新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

モノ申せる女性たちは明日への「希望」ことしは「特別な夏」

2020年08月11日 11時25分08秒 | 政治

梅雨明けが平年より11日遅れたことを取り戻すように関東地方は連日の真夏日が続いている。
 
暦の上では「立秋」を過ぎたのだが、日中はまさに「盛夏」真っ盛りである。
  
夏らしく早朝の「アブラゼミ」の「ジー、ジリジリ・・・」という声で起される。
  
あの声を聞くだけで汗がじっとりと出てくる気持ちになる。
  
この名前の由来は‘油ものを揚げている音’ということらしいが、彼らにとっては不快な名前であろう。
  
その声にいつの間にか「ミ~ンミンミンミン ミーーー」という声が参加してくる。
  
ミンミンゼミの鳴き声を調べている人によれば、「始まり」と「終わり」がはっきりとあり、それなりに「歌」になっているという。 
 
確かにジックリと聴いてみるとある一定の鳴き方を何度も繰り返している。
  
この繰り返し回数も実は西と東では差があるという。
  
よく聴いていると、たまに鳴き方が変る場合がある。
  
安全を脅かす外敵が近づいたのかと思ったが、ものの本によれば、これはひょっとすると「誘い鳴き」らしい。
  
すなわち、鳴いている最中に運良くメスが飛んでくるとその後の鳴き方が変るという。 
(セミはオスしか鳴かないことは常識です!)
  
最初の「ミ~ン」という一番張りのある部分が無くなり、平板に「ミンミンミン・・・・・・・・・」を繰り返しながらメスに近づいているという。 
 
もっと早くこのような生態を知っていたらより楽しいセミの声を楽しめたかも知れない。
  
気持ちにゆとりがある時などは、この「ジージー」と「ミ~ン ミ~ン」の声の競演は、心地よいハーモニーとなる。
  
もっともオジサンの高校時代の夏合宿の時などは、僅かな休憩時間に疲れた体を休めている時に聞く「ミンミンミン」は「眠・眠・眠・・・」と、休むな・眠るな、と聞こえていた。
  
最近は夕暮れ時には気温が下がり、なんとなく秋の気配を感じさせてくれる。
 
登場するのは、セミの声で最も複雑で音楽的な鳴き方をする「ツクツクボウシ」である。
  
若い頃オジサンは「ツクツク法師」という名前だと思い込んでいた。
  
しかし実態は起承転結がハッキリしたリズミカルな音を奏でる優れものである。
  
最初の前奏として「ジ・・・・・・」と鳴き始め、「オーシンツクツク、オーシンツクツク」を10数回繰り返しながら段々とテンポを速め、最後に「オーシン」と尻上がりに発声しながら、最後は「ジ~~~~」という後奏で終わる。
  
この声が頻繁に聞こえると、オジサンは子供の頃、夏休みの宿題の最後の追い込みに追われていたのを思い出す。
  
なぜかいつも「写生」の宿題が残り、遠くに連れて行ってもらったことがなかったので、平屋の自宅の窓から見える風景ばかりであった。 
  
今年の夏は、ある人に言わせると「特別の夏」だそうである。
 
「いままでの夏」とは、一般サラリーマンたちは(オジサンも昔はそうであったが)、旧盆の週に会社の「一斉夏休み」と有給休暇を合わせて、多い人では前後の土日を含めるとGW並みの「10連休」の夏休みを堪能したものであった。
 
特にその年に生まれた我が子を田舎の両親や祖父・祖母に見せに行くという「お盆帰省」ラッシュが生じていた。
 
ところが今年は、1年前にはだれもが夢にも思っていなかった「コロナ禍」が日本中を覆い、普通の夏には程遠い夏になった。

全国各地に急速に広がりつつあるCOVID-19の感染者数の増加にしり込みした各自治体の首長たちは、若い人たちの「帰省」を自粛するメッセージを発しているが、1兆円以上の税金を投じて自民党内の「族議員」らの圧力から生まれた「Go To キャンペーン」に応募した人たちには、積極的に旅行を進めている安倍政権。
 
「帰省」と「旅行」に特別な差はなく、帰省先の両親がまだ「高齢者」の域に達していなければ特別視することもない。
 
感染拡大防止ガイドラインなどは、所詮、「ガイドラインを提示しましたので皆さんで気を付けましょう」という政府の責任逃れと、国民に自己責任を押しつけているに過ぎない。
 
やはり、そういう意味では今年は「特別の夏」なのかもしれない。     
 
さて、デジタルメディア事業や出版事業を行う企業の株式会社サイゾー。
 

 編集長ら3名の社員が30人程度の外部執筆者の原稿を受け取り、1日10本程度の記事を更新している。契約前に取材や記事執筆の経験がなくとも執筆でき、編集部ではニュースの真偽についてチェックしない、いわゆるコタツ記事である。(Wikipedia)

