新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

政権のトップと会食をするという日本独自の悪しき慣行が「ゾンビ政権」を支えている

2023年03月15日 12時00分26秒 | マスメディア

所詮は子宝に恵まれなかった安倍晋三の「チルドレン」の1人に過ぎなかった杉田水脈や三浦瑠麗らがいたが、安倍晋三の銃殺で人生が暗転した人間の代表格として挙げられるのが高市早苗なのだろう。
 
もはや哀れさえ感じさせられる国会での振る舞いであった。
 


 
ところで、あたかも高市早苗が諸悪の根源かのように参議院予算委員会で攻められていたが、事の本質は安倍晋三によるメディア統制という憲法や放送法が保障する表現の自由に対する不当な政治介入であったという事実を忘れてはならない。
 
次から次へとデタラメ発覚 側近のチンピラを重用、国民を舐めていた安倍政治
 
 
 
放送法の「政治的公平」に関する行政文書をめぐる問題。その本質は、憲法や放送法が保障する表現の自由に対する不当な政治介入だが、当時総務相だった高市経済安保相が「捏造だ」と言い張るため、岸田政権は調査に及び腰だ。総務省が10日に発表した途中経過も、「作成者が確認できていない」「実際にやりとりがあったかどうか内容を精査」などノラリクラリだった。
 中でも驚いたのが、執拗に介入を繰り返した礒崎陽輔首相補佐官(当時=参院議員)について、「強要があったとの認識は関係者全員が示さなかった」としたこと。曖昧決着で収束させたい一心なのだろうが、行政文書に残された礒崎発言を読んで、「強要がなかった」に納得する人がどこにいるのか。「局長ごときが言う話ではない」「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。クビが飛ぶぞ」「俺を信用しろ。ちゃんとやってくれれば悪いようにしない」──。総務省から安倍官邸に出向していた山田真貴子首相秘書官の「今回の話は変なヤクザに絡まれたって話だ」という発言が文書に残っているとおりで、誰もが眉をひそめるような“ヤクザ”まがいの言動以外の何ものでもない。
「礒崎さんには、当時、自民党内の一部も冷ややかでした。失言を繰り返し、安倍政権の“アキレス腱”と報じられたこともあった。側近偏重で倒れた第1次の『お友達』政権の二の舞いかと危惧されたものです」(自民党関係者)
■集まるのはゴマスリばかり
 いま礒崎は、2019年の参院選で落選してタダの人だ。しかし、忘れちゃならないのは、礒崎が第2次安倍政権当時、首相補佐官として13年に成立した特定秘密保護法や15年の安保関連法制を担当し、安倍首相の“知恵袋”“懐刀”と呼ばれていたことである。東大法学部を卒業し、旧自治省(現総務省)に入省したエリート政治家が、虎の威を借って傍若無人なふるまい。
 実は、今回の行政文書の件以外でもトンデモ発言を連発して問題になっていた。
 憲法で権力を縛る「立憲主義」は憲法学の常識なのに、「この言葉は、学生時代の憲法講義では聴いたことがありません。昔からある学説なのでしょうか」とツイッターでつぶやき、憲法改正について講演で「国民に一回味わってもらう」と言い放った。極め付きは安保法制をめぐって飛び出した「法的安定性など関係ない」という暴言。与党も問題視し、礒崎は国会に参考人招致され、発言を撤回、謝罪させられた。
 ところが、補佐官辞任論も出たのに安倍がかばって辞めさせず、結局、有権者が選挙で良識を見せて落選させた形だ。こんなチンピラを重用したことに、安倍政権の体質が表れていると言える。
 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「安倍さんは『自分が一番かわいい』という人なので、自分のために働いてくれる者が“愛いやつ”になる。政治家としての能力や資質は二の次で、自分の主義主張を広めてくれればいい。だから、安倍さんの周囲に集まってくるのはゴマすりタイプばかりなのです。今回、渦中の人となっている高市さんもそう。『捏造』だとか『大臣も議員も辞める』とか、森友問題での安倍さんと同じ発言をすれば、安倍シンパが喜ぶと思っているのでしょう」
・・・中略・・・
■アベ政治にからめとられた自民党では絶望的
親分がチンピラだから子分にも同類が集まる。安倍政権で官房副長官だった世耕弘成参院幹事長のアベノミクスをめぐる最近の発言もチンピラ同然だ。
 日銀の黒田東彦総裁が推し進めた「異次元緩和」について、日銀前総裁の白川方明氏が「壮大な金融実験」と批判したことに噛みつき、「まずご自身の時代をしっかり総括していただきたい」とドーカツした一件のことである。
 その世耕と安倍派の跡目争いをしている萩生田光一政調会長も安倍政権時代の官房副長官であり、党の役職でも総裁特別補佐を務めた。思い返せば萩生田こそ、選挙報道で政治的公平を事細かに求めるペーパーを出して放送局に圧力をかけた張本人である。
 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「『類は友を呼ぶ』という格言通りの政権でした。社会を分断して、敵をつくって攻撃。丁寧な手続きを軽視して、強権的に政策を遂行。そして、嘘もつき続ければ、真実になると考えている。そんな手法のとんでもない政権でした。ハト派の宏池会の岸田首相は、本来、安倍氏とは異なる方向性が出せるはずなのに、安倍氏なきアベ政治にからめとられた自民党には、もはや振り子の論理が働かない。安倍氏に乗っ取られた自民党は、多様性や柔軟性を失い、硬直化してしまいました」
 安倍がいなくなったことで、安倍政権のデタラメの数々が改めて暴かれる。よくもまあこんな政権が8年も続いたものだ。
 アベ政治と決別できない自民党政権では、この国は決して良くならない。


