新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

万博の中止もしくは延期を政局に利用する岸田文雄

2024年01月23日 11時07分29秒 | 大阪万博

裏金疑惑の捜査で、当初予定(期待)されていた安部派5人衆が全員不起訴になったというが、裏金で得た金額が3000万円未満という線引きであったことが明らかにされたのだが、その一人の萩生田光一の記者会見ぶりが批判されている。
 

 


 

本澤二郎の「日本の風景」(5052)
 
<政治家ではない政治屋は金権脱税魔>
萩生田光一・松野博一・西村康稔・世耕弘成・西村博文・塩谷立・高木といった安倍晋三側近は、今では金権脱税魔の代表格と見られている。もう一人は五輪疑獄の黒幕の森喜朗。カルト神社神道・統一教会グループとも指摘されている。
一人も政治家がいない。利権目当ての権力亡者で、第二の安倍を目指して、真っ当な反省も謝罪もない。国民は、岸田文雄と東京地検特捜部の作・演出の見掛け倒しの「派閥解消」決定を見ても、日本の悪政が正されるとは、誰も信じていない。落ちるも落ちたり自公体制か。
安倍側近幹部は、まぎれもない金権脱税魔だ。国民は確定申告の時期を迎えて、どうすべきか躊躇しているという。
何度でも指摘したい。彼ら国会議員は世界一の高給を懐に入れている輩である。民衆の苦悩などこれっぽちもない獰猛な猪か。
<清和会幹部の不正を蓋し不起訴にした検察も共犯者>
国民は検察に一縷の望みをかけた。政治不信の元凶である永田町のドブさらいに対してだ。裏金事件は氷山の一角である。パーティー券のキックバックは小さな事件である。
もっともっと大きな事件が眠っている。財閥からの裏金である。政策のすべてが財閥向けのものである。大衆から消費税など税金で絞り上げている。金持ちからはびた一文も取っていない。民主主義が機能していない。
物価高の元凶である円激安政策を、もう10年前から継続している。そのおかげで財閥は肥え太った。その一部を賃上げに回しても、かすり傷ひとつ負わない。99%の中小企業は倒産の危機に怯えて、賃上げどころではない。1%財閥の賃上げで、日本の消費が増えるはずもない。大不況は継続してゆく。
財閥からなぜカネを取らないのか。国民すべてが分かっているが、政府も自民党もそうしない。今の自公内閣は、財閥の雇われ政府・傀儡政権だからである。それでいて野党は政権を取る気が全くない。八王子の市長選の結果を見れば一目瞭然。野党も市民も分断選挙をして一本化しない。結果的に野党も財閥に塩を送っているのである。
<自民党元秘書が爆弾発言=代議士の机の中に4000万円>
本日は自民党の元秘書がすごい事実を教えてくれた。
国会議員会館には、二つの金庫がある。一つはカネの出し入れをする金庫番が管理する金庫。もう一つが、秘書も知らない議員専用の金庫である。こちらは議員専用の大きな机の引き出し。机の右手の引き出しが、以前であれば3つあった。一番下の引き出しにはカギがついている。この鍵のある引き出しが議員専用の「金庫」。
開くと4000万円ほどの大金が詰まっている。脱税資金である。本人しか知らない。むろん、金庫番も、一般の秘書も。議員事務所の来客はさまざまだ。時には秘書も入れない議員と来客だけの時がある。その場面で、カネは直接議員の手に渡る。そうした闇・裏金が、一番下のカギのかかっている引き出しに積まれていく。領収書はない。
政治屋個人のお小遣いだ。何に使おうが自由である。申告不要の100%の脱税資金である。
<安倍晋太郎の奥座敷の大型金庫に6億円>
金庫といえば、安倍晋三の実父・晋太郎の奥座敷の大型開かずの金庫のことが有名である。清和会のベテラン秘書の仲間が、晋太郎が亡くなった時に発見したもので、中には6億円がぎっしり詰まっていた。
洋子未亡人が信頼していた秘書のお手柄である。その秘書が保証人に打ち明けて表面化した。本人から直接聞いた先輩秘書の偽らざる秘密である。晋太郎の脱税資金6億円が、息子晋三によって活用されたのだろう。昭恵は知っているかもしれない。
この大きな金庫の、今の中身に興味がある。「塀の上を歩く金バッジの面々」(ぴいぷる社)を書いた後の情報だったので、そこには触れていない。
政治屋に善人はいない。いまだに進んで議員辞職したものは一人もいない。このような政治屋による自民党の刷新本部に期待する方がおかしい。
<岸田安堵の野党市民派はバラバラの岸田選挙管理内閣>
今朝のネット情報に以下の悲しい記事が流れた。
(東京都八王子市長選は21日投開票され、無所属新人の前都人事委員会事務局長・初宿(しやけ)和夫氏(59)(自民・公明推薦)が、新人4人を破り、初当選を果たした。投票率は38・66%だった)
党利党略に徹する野党は、ネズミを捕らない猫である。中曽根同様に岸田も悪運が強いらしい。検察にも裏切られ、それでも覚醒しない野党は、自公に輪をかけて悪党であろうか。

