新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

高齢者の自動車事故は単なる高齢だけではなく「意識障害」が原因もある

2023年03月14日 11時58分52秒 | お好みの時間

遂に、やっと東京高裁は再審開始を認めただけではなく、「衣類は第三者が隠した可能性が否定できず、事実上、捜査機関による可能性が極めて高い」と、警察による証拠の「捏造」にまで言及したのは画期的であった。
 
今まで検察当局は警察権力の体面を庇うあまり再審を認めなかったのだが、最高裁判断もあり今回の高裁の再審開始となったわけで これでも、検察は特別抗告するのであれば「捏造」で進退窮まった平気で嘘をつく高市早苗みたいになってしまうのではないか。
 
袴田巌さんの再審開始認める 66年の静岡一家殺害、東京高裁「到底犯人と認定することはできない
 

        【東京新聞より】
        

1966年に静岡県で起きた一家4人強盗殺人事件で死刑が確定し、裁判のやり直し(再審)を求めている袴田巌さん(87)の第二次再審請求差し戻し審で、東京高裁(大善文男裁判長)は13日、検察側の即時抗告を棄却し、再審開始を認めると決定した。確定判決が犯行時の着衣とした「5点の衣類」について、捜査機関による証拠捏造ねつぞうの可能性を指摘。「袴田さんが到底犯人と認定することはできない」と断じた。(岸友里)
 再審開始決定は2014年の静岡地裁に続き2度目。静岡地裁でも捏造の可能性を指摘していた。袴田さんが再審無罪になる可能性を踏まえ、釈放も維持した。検察側が20日までに特別抗告しなければ、静岡地裁で再審公判が始まる。
 5点の衣類は、事件から1年2カ月後に袴田さんの勤務先のみそタンクから発見され、確定判決の根拠となった。差し戻し審の争点は、5点の衣類に付着した血痕の色。当時の捜査資料では「濃赤色」とされた。だが、弁護側は独自の実験から「長期間、みそ漬けされた血痕に赤みは残らない」とし、衣類は発見直前に捏造されたと主張。一方、検察側も実験し、「赤みが残る」と反論していた。
 高裁は、弁護側が差し戻し審で提出した変色の仕組みに関する専門家の鑑定書などから、弁護側の実験結果は化学的に裏付けられたと認定。「1年以上みそ漬けされた5点の衣類の血痕に赤みが残らないことを認定できる」とした。
 5点の衣類について袴田さんが入れることは「事実上不可能」と指摘。「事件から相当期間経過後に第三者が、みそタンク内に隠匿した可能性が否定できない。第三者は捜査機関の可能性が極めて高い」とした。
 第二次再審請求で静岡地裁は、5点の衣類の血痕のDNA型鑑定結果などから再審開始を決定。死刑と拘置の執行を停止し、袴田さんは48年ぶりに釈放された。だが、東京高裁は18年に鑑定結果を否定し、再審開始決定を取り消した。最高裁も鑑定結果は否定したが、血痕の変色について「審理不十分」として差し戻していた。
◆山元裕史・東京高検次席検事のコメント 検察官の主張が認められなかったことは遺憾。決定の内容を精査し、適切に対処したい。
 旧清水市一家4人強盗殺人事件 1966年に旧清水市(静岡市清水区)のみそ製造会社の専務宅が全焼。一家4人の他殺体が見つかった。逮捕された従業員の袴田巌さんは公判で無罪を主張したが、80年に死刑が確定。2008年からの第2次再審請求審で静岡地裁が14年に再審開始を決定、死刑と拘置の執行が停止され、袴田さんは釈放された。東京高裁が18年に再審開始決定を取り消したが、釈放は維持。20年に最高裁が審理を差し戻していた。
 
 
 
 
相変わらず国会では自分がついた嘘を何とかごまかそうとする高市早苗の無駄な抵抗が繰り広げられていた。
 
総務省側、大臣レク実施の『可能性高い』 高市氏なお文書否定―参院予算委」 
 
  
 
立憲民主党の福山 哲郎にかなり理詰めで追い込まれていた。
 
 
 