 
本来ならば岸田文雄がキチンと安倍晋三の負の遺産整理を速やかにすればよかったものの、党内の岸田派の脆弱さから、「安部派」を無視することができなかった。
 
そうなれば、こんな動きが出てくるのは当然の成り行きであろう。
 
萩生田、加藤、武田“非主流派トリオ”が菅前首相と会食…岸田体制を揺さぶる三者三様の思惑
 
どんな狙いがあるのか──。12日夜、菅義偉前首相、萩生田光一政調会長、加藤勝信厚労相、武田良太元総務相の4人が会食したことが永田町で注目を集めている。
 菅前首相は年初に増税批判などで“反岸田”のノロシを上げたといわれたが、最近は健康不安説が流されたりと、鳴りを潜めていた。今月に入って日韓議連会長内定で表舞台に出てきたのを機に、反岸田の動きを再開させるということか。
「萩生田、加藤、武田の3人は、菅さんが官房長官と総理だった時代に支えてきたメンバーです。萩生田さんと加藤さんは菅さんが官房長官の時の副長官。菅政権では、加藤さんが官房長官、萩生田さんが文科相、武田さんが総務相でした。久しぶりに3人で菅さんを囲もうという話になったようです」(自民党関係者)
 会合では「防衛費増額の財源や少子化対策などについて意見が交わされた」「韓国との議員外交にしっかり取り組むことで一致」「10増10減をめぐる候補者調整で意見交換」などと報じられているが、要は会談の中身より「4人で会食した」という事実が話題になることが目的だろう。
■焦りと牽制
4人に共通するのは、岸田政権では「非主流派」だということ。岸田政権を支える自民党の主軸は岸田派ー茂木派ー麻生派。岸田は要所要所で、茂木幹事長、麻生副総裁と会い、「三頭政治」で政権の方向性を擦り合わせている。そうした岸田体制への“揺さぶり”というわけだ。
 事情に詳しい永田町関係者はこう話す。
「武田さんは非主流派である二階派の次のキーマン。麻生さんとは地元の福岡で犬猿の仲です。加藤さんは茂木派所属ですが、現状の茂木会長に納得しているわけではなく、自分こそが派内の『ポスト岸田候補』だと思っている。実際、茂木派は一枚岩ではありませんしね。そして、安倍派後継を狙っている萩生田さん。党三役に就いているものの、安倍派は最大派閥ながら岸田政権で中途半端な扱いです。増税など財務省中心の岸田路線でいいとも思っていない。つまり、武田氏、加藤氏、萩生田氏は三者三様に思惑がある。岸田政権との距離感を見せ、菅さんと会食することで、それぞれが存在感を高められると考えているのでしょう」
 低位安定の岸田内閣の支持率がここへきて微増傾向にある。非主流派の焦りからくる牽制もありそうだ。

