自民党の安部派の裏金事件で、岸田文雄が自ら処分対象の連中に聴取するという茶番をやっていたのだが、室井佑月が「嗚呼、仰ってますがと、、「『首相自身が衆院選を無所属で戦わなければならない』だから?それでいいのではないの?」とごく当たり前のことをいっていた。
『そんなレベルだったら、世論が「ふざけるな」と噴きまくる。だいたい、誰が総理に注意するんだ? 鏡を見て「コラッ!」というのか』(自民党・茂木派の中堅) 3月22日の朝日新聞、『裏金処分 首相自身も焦点に』という記事に出てきた茂木派の言葉。 自民党の派閥の裏金事件、岸田首相は4月の上旬に、関係議員を処分するっていったけど、首相の派閥も関与していたからね。さて、どうなる? 冒頭の『そんなレベルだったら』というのは、『戒告』『党則の順守勧告』。党から叱られるってだけの。 つまり、茂木中堅がいうように、首相が『鏡を見て「コラッ!」というのか』という、まさにそのとおりになるわけ。 記事はこうつづく。 『かといって「党の役職停止」では総裁の資格を失うし、「選挙における非公認」では、首相自身が衆院選を無所属で戦わなければならない。』 だから? それでいいのではないの? 首相として解散をする。そして、処分を受け、無所属で戦う。それでいいやんけ。 ■処分にならない処分なんて 処分というからには、物事に対し罰を与えて、けじめをつけるということだ。処分にならない処分なんて、冒頭の茂木中堅発言のとおり『世論が「ふざけるな」と噴きまくる』。 個人的にあたしは、裏金に関わった議員はバッジを一回外せと思うけど。 だって、国会議員の大きな仕事は、予算の配分を決めること。信用して血税を納めているのに、その金に対する部分がゆるゆるで、脱税みたいなことしてたっていうなら、あたしたちに対する酷い裏切りじゃないの? そこを正してまた信用してもらいたいっていうなら、一旦、バッジを置いてから、そう訴えて選挙に挑めばいい。受かるやつも落ちるやつもいるだろう。が、それはあたしたちの知ったこっちゃない。信用を取り戻すため必死になるのは、裏切った方だろがい。ま、最低でも幹部連中は、そうするべきよね。 |
さて、韓国に夫人同伴でやってきて話題を独占したと思ったら、専属通訳の違法賭博と、それによる莫大な借金を無断で大谷の口座から裏社会の輩に送金したとか、話題が尽きなかった。
そして米国に戻りMLBの公式戦が始まったら、またもや日本のテレビメディアは「スポーツ番組」になり下がっていた。
日本国内でMLBの試合結果にどれほどの興味を持っている野球ファンがいるのかは知らないが、それが大谷翔平らみの試合だけが垂れ流されればいい加減うんざりして、辟易してくる。
どうやらそんな気持ちになっているのはオジサンだけではなさそうである。
「『 大谷ハラスメント』を知っていますか? 試合以外でもNEWS、SNS、プロモーション…毎日流れる大谷翔平に『うんざりする人々」の本音』」
今年2月下旬ごろより、「大谷ハラスメント」などという言葉が囁かれるようになったという。これは連日の大谷報道にうんざりした人たちが作った言葉で、少々食傷気味の人も少なくないという。都内に住む会社員の茜さん(仮名・20代)は「興味ないのに、大谷を好きでいて当たり前という風潮に嫌気がさしています」と眉をひそめる。いったいどういうことだろうか――。 ■「大谷ハラスメント」なる言葉が―― 2月29日にMLBドジャースの大谷翔平投手(29歳)が結婚を発表した「大谷ロス」から始まり、通訳の水原一平氏(39歳)の「水原ショック」と連日、大谷関連の話題が世間を賑わせる。同時に、MLBのシーズンもスタートしたことから、スキャンダルに、試合に、メディアやSNSから大谷翔平の話題が消えない日はない。 ファンにとっては嬉しいやら、苦しいやら、様々な思いを抱きながら大谷の姿を見ているのだが、関係のない人たちにとっては「また大谷」と、少々食傷気味だとか。 「同じ境遇の友人らと『大谷被害者の会』を作ろうか、なんて話しています」 うんざりした表情で、ため息混じりにそう話すのは、都内在住の会社員・茜さん(仮名・20代)。 