新・定年オジサンのつぶやき

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廃業し社名変更してもジャニー喜多川の呪縛から抜け出せないメディア

2023年10月07日 12時08分21秒 | マスメディア

週刊誌でかつてジャニーズ問題を追及していたのは「週刊文春」だけだったのだが、先月に引き続いて行われた2回目の記者会見では、NHKの現場の記者がすっぱ抜いた「NGリスト」の存在が問題になり、リストに掲載されていたジャーナリスト等が批判の声をあげていたのだが、昨日は「フライデー」の記事が話題となっていた。
 
スクープ!運営スタッフが激白『ジュリー氏も会場にいた』『リストはジャニーズの要望に基づいて作成』
 

10月2日に新会社設立や社名変更についての会見を行ったジャニーズ事務所。新たな船出に向け信頼回復を目的とした会見だったが、むしろ不信感が高まるばかりだ。その最大の理由は「FRIDAYデジタル」が10月5日に詳報した「指名候補記者・指名NG記者リスト」の存在だ。
リストは運営を担当したコンサルティング会社が作成したもので、『指名候補記者』には日経新聞などの大手新聞社、TBSの藤森祥平アナウンサー、芸能レポーターの駒井千佳子氏など8名の名前が並ぶ。一方で『指名NG記者』には、東京新聞の望月衣塑子氏やフリージャーナリストの鈴木エイト氏ら6人の名前が挙げられていた。会見では『指名候補』に上がっていた東洋経済の記者と駒井氏が真っ先に当てられており、リストに沿った進行が行われていた疑惑が高まっている。
ジャニーズ事務所の対応も二転三転しており、高まる不信感に拍車をかけている。しかし、当初から事務所が一貫しているのは「事務所関係者はリスト制作に関与していない」という姿勢だ。だが、その証言にも疑惑が持ち上がっている。運営に関わっていたスタッフは「リストはジャニーズ事務所の要望に基づいて作成された」と断言する。
「9月の一回目の会見は謝罪をメインにしたいという方針があったのですが、今回の会見に関しては、『ジャニーズ側がペースを握っていきたい』という要望が事前に提示されていました。さらに『可能な限りダメージの少ない質疑応答で済ませられるように』という要望もありました。
ただ、運営側としては会見における記者のコントロールまではできないと判断し、その旨をお戻ししたんです。しかしジャニーズ事務所から、『今回の司会の方は会見のリスクマネジメントを上手くできる人だから、顔と場所さえ分かれば上手く回せる』といった意見が出された。結果的に『じゃあNG記者の場所特定までやりましょう』となったようです」
この証言が事実であれば、NGリストの作成に携わっていないとするジャニーズ側の姿勢の信ぴょう性は大きく揺らぐ。さらに会見前の打ち合わせでは、藤島ジュリー景子前社長(57)から直接指示が出る場面もあったという。

「会見で手紙を代読するくだりがありましたが、あれは元々東山(紀之)さんがする予定だったんです。ただ、ジュリーさんが『それだと何か意図があると読み取られるんじゃないか』と意見し、では井ノ原(快彦)さんが読み上げようということが決まりました」(同前)
ジャニーズ側の指示に端を発するとされる「指名候補記者・指名NG記者リスト」。これに基づき、当日は“可能な限りダメージの少ない質疑応答”となるように、綿密な計画が組まれていたという。前出の運営スタッフが続ける。
「流れとしては、リストにある人が受付に来たら、無線で『1番ご案内お願いします』みたいな連絡が来るんですよ。その時、どういうスーツを着ているかとか、どういう時計を着けているかといった情報も一緒に共有されます。そうしたら、手の空いているスタッフがその人を追って、どこに座るかを見るという形でした。そうやって会見が始まる前には、すでにリストの方々の大体の位置が共有されていました」
会見の席は自由であり、どの記者がどこに座るかは当日まで予測できない。そうした状況で、確実に記者たちの場所を把握できるよう、裏では周到に準備がなされていたのだ。さらに本誌は、驚きの証言も入手した。
会見はジュリー氏が欠席したまま行われた。性加害問題解決に向け、先頭に立って引っ張っていく存在だけに、不参加での会見には疑問の声も上がった
10月2日、ジュリー氏は会見場に姿を現さず、井ノ原氏が手紙を代読した。ジュリー氏は手紙の中で「過呼吸にならずにお伝えできる自信がない」と欠席の理由を説明。質疑応答では、そのことについても質問が飛び交った。
しかし――。会見当日、ジュリー氏の姿は会見場にあったという。
「あの日、会見場の裏にはジュリーさんも来ていたと聞いています。会見場には運営スタッフでも入れない『立ち入り禁止ゾーン』があったのですが、そこには『ジュリーさんが来ているから、ここから先は入らないでください』とお達しが出ていたんです。そのゾーンにはジャニーズの一部関係者など、本当に限られた人しか入れないようになっていました」(前出・会見運営スタッフ)
健康上の問題があったとはいえ、説明責任を果たすべき立場のジュリー氏が参加しない影響はあまりに大きい。もし本当に会場まで来れるほどの健康状態なのであれば、時間を区切って参加するなど、出席する方法はいくらでもあったはずだ。
本誌は「指名候補記者・指名NG記者リスト」の作成へのジャニーズ事務所の関与と、ジュリー氏の会見場への来場の真偽について質問状を送った。しかし、送付から24時間が経過し、回答期限を過ぎた後もジャニーズ事務所からの返答はなかった。
再起をかけた記者会見に浮上した新たな疑惑の数々。隠蔽体質が改善されないうちは、ジャニーズ事務所が再び信頼を取り戻す日は訪れないだろう


