新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

幻の「憂国連合」か?

2024年12月09日 12時08分38秒 | 参院選挙

本格的な寒さの到来によって例年通り火災のニュースが連日報道されている。
 
一般の木造の民家での失火は特に気にならないが、高層のマンションでの火災は外からはその原因も見えにくいものがある。
 
とりわけ知名人宅で発生した火災の場合は詳細な報道がされない場合がある。
 
こんな素朴な疑問に関してこの御仁はこんな見方をしていた。
 
「本澤二郎の「日本の風景」(5368)
 

<永田ゆりLA市警の猪口邸火災事件を複眼的分析に圧倒>
11月27日、東京・文京区にある猪口邦子参議院議員の自宅で起きた火災について、警視庁は、死亡した2人が猪口議員の夫と長女だと明らかにしました。警視庁によりますと死亡が確認されたのは猪口議員の夫で東大名誉教授の猪口孝さんと33歳の長女です。2人は台所付近で倒れていて、死因は焼死ということです。
以上の記事は日本の警視庁の発表記事。多くの国民が首をかしげている。「鎮火に9時間。裏手から消化なし。本当か」「双子の33歳の娘の死は一人か」など理解できない点が少なくない。「日テレの映像の一部が途中で消された」という疑問も。
「何かが隠されている」と懸念する声が少なくない。そんな時、偶然なのかどうか、米国の犯罪率NO1のロス市警の永田ゆり動画を見て、改めて日本警察の隠し事体質について苦言を呈したい。
「木更津レイプ殺人事件」「袖ヶ浦市核汚染ごみ事件」などやくざがらみの犯罪を、捜査しない千葉県警と木更津署の不当な犯罪的対応に懸念を抱いている住民を代表した指摘でもある。
それは一言でいうと、日本の警察調べには「政治的」という枠がある。不都合な事実に蓋をする。確かに表向き参院議員の猪口邦子夫妻は、人もうらやむ学者の名誉を体現した「おしどり夫婦」。ただし選挙では「カルト教団がテコ入れしてきた議員」。政治に首を突っ込むと、人間関係が厳しくなる。敵対する者や組織も生まれるだろう。
このすっきりしない事案について、現役の日本人女性ロス市警のプロは、具体的に決めつけを回避しながら疑念を紹介している。全く知らなかったが、住宅の外部から火災を起こすことも。変質者・精神異常者を、相手先の住宅に送り込んで火をつけることもある。警視庁は「油はなかった」と決めつけているが、本当だろうか?鎮火時間が長すぎた、と専門家は誰でも疑っている。裏手からはしご車が入らなかった?
専門家は「そんなことはない。細い通路でも消化できる機能は、どこの消防署にもある」と疑問を示す。猪口にトラブルはなかったか?ここも重要なポイントだ。それにしても、外部からレーザー光線で焼き払う?これは驚き。だれでも殺せる時代なのか。せめて消火器は各戸で、備えておく必要があるかもしれない。40代のロス市警の分析には脱帽である。
<日本警察のレベルの低さは田中角栄邸火災事件でも証明>
日本の右翼の手口というと、命を奪う前に犯罪の証拠を隠滅するために火災を起こすようだ。火付け強盗である。護憲リベラルの元自民党幹事長・加藤紘一の山形の邸宅火災犯は右翼だった。指示役は分かっていない。彼は靖国参拝に反対する真っ当な政治家だった。山崎拓や小泉純一郎は彼をよく知っている。
加藤の恩師・大平正芳の邸宅も火事で燃えている。最近では田中角栄邸が燃やされている。筆者はドローンを使ったものと理解している。犯人捜査をしているのかどうか?警視庁は忘れているかもしれない。大平・田中・加藤はいずれも親中派。日中正常化で岸・福田の台湾派右翼と激突した。
日本の公安は、元は左翼と右翼ににらみを利かせてきた。ところが森喜朗の清和会内閣が誕生すると、右翼監視を止めたとされる。神道・靖国派は、極右の日本会議に集約されている。
<房総半島からLA市警の永田警察官にお願い=やくざ暴力団と日本警察、特に千葉県警の癒着解消策>
千葉県では、沼田武県政が「暴力団追放千葉県民会議」を発足させたが、現在では名存実亡。そこで木更津・袖ケ浦の有志が「やくざ暴力団追放国民会議」を立ち上げて、市民・市議会・県議会・知事・国会議員に支援と参加を呼びかけている。
行政も議会もマヒしてしまっている房総半島である。特に警察とやくざ暴力団の癒着について、千葉県の有力者らも悲鳴を上げてしまって、声を上げられない事態に追い込まれている。
この機会に、LA市警の永田ゆり警察官の知恵と蛮勇に期待している。この問題に対しての彼女の動画配信を期待している。国家公安委員会も彼女に呼び掛けてもらいたい。村上誠一郎総務相にも一肌脱いでほしい。先輩からのたってのお願いである!
2024年12月8日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