あらためて、この嘘つき大臣の過去の言動を含めておさらいしておく。
 
それは『捏造』ではないのか。高市早苗が放った過去イチ番の大問題発言
 
■辞職するものか。錯乱状態の高市早苗氏「行政文書」騒動の背景
そういう大きな問題が二つあって、それらについては過去の記憶を掘り返してもう一度考え直すということをしなければいけない。だから1年に一回、同じ日付の日が廻ってくるのだと思いますけれど。そういうことだと思います。
それからもう一つ。野球の情報があまりに楽しくてあまりに賑々しいので、ついつい忘れてしまいそうになるのが、高市早苗さんの話ですね。冒頭にお話ししようと思っていたのは、その高市さんの話です。
今問題になっているのは総務省の役人からリークされたとおぼしき文書、これは立憲民主党の小西議員が国会で提示したわけですけれど。これについて少なくとも自分について書かれているところはすべて捏造だと、高市さんが言い放っていたわけですが、この文書自体は当然、現在の総務大臣である松本大臣が国会の答弁で、これは本物の行政文書であることを認めた。
認めたにもかかわらず、そこに書かれている内容は捏造されたものだと言って、捏造でなかったら議員も辞める大臣も辞めると言っていた高市さん、そうすることなく、逆に「辞めるものか」と言わんばかり。この問題をゆっくり考えたいなと思っております。
色んなところで色んな人がこれに関して既に発言されていると思いますが、高市さんの現在の政府部内でのポジションは、経済安全保障担当、その他たくさん担当が被さっていて、正式名称は「内閣府特命大臣」です。総務大臣ではありません。総務大臣というのは放送行政も担当する大臣ですが、今現在高市さんはそのポジションにはない。
この、高市さんは安倍さんの秘蔵っ子というような形だったと言って良いのですかね。よく分かりませんが、少なくとも安倍さんに期待した保守派が、安倍さんの次に期待する人として急速にクローズアップされ、そして政調会長からですかね、総裁選に立候補することがありました。
それに破れ、さらに安倍さんが死亡する、殺害されることがあり、それ以降、高市さんに対する庇護者、彼女をもり立てようという動きは自民党内で必ずしも強くないのではないかと思います。目立って実力者がバックになっているというような話も聞こえてきませんし、相変わらず保守派の期待は大きく背負っていることは間違いないですが、そのようなポジションにある。
なぜこのタイミングで「放送法4条の解釈を変えた方が良いのではないか」というかつての礒崎首相補佐官でしたか、礒崎さんの求めに応じて色々な議論がされたその模様が80数枚のペーパーになっているわけですが…。
これ、時に問題になっているのは4条の解釈として、あるテレビ局全体が偏向して、何度注意をしても直らないとき高市さんは総務大臣としての答弁で、「停波しないとは限らない」という意味のことを仰った。停波というのは波を止める、つまり放送事業者としての権利を奪う。あんたはもう放送しちゃダメ、ということが総務大臣には言えるのだと。勿論、もっと慎重な言い回しをした上での言い方でしたが、絶対にやらないということではないのだよということを国会でわざわざ発言した。
■ナチス擁護団体と日の丸の前で記念撮影の過去も
この高市大臣答弁の背後で、自民党内、政権内で事前にやりとりが成されている。その中に高市さんが安倍さんとその件で電話をしたと書かれているのですが、そんなことはしていないと言い張っている。
それを「言っていない」と言い張ることにどんな意味があるのだろう、という気はするのですが、高市さんからすれば、話していないから嘘だということですが、仮に本当だったとして、指摘されてその先に何が待っているのか、どういう不都合が高市さんに起こるのか分からない、とにかくそういうことに今なっている。
この放送行政の問題というのは、実は高市さんが総務大臣になるずっと前に一度手を付けている。そのことを少し後にご紹介しようと思っています。
さて、高市さんを巡ってですが、この方、本当にエピソードがたくさんあって、私が絡んだものも一つあるので後でご紹介するのですが…あ、この番組でも2、3回言いましたので、覚えておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、靖国問題を巡って、田原総一朗さんに下品と言われたときの話ですね。それ自体は一種の解決を見ているのですが。これは少し置いておくとして…。