 
 
 
 
 
 
 
もちろんこの問題の主犯は既に故人となってしまったのだが、その大犯罪人を野放しにしていたメディア業界も改めて批判されているのだが、ジャーナリストの上杉隆が、「四半世紀前にこのジャニーズ問題を追及しながら世を去ったジャーナリスト(あえてジャーナリストと呼ぶ)の梨元勝さんの名誉回復の意味もあり、かつて取材した素材を中心に、現状のジャニーズ問題をめぐる報道を確認しながら、情報を加えて短期集中連載」を発表しており、今回はその2回の記事を紹介しておく。
 
悪いのはジャニーズだけじゃない。名物芸能レポーターがTV界から干された真相
 
■【ジャニーズカルテル(1)】ジャニーズ事務所とテレビ局との戦いに散ったジャーナリストたち
「恐縮です」
少しも恐縮していない様子でこう言いながらマイクを突き出してくる芸能リポーター、それが梨元勝さんだった。全盛期には何十本ものレギュラー番組を抱え、ちょっとしたタレントよりも売れっ子であった時期もある。昭和・平成時代に席巻した芸能リポーターの草分け的存在で、現在も活躍している「梨元学校」出身のリポーターも少なくない。その梨元さんがテレビ局を干された本当の理由をご存じだろうか?
約25年前、彼の真の戦いはジャニーズ事務所とそれで始まった。筆者がニューヨークタイムズで働いていた頃、梨元さんに数回インタビューした。画面の中のイケイケの姿と違って、周囲に気配りする繊細な心の持ち主だった。
隔靴掻痒の感のあるテレビ局のジャニーズ報道の中、それでも批判の炎は消えそうにもない。すべてが後手後手、ジャニーズ事務所のみならず、コメンテーターや評論家、ジャーナリストも判断や解説がずれているようだ。いつまでも問題の本質を「性加害」に留め、世界的に問題視されている「児童虐待」には触れてこない。
10月2日の記者会見でも、「歌舞伎ルール」(日本の記者会見のスタイルを揶揄して海外メディアからはこう言われていた)が適用され、仕込みが散見され、健全なジャーナリストたちを排除する傾向がみられた。
結局、本当の罪状は隠されるのだろう。かつては、ジャニーズ問題の本質が「児童虐待」であることを早々に見抜いていた者もいた。そのひとりが梨元さんだった。
四半世紀前にこのジャニーズ問題を追及しながら世を去ったジャーナリスト(あえてジャーナリストと呼ぶ)の梨元勝さんの名誉回復の意味もあり、かつて取材した素材を中心に、現状のジャニーズ問題をめぐる報道を確認しながら、情報を加えて短期集中連載としてお届けする。
ジャニー喜多川さんによる性加害問題ということでマスコミが大騒ぎしていますが、この時点でフィルターがかかっています。これはセクハラで済むものではなく、暴行傷害事件であり、児童虐待であるのです。ここまで私、上杉が沈黙していたのは、率直に言って、ジャニー喜多川さん本人が亡くなっているし、終わった問題でもあると思ったんですね。しかし、児童虐待に遭った少年たち、元少年たちの当時の傷つけられた心っていうのは、何年経っても、何十年経っても癒されず、人生そのものの重石になっているということに改めて気づきました。
23年前、私自身がこのジャニーズ問題の取材をしていたことについて、まずはお話をしたいと思います。
ジャニーズ問題に関しては、当時ニューヨークタイムズにいた私は、もっとも早くこの問題を報じたジャーナリストのうちのひとりだったと思います。ただ、この問題を報じたがために、その後の約20年近く、ジャニーズタレントとの共演禁止という報復を食らい続けることになりました。
それでも、ジャニーズ事務所との共演禁止を食らいながらも16本のテレビレギュラー、8本のラジオレギュラーを得たというのは、なかなかの人気者だったということでしょう。しかし、仮に、共演禁止にならなければ、もっと別のジャーナリズムの道、あるいは人生があったのかなと思うと、やはり少し失望せざるを得ません。
さて、この問題は、ジャニーズ事務所の問題というよりも、共犯者であるメディア、つまりテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ネット・通信社の問題であり、彼らによる長期間の犯罪を知らないと本質を見間違えると思います。いかんせん、まだネットがそれほど普及していない23年前のこと、取材メモの一部も散逸してしまっていますが、それでも、多くの証拠や証言を保持していました。今回のリポートではそのあたりの情報も加えています。(続く)

