新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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負のスパイラルに陥った岸田文雄はもがくほど蟻地獄に嵌る

2023年08月07日 11時48分17秒 | 岸田統一教会内閣

台風の影響なのか、昨夜もかなり気温がさがり「熱帯夜」には程遠く、比較的寝やすい晩であった。
 
そして午前中は大気の不安定さからなのか、短時間だが激しい雨が降り、開け放した窓から内部に雨が降りこむほどであった。
 
さて先週の3日に、「脛に傷持つ岸田はフランス外遊に娘を同行させていた議員には何も言えない」とつぶやき、翌4日には、「怖いSNS 遠のく大臣の椅子」の中で、自民党女性局の松川るいや今井絵理子らの「フランスバカンス旅行」実態を暴いたつもりだったが、週刊FLASHはナント参加者から全スケジュールを入手したという。
 
今井絵理子・松川るいが参加した「パリ視察」全スケジュール…研修はわずか6時間、セーヌ川クルーズ、シャンゼリゼで買い物
 

自民党女性局長の松川るい参院議員(52)、局長代理の今井絵理子参院議員(39)が、7月下旬のフランス視察中にSNSに投稿した写真が、まるで観光旅行ではないかと批判され、炎上している。
松川議員は8月1日、党本部で謝罪したが、視察に次女を同行させていたことが本誌報道で明らかになった。自民党中堅議員が、こうぼやく。
「松川さんの謝罪が、いかにも歯切れが悪かったうえに、直後に次女の件が明らかになった。世間が納得しないのは当たり前で、松川さんも後ろめたいことがないなら、自分から説明をするべきだった」
 批判を浴びた議員たちはSNSで反論している。今井議員は、「無駄な外遊ではありません」と強弁。さらに、視察に参加した長崎県議のごうまなみ氏は、《地方の視察より過酷でほぼ自由時間もなく》と投稿し、エッフェル塔の滞在時間は、わずか10分程度であると主張した。松川議員自身も、SNSに《非常に真面目な内容ある研修であった》と記している。
 だが、本誌が今回入手した旅程表によれば、事実はまったく異なる。
「令和5年女性局フランス研修 研修ノート」と題された冊子には、出発(7月24日)から帰国(28日)まで3泊5日の日程が記載されているのだが、純粋な研修に充てられていたのは、たったの6時間。
 ガイドツアーや、在仏日本大使らとの食事会を含めても、10時間にしかならないのだ。ここからは詳細にスケジュールを見ていこう。
初日は、入国手続を終えてホテルでの結団式となっているが、食事にうるさいセンセイ方のためだろうか、そこにはわざわざ「肉料理」と記されている。
 2日めは朝食の後、10時からは国民教育・青少年省の担当者からブリーフィング(簡潔な説明)を1時間。なんと、午前中の予定はこれで終了だった。昼食として一行は、「魚料理」を堪能している。
「1949年創業の老舗レストランです。ランチは30ユーロ(約4700円)からコースが食べられます」(現地駐在員)
 午後にはフランスの国会議員2組と1時間ずつ面会が設定されているが、“お仕事” はここまで。リュクサンブール宮殿(国会議事堂)をガイドツアーで見学し、「10分程度」とされるエッフェル塔での観光には、旅程表では30分が割かれていた。
 そして夜こそが、この日の目玉だったのかもしれない。2時間の自由行動の後、20時半からセーヌ川で、2時間半の優雅なディナークルーズが組まれていた。
 3日めは、さらに観光色が強い。国会議員らには午前中に1時間の保育園視察があるものの、他の参加者は14時40分まで研修はない。国会議員らも早々に合流し、シャンゼリゼ通りでの自由行動が2時間以上。旅程表には「ショッピング等をお楽しみください」とわざわざ書かれ、はしゃぎっぷりが伝わってくる。
 元自民党職員で政治アナリストの伊藤惇夫氏は、この「実働6時間」の旅程表を見て、「“観光旅行” と受け止められても仕方がない」と思ったという。伊藤氏が続ける。
「これだけ自由時間がある視察を見たことがありません。この日程を決めた人物は、視察の目的がこれで果たせると、なぜ考えたのか。団長の松川さんは、党費を使ったことは認めているので、党員に説明する責任があります」
 そして、この「研修ノート」には、さらなる問題が隠されていた。視察の参加メンバーが掲載された「団員名簿」では、同行していた松川議員の次女が、38人の派遣団員に含まれているのである。
 松川議員は、SNSに投稿した釈明文にこう記している。
《38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々》
 自民党に入党できるのは、満18歳以上だ。松川議員の次女は小学4年生で、当然その資格はないはずだが――。
 自民党関係者によれば、今回のフランス視察で、国会議員以外の派遣団員の自己負担額は20万円だったという。もちろんこの金額で渡仏できるわけもなく、つまり次女の渡航費にも、党費が使われた可能性があるのだ。
「党本部は、報道で初めて松川氏の次女が視察に同行していることを把握したようです。松川氏は次女の渡航費について帰国後、党に実費を追加で支払うことになったといいます」(自民党関係者)
 さらに松川議員は、初日の結団式で乾杯の音頭を取って以降、旅程表にその名前が登場していない。
「自分が知る限り、視察中の食事会で乾杯の音頭を取るのは、常に責任者である団長でした。松川さんが別行動を取り、研修を欠席していた可能性があります」(伊藤氏)
 地方行脚で支持率回復を目指す岸田文雄首相は、この “物見遊山” への批判が拡大していることに、激怒しているという。
週刊FLASH 2023年8月22日・29日号