 
さて、先の総選挙で自公政権が過半数割れして、国会では今迄にない光景も出現しているのだが、それよりズット前にこんな動きがあったらしい。
 

 


 
原口一博衆議院議員「新しい『憂国連合』というのを289の小選挙区に作り日本を変えたい。そのためには、野党をどう再編するかじゃない。『この指とまれ』です。僕はもう、正直、今の政治の枠組みを信用していない」~9.4「災害・食料・消費税 総選挙で日本をアップデート」 2024.9.4」
 
2024年9月4日(水)、午後3時より、東京都千代田区の衆議院第二議員会館にて、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)の主催により、大規模国会イベント「災害・食料・消費税 総選挙で日本をアップデート」が開催された。
ビデオでの出演となった鳩山友紀夫氏(元総理大臣)をはじめ、原口一博氏(立憲民主党・衆院議員)、川内博史氏(立憲民主党・衆院議員)、たがや亮氏(れいわ新選組・衆議院議員)、山田正彦氏(元農林水産大臣)らが登壇した。
 岸田文雄首相の自民党総裁選不出馬の表明を受け、次の新内閣発足直後に衆議院の解散・総選挙が挙行される可能性が高まる中、日本政治の刷新に向け、総選挙、そして、その前段として行われる自民党総裁選、および野党・立憲民主党代表選において、どういった論点、政策が求められているのか?
 「ガーベラの風」は、「災害(原発廃止)」、「食料(自給および安全)」、そして「消費税(減税・廃止)」の3つの政策を基軸にした市民と政治勢力の連帯確立を目指すとしており、このたびのイベントは、その意志をもった政治家、識者、そして一般市民たちによる総決起集会とも言えるものであった。
 イベント冒頭、主催を代表しての挨拶の中で、政治経済学者・植草一秀氏は、騒ぎだけは大きく、政策的な内実のない自民党総裁選と立憲民主党代表選について、次のように面白おかしく、しかし、的確に批判をした。
 植草氏「政治情勢は、自民党と今、立憲民主党が党首選というのを展開しておりますけれども、自民党の総裁選挙、私はこれを名付けて『刷新感選挙』と呼んでおります。政治を刷新する選挙ではなく、『刷新感』を出す、『刷新している雰囲気』を出す選挙だと、そのように思います。
 一方、立憲民主党も今、代表選ということでありますが、私はこれを『驚き桃の木、代表選』と呼んでおりますけれども、別の言い方をすれば、『ふてほど選挙』と、『不適切にもほどがある』という言葉がありますけれども、ちょっと、そんな印象を持っています」。
 鳩山友紀夫(元内閣総理大臣)氏は、当初、会場にて登壇予定であったが、急遽、ビデオメッセージでの出演となった。
 「日本政治の根本問題」と題された鳩山氏からのメッセージは、このイベントの基調講演となるような内容であった。その概要を以下に紹介したい。
鳩山氏「岸田首相が、今月行われます自民党の総裁選挙に出馬されないことを決意されましたが、『長期政権は腐敗する』という、まさにその言葉どおり、自民党は、統一教会問題、そして裏金問題で、危機的な状態にございます。
民主党が政権交代を果たした2009年のときより、自民党ははるかに腐敗しており、政権交代の大きなチャンスであることは間違いありません。それだけに、自民党は死にものぐるいになって政権を明け渡すまいと、総裁選挙を通じて若返りによって変革した姿を示してくるでありましょう。