彼女が憂鬱となっている理由は「大谷翔平」を巡る連日の過熱報道だ。 かつてここまでニュースを席巻したアスリートがいただろうか。どのメディアも大谷翔平一色。結婚や通訳の解雇報道は仕方ないものの、犬を飼ったことまでがトップニュースで報じられる。このムードに辟易している人たちが出始めているのもまた事実なのだ。 そこから聞こえてきたのが「大谷ハラスメント」なる言葉だ。 大谷翔平が何かをしたわけではない。連日の報道や大谷ファンたちによる「大谷を好きでいて当たり前」という風潮に、興味がない人たちは嫌気が差しているという。 大谷にしてみれば、自分が関与していないところでそんなネガティブな言われ方をして、まったくもっていい迷惑だ。 ■大谷のニュースやSNSでうんざりする人々 「大谷ハラスメント、という単語自体は今年の2月下旬あたりから出始めるようになりました。そのころから偏向報道に対し、視聴者やネットユーザーらのうんざりムードが漂ってきたと思ったら、結婚に通訳の解雇、おまけに彼自身も今回の件で会見を開きました。またしばらく大谷トップニュースは続きそうですね」(テレビ関係者) 嫌なら見るな、と言うものの「大谷さんのニュースは嫌でも目に入ってくるレベルで巷に溢れている」と冒頭の茜さん。 ニュースに限らず、SNSでも大谷関連の投稿が滝のように流れてくる。トレンドに関連のワードが入るだけで茜さんはうんざりしているという。 「職場では挨拶代わりに大谷さんの話が出てきます。上司の会話の糸口が大谷さんしかないのか、というくらい。大谷さんが結婚したら『悔しいでしょう』と言われ、まったく悔しくもなんともないのですが、ロスみたいなことを言わないと納得してもらえない。大谷さんを悪く言ったら変な女扱いされるんです」 怒りが収まらない茜さん。友人の純夏さん(20代・仮名)も納得いかないことがあるという。 <続き> 「大谷さんを悪く言ったら変な女扱いされるんです。職場もですが、男性の友人はもっと露骨で、私が軽口を叩いたら、『ブスの負け惜しみ』みたいなわけのわからないことを言われて。私はそもそも大谷さんのことを嫌いでもないし、好きでもない。野球にも興味がないだけなのに。私がブスなのと大谷さんになんの関係があるのか。言いたいことも言えない」 茜さんの怒りの矛先は今や大谷本人にまで向けられている。 そんな日々から、癒されようと立ち寄ったデパートの化粧品売り場でも、茜さんはこんな憂き目にあったという。 ■大谷が原因で恋人と破局!? 「私が好んでいるブランドの広告モデルに大谷さんが起用されて……。それは全然構わないのですが、それまで購入していなかった層も大谷さん目当てで押し寄せて、商品を簡単に手に入れられなくなりました。経済効果はあったんだろうし、喜ぶべきことなんだろうけれど……非常に複雑な思いです」(前出の茜さん) 茜さんの友人の純夏さん(仮名・20代)は、大谷が理由で恋人と別れ話にまで発展したという。 「私の彼は10歳も年下の大谷さんに憧れていて、どちらかと言ったら『大谷一番』ってレベル。私が『そこまで憧れるのをやめましょう』と冗談を言ったら激怒されて。人の好きを馬鹿にするな、と……。 馬鹿にしたつもりなんかなくて、私にとっては大谷さんより彼氏のほうがいいし、好きですから。彼は他にも女優の橋本環奈さんのことが好きで、橋本環奈さんのことで私が余計なこと言っても怒るような人ではなかったのに、大谷さんのこととなるとすごく怒る。宗教みたいな感じになっていて怖いですよ。 それに大谷さんのことを悪く言うような女とは別れたい、って。は?って感じ。大谷さんは新たなリトマス紙なんですかね?」 「まるで日本全体が『大谷教』に入っているかのよう」と茜さんと純夏さんは口を合わせる。 ■大谷より自民党の議員を追い回せ! 「最近、何に関しても『ハラスメント』という言葉が付けられますが、本当にその通りだと思っています。誰もが『大谷さんを好き』という前提で話を振られるこの現象をやめてほしいんです。 私たちみたいに興味のない人もいるし、水原一平さんの解雇だって、私たちの生活には関係ない。 