新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

政治家殺すにゃ爆弾や刃物はいらない、主役は有権者たち

2023年04月18日 10時25分20秒 | 岸田統一教会内閣

どうやら24歳の若者の突発的な「爆発」事件ではなく、かなり計画的なそして十分に殺傷能力のある手製爆弾であったということが今朝の情報番組で報道されたのだが、そうなると単なる「威力業務妨害」ではなく「殺人未遂」になるかもしれない。
 
その後の岸田文雄の遊説行動は予定通り行われたらしい。
 

 
 
そんな行動に対してこんな見方をしたブログ記事があった。
  
岸田首相の襲撃事件」 
 
参政党の議員が、岸田首相が襲撃後も日程通りこなしたことに「ヤラセ」疑惑を口にしていますが、そこが問題なのではなく、ナゼこの犯人を単独犯と判断したのか? が問題です。つまりもし、組織的な犯罪だった場合、一度の襲撃だけではなく、二度、三度と起こったかもしれない。警備体制が杜撰、安倍元首相の襲撃事件の反省を、何も生かしていない。そんな中で、首相が日程をこなすことは危険に過ぎるのです。
G7広島サミットに向け、訓練の映像も流れますが、今どき刃物をもって警察を脅しながら…なんて、どんな犯人像を抱いているのか? レトロ過ぎてお話になりません。今回は単独犯のようですが、組織犯がでてきたら、まず警察は右往左往するだけ。あまりこういうことを書くと、真似されても嫌なのですが、例えば数ヶ所で爆発物を仕掛け、それを破裂させる。すると、不審物についての通報が一気に警察に押し寄せ、それだけで警察がパニックになるでしょう。その不審物は犯人が準備したもので、数個だけは本物で、後はダミー。しかし警察はそうした対応に追われ、警備が手薄になる。今回の犯人が、そうしたダミーだったら? 日程をこなす岸田氏を、もう一度狙う勢力がいたかもしれない。それをどう判断したのか? そこが今回問われます。

 
しかし岸田文雄は「決してテロには屈しない」とばかりに地方遊説を続けたわけではなく、今回の補欠選挙は絶対に負けられない自分自身の問題があったようである。
 
『テロでも演説を止められない』岸田首相が爆弾を投げられてもなお選挙応援を続ける意外とヤバい特殊事情」 
 
■立つ瀬がなかった
4月15日11時27分、岸田文雄首相が和歌山市の雑賀崎漁港で、衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援演説で訪れていたところ、突如「カンっ」という音とともに、銀色で金属製とみられる筒状の物体が地面に落ちた音がした。