 
残念ながら、「政治家ではない政治屋は金権脱税魔」なのだが主権者の抵抗運動としての検察審査会で「起訴相当」を勝ち取り検察に起訴させるしかないので当分は様子見といったところだろう。
 
さて話は変わって能登半島大地震」による甚大な被害を全国の国民が連日テレビで目の当たりに見せつけられているにもかかわらず、こんな能天気の老人がいる。
 
経団連会長が今ごろ巨大リング視察で「復興と万博の同時並行」強調のリアリティー欠如
 
「きょうの視察で万博のリアリティーを感じた」 日本国際博覧会協会(万博協会)のトップを務める経団連の十倉会長が18日、大阪・関西万博の目玉である「大屋根」(リング)を初めて視察。350億円もの建設費が散々批判されてきた巨大リングを目の当たりにするまで、協会トップは「万博のリアリティー」を感じていなかったらしい。
 十倉会長は能登半島地震について「被災者の救援や救助、生活や街を元に戻すことを最優先でやるのは当然のこと」と言及しつつ、「それを進めながらぜひ万博を完成させ、命と連携の大切さをアピールしていきたい」と強調。被災地の復旧と万博の準備を並行して進めるべきとの考えを示した。
 18日は、万博協会を監督する立場の斎藤経産相も相次いで万博会場を視察。「まずは震災復興に最優先で万全を尽くすことは強調したい」と語る一方、万博準備については「粛々と進めていく」と説明した。
 斎藤氏に同行した大阪府の吉村知事は会見で、「大臣から『これ(リング)はスゴイですね』という話がありました」と明かした。のんきなものだ。
■建設業は人員の奪い合い
十倉会長も斎藤氏も「被災地の復旧が最優先」と口を揃えるが、万博開催については「予定通り」の姿勢を崩さない。被災地が最優先ならば、万博準備に割かれている人員や資材などのリソースを被災地に振り向けるべきじゃないか。人手不足が著しいからだ。
 日銀が先月発表した全国企業短期経済観測調査(短観)によると、雇用人員の過不足を示す「雇用判断DI」は全産業でマイナス35。特に、被災地の復興に欠かせない建設業はマイナス57、運輸・郵便はマイナス53と極めて深刻である。
 建築エコノミストの森山高至氏がこう言う。
「万博工事も復興の工事も、現場で作業するのは下請けの職人さんです。大手ゼネコン所属の現場職人はいませんから、大手も中小も人手をめぐって競合せざるを得ません。例えば、万博工事を請け負う関西圏に行ける職人と、復興工事の依頼を受ける北陸圏に行ける職人は、福井や滋賀、岐阜あたりで奪い合いになる。したがって、万博準備と復興を切り離して考えることはできません。そもそも、被災地に行って『復興が最優先』と言うならまだしも、万博会場でそんなメッセージを出しても説得力に欠けます」
 復興と万博準備を同時並行で進めるとは、それこそ「リアリティー」が欠けているんじゃないか。

  

