6月28日に公開された「社会派サスペンス映画」とでも言うべき映画「新聞記者」。
予想以上の観客動員らしいが、政権の闇をあからさまに描いており、それが映画というフィクションにもかかわらず、生々しいことからの反発も多いらしい。
映画「新聞記者」 問い合わせ殺到でHPパンク!!
— にゃん吉 (@umetaro_uy) 2019年6月29日
藤井監督「1人のこの国に生きている人間として何で今まで避けてきたんだろ。逆にそこに気づいた。自分たちの話しなのにずっと無視してきたのはなんでだろう。この映画に携わることで再認識した」
今起こっている現実とリンクしていて面白かった?? pic.twitter.com/9mfoT3OEg2
「映画「新聞記者」への嫌がらせが止まらない」、邪魔すればするほど注目されるぞ。 pic.twitter.com/eWuIzSL6YO
— 松野大介 (@daimatsuno) 2019年7月5日
この映画の原案になった作者の望月衣塑子記者が、最近海外メディアが注目している。
「日本、独裁政権のよう」 #米紙 #NYT が批判
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年7月6日
NYTは #菅義偉 #官房長官 が記者会見で東京新聞記者の質問への回答拒むといったメディア対応を指摘、「日本は憲法で報道の自由が記された民主国家だが、日本政府はときに独裁政権を彷彿させる振る舞いをしている」と批判 #朝日 https://t.co/KxKkTEmohM
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<米紙、東京新聞記者は「国民的英雄のような存在」>
2019.7.6 20:32 SANSPO.COM
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は5日、東京新聞の望月衣塑子記者を紹介する記事を掲載した。菅義偉官房長官らに対して多くの質問を繰り出すことで、日本の報道の自由にとって「国民的英雄のような存在」になっていると指摘した。
背景として、日本政府は一部の記者を会見から排除するなど「独裁政権のような振る舞い」をすることがあると批判。日本には多くの記者クラブがあり、所属する記者たちは情報を得られなくなることを恐れ、当局者との対立を避ける傾向があるとの見方も紹介した。
望月記者については、会見で菅官房長官が「あなたに答える必要はない」と発言するなど、多くの質問で「政治家や官僚をいら立たせる」と指摘。一方、望月記者を支持するデモが行われたり、望月記者をモデルにした映画ができたりしたことも説明した。
望月記者はニューヨーク・タイムズ紙に「権力の座にある人々を監視すること」が自分の使命であり、政府は「常に情報を隠そうとする。それを掘り起こさなければならない」と強調した。(共同)
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上記の記事はクレジットから共同通信の記事らしいが、海外に支局を持つ在京大手マスメディアも負けずと、ワシントン在住記者からの「『日本、独裁政権のよう』ニューヨーク・タイムズが批判」という記事掲載していたが、ブーメランのように朝日新聞自体に対する批判が多かったようである。
僕も含め、海外の特派員は5、6年前から安倍政権のメディアへの圧力や記者クラブの政府との癒着などの日本メディア問題をずっと報道してきたのに、どうして今になって日本メディアがようやく海外メディアのその批判を報道しているようになったのかな?何か変わったでしょう? https://t.co/3jbxjy6PVd
— Martin Fackler (@martfack) 2019年7月6日
NYTによる望月記者の記事。安倍政権を「独裁政権を思わせる」と批判する一方、主眼は、政権と一体化した記者クラブ批判です。WHでは記者が政権から攻撃されれば、必ず他の記者が団結して戦います。官邸の記者たちももっと大きな視点に立ち、他社の記者を守るべきだと思います https://t.co/9EYrwrFEas
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) 2019年7月6日
さて、参院選に突入して各党首たちが全国をかけまくり始めた。日本の通信社、新聞社、記者はもう及び腰はやめようよ。NYTに「独裁」と書かれてその国の記者が政権にくっついたままというのは恥ずかしいだろう。何のために記者会見に出て質問する権利が与えられているんだ。後ろにいる読者、国民のためだろう。権力監視の初心を思い出せ。 https://t.co/CocEixLN3v
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) 2019年7月6日
さっそくこのお方がかましてくれましたね。
「やっぱり病気かね?」と思わせてしまう。https://t.co/Bugfa5uMai
— Dr.サキ (@XKyuji) 2019年7月5日
福島初日
憲法に自衛隊明記で「しっかり議論する候補、政党を選ぶのか、責任を果たさず審議しない政党、候補を選ぶのか」と声をあげたアベさん。審議しなければならない問題が山積しているのに予算委員会110日以上も開かず逃げ回るアベさん、自民党。こんな政党あかんでしょ。
安倍首相、参院選挙第一声からいきなり大嘘!