投げ込まれた物体に気づいたSPが岸田首相を避難させると、数十秒後に爆発音とともに白い煙が上がった。
幸い岸田首相は無事だったが、30代の男性警察官1人が左腕に軽いけがをした。爆弾がすぐに爆発していたら…爆弾が真っ直ぐに岸田首相へ飛んで行っていたら…と考えると背筋が凍る思いだ。治安当局も、これで首相に怪我を負わせていたら立つ瀬がなかったであろう。
歴史をみても、暗殺テロにまともな理由などない。テロリストに同情の余地など一遍もないし、テロリストの願いかなわず岸田首相が無事であったことは何よりも喜ばしいことだ。
驚くべきは、その後の、岸田首相の行動だ。和歌山市内の別の会場や千葉県内で応援演説を予定通り行ったのだ。
■最後までやり通す覚悟
午後12時半には、JR和歌山駅で20分の演説をし、その後、関西空港、羽田空港を経由して千葉県浦安市と市川市で演説を行っている。岸田首相はTwitterで、
「いま私たちは、私たちの国にとって民主主義にとって最も大切である選挙を行っています。この国の主役である皆さん1人1人の思いをしっかり示して頂かなければなりません。その思いで私は街頭演説の場に立ち続けます。この大切な選挙を、ぜひ国民の皆さんと力を合わせて、最後までやり通す覚悟です」(4月15日)
と投稿し、今後も予定通りの遊説を続ける意向を示している。
テロという蛮行に怯まず立ち向かうのは素晴らしいことなのだが、そのメッセージを、なにも公道で遊説を続けることで示す必要はないのでは…と思うはずだ。昨年に続き、ここでまた日本国の総理大臣に最悪の事態が起これば、社会の動揺や混乱を招くのは必定だからだ。
選挙演説には、一般大衆に向けて公道で行うものと、劇場スペースなどで支持者に向けて行うもののと、2種類がある。閉ざされた空間での演説会では、票を掘り起こす効果が小さいと考えたのだろう。屋外で一般人に対して、自分の思いを訴えたいと考えての行動なのだろうが、やはり公道で行う遊説は非常に危険だ。
ここまでして岸田首相が遊説を続けるのは、理由がある。今回の5つの補選で敗北すると、自分自身の政治生命が危うくなるためだ。
■実はギリギリ
時事通信が4月7日から10日に実施した世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比3.6ポイント増の33.5%で、3か月連続での上昇だった。それでも、十分とは言えない支持率であるのには、大きく3つの理由がある。国民が「増税」について岸田内閣に不満を爆発させたところから、「異次元の少子化対策」の規模を格段に縮小させ、増税論議を今回の補選投票日(4月23日)以降に先送りしたこと
さらには、ガーシー氏(当時、NHK党所属の参議院議員)と小西洋之氏(立憲民主党所属の参議院議員)とが立て続けに問題を起こし、国民の視線が彼らに集中してしまったことだ。
今回の5補選のうち、「ボトムラインは3勝2敗。そこから一つでも積み増せば、加算になります」(茂木敏充・自民党幹事長)として、ここで3勝し、今秋にも行われるという衆議院選挙に弾みをつけたい考えだが、実際には各選挙区で厳しい戦いが繰り広げられている。そんな状況ゆえに、首相はテロ襲撃に遭ってもなお、自民党候補の勝利のために応援演説に立ち続けなければならないのだ。
では、実際の選挙情勢はどのようになっているのか。
■実は厳しい選挙区
まず、参院大分の補選だ。大分県選出の参院議員が知事選に立候補したことで行われることになった。現状は、吉田忠智氏(元社民党首、立憲民主党)と銀座クラブ「稲葉」のオーナーママだった白坂亜紀氏(自民党)が激しく競り合っている。
千葉5区は、自民党の薗浦健太郎衆院議員の関連政治団体が政治資金パーティーの収入を約4000万円少なく記載していた疑惑で議員辞職をしたことから、「政治とカネ」の不祥事によって、今回補選が実施されることになった。どの情勢調査でも激戦が報じられている。
和歌山1区は、統一地方選挙前半戦の大阪維新の大勝利で勢いに乗る維新候補に注目が集まる。今回、岸田首相がテロ未遂に巻き込まれた場所ではあるが、情勢に影響するかどうか。
■優勢ではあるものの
山口2区、4区は、通常であれば投票箱の締め切り時間である午後8時に「当確」がでることで知られる自民党の票田だ。岸信千代候補の苦戦が伝えられているが、優勢な状況に変わりはない。
山口の両選挙区が今回の補選に含まれているため、どんなに負けても岸田首相にとって2勝は確実となりそうな情勢だ。
自民党執行部は3勝が勝敗ラインと設定しているが、残りの3補選を全部負けても岸田首相の政権運営に支障はきたさないのだろうか。
ここで、全国紙政治部記者に解説してもらおう。
「自民、公明は、今回の選挙でいつものようにバラマキを公約に掲げていますが、選挙後にはその財源として社会保険料の値上げや大増税を国民に言い出さなくてはならなくなる。岸田首相としては増税による支持率の減少は見込まないといけませんから、なんとか山口県以外のどこかでも勝って弾みをつけたいところでしょう。
気になるのは、岸田首相を現時点では支えている安倍派の動きです。安倍派幹部の世耕弘成参院幹事長が、同じく幹部の萩生田光一政調会長の派閥会長就任を容認しているとされ、安倍元首相暗殺から統一教会問題で動きの取れなかった党内最大派閥がいよいよ元気を取り戻しそうです。
そうなれば、増税を優先する岸田首相であっても、増税に対して否定的なポジションをとってきた萩生田氏の幹事長就任や閣内要職への起用を決断せざるを得ません。萩生田氏躍進の一方で、これまでポスト岸田の最右翼として岸田首相を支えてきた茂木氏は、埋没の危機を迎えます」
選挙に強い首相は求心力を生み、弱い首相は問答無用で引き摺り下ろされる。永田町の冷酷な論理を安倍菅政権で間近で見てきた岸田首相にとって、テロ未遂に遭遇してもなお、1票でも多く積み重ね、あと1議席を獲得したいところなのだ。
テロに負けない姿勢を強く示した岸田首相には称賛を送りたい。しかし、あれほどの事件が起こってなお、首相が選挙応援の最前線に立たなければならない状況は、果たして是とすべきかどうか。
テロにも負けず、選挙にも負けられない。首相の背中には、悲壮感も漂っているのだ。


