には思えます。 https://t.co/CppcSi56LY pic.twitter.com/MOax7sYH4c
これは私の中では衝撃的な写真で、維新の会の政調会長がポストした画像なんですよね。
— Kaikai (@Kaikai07494232) June 4, 2024
実際の画像は無修正だったそうで、立場ある公人が卑猥な画像を投稿することに違和感を抱けないところに、今の維新の会の危機的状況が表れているように私には思えます。#維新クオリティ#蓮舫パニックおじさん https://t.co/uJTuwxGCUI pic.twitter.com/hJbX15tewd
これは私の中では衝撃的な写真で、吉村副代表を含めた政治家は、屋根のある車で演説、直立し、聴衆は大雨の中で傘やカッパなんですよね。
— ケッケロ (@k66sergeant) June 4, 2024
そこに違和感を抱けないところに、今の政治の危機的状況が表れているように私には思えます。#維新に投票してはいけない https://t.co/CAzeurCDCr https://t.co/3pMgF6ivUj pic.twitter.com/9VfubhkKyQ
あらためて不用意なSNS投稿の恐ろしさを身に染みて反省していなければ、もはや「維新に付けるクスリもなし」状態であろうと、オジサンは思う。