新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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吉本興業のズタズタ社長会見は危険性はないが安倍晋三の「改憲」は危険が一杯

2019年07月23日 12時08分32秒 | 憲法改悪

参院選の開票が全て終了した22日の午後に吉本興業の社長の記者会見が5時間も続いたという。
 
そんな会見には関心なかったが、今朝の民放テレビ各局が例によって横並びでこの会見に関する報道をしていた。
 
ある局に呼ばれた元吉本興業のマネージャーだった女性が、吉本興業の岡本社長の擁護役として最初は勢い良かったが、最後は言葉少な目になっていた。
 
同じ吉本の芸人同士でも、「加藤浩次が松本人志の大崎会長擁護を批判!『大崎さんは絶対知ってる』岡本社長は傀儡で松本・大崎が吉本を支配」という場外バトルをしていたらしいが、アホらしくて聞く気にもなれない。
 
そもそも吉本興業は、いまから8年前の「YahooJAPAN知恵袋」にはこんな説明があった。
 
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「吉本興業が、発展したのは 山口組のおかげですよね!」という質問に対するベストアンサーがこれ。
 
山口組3代目のおかげであることはいうまでもありません。
50年前は今よりもヤクザに寛容な時代で、興行や土建業、博打など様々な分野に根を張っていました。
吉本興業に限らず映画会社などの芸能関係は芸人などの移籍や興行のトラブルを防ぐ意味からもヤクザとの繋がりを持つことにより、トラブルを事前に防ぐ意味合いもありました。
吉本興業と山口組の関係で言うと、吉本の中興の祖の林会長と山口組3代目田岡組長は仲が良く、山口組系の神戸芸能社と組んで、プロレスの興行を打ったりしていました。
又、田岡組長が亡くなり葬儀の時には林会長も駆付けていました
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林正之助元会長を知っている世代の人なら、「1968年1月11日、当時の山口組組長・田岡一雄と組んでレコード会社を乗っ取ろうとした容疑で兵庫県警に逮捕された」という事件を覚えているかもしれない。
 
オジサンから見れば半世紀も経っても、吉本興業のDNAは少しも変わってはいないと思っている。
 
まあ、どうでもいい話なのだが、見逃せない話は参院選の結果の評価である。
 
いつもの口調でこのネット記事はこう分析していた。
 
安倍首相とマスコミが作り出す自民党“勝利”は嘘!安倍首相とマスコミが作り出す自民党“勝利ムード”の嘘! 実は10議席減、安倍が乗り込んだ重点区、側近議員も次々落選」 
 
取りあえず確定した数値を掲載しておく。
 
<参院選>全議席確定 投票率48・80% れい新、比例2議席
 
      
 
      
                  【東京新聞より】
 
やはりトピックスは大手マスメディアが全て選挙戦中は無視した山本太郎が、参院比例史上最多の962,004票を獲得したことであろう。
 
   
                   【毎日新聞より】
 
さっそく野党からは秋波が送られていた。

当然、こんな声も聞こえてくる。

次回の総選挙をどのように野党共闘が組めるかが大きなポイントになることだろう。

改憲勢力が3分の2を割り、安倍晋三の改憲への勢いが削がれたかと思いきや、どうやら本人は意気消沈の素振りを全く見せてはいない。
 
安倍首相『20年改正憲法施行の思いに変わりはない』」(毎日新聞) 
 
そして、「憲法改正した初めての総理大臣」ということだけしか念頭に無いかのようなことも言い始めている。 
 
首相、野党に協議入り求める 改憲『自民案にとらわれず』 公明・野党から異論続出」(朝日新聞)


冷静に数字的にみれば、僅か4人を下回っただけであり、その4人はどうやら十分にめどが立っているようである。
 
投開票日に掲載された、「参院選終盤で自公維の改憲勢力3分の2超の可能性!『1回目の改憲ができれば、何回でもできる』と嘯く安倍側近」という記事によればこんな予測が書かれていた。
 
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安倍官邸はすでに「改憲勢力」の新たな掘り起こしに着手。たとえば、改選数2の静岡選挙区では立憲民主党と国民民主党が唯一競合しているが、政治的影響力をもつスズキの鈴木修会長をはじめ、これまで選挙で自民党を支持してきた企業の一部が国民民主党所属で現職の榛葉賀津也候補の支援に回る事態が起こっているという。そして、この背景について、自民党関係者からはこんな証言が出ている。
「首相官邸からの依頼だ。(参院選後の)改憲を意識しているのだろう」(静岡新聞7月13日付)
「官邸が榛葉にてこ入れしている」(時事通信7月11日付)
 さらに、〈複数の関係者によると、榛葉と親しかった官房長官菅義偉が企業や公明の支持母体・創価学会に榛葉支持を働き掛けたという〉(同上・時事通信)ともいい、こう伝えている。
〈憲法改正に意欲を燃やす安倍は、参院選後も自公や日本維新の会などの改憲勢力で発議に必要な3分の2を維持することが難しいと認めている。このため、新たな改憲勢力を求めており、与野党から異口同音に「ほぼ自民」と呼ばれる榛葉は格好のターゲットと映っているとみられる。〉(同上・時事通信)
 つまり、安倍官邸は、非改選を含め「改憲勢力」が3分の2に届かなかった場合を想定した数合わせの戦略に出ており、「ギリギリで改憲勢力3分の2を阻止」する程度では、簡単に崩されてしまう可能性が高いのだ。」   
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そして上記の記事通りに、静岡選挙区では民民主党所属で現職の榛葉賀津也が立憲民主党の新人候補徳川家広を14万票以上も差をつけて当選している。
 
安倍晋三が唱える「改憲論議」に積極的な国民民主党なので今後は内部分裂により数名が改憲派になり、一気に3分の2を超える可能性も否定できない。
 
その前に衆院解散により39名の国民民主党所属衆議院議員が野党共闘の政策と不一致ということで壊滅的な落選をすれば、安倍晋三の「悪夢のような民主党政権」の残滓も少なくなり、本格的な野党共闘への道筋が開けるのではないだろうか、とオジサンは思う。
 


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