高市さんということですぐに思い出されるのは、一つは、ナチスとかファシズムに対してフレンドリーな態度をおとりになってきたということがあります。ナチスを擁護する日本人の団体がありますが、日の丸のまえでその団体の代表とツーショットの写真を撮っていたことがあり、問題になりました。
本当であれば、そうなるにあたっての特別な(気の毒な)事情もなく、まさに高市さんの意志として撮ったということであれば、ナチス問題をずっと追及しているユダヤ人の団体などからすれば、即刻議員辞職ものだろうという、そういう類いのことでした。なんとか切り抜けましたが…。
それから、『ヒトラーの選挙戦略』という本の推薦文を寄せていたということもありました。不思議なくらい、ナチスやヒトラーに関してキチンと批判する側に立たないようなのです。もっとも、麻生太郎さんのように「ナチスに学べ」と言った政治家もおられますから、自民党の体質としてそういうことがあるのかもしれません。私は確言できませんが、そのようなペースがあるのかもしれませんし、高市さんに個別の事情があるのかもしれません。
『朝まで生テレビ』など、テレビの討論番組によく出ておられました。キャスターをやられたこともありましたが、元々松下政経塾の5期生なんですよ。伊藤達也さんと同期で、現在62歳ですが、テレビに出演したときの肩書きが、米国議会の「立法調査官」とされていたことがあり、「官」という字を使って名乗ったことが何度かあったんですね。これについては鳥越俊太郎さんが批判したことなど、紆余曲折があって、どうもハッキリしないところがあります。
ただ、そういう役職はないのですが、高市さん、米議会下院の民主党議員の個人事務所で立法の調査分析をしていて、それに対する報酬も支払われていたことは確かでした。つまりボランティアではなく、仕事としてそのようなことを行っていたということはあるようです。ただし、その仕事を「官」と呼んで良いかは分かりません。ちょっと疑問が残る話ではあります。
■これこそ「不正確」。高市氏の過去一番の問題発言
2008年に、有害情報の規制をする法案を検討しています。総務大臣がインターネット規制の権限を持つよう、法律の文言に書き込もうということだったようです。これ、なんとなく、テレビ番組の「政治的公平性」に通じる話でしょ。その後、放送行政担当の総務大臣になってからの、約8年後のことですが、放送法4条に関して民会問題になっている「停波」の可能性があると受け取れる発言を国会の答弁で行った。
少なくとも2008年ぐらいから、高市さんの頭の中には放送や情報提供についての関心、この「デモくらジオ」なんかもそうですし、「デモクラTV」自体がそうですが、こういうものについての規制が念頭にあった。これは間違いないことだと思います。
それから、村山談話ですね。アジアの近隣諸国に対するお詫びと反省…とした村山談話についての否定の意見を当初からお持ちのようです。これも自民党としては当然なのかもしれません。自民党というのはそういう政党ですからね。高市さんもその例に漏れないことになります。
それから割と不用意なご発言も多くてですね。福島原発事故で死者はいない…という前提でお話をされたことがあり、これは相当強く批判されました。(関連死のことも避難生活のことも分からないような)そんな人は、議員でいる資格はないと、民主党の人などは言っていましたし、それはちょっと無神経が過ぎるのではないかな…。そのように批判されても仕方がない、と私自身も思います。
で、極めつけですけれど、高市さんの発言で一番問題が大きいだろうなと私が思うのは、去年の6月19日ですかね。NHKの日曜討論で、大石さんという「れいわ新撰組」の女性の政審会長の発言で、「数十年にわたり法人税は減税。お金持ちは散々優遇してきたのに、消費税だけ減税しないのはおかしい」と追及。高市さんは、「れいわ新撰組から消費税が法人税の引き下げに流用されているかのような発言があったけれども事実無根だ」と言い、つまり消費税は社会保障に使途が限定されていると主張。
批判に対しては「デタラメを公共の電波で言うのは辞めていただきたい」という…これ、面白いですよね、批判の仕方として。あんたの言うことはデタラメだというのではなくて、デタラメを公共の電波で流すのは辞めてくれという言い方をした。放送のことが話の中に入ってくる、面白いと思うのですが、ま、そういうことを言った。
