新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

安倍政権の焦りから「出る杭」を叩き始めてきたのか?

2019年09月22日 12時24分56秒 | 消費税

参院選挙中は一切無視されていた男が、自民党の「党利党略」で作られた「特定枠」を逆手に取って重度障害者候補を2名参議院に送り込んだことにより、一気にマスメディアから注目を浴びてきた山本太郎。

東京新聞では単独インタビュー記事を発信していた。

<憲法変えようとする人 怪しいと思え れいわ・山本代表インタビュー>
 2019年9月22日 朝刊 東京新聞
 れいわ新選組の山本太郎代表は本紙の単独インタビューに応じ、安倍政権が目指す改憲に「現行憲法を守らずに変えようとする人間たちは信用するな、怪しいと思え、ということ」と反対する姿勢を示した。次期衆院選で消費税率5%への引き下げで野党が結集し、政権交代を目指す考えを強調した。 (大野暢子)
 山本氏は憲法が守られていない例として「いちばん分かりやすいのが25条、生存権だ。『健康で文化的な最低限度の生活』ができている人がどれだけいるのか」と指摘した。
 憲法9条への自衛隊明記や、有事に政府への権限集中を認める緊急事態条項の新設などを掲げた自民党の改憲四項目については「本丸は緊急事態条項。全て内閣で決めて首相の思い通りにできる。国会はいらなくなるということ」と批判。「自衛隊の明記が大きな問題として取り上げられる可能性があるが、明記しようがしまいが、緊急事態条項が通れば何でもできちゃうって話だ」と訴えた。
 10月から税率が10%に引き上げられる消費税については「収入の少ない人ほど負担が大きくなる。この国を弱らせてきた原因」と指摘。次期衆院選では、れいわが掲げる税率5%への引き下げを野党の共通政策とすることで「消費税を争点にし、減税で人々の生活をどう守るかというカードを出す」との構想を示した。
 引き下げに慎重な立憲民主党や国民民主党には「万年野党で居続けるか、政権交代を起こすかだ」と連携を呼びかけた。一致できなければ「政権交代する意思がない」として、小選挙区での候補者調整に応じない可能性も示唆した。
 山本氏自身の2020年の東京都知事選や次期衆院選への立候補を含めた今後の去就は「全ての可能性を排除しない。山本太郎というカードを最大限に生かせる選択肢を選びたい」と語った。
 れいわは今年四月、参院議員だった山本氏が政治団体として設立。7月の参院選は比例代表で228万票を獲得し、重度障害者の二人が当選した。れいわは政党要件を満たしたが、山本氏は議席を失った。

   
そしてその男は早くも次の総選挙を目指して北海道から順次全国遊説を開始している。

朝日新聞は21日、北海道釧路市での山本太郎街頭演説の一部をWeb版で紹介していた。

<「消費税5%で野党共闘なら捨て石にも」 山本太郎氏>
 2019年9月21日21時27分 朝日新聞DIGITAL
山本太郎・れいわ新選組代表(発言録)
 今やらないといけないことは国内の安全保障だ。一人一人の生活を引き上げていかないとこの国は維持できない。
 次の衆院選で、野党共闘として消費税5%への減税を掲げてみんな一緒に戦うなら、れいわ新選組も協力する。私たちだけで政権を取れば消費税を廃止にするが、いつの話になるか。来年か5年後か。そう考えたら、私たちが政権を取るまで、消費税率は上には動いたとしても、ほとんど下には動かない。だったら何%でも下げることをまず手に入れるのが重要だ。
 野党が塊になり、消費税を5%に下げることで一緒に戦えるなら、れいわ新選組は捨て石にもなるつもりだ。ただ、これは他の野党の考えもあることで、かなうかはわからない。そうならない場合は単独でやるしかなく、仁義なき戦いが繰り広げられる。


上記の記事に対してはこんな賛否の声もあった。

いっぽう、こんな批判の声もあった。

野党共闘を積極的に進め実現を図ろうとしている市民連合に反するような野党第一党の党首の発言が気にかかる。

 「枝野代表、消費税引き下げ法案には慎重」 

枝野幸男には民主党政権時代の2つのトラウマがある。

1つは、8年前の原発震災時に官房長官当時に拡散した放射性物質の影響について、「ただちに身体への影響はない」と繰り返し発言しながら、自分の家族が海外に言っていたというデマが拡散したこと。

本人は、「枝野官房長官、『家族を海外に逃がした』デマに刑事告訴検討」と反論し、その結果は誰も確認していないという。

そして2つ目は、消費税の増税に関しては周知のとおり2012年当時の民主党政権時代に「民自公」の3党合意で決められたという事実。

民主党出身者としては、容易には消費税引き下げなどとは言えないということである。

今後は紆余曲折を経ながら、政権交代を目指すならば国民が最も求めている「経済政策」を提示しなければならないという山本太郎の本気度は安倍政権にも徐々に「厄介な存在」として認識されきている。

さっそく文春砲がぶっ放してきた。

れいわ新選組・山本太郎に公民権停止中の“極左活動家”との関係を直撃!」 


文春記事のイカサマ商法振りを見てみよう。

 一時は政党支持率で共産党に並ぶ野党第2党に躍り出た「れいわ新選組」。果たして、この「れいわ現象」の背後には誰がいるのか。
 名前が挙がった1人が、極左の活動家で知られる「市民の党」の斎藤まさし代表(公職選挙法違反で有罪。2021年まで公民権停止)だ。
 斎藤氏はこれまでも様々な地方選で無党派の選挙ブレーンとして暗躍していた。官邸サイドも、斎藤が山本の街頭演説に現れていたことを注目していたという。
 この点を山本氏に尋ねると、
「関係ない。彼は選挙運動できない立場ですから。演説の現場には来ていたようですが、『誤解を受けるから来るな』とは言えません」
そして、「私にはバックはいない」とこう続けた。「逆に軍師が欲しいくらいです」


ちなみに文春が「極左の活動家」と指摘する斎藤まさしは単なる選挙屋であり選挙請負人である。

これまでに彼が応援し、当選した候補者には中村敦夫(元参議院議員)、秋葉忠利(前広島市長)、堂本暁子(前千葉県知事)、嘉田由紀子(前滋賀県知事)、川田悦子(元衆議院議員)、大河原雅子(衆議院議員)、黒岩宇洋(衆議院議員、ただし市民の党が応援したのは参院選出馬時)、宮崎岳志(前衆議院議員)、篠田昭(新潟市長)、山本太郎(参議院議員)、喜納昌吉(元参議院議員)らがいることから、どう見ても「極左の活動家」とは思えない。

さらに文春の記事から気になるのは、「官邸サイドも、斎藤が山本の街頭演説に現れていたことを注目」というくだりだが、注目していたのではなく、公安が監視してそれを内調経由で官邸に報告していたということであろう。

昔から「出る杭は打たれる」と言われているが、「出ない杭は腐る」とも言われるように、何もしない、動かなければ現在の野党の消費期限は目前となってしまう、とオジサンは思う。


■付録
山本太郎が安倍晋三に嫌われる理由は下記の動画での安倍晋三の狼狽答弁をみれば一目瞭然であろう。


「【山本太郎事務所編集】2018 7 17 内閣委員会「総理とヤクザと避難所と」
         


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラグビーやサッカーにはもは... | トップ | 米国の司法は「トランプファ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

消費税」カテゴリの最新記事