新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

5000万円以上もかけて身内のサクラを使った桜を見る会

2019年11月12日 18時18分30秒 | 桜を見る会

昨日の、「蟹、メロン、香典どころじゃない安倍晋三の犯罪的行為」の中でこうつぶやいた。
 
「今週のテレビが『桜の会』を取り上げれば、週末の世論調査はまた違った展開になる可能性が高いのだが・・・」
 
共産党議員の独自の調査で安倍晋三主催の「桜を見る会」の実態が明らかにされたが、大手マスメディアもその後、各社がそれぞれ裏取り取材などをしたようで、新聞、テレビの朝の情報番組で一斉に報道されていた。
 
首相主催「桜を見る会」 毎年前夜に後援会と懇親」(東京新聞
 
首相の動静を伝える、「首相の一日」によると、2013年から2019年まで都内ホテルの宴会場で開かれた「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」という懇親会と翌日の「桜を見る会」が地元後援会のメンバーを招待した「セットイベント」になっていることを確認していた。
 
安倍政権で費用2倍「桜を見る会」は税金で何をしているのか
 
   
             【毎日新聞より
 
公費使う「桜を見る会」、首相が後援会慰労? 野党追及」(朝日新聞


 
調べてみたが、当然ながら讀賣新聞と産経新聞は完璧にスルー状態。
 
それでは影響力があるテレビの朝の情報番組ではどうだったのか。


たしかに、TBSでは、「グッとラック!【「桜を見る会」は税金のムダ遣い?参加した芸能人に直撃】」との予告があったが、安倍政権擁護ではない政治ジャーナリストが呼ばれていたが、全体的には深堀り感がなかった。
 
それに比べるとテレビ朝日の「モーニングショー」はかなりの反響があった。
 
『#桜を見る会 X モーニングショー』反響ツイート



しかしテレビ朝日の限界が最後には明らかに見えてしまったと思う人もかなりいたと思う。

政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は、        
「今回の一件は公金の使途目的から明確に逸脱しています。地方自治体であれば、公金の不適切使途について、市民は『住民監査請求』『住民訴訟』制度を利用し、公金の返還を求めることができる。しかし、国に対しては返還請求するための法整備がなされていません。非常に時代遅れな状況で、法改正が必要だと考えます」
 
誰が見ても、地元有権者等に対する「利益供与」なのだが、現行法では違法とまではいかないらしいが、不法行為であることは確かである。 
 
1990年代に500万人いた自民党員は野党転落で70万人台に減ったらしいが、桜を見る会は党員を増やすための「エサ」にされたということらしいが、いずれにしても、血税で支援者買収ということが大手を振って行われていたということは決して許されることではない。
  
さて、「今の日本は、政治に影響力のある人しか政治の話をしません。
本当は、政治に影響力のない人ほど、政治についてたくさん語るべきなのです。
そうでないと、どんどん「政治に影響力のある人」に都合の良い社会になっていくのです。」
と言ってブログを始めたドイツ在住のこの人は、今回の「桜を見る会」についてはこんな見方を披露していた。
 
桜を見る会」追及に一層結束が固くなる野党
 
「『桜を見る会』の発端となった質疑は8日(金)のことだが、週末に天皇即位パレードがあり、マスコミの話題がそちらに持っていかれる中、ネットの『桜を見る会』に関する盛り上がりは異様なものだった。
とにかく、追及の資料となるものはネット上のブログなどにタダで転がっているのだ。」
 
たしかに、自民党の県会議員や閣僚たちの不用意なブログなどを丹念に探せば、メディアでは報道されない事実が手に入り、すでにツイターで拡散されている。
 
さらにこう続けている。
 
「安倍首相が毎年多くの芸能人に囲まれた映像で報道される『桜を見る会』は、すでに多くの国民におなじみで、このスキャンダルは、モリカケなどと違って、圧倒的な『分かりやすさ』が特徴である。
なんとなく野党同士の繋がりが緩やかに出来上がりつつあるときに、政権打倒のチャンスは訪れた。
このスキャンダルは、野党の協力体制をさらに強いものにさせる。」
 
増大する防衛予算や、内容的には理解しにくい「英語民間試験導入」などは、一般の有権者には馴染みが薄く関心を示す人は少ない。
 
一方、「消費税をゼロに!」と身近な話題で圧倒的な支持を得た山本太郎の選挙戦術は、多くの国民の心に響いたことは事実である。
 
経済問題でも、日々の生活に関わるようなテーマなら多くの国民が興味を持ち、さらには「公金の私物化」で特定の人たちが多くの利益を得ているような問題は細かな政策の違いが存在する野党にとっても連携しやすいことは確かである。
 
「『桜を見る会』の来期の予算が5300万円以上であっても、国家予算全体からすれば大した金額ではなく、野党も貴重な時間を潰すことなく国会で政策論を議論すべきだ」というコメンテーターもいたが、「定年後の必要な蓄えが2000万円」という金額すら夢の話である国民からすれば5000万円以上という金額は、とてもじゃないが怒りが湧いてくることだろう、とオジサンは思う。   
       


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