新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

自民党は弔い選挙で大勝利ならニンマリするのは誰だ

2022年07月09日 12時00分41秒 | 岸田文雄

昨日の安倍晋三の「心肺停止状態」の一報を聞いた多くの閣僚や野党党首、都心の首長クラスがそろって口に出したことががこれ。
言論の自由、民主主義を破壊する蛮行だ!!
 
チョットまでよ!戦後最長の長期政権下で、政治を私物化し国会では数の暴力で国民を二分する法案を強行採決したり、さらには内閣法制局長を意にかなった人物に変えて、憲法では禁止されている「集団的自衛権」を閣議決定し、自衛隊員を米軍の手先に提供する道を作ったのは一体誰だったのか。
 
そのような行為は「蛮行」とはよばれないのだろうか。
 
安倍晋三の死去に伴う本日の在京大手メディアの社説のタイトルだけを列挙しておく。
 
■朝日新聞「【社説】安倍元首相銃撃、民主主義の破壊は許されない
■毎日新聞「【社説】「安倍元首相撃たれ死去 民主主義の破壊許さない
■讀賣新聞「【社説】「「安倍元首相銃撃 卑劣な凶行に怒り禁じ得ない…要人警護の体制不備は重大だ」」        

 まあ、大同小異といったところか。
 
政権に全く忖度しない政治家とジャーナリストの発言も紹介しておく。
 
小沢一郎氏『長期政権が招いた事件』と持論 安倍元首相銃撃に」 
   

「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」と述べた。小沢氏は演説後、記者団に発言の真意を問われ「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と語った。
 小沢氏は演説で安倍元首相の訃報に触れ、「私は彼のおやじさんの安倍晋太郎さんからの付き合いですから、大変残念で心からお悔やみ申し上げます」と発言。その上で「自民党の長期政権、長い権力が日本の社会をゆがめ、格差が拡大し、国民の政治不信を招き、その中から過激な者が暗殺に走った。社会が不安定になると、このような血なまぐさい事件が起きる」と持論を展開した。

  
『ナショナリズムの旗振った安倍氏を、元自衛官がなぜ』 青木理さん」  
 
あらゆる事件やテロには社会的、政治的背景があります。日本はこの数十年、経済は長期低迷から脱せず、格差や貧困が広がり、将来への展望を描けない焦燥感を抱えた時代でした。政治がこれに十分対処したとは到底言えず、多くの人びとが政治に失望し、諦めのような感情を抱いているでしょう。こうした閉塞(へいそく)感や不安感、不満が強ければ強いほど、治安が悪化し、政治に対するテロが起きてしまうのは内外の歴史が教えてくれるところです。
だからこの国が一層危うい方向に向かってしまうことを強く懸念します。戦前の5・15事件や2・26事件を想起させるような元自衛官による犯行である点にも危惧を覚えます。昨年亡くなった作家の半藤一利さんは、社会が戦争に向かっていく兆候の一つとして「テロの実行が始まる」ことを挙げていました。容疑者の動機や背後関係はまだはっきりしませんが、ナショナリズムや愛国主義の旗を振ってきた安倍元首相が、元自衛官の凶弾に襲われたのはなぜか。その動機や背景の解明を急ぐと同時に、事件の要因となった課題の解決に全力を傾ける必要があると感じています。