 
ジャニー喜多川の卑劣。敵視するジャーナリストへ長期にわたり「報復」の衝撃事実

 
 
■【ジャニーズカルテル(2)】ジャニー喜多川氏本人に直接取材した唯一のジャーナリスト
村西とおる監督がジャニーズ問題で干されたようです。残念ながら、私は村西さんとはお会いしたことがなく、事実関係を確認していませんが、梨元勝さんからフォーリーブスの件に絡んで村西さんのことは聞いていたこともあり、きっとお話ししている通りなんだなと思います。
思えば、ジャニー喜多川氏本人に直接取材したのは、今日ではジャーナリストしては私、上杉隆だけになってしまったんではないでしょうか。だからこそ、これまでは黙していましたが、語らなくてはならない責務が生じたのだと思っています。
本題に入る前に、ジャニーズ取材の背景を解説したいと思います。この間、ノート、メルマガ、ホームページ、あるいはTwitter(X)やFacebookなどに幾たびか経緯をアップしています。ちなみに、Instagramだけはですね、こうしたジャーナリスティックなことは触れないようにしています。私の上杉のインスタをフォローしている方からは、なぜジャーナリスティックはポストがないんだと言われますが、もうそこは自分自身の人生の中で仕事は抜きに楽しみとしてのSNSとして使っているんでご海容いただきたいと思います。
さて、ジャニーズ事務所に取材し、報じたことで、私は20年以上にわたって同事務所のタレントとの共演NGを余儀なくされました。その報復がどれほど仕事に影響を与えたかというと、やられていない人には絶対にわからないほど徹底して行われました。ひとことでいえば、組織的な業務妨害と社会的な報復行為ですね。
きっかけは1999年の終わりでした。当時、週刊文春のみがジャニーズ問題を扱っていました。編集長の松井清人さん、デスクの木俣正剛さんを中心とした(途中で島田真さん)取材チームがニューヨークタイムズを訪ねてきてくれて、ジャニーズ問題についての報道を伝えてくれたんですね。
ちょうど、私自身も、週刊文春で政治関係の連載(不定期)を始めたばかりということもあって、信頼関係を結び始めた時期にあたりました。さっそく、東京支局長経由でニューヨーク本社に掛け合ってもらい、ジャニー喜多川さんの少年虐待の取材の是非についての判断を仰いでもらいました。
当時、ジャニーズ問題については、週刊文春のみが取り上げており、日本のメディアの中で孤立していました。唯一追随したのは東京スポーツ。しかし、メディアとしての信頼度からいえば圧倒的に低く、報道のひとつとしてカウントされていませんでした。もちろん、他のメディアやジャーナリストは、現在の状況からもわかるようにすべて完全に沈黙をしていた状況でした。
そのような中で、のぞみ法律事務所の矢田次男弁護士が暗躍し始めます。週刊文春がデマを流してる、それはもう二次被害であり、後追いをすれば訴訟も辞さないという脅しがなされるのでした。のぞみ法律事務所サイドに付いたのは、全テレビ局、全ラジオ局、全新聞社、全通信社に文春を除く全雑誌です。のちに文春も途中で離脱した時期があったので、まぁ、出版社っていうのは意外にご都合主義なのですが、それでも、この矢田弁護士はその後、TOKIOの山口さんが起こしたスキャンダルでの最初の謝罪会見で、みずからマイクを握って司会をして、自爆していくのですが、まぁ、世の中の無常と因果を感じざるを得ませんでした。
あとは東京スポーツでしょうか、実はもともとジャニーズ事務所から出入り禁止処分を受けていたゆえに、週刊文春の記事をそのまま載せるという形での報道が可能でした。ただ、積極的に取材をしたわけではなく、週刊文春やニューヨークタイムズの記事をそのまま載せるという形だったと記憶しています。当時の担当は延一臣さん、のちの私の連載の担当でもありましたが、正義感のある良い記者でした。週刊文春は、芸能担当の中村竜太郎さんが担当していたと思いますが、それでも何人かいる担当者のうちのひとりでしたね。
私が取材を開始した頃は、ちょうど週刊文春は、ジャニーズ事務所と裁判になることを想定し、補強材料が欲しかったのだと思います。当時の文春は日本社会では圧倒的に孤立し、同業のメディアからも、広告代理店の電通からも追い込まれていましたからね。島田真さん(のちの編集長)から助けてほしいと依頼され、そこで、木俣正剛さん(副編集長)や松井清人編集長と話をしたうえで、これは、ニューヨークタイムズの本社を口説いてでも、書かれるべき内容だと考えたのです。文藝春秋の顧問弁護士である喜田村洋一さんの誠実な姿勢もタイムズ本社に好感を与えたと思っています。