 
昔から政界は一寸先は闇といわれ、「呉越同舟」が当たり前の世界である。
 
したがって「反主流派」と宣言することも憚れ、「非主流派」という緩い結びつきなので、三者三様に思惑がある」のは当然なのであろう。
 
そんな連中に陰に陽に揺さぶられている岸田文雄はどうしているのか。
 
岸田首相が何度も電話で『どうすれば支持率が上がりますか?』麻生氏『これ以上は下がりようがねえよ』のエンドレス茶番に終止符を」 
■延命しか頭にない
コロナ禍後の日本をどう建て直すのか。戦争にインフレ、激動する世界の中で、国家の舵をいかに取っていくべきか。今は重大な岐路であるにもかかわらず、トップたる総理大臣は空虚そのものだ。周囲を固める政治家たちも、自分の都合ばかり考え、異常事態に注意を払おうともしない。
このままでは、また日本は「空白の時代」を過ごすことになってしまう。
岸田はこの期に及んで、保身の策に動き始めた。前出と別の自民党閣僚経験者が言う。
「総理は今、選対委員長の森山裕さんに急速に接近している。2月16日に立ち上げた再生エネルギー関連議連では発起人に岸田・麻生・森山が名を連ねたが、この3人が再エネに関心があるなんて聞いたことがない。また27日には銀座で岸田派・森山派の幹部をそれぞれ同伴して会食した。選挙区調整について話したというが、それは表向きで、これもしっかり森山派を取り込むということ。
総理は、政局巧者の森山さんを押さえておけば、いかに菅さんや二階(俊博・元幹事長)さんでも身動きが取れないだろうと踏んでいる。茂木潰しのために、次の人事では森山さんを幹事長につけることまで考えているという話だ」
岸田政権はもはや、生きる目的を見失い、ただ自らの延命しか頭にないゾンビと成り果てた。この惨状に国民が「否」を突きつけないかぎり、日本の迷走は止まらない。

 
「岸田政権はもはや、生きる目的を見失い、ただ自らの延命しか頭にないゾンビ」と酷評されながらも岸田文雄は、「岸田首相の一日 3月14日(火)」によれば、朝から夕方までまさに分刻みの忙しさで公務をこなしていたらしい。
 
しかし公務終了後の2時間余りは、「6時25分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」。山田孝男毎日新聞社特別編集委員、小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、芹川洋一日本経済新聞社論説フェロー、島田敏男NHK放送文化研究所エグゼクティブ・リード、粕谷賢之日本テレビ取締役常務執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と会食。8時30分、公邸。」という、かつての安倍晋三が定期的に行っていたメディアの幹部連中との会食に勤しんでいた。
 
最もメディアといっても、「讀賣新聞・日本経済新聞・NHK・日テレ」という政権擁護メディア提灯持ち電波芸者として名高い田崎スシローが中心であった。
 
放送法に時の政権が手を突っ込んで「言論弾圧」まがいの動きを見せたのではないかと国会が紛糾している真っ最中に、時の政権の最高責任者に抗議するわけでもなく会食とは、いったいどんな神経の持ち主なのか。
 
 
 
こんな大手メディアの幹部連中が政権のトップと会食をするという日本独自の悪しき慣行が「ゾンビ政権」を支えているだろう、とオジサンは思う。
 
【付録】 ついに学芸会並みの政党が誕生しまった!!!
 
   
 

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