これ、自民党と民主党と公明党の3党合意というのがありましたよね。税と社会保障の一体改革という。あのときにね、藤井裕久さんなんかにはガッカリしちゃったんだけどね。まあ、もう亡くなられたのであまり言いたくないですけれど。
この番組でも、いや、デモクラTVでもデモクラ本会議の前の「パックイン・ニュース」の時代には電話で登場していただいたりもしたのですが、どうも肝心なお話はなさらないまま、あちらの世界に行ってしまったわけですが、藤井さんというと、ピカピカの大蔵官僚という印象が私には強いのですが、結局、一体改革というのは、年金だとか健康保険、介護保険などの社会保障諸分野の負担の大きさに堪えかねた政府が、うまく誤魔化して社会保障費を徐々に削っていくための方策として、当時まだ民主党政権でしたが、野田さんになっていたかな、民主党の最後の方ですよね、決めてしまったという。
ずっと民主党はその合意に縛られて、結局、社会保障に関して抜本的な改革案、鳩山政権の頃にはあった、マニフェストとしてもあったと思いますが、最低保障年金ということを言っていましたよね。それも3党合意以降は言えなくなったのだと思います。
結局、みんな自民党みたいになってしまったという感じだった。それが尾を引いているわけですよ。しかし自民党にはこんなことをずっと言い続ける人がいる。高市さんのように。消費税は全部社会保障にぶち込んでいるのですよと。よく言うなと。
■立憲側に高市潰しの「二の矢」「三の矢」があるのか
これ、ウィキペディアなどにもキチンと反論が書いてあるのですが、安倍さんが2019年1月の衆参本会議でどう言っていたかというと、「少子高齢化を克服し全世代型の社会保障制度を築き上げるために消費税の引き上げによる安定的財源がどうしても必要です」と。
「8%への引き上げ時の反省の上に経済運営に万全を期して参ります。増税分の5分4を借金返しに当てていた消費税の使い道を見直し、2兆円規模を教育の無償化に振り向け、子育て世代に還元いたします」。
もう、今の少子高齢化対策につながる道筋の一つですが、こういうことを言っている。安倍さん自身、いわゆる財政健全化のためにいただいてしまいましたということを言っておられるわけでね。
だから、安倍さんの言っていることはれいわ新撰組の大石さんに近いのであって、安倍さんにも批判されるようなことを高市さん、言ってしまっているという気がします。これはとても大きな問題で、そのようなことのある政治家だということです。
自民党的なエッセンスはすべて体内に持っておられますね。村山談話否定の話もそうですし。これ言うと「違う」と反対する人がいるかもしれませんが、ナチズムとかヒトラーに対する親和的な態度。大小、濃淡はあると思いますが、そういうものについても高市さんは持っておられますし、それから放送に対する危機感というか、放送を押さえてしまいたいと。形の上では公平にやってください」という話なのだと思いますが。
安倍さん、以前、TBSの『ニュース23』、まだ筑紫哲也さんが生きておられた頃ですが、対論の形でやったときに、あなたの番組の街頭インタビューの使い方はおかしいと安倍さんが噛みついていましたので、常にそういう形で批判するようになっている。
今度の80何枚かで問題にされているのはTBSの『サンデーモーニング』。関口宏さん司会の番組。コメンテーターが4人か5人いて、みな同じ方向の意見を言っていたと。これは一面的であるということで批判をされた。
そういう放送に対する批判の仕方は、その後、萩生田さんら、党の役員が、選挙報道に関してでしたか、「民放各局に対する申し入れ」というのがありました。ですから、安倍政権と自民党は、とりわけテレビに対する規制を強めようという発想があらわ。安倍政権以降、自民党本部には各局テレビの番組をすべて録画録音してチェックすることが、党の業務といいますか、仕事に加わったと聞き及んでおります。
今回のことは、政権がテレビに対する規制を強めていこうという流れの中での現れだと思います。高市さん個人についてはどういうふうに評価して良いのか分かりません。これから国会会期末までだいぶありますから様々な議論が成されるでしょうし、立憲側に「二の矢」「三の矢」があるのかないのか。その辺を見ていきたいなと思っております。