 
経団連の十倉会長のリアリティ欠如に対して、なんと岸田文雄の己の保身のためには派閥解散という究極の一手をうったのだが、さらに次の一手の可能性もあるらしい。
 
【独自】「岸田の乱」の後には万博中止を発表か…怖い物なしの岸田首相が打ち出す「次の一手」」
  
 
■安倍派も二階派も解散へ
「今でも信じられません。しかしこうなったら、岸田首相の英断についていくだけです」
こう話すのは、岸田派の国会議員のひとりだ。

安倍派のパーティー裏金事件で、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)で安倍派の清和政策研究会に加えて、二階派、志帥会の会計責任者ら2人を在宅起訴し、岸田派の宏池会の元会計責任者を略式起訴した。安倍派5人衆と呼ばれた幹部については、1000万円を超す高額な不記載がありながら立件されなかった。
ところが、ここで世論の反発を見越し、先手を打ったのが岸田文雄首相だった。特捜部の処分結果発表前日となる1月18日夕方、「岸田派を解散するつもりだ」とメディアに表明し、「岸田の乱」に打って出たのだ。
池田勇人によって創設され、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一、そして岸田文雄と、歴代総理を5人輩出した宏池会は、自民党の保守本流とされてきた名門派閥。この岸田派を自らの手で、解散すると表明したのだ。
「岸田首相は、元会計責任者が立件されることが確実視されるなか、18日朝に、腹心の林芳正官房長官と会談して岸田派を解散する意向を示した。林氏は『岸田首相の鬼気迫る話しぶりに押され、了承するほかなかった』と言っていた。
林氏の確認がとれると、岸田首相は次々に派閥の幹部を呼び出し、一人ずつに岸田派解散を了解をとりつけて発表した。途中『派閥全員で決めるべきではないか』と派閥総会を開催すべきという横やりが入ったが、岸田首相は一顧だにせず、解散を貫いた」(前出の岸田派国会議員)
政治評論家の田村重信氏は、自民党で長く政務調査役を務める前、宏池会のスタッフとして働いた経験がある。田村氏が語る。
「ふつう、総理大臣になったら派閥会長はやめます。しかし、岸田首相は安倍派のパーティー裏金事件発覚まで辞めなかった。それほど宏池会への愛着があり、かつ派閥が頼りになることをわかっている。
だが、安倍派・二階派だけでなく岸田派も刑事責任を問われることになり、派閥政治を自ら終わらせるべきと判断したのでしょう。本当は安倍派が先に解散と決めなければならないのに、岸田首相に出し抜かれた。
こうなれば、安倍派にせよ二階派にせよ、守旧派だ、カネのためだと非難されるのは必至で、解散するしかない」
岸田首相が安倍派、二階派にも「引導」を渡したと解説するのだ。
■「岸田おろし」など怖くない
政治資金収支報告書への不記載は、安倍派が約6億7000万円、二階派が約2億6000万円とされる。一方で、岸田派は3000万円と桁が違う。少額の岸田派が解散するというのだから、安倍派や二階派も同調せざるを得ない。もはや「派閥」の存続は不可能であろうという見方が自民党では大勢だ。
だが、麻生太郎副総裁率いる麻生派と茂木敏允幹事長が会長の茂木派は特捜部の立件を免れている。この二派はどうなるのか。
19日、岸田首相は麻生氏と自民党本部で会談。「派閥の解散はしない」と麻生氏は伝えたという。茂木氏も麻生氏に同調。
「何も知らされず派閥解散をぶち上げた岸田首相に、麻生会長はめちゃくちゃ怒っていた」(麻生派の国会議員)
田村氏が続ける。
「これまで岸田首相は何かあるとまわりの派閥の顔色をうかがいながら、行動してきた。2021年の自民党総裁選挙で勝てたのは、この2つの派閥に加え安倍派の支援があったから。しかし今回は、麻生氏、茂木氏には何も知らせず派閥解散を決断した。
自民党の派閥を潰すということは、その長である麻生氏や二階俊博元幹事長にも、政界引退を迫る流れを意味する。岸田首相は、今年秋の自民党総裁選挙で負けても構わない、『岸田おろし』が起こったところで総理の椅子からおりてもかまわないと考えているのではないか。