だったら、マスコミは自民党の裏金議員を追い回すなりしてほしいですよ。彼らが納税するまで追及してほしい、そっちのほうがよっぽど国民のためになりませんか?」(純夏さん) 茜さんも純夏さんもごく普通の女性だ。特に変わったところがあるわけでもない。だが、「大谷に興味がない」の一言で変人扱いされてしまうと嘆く。 ジャーナリストの千葉春子さんはこの現象について次のように解説する。 「’90年代初頭に相撲の若貴ブームというものがありました。若花田、貴花田兄弟を中心とした花田家は、まるで皇室のような扱いを受け、一挙手一投足をメディアが追いました。当時『デブは嫌い』と言った女子生徒がクラスで無視をされたという報道もあったほどなんです。 確かに容姿のことを言うのはご法度ですが、当時は今ほど配慮がなされていなかった。それにも関わらず、自分の意見を言っただけで逆に叩かれることに。現在だったら炎上し、誹謗中傷されるレベルのことだったんです。 今の大谷さんフィーバーは当時のそれと似たものを感じます。ただ、大谷さんやご親、妻の真美子さん自身が花田家と似ている部分があるわけではなく、あくまで周囲の騒ぎ方が似ている、というだけです」 本拠地での開幕を迎えた大谷翔平。さらには元通訳の水原一平氏の一連の問題について会見で説明したものの、追及の声は高まる一方だ――。 大谷フィーバーが続く限り、また『大谷ハラスメント』を訴える声も増えてしまうのかもしれない。 |
旧統一協会のような怪しげな宗教よりは「大谷教」のほうが個人的には実害はなくても、『大谷ハラスメント』が広がれば大谷本人も穏やかではいられないかもしれない。
こんな昨今の風潮にぴったりのコラムがあった。
「オノマトペ政治観測?(鈴木耕)」
世耕弘成元自民党参院幹事長の「政倫審」での答弁ぶりを見ていて、ぼくの頭にとっさに浮かんだ句(?)。
ペラペラとああペラペラとペラペラと ところで、松尾芭蕉の作と伝えられるこんな句もある。 日本語は、他言語に比較して「オノマトペ」が豊富だといわれる。 最近の政治家たちを見ていると、こんな“オノマトペ政治家”ばかりが目に付く。ひどいものだ。 政倫審でのキーマンと目された下村博文氏の答弁もひどかったなあ。 3月25日、疑惑の一方の中心であった二階俊博氏が突然、次回選挙には立候補しないと表明した。そうなると選挙での「非公認」なんて処分は何の意味も持たなくなる。その上で息子に跡を継がせようという算段らしい。 幹部連中がそんな有様なのだから、自民党青年局だって負けちゃいない。やってくれます、エロパーティの花盛り。ネチネチと薄着ダンサーを触りまくり、口移しの千円札で大はしゃぎ。お札は涎でベチャベチャだったんじゃないのかね、汚い! それでも足りず、埼玉青年局では裸男の緊縛ショーだと。うへっ、気持ち悪くてゲロゲロです。 米軍の事故後、しばらく飛行停止していたオスプレイが飛行再開した。木原稔防衛相は「米軍側から丁寧な説明を受けた」として、あっさり再開を認めた。そして千葉県木更津の自衛隊基地のオスプレイもドドドドーッという凄まじい爆音を立てて訓練再開。住民たちへの説明もさっぱりなされないままだった。 ただただ泥まみれの政治だけなら、まだ正しようもある。けれど、ウクライナやガザではドンパチがいまだに収まらない。 イスラエルのネタニヤフ首相は、もはや狂気の域にずっぽりと足を踏み入れている。さすがにバイデン大統領もイライラを募らせているようで、ネタニヤフに自重を促し、ラファなどへの攻撃を抑えるように言い始めた。 あまりにひどい世の中だから、最初は適当なお遊びのつもりで書き始めた今回のコラムだけれど、どうもチャラチャラした感じでは終われそうもない。結局、どしんと重い気持ちに戻っていく。 |
マスコミは自民党の裏金議員を追い回すなりしてほしいですよ。彼らが納税するまで追及してほしい、そっちのほうがよっぽど国民のためになりませんか?」
こんな声がもっと大きくならなければ、「どしんと重い気持ちに戻っていく」のが今の日本の現状ではないだろうか、とオジサンは思う。