 
 
  
白鳥浩・法政大学大学院教授/現代政治分析
解説こうした報道まで出ていることは、国会議員は身をただす必要がある。
自民党の党費を使用しているとされるが、自民党の党の収入の7割が国民が支払っている税金による「政党交付金」であることは、「政治とカネ」について詳しいものであれば知られていることである。
秋本議員の疑惑も報じられ、「政治とカネ」について強制捜査が入る中で、自民党としても厳しい立場に立たされている。これは政権支持率や、政党支持率にも影響する。
こうした疑念を払しょくするために、参加者は、こうした研修の成果を、必ず出さねばならない。国民の政治に対する信頼が揺らいでいる。何よりも国民の信頼回復につとめる必要がある。
 
・《非常に真面目な内容ある研修であった》どころか、国費を使った家族づれの観光旅行であったのは普通に想定内だと思う。「無駄な外遊ではありません」どころか手つなぎフリンで相手の家庭をダメにしている人が普通に子育て支援や働くママ支援を標榜することこそ無駄な気がする。国費を使って海外に家族旅行に行ったのは許し難い気がする。遊び半分で政治をやるような政治家は必要ないと思う。そして何より客寄せパンダもいらない。これは私の個人的信念です。次の投票の機会には選挙民は慎重に人選を行うことを願います。
 
・私も過去に民間企業や団体等の海外視察に行くことがありましたが、1週間のうち1日を予備日として充てることはありました。日程に余裕が出ればここで休息や観光なども可能となります。
ただしそれ以外は現地企業や官公庁との懇談など終日予定が入ります。ホテルと訪問先の往復で観光どころかまともな食事時間を入れる余裕もないときもありました。夜もその日の総括と資料のまとめ、翌日の準備と日本側との連絡などで深夜まで作業します。もちろん高位の方はその間現地の企業幹部や高官との食事会などが入りますがそれもある意味仕事と言えるものです。
この自民党女性局の研修日程が事実であれば、毎日が予備日のようなものでどれだけ実効性のある「研修」になったのか首を傾げるばかりです。

 

 
最初に嘘をつくと後から真実が出てきて、今年の秋ころ予定されていた内閣改造で入閣予定だった松川るいは、まさに「怖いSNS 遠のく大臣の椅子」となるかもしれない。
 
ところで、昨日の8月6日は米軍によって大量殺りく爆弾が落とされた日から78年目にあたる。
 
毎年歴代の総理大臣が公務として出席し、官僚作文を読むのだが、前年の丸写しと批判されたこともあった。
 
今年の岸田文雄はどうだったのか?
 
岸田首相、核廃絶の決意表現がトーンダウン 広島原爆の日にまた核禁条約に言及せず…サミットの成果は強調
 
岸田文雄首相は6日、広島市の平和記念式典でのあいさつで、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の成果を強調し、「『核兵器のない世界』の実現に向け、引き続き積極的に取り組む」と語った。ただ、昨年のあいさつと比べ、核廃絶への決意を込めた表現はトーンダウンし、核兵器を全面的に違法とする核兵器禁止条約には今年も言及しなかった。
◆広島市長は核抑止を「破綻」と指摘したが
核軍縮をライフワークとする首相が広島の原爆忌にあいさつするのは2度目。ウクライナ侵攻を続けるロシアによる核威嚇などで「(核軍縮への)道のりは一層厳しくなっている」との認識を示し、「このような状況だからこそ『核兵器のない世界』の実現に向け、国際的な機運をいま一度呼び戻すことが重要だ」と訴えた。
 特にアピールしたのが、広島サミットの意義だ。各国首脳が被爆の実相に触れ、核軍縮に関する共同文書「広島ビジョン」を議長としてまとめたことなどで「核軍縮に向けた国際社会の機運を高めることができた」と強調した。
 だが、広島ビジョンは防衛目的のための核兵器による抑止力を肯定しており、被爆者らの失望を招いた。この日、首相のあいさつに先立ち、松井一実広島市長は平和宣言で「核抑止論は破綻している」と指摘したが、首相は今後の核軍縮への具体策をほぼ示さず、「努力をたゆまず続ける」と語っただけだった。
◆淡泊に「積極的に取り組む」
昨年のあいさつでは「広島の地から私は『核兵器使用の惨禍を繰り返してはならない』と声を大にして世界に訴える」「いかに難しくても『核兵器のない世界』への道のりを歩む」などと首相の決意を込めた言い回しが目立った。今年は「積極的に取り組む」といった淡泊な表現が多く、首相の強い思いが前面に出ていたとは言い難い。
 また、昨年に続き、核禁条約には触れなかった。松井氏は平和宣言で11月の同条約第2回締約国会議へのオブザーバー参加を求めたが、首相の言及はなかった。日本政府は核保有国が参加していないことなどを理由に、同条約に距離を置いているが、被爆者らが願う核廃絶の歩みの先頭に立たなければ、「唯一の戦争被爆国」の立場はかすんでいく。