— ひきがえる (@BirdsLonely) 2019年7月5日
「国会議員としての責任を果たし、議論をする候補者、政党を選ぶのか、議論をしない候補者、政党を選ぶのか。それを決めていただく選挙だ」と力説。
しかし、約100日予算委員会の集中審議を拒否し続けたのは、あなたです!
https://t.co/xlr9l3DnEb
国民が最も関心のある項目に注目が集まると困るのが自民党であり、その「2000万円年金問題」に関しては、安倍晋三は「野党は具体的な財源を提示もせず国民に不安を煽っている」と、あたかも野党が悪いかのように、お得意の論点ずらしをやり始めた。
公開討論でもその前の党首討論でも、野党側は消費税増税反対のための財源や、これからの年金の財源も具体的に提案していたが、残念ながら財界や富裕層のみを対象にしたアベノミクスが「経済政策」だと思い込んでいる安倍晋三にとっては、「バカげた提案」としか映らなかったようである。
支援者以外からの批判には臆病な安倍晋三は耐え切れず、なまじ反論して痛い目に合った過去の都議選のことが頭を離れず、今回の参院選での全国遊説に関しては、日程を明らかにしていない。
「ステルス作戦で火に油 安倍首相“遊説日程隠し”の悪目立ち」
SNS上では、既に「#会いに行ける国難」というハッシュタグが登場し、各地に出没する安倍晋三の日程を明らかにしている。
重要な初日の街宣なのに今日は
— きままねこ (@sekainokinoneko) 2019年7月4日
行動を内密にして遊説していた安倍さん
批判が怖いんでしょうか?
街宣予定が出ました
6日 土曜夕方に
大阪に行くみたいですよ
逃げる 隠す 擦り付けの天才
無責任総理をあなたも目撃しよう!#会いに行ける国難#逃げずに予算委員会開けよ安倍晋三 https://t.co/vG82nKFam2
#会いに行ける国難
— beat-nic (@beatnic4844) 2019年7月4日
安部辞めろコールが??
怖くて 怖くて
東京での最初で最後の遊説だって?? pic.twitter.com/1cwrgumLwB
国の最高責任者・権力者と自負しているならば、このようなヤジにもこの候補者のように堂々と応えてもらいたいものである。#会いに行ける国難 7/7(日)
— tanik??選挙に行こう (@bQ1r9Gxdq7AebV6) 2019年7月6日
7月7日(日曜)七夕祭り
12:00 JR津田沼駅
14:00 JR蒲田駅西口ロータリー
15:30 中野駅北口#参院選 #会いに行ける安倍晋三 pic.twitter.com/bQyLRHQp4A
れいわ新選組 街頭演説 JR新宿駅東南口前(2019/07/06 13:00~)
— otto.嶋@NO!緊急事態条項 (@luki_luki) 2019年7月6日
演説中「クソ左翼死ねぇ~」(この語尾の弱弱しさが情けないww)と言われた山本太郎
死にたい世の中をやめたいんだ!
人を生産性で測るな!
人を勝手にカテゴライズするな!
賛同です。何よりきちんと怒った方がいい pic.twitter.com/oaK33MKeqP
ところで、6月末で急遽打ち切りになったあるラジオ番組があった。
それはTBS系列の「上田晋也のサタデージャーナル」という番組で、とあるジャーナル紙の編集会議をイメージしたスタジオで、上田晋也が編集長となって毎週ピックアップされたニュースの背景や解説を専門家と話し合う構成で、2017年4月に始まり、初回のテーマは「森友学園」で上田晋也の本音コメントや政権批判にも踏み込んだ内容が注目を集めてきた番組であった。
打ち切り報道後は、さまざまな憶測が流れていたが、どうやら政権側の圧力であることが明らかになった。
「ファイヤーラジオ」の中でお話ししましたが、6月22日の「上田晋也のサタデージャーナル」で「山本太郎現象」を特集したいと連絡があり、VTR収録の日程を確保したのですが、その後、特集中止の連絡があり、直後に番組の打ち切りが発表されました。あれは何だったのか?https://t.co/GWtVxAmEBQ
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2019年7月5日
そういうことだったの?!山本太郎が恐れられていたのはよく分かっていたけど・・・本当に卑怯。山本太郎が地上波のメディアにちゃんと取り上げられて欲しかったし、上田の声をサタデージャーナルでもっと聴きたかった。山本太郎を知らしめるにはもう口コミしかない。#言論封殺
— 真黒 海 (@maguroumi) 2019年7月6日
最後に、打ち切られた上田信也のメッセージを改めてかみしめてもらいたい、とオジサンは思う。
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今日が最終回ということになりました。
世の中の様々なことについて、世の中の皆様にほんの少しでも問題提起ができればいいなという思いで、毎週お送りしてきました。
あくまで私個人の考えになりますけれども、今、世界が良い方向に向かっているとは残念ながら私には思えません。
よりよい世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動にうつす。これが非常に重要な時代ではないかなぁと思います。
そして、今後生まれてくる子どもたちに、『いい時代に生まれてきたね』と言える世の中をつくる使命があると思っています。
私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。
しかしながら、一方では、その当たり前のことを言いづらい世になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか。
最後に、また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。
政治、世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています。
みなさま、どうもありがとうございました。
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