新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

アホが出世するシステムは誰が作ったのか

2019年04月14日 11時51分52秒 | 安倍晋三

「桜を見る会」は毎年、首相が文化・芸能、スポーツ界など各界から招待して行われ、今年で64回目。
 
安倍晋三首相が最初にこの会を開いたのは2007年の4月。
 
同年の参院選で自民党が惨敗し、秋にはご存じ「敵前逃亡」と批判された職場放棄的な辞任をした。
 
そして民主党政権の崩壊後の2013年4月が復活の年であった。
 
2013年からの招待客の人数は下記のよう推移している。(主催者発表)
 
●2013年:12000人
●2014年:14000人
●2015年:15000人
●2016年:16000人
●2017年:16000人
●2018年:17500人
●2019年:18200人
 
自薦の招待客などはありえないので、官邸側が選出しているのだろうが、意識してなのか毎年招待客を増やしている。
   
あたかも時の権力者の力を誇示するかのようであり、気持ちが悪い。
 
これだけの大人数の招待者に対して僅か数時間足らずで全員と会話をすることは不可能であり、マスメディアの注目も絵柄がよい連中との集合写真が中心となっている。
 
この間、毎年連続で招待されているのは安倍晋三のお気に入りの「ももいろクローバーZ」くらいだろうか。
 
招待される芸人は前年にブレークした連中が多いのだが、中にはというのか大部分は翌年には招待されていないか、または断っている。

 
招待客を決める官邸側が、少しでも話題性のある芸人を呼んで華やかな雰囲気つくりを狙っているらしいが、基本的には芸人は所属事務所が招待を受ければ断ることはできない。
 
まあ、言ってみればそんな連中ばかりであろう。
 
基本的には「電波芸者」と揶揄される連中は、政治的な興味を示しては仕事が無くなってしまう。
 
必然的に未成年の子役や若い女性グループが呼ばれることになる。
 
ちなみに昨年の.様子はこんな感じだった。

安倍首相『桜がないが賃上げ続いている』 桜を見る会


 
そして今年は昨年の二の舞を演じないようにと1週間ほど早めた開催であった。
 
ももクロ・五木さんら参加 首相主催の『桜を見る会』

朝日新聞記事なので、少なくとも「事実」だけを書いてそれ以上の批判は一切ないのだが、それならば「安倍首相が『桜を見る会』に『虎ノ門ニュース』ご一行を堂々招待! 百田尚樹、有本香、ケントらネトウヨ文化人に囲まれご満悦」という記事内容から、この「見る会」の異常さを再録しておく。
 