 
安倍晋三の死亡が正式に発表されてから、テレビ各社は予定の番組をすべて中止して、国家元首の悲報並みに過去の成果のヨイショ番組を垂れ流していた。
 
安倍晋三政権には厳しかったこのメディアは冷静に安倍晋三の過去の悪行を解説していた。
 
交錯し続けた『支持』と『反発』 死去した安倍元首相の政治 集団的自衛権、改憲、アベノミクス
 
◆「戦後レジームからの脱却」掲げ
 「いかなる事態にあっても国民の命と平和な暮らしは守り抜いていく」。安倍氏は2014年7月1日、戦後、一貫して守ってきた憲法解釈を変更し、集団的自衛権行使を容認すると宣言した。「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、防衛庁の省昇格などを進めた06~07年の第1次政権からの宿願だったが、世論を大きく二分した。
 憲法を「戦後レジーム」の象徴とみなし、改憲にも強い意欲を示した。17年には憲法9条への自衛隊明記を掲げ、20年に改憲の施行を目指すと表明。現役首相が国会の議論の期限を区切る強引な手法は反発を招いた。
 外交では良好な日米関係の維持に腐心し、米国からの防衛装備品の購入を増やして防衛力を強化。トランプ前米大統領とは蜜月関係を誇ったが、対米追従という批判が付きまとった。
◆モリ、カケ、サクラ…「負の遺産」も
 12年末に発足した第2次政権では衆参選挙に連勝して「一強」と称されるようになると、権力集中の負の側面が影を落とす。
 妻の昭恵氏と関係が深い学校法人に国有地が格安で売却された森友学園問題は、財務省による決裁文書の改ざんに発展し、財務省職員が自死。自身の「腹心の友」が理事長を務める学校法人に国家戦略特区制度を利用して獣医学部設置を認めた加計学園問題は、官僚の忖度そんたくが取り沙汰された。
 自らの支持者を政府行事に招いた「桜を見る会」の問題は、後援会主催の前夜祭の参加費を補填ほてんしたとして、政治資金規正法違反で公設秘書の罰金刑が確定。安倍氏は不起訴だったが、長期政権で行政を私物化したと非難され、「負の遺産」の清算は岸田政権に持ち越された。
◆「トリクルダウン」不発 経済再生道半ば
 岸田政権が引き継ぐアベノミクスでは、日銀による大規模金融緩和が円安を進行させて自動車をはじめとする輸出企業の収益改善をもたらしたが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高で「副作用」が目立ち始めている。
 安倍政権では日経平均株価が上昇に転じ、雇用環境も改善に向かった。新型コロナウイルス禍の前には有効求人倍率が全ての都道府県で初めて1を上回るなど、一定の成果を上げた。
 しかし、日本経済の追い風だった円安は、エネルギーや食料の価格高騰をさらに加速させている。アベノミクスで大企業は過去最高益を上げるなど潤ったが、中小・零細企業などに富が滴り落ちる「トリクルダウン」は起きず、経済再生は道半ばだ。

 
さて、ネット上に拡散されている動画や画像の数々には、頭から否定できないものも多くあった。
 
例えばこの動画。
 

2発目の銃撃は首から胸あたりに命中したのだが、安倍晋三はステップから自分で足をついておりているように見える。
 
こんな画像もあった。
 

 
そして極めつけは、安倍晋三が倒れ選挙スタッフがマイクで「看護師さんおりますか!」と叫んだら、おなじみのこの人が登場。

 


衆人環視の中で失血死のはずの安倍晋三の胸からは出血がなかった画像。
 

本来は発砲事件では警察は被害者の体以外に発砲された銃弾は徹底的に調べるのに、1発目も2発目もどこにもなかったという不思議。

 
そしてあり得ないことだが、こんなツイートが拡散されていた。
 

 
まあきりがないくらい虚実綯い交ぜの情報が瞬時に広がるSNS時代ならではある。
 
ところで、安倍晋三にもし何かあれば、この国の事だから、殉職者として昇華され批判することがタブー視されるし、まともな批判もテロリスト扱いにされてしまう、とこの姫は危惧していたが、どうやらそうなりそうな雰囲気も広がっているようだ。
 
この日本で安倍元総理が二発も銃弾を受けるとは、ぜったいに生きて!
 
日本は不思議な国だ。
街頭演説を聞いていて少しでも政権批判をするものなら即座に警官に排除されるのに、散弾銃を持ってきて背後から撃つような人間から(多分挙動不審であったろうに)演説者を守れないなんてどういう国なんだろう。
安倍は国家の総理の犯罪と言っても良いような森友学園や加計学園、桜を見る会の問題で未解明の渦中にいる人だった。
これを解明する前に不慮の事件などあってはならない事だ。
安倍元総理は絶対に死んではいけない。
無事を祈りたい。
この人こそ凶弾に倒れてはいけない政治家だ。
暴力で口を封じることはあってはならない事だ。
民主主義を否定するような言動はあってはならない。
もし安倍に何かあれば、この国の事だから、殉職者として昇華され批判することがタブー視されるし、まともな批判もテロリスト扱いにされてしまう
安倍は司法が機能していたらきちんと決着をつけなければいけない人間だったことは確かで、日本国の為にも国民の為にも真相解明は必要だと思って来たのに、軽率な行為をした男に対してものすごい憤りを覚える。
安倍支援者は、安倍を批判してきた人間が、殺そうとしたかのような逆恨み状態はどうにかならないか。
感情的にぶつかっても良い事など何一つないのに。。。
批判は批判、そして殺す行為とは相いれない。
それが分からないからこそ、安倍と一体化してきたのだろうが。。。
そんなことを言っていたら、安倍支持者によって野党の議員は全員殺人者に認定されかねない。
山上徹也容疑者(41)は「安倍晋三元首相の政治信条に対する恨みではない」と供述しているそうだ。
安倍支持者は冷静になりましょう。

 
ネットには「これで安倍晋三への同情から選挙は安泰」とか、「岸田文雄も重石がなくなり済々したことだろう」という口さがない言葉が躍っていたが、あながち無視できない言葉であろう、とオジサンは思う。 
 
    

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