 
ここまであからさまに書かれると、この会社の出版物も「眉に唾」つけて読む必要があるかもしれない。
 
その企業の「主要株主」に認知科学者の苫米地英人の名前がある。
 
彼の学歴や業績、そしておびただしい著書には驚くが、数年前にあるテレビ番組のレギュラー陣として毎週木曜日に顔を出し一般の人には容易には理解できない内容をしゃべっていたことを覚えている。
 
そして専門外の「政局」がらみの予想はことごとく外れていた。
 
そんな男に対して、心理学の専門家である相馬一進という人が、「胡散臭いといわれる苫米地英人の真実|彼の理論は正しいか批判を本気で検証」というかなり精力的な検証記事を発表していた。
 
最後にこんなアドバイスをしていた。
 
苫米地英人氏は、好き嫌いがハッキリする人物だと思います。私は、心理学の知識がない人にはおすすめしません。
認知科学や認知心理学の内容を、自己啓発業界に広めた先駆者であることは間違いありませんが、ところどころに過度な一般化が感じられるので、胡散臭いと感じる部分も多いと思います。
本はまだしも、教材やセミナーにお金を払うときは、「お客様の声」があるか、しっかりとチェックしましょうね。これだけは、私からのお願いです。

 
かなり控えめながらも、やっぱり「胡散臭い」という人物なのであろう。 
  
だいぶ回りくどい話になってしまったが、サイゾーが発行している「サイゾーウーマン」という雑誌があり、Web版もある。
 
サイゾーウーマン | オンナの好奇心を刺激するニュースサイト」というキャッチコピーを見ればおのずと読者層が想像できる。
 
Web版に、「『羽鳥慎一モーニングショー』『スッキリ』『バイキング』一番信頼してる情報番組ランキング!」という記事が載っていた。
 
タイトルから見れば、「朝日新聞憎し」のネトウヨ連中が絶望する結果となっていた。

実施期間:2020年7月22日~2020年8月5日、投票数:1534票という数字の内容が不明なのだが、サイゾーウーマンの調査なので圧倒的に女性に偏りがあることは否めない。
 
ましてや朝平日の情報番組や昼下がりの情報番組は、テレワークのサラリーマン以外の男性サラリーマンは見る機会がない。

視聴率では他を圧倒している「モーニングショー」がネットでも圧倒的な支持を集めているという結果の背景にはこんなアンケートに答えた人の声があった。
 
・ワイドショー的要素が他の番組より少なく、社会的に知りたい内容を分かりやすく説明してくれているところ。 他の番組はMC以外の人が説明するが、モーニングショーは、MCの羽鳥さん自身が噛み砕いて説明してくれるから、分かりやすいし説得力がある。
・萎縮も忖度もする事なく、報道機関として、 本気の番組を作っている、と感じられるから。 羽鳥さんと玉川さんのバランスが絶妙です。
・全ての出演者が正しい知識と意見を持っている。他の番組はくだらない意見の繰り返しで視聴者を馬鹿にしているのか。
・コロナ関しては、ダントツ!安倍さんよりずっと信用できるし、わかりやすい。緩みそうな気持ちも、ダメダメ気をつけなきゃと立て直してくれる。
・真剣なディスカッションが参考になり他番組よりも生活に参考になるから。
・データを明らかにし、コメンテーターや司会者がそれらをよく理解した上で、信念を持って意見を述べている。
・言いたいことをハッキリ言ってるところ。政府の発信した事や、政策をそのママ垂れ流すのがマスコミの役割りでは無く、疑ったり、検証するのが役目だと思うからです。
・コメンテーターがまともな事を言ってくれる。コロナの問題を扱うようになってからは、政府に監視されたり、名指しで批判を受けながらも姿勢を変えない部分に信頼感がある。
・わかりやすく嘘がない。他の情報番組の内容が、幼稚くらいに思える!政治家に物申せるところが代弁してくれているようでスッキリする。毎朝必ず見てます
・不必要なお飾りタレントがおらず、コメンテーターがそれぞれ自分の意見をきちんと読み述べるので参考になる。取材が比較的良くなされており、データも詳しい。もっとも時々暴走することがあるが、これも番組に勢いがあるということか。後日謝罪がなされ好感度は高い。
・羽鳥さんは進行も上手いし笑いもとれて観ていて信頼できる。コメンテーターも個性的で媚びてなくていいと思う?青木さん浜田さん最高です!玉川さんも視聴者の意見代弁してくれるしはっきり言ってくれるから信頼できる!
・玉川徹氏の論理的な分析が秀逸
 
おそらく100%女性の声らしいのだが、上昇志向の大企業の男性社員はスッカリ牙を抜かれた連中が多いが、そんな連中をわきで冷静に見ている賢い女性たちが、キチンとモノ申す番組を支持しているという事実から、明るい未来を感じさせる、「特別な夏」なのかもしれない、とオジサンは思う。  

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