新・定年オジサンのつぶやき

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スポーツショーと揶揄されたモーニングショーが面白くなってきた

2024年01月24日 11時43分23秒 | 自民党裏金事件

そもそも「刷新されるべき」連中が集まって、自分たちの非を認めたり、今後の資金集めに対して厳格な規制をかけることなどありえないと、大方の予想通りの中間とりまとめとなったらしい。
 
『批判かわす小手先』『踏み込み足りない』自民改革案 識者の目
 

自民党政治刷新本部は派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて、党改革の中間とりまとめを大筋了承した。政治資金については法改正の内容を明記せず、派閥解消も政策集団への「衣替え」にとどまる可能性がある。26日の通常国会召集前に取り急ぎまとめた格好で、抜本改革にはほど遠い内容となった。政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏、岩井奉信・日大名誉教授に聞いた。
「何も変わらなかった」なりかねない
 中間とりまとめは短期間で仕上げたこともあり、かなり具体性に欠ける印象だ。例えば派閥の政治資金パーティー禁止について、派閥幹部によるパーティー開催は禁止されておらず、幹部が資金を集めてメンバーに配ることも可能だ。派閥事務所を閉鎖しても幹部の個人事務所という形にすれば問題ない。抜け道はたくさんあり、世論の批判をかわそうとする小手先の対応策の色が濃い。
 何より「本来の政策集団に生まれ変わらねばならない」という方向性に大きな疑問がある。首相自身、これまで派閥を「政策集団」と呼んできたわけで、単なる看板の掛け替えだ。派閥の存続を前提としており、岸田派も政策集団として再編成するのかと勘繰ってしまう。大山鳴動して何も変わらなかったということにもなりかねない。

 そもそも3派閥が解散を決めた一方、存続する派閥もある。本来なら刷新本部で議論し、その結論に従ってそろって解散するのが筋だったが、首相が他の派閥に諮らず先行して解散したことがこの状態を招いたと言える。今後ガバナンスを発揮できるのか、大きな疑問を抱いている。【聞き手・古川宗】
意見聞いただけ ガス抜きの感拭えぬ
 ■岩井奉信・日大名誉教授(政治学)
 中間とりまとめは具体性に乏しく、踏み込みが足りない。(幹部らが党から受け取る使途開示不要の)政策活動費にも触れていない。会計責任者が逮捕・起訴された場合、議員も処分できる党則改正を行うというが(法制度としての)連座制までは書いていない。
 そもそも政治刷新本部の性格がよく分からない。時間的な制約があったとはいえ形をつくることに重点を置いたという印象だ。出席議員から意見は聞いたが活発に議論したとは言えず、ガス抜きの感が拭えない。
 派閥の政治資金パーティー全面禁止には賛成するが、派閥人事からの決別を掲げたことには違和感がある。人事権は元々総裁が握っており、リーダーに胆力があれば現行制度でも自由に人事はできるはずだ。
 派閥への批判は強くても過去の例からなくなることはないだろう。今年の自民党総裁選に向けグループができることは間違いない。


 
派閥解消ナシ、裏金の実態解明ナシ、安倍派幹部の処分もナシ 自民政治刷新本部「中間取りまとめ」の中身
 
自民党は23日、派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応策を検討する「政治刷新本部」の会合を開き、政治改革の中間取りまとめ案を了承した。派閥の全面解消は明記せず、カネとポストの役割をなくした「政策集団」としての存続を容認。事件の実態解明や説明責任のあり方に関しては結論を先送りし、多額の裏金を受け取っていた安倍派幹部らの処分についても触れられなかった。
◆「派閥ありきから脱却」と強調するが
 岸田文雄首相(党総裁)は会合後、記者団に「派閥ありきの自民党から完全に脱却する」と強調。解散を決めていない麻生、茂木、森山3派も「党の新たなルールに従ってもらう。派閥ではなくなる」と述べた。中間取りまとめは25日に正式決定される見通しだが、抜本改革とは言い難く、信頼回復への道のりは遠い。
取りまとめ案では、派閥について「本来の政策集団」に生まれ変わるために「お金と人事から完全に決別する」と掲げた。具体策として、政治資金パーティーの開催や人事への働きかけを禁止し、夏と冬に所属議員に活動費を配るいわゆる「氷代」や「餅代」の慣例も廃止するとした。
◆「派閥全廃」を求める声には答えず
 裏金事件への対応では「関係者による明確な説明責任に加え、あるべき政治責任についても結論を得る」とするにとどめた。政治団体の会計責任者が逮捕や起訴された場合、団体の代表を務める議員も処分できるように党則を改正する。派閥の政治資金規正法違反などが明らかになった際は党が審査し、活動休止や解散を求めると記載した。
 会合では派閥について「解消を明確に打ち出すべきだ」「看板の付け替えと思われてはいけない」など全廃を求める意見が相次いだ。一方で「金と人事を切り離せば、派閥の機能がなくなるのだからそれでよい」と存続容認の声も根強い。
 刑事処分の対象者が出た安倍派、岸田派、二階派が派閥解散を決定。麻生派、茂木派は存続させる意向で、森山派は今後の対応を明らかにしていない。

 
 
   
こんなことを言っていたエセ評論家が・・・
 

 
盛んに政治家と会計責任者の共謀の実証は難しいと強調していたが、神戸学院大学法学部の上脇博之教授はこう指摘していた。
 

さて、 今週に入ってテレビ朝日のモーニングショーには、「政府代弁者」のスシローと、最近ひっぱりだこの元 明石市長の泉房穂のバトルが面白い。
 
泉房穂氏、派閥解散めぐる岸田首相の“一石四鳥”指摘に田﨑史郎氏『勝手な解釈ですね』


 
従来のモーニングショーでは政治関連の話題となれば必ず田崎史郎が政府広報官ごとく、裏事情をことごとく解説し、レギュラーコメンテータたちは突っ込むことができなかった。
 
しかし田崎史郎より一回りも若いが、「 NHK職員; テレビ朝日社員; 弁護士・所属政党: (民主党(菅G)→); (無所属→); (明石市民の会→); 無所属」等々、政治家としても豊富な経験もある弁護士であり、少なくとも単なる自民党に癒着している政治ジャーナリストの「スシロー」よりは、視聴者にとってもわかりやすい解説をする泉房穂は、今後スシローの天敵になる間も知れない、とオジサンは思う。  
 
 
【付録】
 
 
    

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