 
一般大衆受けする夕刊紙ではこんな刺激的なタイトルが踊っていた。
 
山口から岸家が消滅?世襲保守王国でまさかの接戦 “1勝4敗"あり得る補選情勢に自民真っ青
 
予想外の大激戦となり、23日投開票の衆参5補選に注目が集まっている。補選が行われるのは衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区と4区、参院大分選挙区。15日、岸田首相が爆発物を投げつけられたのも、衆院和歌山1区の応援演説会場だった。
当初は「最低でも3勝2敗、うまくいけば全勝もある」と余裕をかましていた岸田自民だが、この週末に発表された情勢調査に衝撃が走っている。
 共同通信が14、15日に電話調査や取材を基にして5補選の情勢を探ったところ、安倍元首相の死去で補選になった山口4区は後継の自民候補が引き離しているが、他の4選挙区は「接戦」だというのだ。読売新聞が13~15日に実施した調査でも、自民優位は山口4区だけで「4選挙は接戦」だった。つまり、自民の「1勝4敗」もあり得る情勢なのだ。
「もともと野党系が強い参院大分補選の激戦は予想されていたが、大分は取りこぼしても4勝1敗かとみられていました。とりわけ山口2区は楽勝だと誰もが思っていた。自民が議席を独占する保守王国の山口で、2区はもともと安倍さんの実弟・岸信夫前防衛相の選挙区。岸さんが健康問題で引退を決め、長男の信千世さんが地盤を引き継いだ。いきなりホームページで家系図を自慢して炎上しましたが、安倍さんの弔い合戦の様相もある補選で、圧勝は揺るぎないはずでした。すんなり“次の選挙"の公認を勝ち取るために、得票率で4区をどれだけ上回れるかだけが焦点だったのです」(自民党関係者)
衆院選「4→3」減区問題も影響
次の衆院選から山口の選挙区は4から3に減区される。公認は現職優先が原則だから、絶対に勝てるこのタイミングで岸家は世襲したという見方もある。それが、まさかの接戦。
 岸信千世氏は岸家と安倍家の血を引く政界サラブレッドだが、山口は世襲政治家だらけということも問題を複雑にしている。1区の高村正大氏も、3区の林芳正氏も世襲。さらに、引退した河村建夫元官房長官の長男・建一氏も国政を目指してリベンジを狙う。
 河村建夫氏は21年に山口3区の公認争いで林に敗れ、長男で秘書の建一氏を比例中国ブロック単独で立候補させることを条件に引退を表明。ところが、県連会長だった岸信夫氏が「山口県連とは何ら関わりのない候補」と建一氏を切り捨て、同ブロックの杉田水脈氏を「名簿上位登載にご配慮を」と党本部に要請。急きょ比例北関東ブロックに回された建一氏は落選し昨年の参院選でも全国比例で当選かなわず浪人中だ。
「杉田水脈を当選させたい安倍さんが弟の信夫さんをけしかけて、河村家を山口から追い出したと地元では言われとる。河村家の支援者は安倍家・岸家への恨みが深いから、岸信千世を全面支援なんてできるわけがない。信千世が圧勝ならどうしようもないけど、情勢調査で接戦となると、いろんな動きが出てくる。もし信千世が落選すれば、中ぶらりん状態の建一が2区に名乗りを上げる余地も生まれるからね。高村家もライバルをひとりでも減らしたければサボタージュでしょう。もちろん、林家だって選挙区調整を考えたら信千世はいない方がいい。岸陣営は、都内で病気療養中の父・信夫さんが選挙区入りできていないことも響いとるね」(地元関係者)
 山口から、立派な家系図の岸家が消滅する可能性も出てきた。

 
もはや「統一地方選」よりは「衆参両院議員補欠選挙」に注目が集まるのは当然か。
 
衆院山口2区参院大分県に全力
 

 
23日の投開票ですべてははっきりするのだが、少なくとも岸田文雄を葬るためには「筒状爆弾」ではなく、衆院補選の山口2区と4区の真っ当な有権者の投票行動が効果的であろう、とオジサンは思う。   
 
  
  
 

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