 
残念ながら宗主国の米国に「核を放棄せよ」とは口が裂けても言えない自民党歴代首相だったので、岸田文雄の頭の中には被爆者らのことは全くなかったのであろう。
 
もはや何を言っても、なにをやっても内閣支持率は回復せず、まさに負の スパイラルの堕ち込んだようである。
 
負のスパイラルに陥った岸田首相「勝負」だった記者会見でも売りもやる気も感じられず
 
首相の記者会見は毎日開かれるものではなく、開く際はなにがしかのテーマがある。今回は、国民の間に不安が広がっているマイナ保健証の行方が大きなテーマで、不安や批判を和らげるには、理解しやすい説明が絶対的に必要だ。そこに向けては、首相の「やる気」が感じられることも必要だと思うのだが、個人的には「売り」「やる気」両方とも感じられなかった。
首相は、プロンプターを見ながらも、たまに正面を見据えた。生中継やライブ配信を意識したのだろう。カメラ目線も交えながら説明していたが、言葉だけでは伝わらない部分もある。しかも、必ずしも流ちょうとは言えない岸田首相のしゃべり方では、耳にすんなりと入ってこない。パネルなどを使って説明してもよかったように感じた。
首相官邸のSNSを見ると、「なぜマイナカードを早期普及?」「マイナ保健証への移行は国民の不安払しょくを最優先」「マイナ保健証のメリットを実感してもらえるように」のテーマに沿った説明の画像が投稿されていたが、肝心の記者会見場にはなかった。首相の説明は、どこか「いいわけ」のように聞こえる部分も目立ち、何が何でも分かってもらおうという努力感も見えなかった。だからこそ「やる気」を感じなかった。首相の記者会見は、時に「勝負の場」となる。かつて小泉純一郎氏は、2005年8月、持論の郵政民営化の法案が参議院で否決されたことを受けて衆議院解散に踏み切った。記者会見では、いつもは背景の青いカーテンが、紅色のものに変わった。小泉氏の熱っぽい語り口もあり、燃えるような胸の内を表す「演出」だった。また、今回のように国民の批判が強かった安保法制の構築に向けて、2014年5月に安倍晋三氏が政府の基本姿勢を説明するため会見した際には、パネルを横に置いて自ら指し示しながら集団的自衛権のあり方を説明。パネルの内容には野党が反発したし、賛否もあったが、少なくとも分かってもらおうという姿勢は醸し出された。
こうした視覚的なことを含めた「演出」は、岸田首相の記者会見では見られない。言いっぱなしでも信頼を寄せてもらえる状況には今、岸田首相は置かれていない。マイナ保健証への批判が広がり、岸田首相の支持率がどんどん落ちているのは、国会答弁や記者会見で自分の訴えが伝わった気分になっているものの伝わっておらず、伝えようとする努力が見えない側面もあるのではないかと感じる。
そんな岸田首相について永田町関係者の間に、7月下旬、首相が来年9月の自民党総裁選不出馬を示唆したとする「怪文書」が回った。「支持率続落で一転弱気に」「伝家の宝刀も抜けず仕舞いか」のタイトルで、7月中旬に少数の側近と打ち合わせした際に「総裁選には出ないかもな」と漏らしたというのだ。側近との打ち合わせ内容が漏れることは重大だが、「真意は不明だ。果たして…」とのオチもあり、真偽は分からない。それでも「弱り目にたたり目状態」(野党議員)といわれる首相の今を象徴するような内容だった。
負のスパイラルを脱する見通しは立たず、厳しい立場はまだまだ続くことになりそうだ。

 
「怪文書」は対抗する政敵が発行することが相場なのだが、時にはアドバルーン的な役目もある。
 
しかし、「「伝家の宝刀も抜けず仕舞いか」ということは岸田文雄の早期の撤退を望んでいる連中の仕業かもしれない、とオジサンは思う。  

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