そうとなれば、もはや派閥の世話になることもないと考え、清水の舞台から飛び降りるように『岸田の乱』に出たと推測します」
自民党が長年、政権を取ってきた原動力でもあった派閥政治だが、それが一掃され、岸田首相自身に再選も視野にないというのであれば、「岸田派を解散し、他の派閥も右にならえとならざるをえない。そうなると岸田首相には怖いものがなくなり、フリーハンドですよ。そうなると、低迷する支持率回復のためにどんな手を打つのか」(前出の岸田派の国会議員)と、岸田首相の動きに永田町も戦々恐々となっているというわけだ。
そこで注目されているのが2025年4月開幕の大阪・関西万博だ。
■日経新聞の名物コラムも同調
これまで建設費が1250億円から1850億円、そして2350億円と増額を続ける万博。それ以外にも運営費が約800億円から1160億円にアップとさらなる税金投入が批判を浴びている。
1ヵ月ほど前に岸田首相と話したという自民党幹部は驚きの証言をした。
「岸田首相は万博をこのまま開催していいのか、ちょっと首をかしげてたんだよ。外務大臣を長く務めた経験があるので、国際的な万博の重要度はよく理解している。
だが、パビリオンなどの建設遅れや地震など災害時の安全性も危惧されるなかで『再考しなければならないことがあるかも』と口走っていた
年が明けて、能登半島地震が起こりとんでもない事態となっている。どうも岸田首相は万博の中止もしくは延期を決断する可能性が出てきた」
万博中止となれば、岸田派解散以上のインパクトがある。
1月16日、日経新聞の名物コラム「大機小機」に掲載されたひとつの記事が話題を呼んだ。「大阪万博より震災復旧を」と題したこのコラムはこう綴っている。
《能登半島地震の被害からの復旧に向けただでさえ足りない人出を同地域に振り向ける工夫が求められる》
《万博にかけている人手を被災地支援・復興事業に回せば公益に資する》
万博の縮小開催か中止を意見しているのだ。
日本の経済界がこぞって賛意を示し、3分の1の費用負担をしている万博の開催に対し、財界御用達の日経が「待った」をかけたわけだ。SNSでは日経新聞の主張に賛同する「いいね」が相次ぎ「トレンド入り」した。
前出の自民党幹部が続ける。
「岸田派の解散となれば、岸田首相への支持率が急激にアップするはずだ。それに加え、能登半島地震への復旧を優先して万博の縮小ないし延期・中止であれば、世界的な評価も高まるはず──外相経験のある岸田首相ならではのセンスだ。
これから、日本の建設事業は人も資材も重機も、万博に一極集中となることは明らかだ。つまり能登半島地震の復旧はあとまわしになる。
岸田首相は遅れに遅れている万博の準備に、昨年8月には大阪府の吉村洋文知事を呼びつけるほど、イラついている。維新に任せておいては万博開催が危ないからだ。それならいっそ、震災復旧、復興という理由なら国際的な理解も得られるので、縮小なり中止ということも十分、考えられる」
一方で万博に突き進んできた日本維新の会、馬場伸幸代表は
「万博は被災地復興の障害ではない。北陸のみなさんにも、新たな夢や希望を持ってもらえるイベント」
と被災者の逆鱗に触れかねない対応で、火消しに躍起だ。だが、岸田首相の周辺からは、こんな話も聞こえてくる。「自見華子万博担当相の口から、いつ能登半島地震復旧、万博見直しを言わせるか」──そのタイミングを図っているというのだ。
何よりも大事なのは、復旧と復興であり、そのためにも政治とカネの問題に終止符を打つことだ。派閥の解散という究極の一手を打ってきた岸田首相。「次の手」は「万博の中止」となるか。


 
「万博は被災地復興の障害ではない。北陸のみなさんにも、新たな夢や希望を持ってもらえるイベント」などとピント外れな日本維新の会、馬場伸幸の発言は我田引水的な暴論なのだが、岸田文雄の「万博の中止もしくは延期」を決断するならば多くの国民の支持を得るかもしれない、とオジサンは思う。 

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