どうやら24歳の若者の突発的な「爆発」事件ではなく、かなり計画的なそして十分に殺傷能力のある手製爆弾であったということが今朝の情報番組で報道されたのだが、そうなると単なる「威力業務妨害」ではなく「殺人未遂」になるかもしれない。
その後の岸田文雄の遊説行動は予定通り行われたらしい。
うーん、
— Laughing Man (@jhmdrei) April 15, 2023
わかりやすい展開だね笑
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メディア「怒りの岸田、早くも演説再開!」岸田「私は立ち続ける!大切な選挙、皆さんとやり通す!」(普通は中止だけどね😛) pic.twitter.com/L8sM0YdKrO
そんな行動に対してこんな見方をしたブログ記事があった。
「岸田首相の襲撃事件」
参政党の議員が、岸田首相が襲撃後も日程通りこなしたことに「ヤラセ」疑惑を口にしていますが、そこが問題なのではなく、ナゼこの犯人を単独犯と判断したのか? が問題です。つまりもし、組織的な犯罪だった場合、一度の襲撃だけではなく、二度、三度と起こったかもしれない。警備体制が杜撰、安倍元首相の襲撃事件の反省を、何も生かしていない。そんな中で、首相が日程をこなすことは危険に過ぎるのです。 G7広島サミットに向け、訓練の映像も流れますが、今どき刃物をもって警察を脅しながら…なんて、どんな犯人像を抱いているのか? レトロ過ぎてお話になりません。今回は単独犯のようですが、組織犯がでてきたら、まず警察は右往左往するだけ。あまりこういうことを書くと、真似されても嫌なのですが、例えば数ヶ所で爆発物を仕掛け、それを破裂させる。すると、不審物についての通報が一気に警察に押し寄せ、それだけで警察がパニックになるでしょう。その不審物は犯人が準備したもので、数個だけは本物で、後はダミー。しかし警察はそうした対応に追われ、警備が手薄になる。今回の犯人が、そうしたダミーだったら? 日程をこなす岸田氏を、もう一度狙う勢力がいたかもしれない。それをどう判断したのか? そこが今回問われます。 |
しかし岸田文雄は「決してテロには屈しない」とばかりに地方遊説を続けたわけではなく、今回の補欠選挙は絶対に負けられない自分自身の問題があったようである。
「『テロでも演説を止められない』岸田首相が爆弾を投げられてもなお選挙応援を続ける意外とヤバい特殊事情」
■立つ瀬がなかった 4月15日11時27分、岸田文雄首相が和歌山市の雑賀崎漁港で、衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援演説で訪れていたところ、突如「カンっ」という音とともに、銀色で金属製とみられる筒状の物体が地面に落ちた音がした。 投げ込まれた物体に気づいたSPが岸田首相を避難させると、数十秒後に爆発音とともに白い煙が上がった。 |
一般大衆受けする夕刊紙ではこんな刺激的なタイトルが踊っていた。
「山口から岸家が消滅?世襲保守王国でまさかの接戦 “1勝4敗"あり得る補選情勢に自民真っ青」
予想外の大激戦となり、23日投開票の衆参5補選に注目が集まっている。補選が行われるのは衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区と4区、参院大分選挙区。15日、岸田首相が爆発物を投げつけられたのも、衆院和歌山1区の応援演説会場だった。 当初は「最低でも3勝2敗、うまくいけば全勝もある」と余裕をかましていた岸田自民だが、この週末に発表された情勢調査に衝撃が走っている。 共同通信が14、15日に電話調査や取材を基にして5補選の情勢を探ったところ、安倍元首相の死去で補選になった山口4区は後継の自民候補が引き離しているが、他の4選挙区は「接戦」だというのだ。読売新聞が13~15日に実施した調査でも、自民優位は山口4区だけで「4選挙は接戦」だった。つまり、自民の「1勝4敗」もあり得る情勢なのだ。 「もともと野党系が強い参院大分補選の激戦は予想されていたが、大分は取りこぼしても4勝1敗かとみられていました。とりわけ山口2区は楽勝だと誰もが思っていた。自民が議席を独占する保守王国の山口で、2区はもともと安倍さんの実弟・岸信夫前防衛相の選挙区。岸さんが健康問題で引退を決め、長男の信千世さんが地盤を引き継いだ。いきなりホームページで家系図を自慢して炎上しましたが、安倍さんの弔い合戦の様相もある補選で、圧勝は揺るぎないはずでした。すんなり“次の選挙"の公認を勝ち取るために、得票率で4区をどれだけ上回れるかだけが焦点だったのです」(自民党関係者) 衆院選「4→3」減区問題も影響 次の衆院選から山口の選挙区は4から3に減区される。公認は現職優先が原則だから、絶対に勝てるこのタイミングで岸家は世襲したという見方もある。それが、まさかの接戦。 岸信千世氏は岸家と安倍家の血を引く政界サラブレッドだが、山口は世襲政治家だらけということも問題を複雑にしている。1区の高村正大氏も、3区の林芳正氏も世襲。さらに、引退した河村建夫元官房長官の長男・建一氏も国政を目指してリベンジを狙う。 河村建夫氏は21年に山口3区の公認争いで林に敗れ、長男で秘書の建一氏を比例中国ブロック単独で立候補させることを条件に引退を表明。ところが、県連会長だった岸信夫氏が「山口県連とは何ら関わりのない候補」と建一氏を切り捨て、同ブロックの杉田水脈氏を「名簿上位登載にご配慮を」と党本部に要請。急きょ比例北関東ブロックに回された建一氏は落選し昨年の参院選でも全国比例で当選かなわず浪人中だ。 「杉田水脈を当選させたい安倍さんが弟の信夫さんをけしかけて、河村家を山口から追い出したと地元では言われとる。河村家の支援者は安倍家・岸家への恨みが深いから、岸信千世を全面支援なんてできるわけがない。信千世が圧勝ならどうしようもないけど、情勢調査で接戦となると、いろんな動きが出てくる。もし信千世が落選すれば、中ぶらりん状態の建一が2区に名乗りを上げる余地も生まれるからね。高村家もライバルをひとりでも減らしたければサボタージュでしょう。もちろん、林家だって選挙区調整を考えたら信千世はいない方がいい。岸陣営は、都内で病気療養中の父・信夫さんが選挙区入りできていないことも響いとるね」(地元関係者) 山口から、立派な家系図の岸家が消滅する可能性も出てきた。 |
もはや「統一地方選」よりは「衆参両院議員補欠選挙」に注目が集まるのは当然か。
「衆院山口2区参院大分県に全力」
23日の投開票ですべてははっきりするのだが、少なくとも岸田文雄を葬るためには「筒状爆弾」ではなく、衆院補選の山口2区と4区の真っ当な有権者の投票行動が効果的であろう、とオジサンは思う。