サッカーW杯の決勝トーナメントの初戦「日本vsクロアチア」戦が明後日の深夜から行われる。
すでに勝敗予想が出ており、日本の勝ちが25%、ロアチアの勝ちが46%となっており、引き分けが29%となっているが、決勝トーナメントでは前後半で同点ならば前後半の延長があり、それでも決着がつかなければPK戦となる。
したがって引き分けは存在しない。
日本代表は 2002年と2010年の2回、決勝トーナメントで敗退している。
今度は「3度目の正直」になるのだが、1998年初めてW杯に出場し3試合で1点しか取れずに敗退したフランス大会だったが、その時敗れた相手はアルゼンチンとクロアチア、そしてジャマイカであった。
格上のアルゼンチンとクロアチアには「0-1」で敗れ、ジャマイカ戦では初得点しながら1-2で敗れ、グループリーグ敗退となっている。
このクラスのレベルでは実力が伯仲しまさに1点勝負となる試合が多くなる。
今年の日本代表は予選リーグでは格下に負け、過去の優勝経験のある国に1点差で逆転勝ちしており、この24年間で各段の進歩を遂げている。
得点に絡む選手はたちどころにヒーローとなり、その人物の親兄弟や出身クラブなどの関係者たちがメディアに登場することのなる。
とりわけ、ドイツ戦やスペイン戦で得点シーンに登場し、一躍脚光を浴びたのが、川崎フロンターレ出身の三苫薫であろう。
日本人らしからぬ独特のドリブルの技術は、本人が筑波大学時代の卒業論文テーマにしたほどの研究熱心の賜物らしい。
そして、彼の幼少の頃のエピソードを、「孤独のグルメ」で有名な松重豊がW杯開始前に動画で明らかにしていた。
◢◤🏆#ワールドカップ まで5日🏆◢◤
— サッカー日本代表 🇯🇵 (@jfa_samuraiblue) November 15, 2022
俳優・松重豊さんからメッセージが届きました📣
松重さんは、子供の頃の三笘薫選手 @kaoru_mitoma のお隣さんでした。当時の三笘選手とのエピソードを語って下さいました。#三笘薫#jfa #daihyo #SAMURAIBLUE #サッカー日本代表#つな超え #新しい景色を2022 pic.twitter.com/kZXaGiOK8N
当分の間は多くの善良な国民はサッカーに釘付けされそうなのだが、その間に永田町では異変が起きている。
閣僚の「辞任ドミノ」により大幅に内閣支持率を下げ危険水域にはいり、足元の自民党内部からも批判続出なのが岸田文雄。
連立政権の相手の公明党が反発しているにもかかわらず、岸田文雄は政権立て直しのため「窮余の策」として国民民主党の取り込みを画策しているという。
「自民、国民と連立検討 局面転換狙う、玉木氏入閣案―公明反発も、実現不透明」
自民党が、公明党との連立政権に国民民主党を加える案を検討していることが2日、分かった。自民、国民両党の幹部が水面下で接触を続けており、調整が付けば連立協議に入る。岸田政権は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などで内閣支持率が低迷しており、国民の連立参加で政権運営の局面転換を図る狙いがある。 複数の自民党関係者によると、国民の玉木雄一郎代表(53)=衆院香川2区、当選5回=が年明けにも入閣する案が浮上している。ただ、連立を組む公明党は「わが党にメリットはない」(重鎮)と反発。国民内にも異論が強く、同党を支援する連合の理解も得られるかは見通せない。3党連立が実現するかは不透明だ。 自民党関係者によると、国民側との交渉は岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁も了承している。この関係者は「あとはタイミングだ。今の政権はこれぐらいのカンフル剤を打たないと良くならない」と述べた。連立に国民を加えることで、自民が公明に配慮する場面が少なくなるとの見方も、自民内にはある。 自民、国民両党は臨時国会の閉幕を受けて調整を加速させたい意向。