 
過去から様々な問題言動をしていた高市早苗だたのだが、そろそろこの辺で自らの出処進退を真剣に考えるべきであろう。
 
さて話は大きくかわるのだが、オジサンは今年の誕生日で自動車運転免許証の更新なのだが、新たな法改正により、更新手続き講前に「高齢者講習」の通知が届いた。

内容は「講義・運転適性検査・実車指導」が義務付けられナント「6450円」も取られるという。  
こんな記事が目についた。
 
現役医師が激怒。無責任なコメントで高齢者を殺す日本のワイドショー
 

■高齢者の事故を騒ぐワイドショー
また、高齢者が事故を起こしてワイドショーが騒ぐ。
菊間とかいうアナウンサーあがりの弁護士は、人が死んでいるのだからと加害者を責め、免許返納を迫る。
人が死んでいるからというが、高齢者でないドライバーだって、年間に2万人に一人は人を殺している。人が死ぬのが嫌なら、自家用車を禁止すべきではないのか?
一定のメリットがあるから、一定のリスクがあっても、その使用を許すのが公共というものだろう?高齢者にとって、とくに地方の高齢者にとって、車がないと食べ物も買いにいけない。遊びで車に乗っているのとは違うのだ。
さらにいうと、免許を取り上げられたら要介護になる確率が2.2倍になる。1万人のうち9,999人が死亡事故を起こさないのに、このような偽善コメンテーターのおかげで要介護になり、自由に動けない暮らしを強いられたまま死ぬ。この責任は誰がとるというのか?
現実に若いやつは自分の楽しみで暴走運転をして人を殺してもニュースにならないのに、年寄りは薬害で意識障害を起こして人を殺すとマスコミに袋叩きにされる。そして、事故を起こしていない人まで車に乗ったら悪いように報じる。
ついでにいうと、人が死ぬとかいうなら、毎年100人も拒食症で死んでいるのになぜやせすぎモデルを追放しないのか、毎年3万5,000人も飲酒関連死があるのに、ビールの飲酒シーンの広告をやめないのか。こういうダブルスタンダードが本当に許せない。
そして、自分の父親に免許返納をさせたことを自慢する。
さて、この菊間とかいう弁護士は、父親が2回もてんかんの発作を起こしたので免許を返納させたとのことだ。
それまではそういう発作を起こしていなかったのに、歳をとって発作を起こしたという風にしか聞こえない。
だとするとてんかん発作かどうかはわからない。
確かに歳をとって脳が委縮してきて、溝が深くなるとこの手の脳波異常は起こしやすくなる。
ただ、それ以上に確率が高いのは、やはり薬物がらみの意識障害の発作だ。
てんかんと菊間氏は呼んでいたが、けいれんを本当に起こしていたのか、それとも意識が飛んだだけなのかはきちんとチェックしてほしい。後者であれば、薬物による意識障害の可能性のほうがてんかんよりずっと高い。
それ以上に、この菊間という人が弁護士であり(こういう事犯の担当をすることもあり得る)、テレビのコメンテーターをしながら、高齢者の意識障害やそれを引き起こす薬物について全く勉強をしようとしない態度が許せない。
ここで高齢者の意識障害の勉強をしていたら、もう少しましなコメントができるだろうことだけは間違いない。
池袋の事件でも福島の事件でも、意識障害の可能性を弁護士は探らなかったようだ。
日本は一度資格をとれば弁護士に限らず、医者でも全然勉強しなくてもその資格が保たれ、たまたまその顔がいいとテレビのコメンテーターにまでなってしまう。
本当におそろしいルッキズムの国だ。
   
 
精神科医、臨床心理士の立場から和田秀樹は菊間千乃弁護士を「アナウンサーあがりの弁護士」と揶揄していたが、菊間は「 早稲田大学法学部、 大宮法科大学院大学; 早稲田大学大学院法学研究科」卒業なので放送界から華麗な転で法曹界に入ったと断ずることには和田の大きな偏見とジェラシーを感じてしまう。
 
しかし、最近の和田の「知ってほしい 高齢になってからの薬の本当の怖さ」という記事を読むと、「ある程度臨床経験が豊富な医者なら、意識障害を疑うだろう。」し、実はそれほど珍しくない「意識障害」が決して少ないことではなく、ましてや素人考えで「高齢者差別報道」に加担するなと言っているのだろう、とオジサンは思う。 
 
 
     

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