個人的には、シムズ特派員の語った言葉が印象的で、それが取材を遂行するにあたっての使命感のようなものになっていったのを思い出します。シムズ特派員曰く、「これは、ジャニー喜多川という人物による『個人的な犯罪』ではなくて、社会全体が許容している『組織的な児童虐待』だ。座視すべきではない」というのです。それは確かにその通りでした。
取材すればするほど、心の痛む事実が明らかになってきました。何十件もの児童虐待が行われ、誰もがそれに気づいているのに、まさか広告代理店やテレビ局が共犯となって、その後、20年以上もの報復が続くとは当時は微塵も考えませんでした。彼らのやり口は巧妙です。ジャニーズ問題とはまったく無関係のことを持ち出して私たちジャーナリストを攻撃し、弁護士や同業者からの信用棄損と人格攻撃によって、社会的に抹殺していくのです。この国のメディアの醜悪な限界を知った瞬間でした。
仮に、性的な関係だけならば、同意さえあれば、それは当人同士の問題であり、あるいは、民事事案であり、ニューヨークタイムズが取材することもなかったでしょう。なにしろ、当時の日本にはLGBTという概念すらなく、雑誌やスポーツ紙の表紙には平気で「ホモ疑惑」などと書かれている時代でしたから。
百歩譲って、成人同士だったら問題はここまで深刻ではなかったかもしれません。ところが、被害者の少年の中には、当時12歳とか11歳とか小学生、中学生がいたんですよ。確か14歳以下との人物との性交渉は当時の法律でも、仮に合意のもとで行われていても、強制わいせつ、あるいは暴行傷害罪になったはずです。もっといえば、子供たちへの性犯罪は児童虐待に当たります。現在、米国のエプスタイン事件やバチカンでの少年レイプ事件がなぜ世界中で大騒ぎになっているといえば、まさにペドフィリアによる児童虐待だからです。
これは明確に凶悪犯罪なんです。しかも、組織的な隠ぺいも行われているという。ニューヨークタイムズの取材は、カルビン・シムズ特派員と、超優秀なリサーチャーの常岡千恵子さんと私上杉隆の3人がチームを組んで、この問題を追いました。
とはいえ、取材を開始したとはいえ、まだ噂レベルの情報がほとんどで、週刊文春の記事だけではとてもではないが記事化できるはずもない。結論からいえば、のべ50人ぐらいのジャニーズ関係者(タレント含む)、もしくは元ジュニアの方などに直接取材をしました。そして、私自身は当のジャニー喜多川さんを追いかけることになったのです。
連日、彼の自宅と合宿所に通い詰めました。当時の事務所は六本木のアークヒルズにあったんですが、そこは合宿所と呼ばれていて、ジュニアたちの宿泊が可能な自宅も兼ねていました。セキュリティのガードマンのいる正面玄関で、ピンポン、ピンポンと部屋番号を鳴らしたものです。最初のうちはジャニーさんと接触できたのですが、コンシェルジュから顔を覚えられた後は通知がいくのでしょう、私が来るとジャニーさんは外出しなくなりましたね。そうした時は、のぞみ法律事務所に行ったり、乃木坂の隠しマンションに行ったりしました。
それでもしつこく取材を続けていたら、そのうちに弁護士が警察に通報したのでしょう、私が到着するとすぐに麻布署の警官が来るようになりました。警察官も何度も来られていて気の毒でした。もともと議員秘書時代から警視庁には知己がいたので、本庁からも連絡が入って「上杉さん、もうほんとに勘弁してくださいよ」っていう感じになってました。
現場では、「これ以上続けるようでしたら事情聴取をしなくてはなりません」と警官に警告されたこともありました。もちろん逮捕に至ることはありませんでしたが、正当な取材活動ですら、警察がここまで気をつかうのですから、当時からジャニーズ事務所の力は相当だったのでしょうね。
(次回配信号に続く)

 
改めて思うのは単なる故ジャニー喜多川の「ペドフィリアによる性加害」事件ということではなく、未成年の少年レイプ事件ともいうべき児童虐待という明確な凶悪犯罪であり、しかも、ジャニーズ事務所の役員たちや弁護士、忖度メディアまでも巻き込んだ組織的な隠ぺい工作が日常的に行われ、しかも忖度しない(脅しが効かない)敵視するジャーナリストには長期にわたり「報復するという、世界にもあまり例を見ない重大事件であった、とオジサンは思う。 

    
 

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