新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

蟻地獄に陥る安倍晋三は国民を道連れにするな

2020年04月23日 11時56分48秒 | 安倍晋三

17日の記者会見で政府の布マスクの配布事業に疑問を示した朝日新聞記者に「御社も2枚3300円で販売していた」と“反撃”したことに対しては、翌日には、「安倍首相の『朝日も3300円で布マスク販売』反論はフェイク! 朝日販売マスクは泉大津市の公的事業で高性能、アベノマスクと雲泥の差」という記事で、実態も知らずにネトウヨ情報を鵜呑みにした側近からの入れ知恵と厳しく指弾されていた。
 
さらには、「アベノマスク」そのものにも、「アベノマスクに“虫や髪の毛、カビ”を厚労省が事前に把握しながら隠蔽! マスクの費用や納入業者にも辻褄があわない謎が…」と、かなり致命的な問題があり、しかもそのこと自体も隠蔽されていたという事実まで露見していた。
 
そしてついには、昨日は安倍晋三に「2枚3300円で販売していた」と暗に批判されたマスクの製造地の「繊維の街」として知られる大阪府泉大津市の南出賢一市長が首相官邸に出向いたが、安倍晋三には会えず、代わりに面会した木原稔首相補佐官が、泉大津のマスクについて「日本のものづくりの技術が結集しているものだと認識している。ともに頑張りましょう」という安倍晋三のメッセージを伝えたと報道されていた。
 
首相「高くない」と火消し 物議の「アサヒノマスク」大阪・泉大津市長が官邸に
 
連日、新型コロナウィルス関連の担当者らとの面会で多忙を極めているらしいが、「【首相の一日】によれば、西田昌司自民党参院議員と個人的に50分以上も面会していた。
 
どう見ても官僚や閣僚、さらには与党の要職者ではない男となぜ?と思ってしまう。
 
巷では「安倍の番犬」と揶揄され、2年前の財務省による国有地格安払い下げ疑惑当時は、「西田昌司の国会猿芝居」と話題になった人物である。


察するには、西田昌司を使って不要不急の面会を設定し空き時間を埋めて南出賢一市長の面会を避けたのであろう。
 
素直に謝れば済む話をわざわざ側近にもっともらしいメッセージを作らせ伝えるとは、器の小さい安倍晋三である。

ところで、緊急事態宣言発令から2週間経過したが、全国の感染者は日増しに増加しており、「ピークアウト」とは程遠い。
 
『緊急事態』2週間 5月6日解除見通せず 減らぬ接触、検査態勢整備遅れ」  
 
憲法改悪派からすれば、強制力のない自粛要請では人の行動を完全には規制できないので、もっと強い権限を付与された「緊急事態条項」をはやく憲法に明記すべきだという声は絶えない。
 
実際、「福岡・久留米のクラブで新たに10人感染 クラスターか 休業要請後も営業」という記事を読む限りでは、休業要請の業種に指定されており弁解の余地はないのだろうし、憲法改悪派らの気勢が増してくるようである。
 
しかし、「補償付き完全休業要請」ができない安倍晋三の下では、このような業者が今後も増えてくる。
 
「補償はしないが自己責任で自粛してくれ」ではだれも政府を信用することは不可能である。
 
政府に対する国民の信頼感があれば自然と皆が安心して自粛することができる。
 
4月7日の「プロンプター」記者会見で、緊急事態宣言発令とともに各種の「補償」を打ち上げていれば、と思っても「後の祭り」であり「時すでに遅し」であろう。
 
そのため小出しの対策と感染者数増加の「いたちごっこ」が繰り返されている。
 
小池百合子は、「『東京都「買い物は家族で1人』 独自ルール23日発表 入店規制なども」と現実的ではないトンチン漢なことを言っていた。
 
負けずに「安倍総理『ゴールデンウィークは“オンライン帰省”で』人との接触を減らす「10のポイント
   

1.ビデオ通話でオンライン帰省
2.スーパーは1人または少人数ですいている時間に
3.ジョギングは少人数で公園は空いた時間、場所を選ぶ
4.待てる買い物は通販で
5.飲み会はオンラインで
6.診療は遠隔診療
7.筋トレやヨガは自宅で動画を活用
8.飲食は持ち帰り・宅配も
9.仕事は在宅勤務
10.会話はマスクをつけて

しかしかつてのアイドルにこんな風に言われてしまえば、もはや誰も安倍晋三を信じる国民はいない。
 
小泉今日子『汚らしい嘘や狡は絶対に許されない』布マスク不良品問題に言及」   

昨夜のTBS「NEWS23」の報道内容には、起こるというよりはあきれてしまった人が多かったようだ。
 
国民には「不要不急」の自粛を求めながら、急を要するCOVID-19対策費は「不要」とし、不急である「Go To キャンペーン」なるものに金をかける安倍政権。
 
もはや経済優先を通り越し、現実逃避しているようにすら感じられてしまう。
 
精神論と戦力の逐次投入ばかり コロナ司令塔は誰なのか」では、政治ジャーナリストの鈴木哲夫がこう喝破していた。    
結局、日本の政治は『危機管理の何たるか』が分かっていないし、研究もしていないのです。法律にのっとって、国民みな平等のような官僚的な仕事しかできない。有事の時は法律を超え、平等の概念を崩してでも『命』を最優先しなければならない。それは官僚的な発想では無理で、政治的な決断が求められる。『後で責任は取る』という覚悟と決断ができるかどうか。有事のトップはそこが試されているのです
 
もがけばもがくほど蟻地獄に嵌る安倍晋三。
 
どうか国民を道連れにすることだけは避けてほしい、とオジサンは思う。  
 
 
   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アベノマスクならぬカビノマ... | トップ | 水中の庭師-01 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安倍晋三」カテゴリの最新記事