玉木氏が入閣する場合は、来年1月の通常国会召集前に内閣改造が行われる可能性がある。 国民は今年の通常国会で2022年度予算と第1次補正予算に賛成したのに続き、今国会でも第2次補正予算に賛成。自民、公明、国民3党はこれまで、ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」凍結解除などを巡り、実務者間で個別政策の協議を続けてきた。 現在の国民民主党は、旧国民民主党が旧立憲民主党と合流する際、玉木氏ら合流に参加しない議員により20年9月に結党。衆院議員10人、参院議員10人が所属する。 |
いまさら玉木雄一郎が入閣しようがしまいが、与野党の態勢には大きな影響はない。
なにしろ「野党共闘」からは仲間外れの国民民主党なので、党首が内閣の一員になったところで、いままでの「ゆ党」から「半与党」に名前が変わっただけあろう。
◆この結果、自公連立解消になったりすれば、個人的には面白いと思います。 これは偏見なのでしょうが、宗教が絡むので他の政党より粘っこく自民党を批判するようになったりするのかしら。そうなればもっと混沌としてきて面白いなぁ。 ◆公明党を連立から切り捨てるなら支持する、統一教会の問題もあり、公明を切りたいのだろう。 ◆国民民主を取り込んだところで決して支持率は回復しない。そんなことよりもっと国民目線の政策を進めていただきたいが、政局優先の岸田に何を言っても無駄か? ◆結局玉木も権力と金が欲しいだけだったか。さ~~て公明党はどうする。ついに自民党からぶった切られる?でも学会票が無いと自民党議員の多くは落選だから切れないかな。公明党も権力を維持したいだろうから嫌でも受け入れるしかないでしょうね。維新、立憲は歓迎しているかな。立憲は連合がどう動くかに拠るでしょうね。 |
さらに、「自民と維新が夜会合 救済新法案などについて意見交換」 という情報も飛び交っていた。
自民、国民と連立検討 局面転換狙う、玉木氏入閣案―公明反発も、実現不透明
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) December 3, 2022
公明党は「わが党にメリットはない」(重鎮)と反発。国民内にも異論が強く、同党を支援する連合の理解も得られるかは見通せない。3党連立が実現するかは不透明だ。https://t.co/WJakyRkTbb
⇒昨日は否定してたが具体的に
国会で集中砲火を浴びていた秋葉賢也復興相を何とか年内は更迭せずに、年明けの内閣改造で一新したいようだが、肝心の新閣僚候補にまともな連中がいないことが最大の問題であり、さらにはポンコツ閣僚を任命した岸田文雄に対してもこんな動きが出ている。
「菅義偉がついに『ステルスモード解除』…!どん底の岸田政権に『反撃の狼煙』を上げた」
■岸田の終焉、麻生の憂鬱 「ナイスショット!」 降り注ぐうららかな瀬戸内の陽光。目を細めてボールの行方を追うのは、副総裁の麻生太郎だ。 11月20日、麻生は自身の資金管理団体「素淮会」中国地方支部の幹部を伴い、広島県呉市の郷原カントリークラブをラウンドしていた。麻生のゴルフの腕前は政界有数だ。 だがこの日の球筋には、やや迷いがあった。 〈岸田を、いつまで持たせられるか……〉 総務大臣・寺田稔の辞任が速報されたのは、その日の夕方のことである。 「実は前日の19日夜、呉のホテルで開かれた素淮会の会合に(呉を地盤とする)寺田さんが出席し、麻生さんと話したんです。寺田さんはそれまで『辞任はしない』と頑なに言っていたのに、一夜にして辞めた。地元では『ありゃ麻生さんが引導を渡したな』と言われている」(自民党広島県連幹部) 寺田の妻は宏池会、すなわち岸田派の祖である元総理・池田勇人の孫で、岸田は更迭を躊躇っていた。しかもここ数週間の岸田は誰にも心を開かず、もはや後見人の麻生や、幹事長の茂木敏充ら政権中枢とさえ、まともに意思疎通のとれる状態ではなくなっている。 ■危険水域に入っている 〈俺がクビ切って、ケツ拭くしかねえとは〉 後任には麻生派の松本剛明を就けた。崩壊に向かう政権での大臣生活、やりたがる者などいない。自派の適当な議員を据えるしかないのだ。 閣僚が1ヵ月足らずで3人辞めた。政権支持率はとっくの昔に危険水域に入っていたが、ここ最近の自民党本部では、 「第一次安倍政権の末期には4人辞任したから、リーチだな」(中堅幹部) 「森喜朗政権の最後のほうもこんな感じだった。あの時も統一地方選が間近で、これじゃ勝てんとなって森下ろしが始まったんだ」(閣僚経験者) などと、岸田を潰れていった過去の総理になぞらえる声が盛んに上がる。 「党の幹部が大声で岸田さんの悪口を言っている。安倍・菅政権の時は、オフレコ懇談でも翌日には何を言ったか菅さんにバレて干されるから、誰ひとり総理の悪口なんて言わなかったのに」(自民党中堅議員) ■「もう維新との大連立しかない」 さらには、岸田が96歳の読売新聞主筆・渡邉恒雄と10月末に懇談した際の内容も漏れ伝わり「親父の文武さんの時代から岸田家をひいきしてきたナベツネまで、最後通牒か」と話題になった。 「『こうなったら維新や国民民主と大連立を組むしかないぞ』と言われたそうなのです。ナベツネは過去にも福田康夫政権や、民主党の菅直人政権の最末期に同じく『野党との大連立』を総理に提案している。つまり、これを言われたら終わりが近いということ」(前出と別の自民党閣僚経験者) 寺田更迭の翌日、岸田は毎日新聞の記事をスマホで官邸の側近らに見せたという。 【世論調査で(中略)首相になってほしいと思う人の名前を1人挙げてもらった。最も多くの回答者が挙げたのは河野太郎デジタル相の93人(全体の15%)。次いで岸田文雄首相の74人(同12%)だった】 「まあ、そんなもんだろうな」 力なく笑う岸田の表情に、いよいよ側近たちも政権の終焉を覚悟した。 ■息を潜めてきた菅義偉 寺田の更迭劇を時宜と見て、おもむろに腰を上げた男がいる。11月19日、東京タワー足下のギャラリーにSPや番記者を引き連れ、姿を現した前総理の菅義偉である。 菅が訪れたのは、産経新聞が主催する「不屈の政治家 安倍晋三写真展」。その名の通り、生前の安倍の写真約150点を掲示する展覧会だ。この日は会期の初日だった。 「安倍さんと多くの仕事をさせていただいたことが……昨日のことのように思い浮かびました……」 写真をじっくりと眺めて回り、囲み取材では、据わった眼で訥々と安倍への思いを語った。 9月の安倍の国葬で菅が読んだ弔辞は、国民の圧倒的な支持を得た。すでにあの時、岸田の支持率は30%まで急落していたから、その気になれば政局を仕掛けることもできただろう。 しかし菅は動かなかった。それどころか、10月以降はほとんど公に姿を見せなくなった。 菅に近い自民党議員が明かす。 「11月上旬に予定されていた二階派の研修会で、菅さんは二階(俊博・元幹事長)さんに講師を頼まれたのですが『あいにく別の予定がある』と丁重に断った。結局は二階さんがコロナにかかって研修会自体が中止になりましたが、菅さんが日程調整できたはずなのに断ったのは、まだ狼煙を上げる時ではないと判断したからです。 作る作るといわれていた勉強会を取りやめる、との噂も流れた。菅さんはやる気を失ってしまったのではないかと早とちりして、残念がる議員も少なからずいました」 そこまでして息を潜めていた菅が、満を持して姿を見せた。舞台に選んだのが安倍の写真展だったこと、そして岸田の支持率がどん底に落ちたタイミングだったことは、もちろん偶然ではない。 |
こんな内輪話の続きは、時間があれば「『安倍さんの後継者は俺だ』菅義偉前総理が見せつけた『剛腕』に岸田・麻生が震えた日」 を読んでもらえばいいのだが、すでに野党第1党が腰砕け状態で、共産党は相変わらず孤立しており、国民・維新が自民党になびき、すり寄る体たらくなので、ここは思い切って自民党内の政権争いが活発化して、最終的には党が割れるということが最も国民の利益につながるのではないだろうか、とオジサンは思う。