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・・・前略・・・
 毎度のことながら、無責任であることを取り繕おうともしない安倍首相の思い上がりぶりには反吐が出るが、きょうの「桜を見る会」では、もうひとつ、唖然とするような光景が繰り広げられた。
 というのも、じつはきょうの「桜を見る会」の招待客のなかに、あのフェイクデマ拡散ネトウヨ番組の面々が含まれていたからだ。そう。『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)の出演陣たちである。
 たとえば、テレビ朝日が午前中のニュースで報じた映像を見ると、安倍首相と昭恵夫人を取り囲んでいたのは、百田尚樹に有本香という世紀の欠陥本『日本国紀』(幻冬舎)のコンビに、ケント・ギルバート、竹田恒泰、上念司、石平太郎、須田慎一郎、大高未貴、藤井厳喜、武田邦彦らといった『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)のメンバーたちだった。
 また、ほかにも番組司会者である居島一平や、あの『殉愛』(幻冬舎)にも登場する、同番組のプロデューサーを務めるDHCテレビジョンの山田晃社長の姿まで……。
 さらに、『虎ノ門ニュース』出演陣が投稿した写真のなかには、『日本国紀』『殉愛』という二大事故本の版元である幻冬舎の見城徹社長の姿も確認できた。
 しかも、安倍首相はこのネトウヨ文化人オールスターズを歓待。石平のTwitterへの投稿によると、〈総理は我ら虎ノ門ファミリーの一人一人に声をかけて握手して下さった〉といい、有本はこんなツイートしている。
〈安倍総理主催『桜を観る会』に虎ノ門ファミリーで参加。「文化人・芸能人」の列前を歩いて私たちの前に来られた総理が「ここから雰囲気が違いますね~。虎ノ門の皆さんが一番『左』に陣取っておられるのが面白い」といきなりの突っ込み。竹田恒泰さんが「我々から見たら一番右ですが」と即応酬。〉
 まったく気持ち悪すぎる会話だが、ようするに、安倍首相は自身の猛烈な擁護を繰り返すネトウヨ番組や、安倍応援本を多数送り出してきた出版社の社長といった“お仲間”を堂々と招待。手厚くもてなしていたのである。
■ヘイトデマ垂れ流すネトウヨ番組の面々に囲まれご満悦の安倍首相
 そもそも『虎ノ門ニュース』は、例の沖縄ヘイトデマで知られる『ニュース女子』と同じDHCテレビが制作するネット番組であり、展開されるトークは、ネトウヨワールド全開の陰謀論や、もはや“安倍教”と呼ぶべき政権の徹底擁護ばかり。
 だが、そんなネット番組に、安倍首相は総裁選を控えた昨年9月6日、ついにVTR出演。同日未明には最大震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生したというのに安倍首相の出演VTRは放送延期にもならず、安倍首相によるトランプ大統領やプーチン大統領との仲良し自慢が展開された。
 しかも、安倍首相は“番組を観たことがあるか”と問われると、「密かにありますね」と告白。インタビュー収録には別曜日レギュラーの百田も「スタッフ」として参加し、安倍首相も百田の姿を見つけると顔をほころばせながら手を挙げて挨拶するなど、“安倍応援団”に囲まれて終始ご満悦。最後には再び番組に出演することを約束したほどだった。
 総理大臣が自分の応援団であるネトウヨ文化人たちのネット番組に嬉々として出演する──。この事実だけで愕然とさせられるが、結局、安倍首相はこうした輩に慰撫されたくてたまらないのだ。
 いや、安倍首相を慰撫する“喜び組”の応援団のほうも同じだ。百田は桜田義孝前五輪相の辞任について〈自民党はアホが出世するシステムなのか、それともこんなアホでもマシな部類なのか!〉と投稿したが、歴史修正主義をばらまき、権力者に媚びを売ってベッタリの関係を築き、時にNHK経営委員に引き立てられ、時に著書を宣伝してもらってご満悦の百田のような存在こそ「アホが出世するシステム」なのではないのか。
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「安倍首相は自身の猛烈な擁護を繰り返すネトウヨ番組や、安倍応援本を多数送り出してきた出版社の社長といった“お仲間”を堂々と招待。手厚くもてなしていた」ことをまともに批判する大手メディアは皆無であった。
 
自分を正面から批判する相手には言論で反論できない安倍晋三。
 
1対1の野党との党首討論でも、質問と関係ない話を延々として時間を浪費させるという姑息な手法を取っている。

そしてこんな事実はテレビメディアは一切報じない。
 
子供のころから批判されることの訓練がなかったためか、前期高齢者の年齢になってもその幼稚性は変わらない。
 
百田尚樹に、「自民党はアホが出世するシステムなのか」との批判は、安倍晋三がのうのうと生き延びている様を見れば、余りにも的を射ている情けない話である、とオジサンは思う。 

そしてこんな事実はテレビメディアは一切報じない。 

子供のころから批判されるという訓練がなかったためか、前期高齢者の年齢になってもその幼稚性は変わらない。
 
百田尚樹に、「自民党はアホが出世するシステムなのか」との批判は、安倍晋三がのうのうと生き延びている様を見れば、余りにも的を射ている情けない話である、とオジサンは思う。

  


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