新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

警察が国家権力の手先になると予想される未来像

2019年08月11日 10時43分43秒 | 安倍晋三


梅雨明けが平年より30日遅れたことを取り戻すように関東地方は連日の真夏日が続いている。
 
暦の上では「立秋」を過ぎたのだが、日中はまさに「盛夏」真っ盛りである。
 
夏らしく早朝の「アブラゼミ」の「ジー、ジリジリ・・・」という声で起される。
 
あの声を聞くだけで汗がじっとりと出てくる気持ちになる。
 
この名前の由来は‘油ものを揚げている音’ということらしいが、彼らにとっては不名誉な名前であろう。
 
その声にいつの間にか「ミ~ンミンミンミン ミーーー」という声が参加してくる。
 
ミンミンゼミの鳴き声を調べている人によれば、「始まり」と「終わり」がはっきりとあり、それなりに「歌」になっているという。
 
確かにジックリと聴いてみるとある一定の鳴き方を何度も繰り返している。
 
この繰り返し回数も実は西と東では差があるという。
 
よく聴いていると、たまに鳴き方が変る場合がある。
 
安全を脅かす外敵が近づいたのかと思ったが、ものの本によれば、これはひょっとすると「誘い鳴き」らしい。
 
すなわち、鳴いている最中に運良くメスが飛んでくるとその後の鳴き方が変るという。
(セミはオスしか鳴かないことは常識です!)
 
最初の「ミ~ン」という一番張りのある部分が無くなり、平板に「ミンミンミン・・・・・・・・・」を繰り返しながらメスに近づいているという。
 
もっと早くこのような生態を知っていたらより楽しいセミの声を楽しめたかも知れない。
 
気持ちにゆとりがある時などは、この「ジージー」と「ミ~ン ミ~ン」の声の競演は、心地よいハーモニーとなる。
 
もっともオジサンの高校時代の夏合宿の時などは、僅かな休憩時間に疲れた体を休めている時に聞く「ミンミンミン」は「眠・眠・眠・・・」と、休むな・眠るな、と聞こえていた。
 
最近は夕暮れ時には気温が下がり、なんとなく秋の気配を感じさせてくれる。
 
登場するのは、セミの声で最も複雑で音楽的な鳴き方をする「ツクツクボウシ」である。
 
若い頃オジサンは「ツクツク法師」という名前だと思い込んでいた。(決して間違いではなさそう)
 
しかし実態は起承転結がハッキリしたリズミカルな音を奏でる優れものである。
 
最初の前奏として「ジ・・・・・・」と鳴き始め、「オーシンツクツク、オーシンツクツク」を10数回繰り返しながら段々とテンポを速め、最後に「オーシン」と尻上がりに発声しながら、最後は「ジ~~~~」という後奏で終わる。
 
この声が頻繁に聞こえると、オジサンは子供の頃、夏休みの宿題の最後の追い込みに追われていたのを思い出す。
 
なぜかいつも「写生」の宿題が残り、遠くに連れて行ってもらったことがなかったので、自宅の窓から見える風景ばかりであった。
 
こんな他愛の無い想い出にふけっていたら、昨日、怒りと共に背筋が寒くなるようなツイートが目についた。
 
その前に状況をかいつまんでおさらいする。
 
先月の参議院選挙で安倍晋三の街頭演説にヤジを飛ばし警察官に取り押さえられ排除された人たちが多くいた。
 
その中にはアルバイトで学費をまかなう苦しい生活の中、札幌の大学に通う女子大学生も道警に排除されていた。
 
「人がいっぱいこの辺にいて、この辺で『増税反対!』と言った」(女子大学生)
 
声をあげて、すぐに10人以上の警察官に囲まれ、身動きがとれなくなったといっていた。
 
「(道警の女性警官が)どこかに連れていこうとするが、連れていかれたときに何が起こるかわからないし。すごい怖かった」という女子大学生。
 
彼女は、とっさにスマートフォンでやりとりを録画して公開した。

 
 
「どうしろっていうの?私に」(女子大学生)
「さっき約束してって言ったじゃん」(道警)
「何を?」(女子大学生)
「声あげないでくれよ~って」(道警)
 
安倍晋三が札幌駅をあとにしても、なお警察官は彼女をいつまでも取り囲み続けたという。
 
「ウィンウィンの関係になりたい。ウィンウィンの関係に」「何か飲む?買うよ。お金あるから。何か飲まない?ジュース買ってあげる」(道警)
 
「何も信用できない、あなたたちのこと」(女子大学生)
 
「うちらも信用できないからさ。一緒についていくしかないの。大声出さないでほしいなっていうだけなんだよ?」(道警)
 
当時はただヤジを飛ばしただけで排除された人がいる一方、安倍晋三を支持するプラカードを掲げた人たちは、排除されることは無かったという。
 
「お願い、お願い、お願い…きょうはもう諦めて」「ジンジャーエールですか?ウーロン茶ですか?」「きょうはもう諦めて」「何飲みますか?」(道警)
 
その後昨日10日、道警に抗議し説明を求めるデモを行った。
 
『道警は説明責任果たせ!』札幌で抗議デモ ヤジ排除に危機感
 

多くの国民は国の最高責任者に直接意見を言えない立場にある。
 
近づけることができるのは、春に開催される「総理と桜を見る会」への招待者くらいで、彼ら彼女たちは「安倍礼賛者」であり、決して安倍晋三の耳に痛いことは言わない連中である。
 
こんな状態に浸かっていると、自分は国民から支持され「愛されている」と錯覚し、ついには確信になっていく。
 
これがよく言われる「裸の王様」症候群なのだが、残念ながらアンデルセンの「裸の王様」に出てくる「1人の小さな子供」が日本に現れる可能性が限りなく少なくなっている、とオジサンは思う。
 


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