 そして、新総裁のもとですぐに解散。そして総選挙に打って出ることではないでしょうか。その時、迎え撃つ野党側がまとまりなくバラバラで戦ったら、政権交代は楽ではないと思います。その意味において、今日のような会合を開くことはとても意義のあることと信じています。
 そして、いくつかの共通の政策を掲げて協力できる範囲で選挙においても協力をして、自民党を政権の座から引きずり降ろすのであります。
 植草先生が、『平和』と『共生』の旗の下に、オールジャパンが協力すべきだと、今回の会合を開かれた趣旨をそれぞれの政党の幹部の皆さんが理解してくださることを心から、心から期待をいたします」。
 鳩山氏は、植草氏が、「日本の政治を変えるための2つの柱」であるとかねてより主張する「対米自立と反利権主義」というテーマに触れ、その一方である「対米自立」について次のように述べた。
鳩山氏「皆さん、あと21年で戦後100年を迎えるのであります。戦後100年経っても、多くの米軍基地の存在する日本であることを当たり前だと認めるのでしょうか。
 一国の領土に他国の軍隊が居続けることは、歴史的にも極めて異常なことです。国の安全と平和を自国で守ることは、至極当然であって、ポツダム宣言の履行を求めるまでもなく、日本は米軍基地の縮小撤退の方向を強く、強く求めていくべきであります。
 私の力が不足しておりまして、普天間基地の移設先を辺野古に戻してしまいましたけれども、軟弱地盤もあり、2兆円をはるかに超える予算が必要で、しかも、いつ完成するかもわからない辺野古の新基地建設は即刻中止すべきであります。出来上がっても滑走路が短いなどとても不便で、米軍の幹部の方が『普天間の移設先は普天間である』とまで言い放つ始末でございます。
 卑屈なまでに米国に従属する姿勢は、長く続いた安倍政権から菅政権に引き継がれ、岸田政権において極まってしまいました。
 安倍政権では、明白に憲法違反であるにもかかわらず、集団的自衛権の行使を容認する法整備を行って、米国がアジアなどで起こす戦争に、戦争を放棄したはずの日本が協力を求められるという懸念が高まっております」。
鳩山氏は、EU(欧州連合)について、「さまざまな批判はあるが、その内部では二度と戦火を交えることはなくなった不戦共同体である」と評価し、それと同様に「東アジアを不戦共同体にしたい」という自身の理念を強く訴えた。その逆に、「世界では戦争が絶えることがない」とした上で、次のように述べた。
鳩山氏「2022年のロシアのウクライナ侵攻は、決して許されることではないが、『なぜそのような事態になったかという真因』を確かめることなく、欧米諸国はロシアを一方的に批判して、ウクライナ支援を続けています。結局のところ、欧米諸国は、価値観の異なるロシアを弱体化させるために、ウクライナを支援しているかのようであります。
 しかし、世界ではグローバルサウスをはじめ、圧倒的に多くの国々がロシアへの経済制裁には冷ややかでございます。グローバル南北戦争が起きつつあるという見方もあります。
 今の自民党政権ではとても無理でありますけれども、私は日本が、G7とグローバルサウスの中間に立って、友愛精神の下にグローバル南北戦争が起きるのを未然に防ぐ役割を果たす存在になってもらいたいと切に願っています」。
 鳩山氏のメッセージに続き、会場では、「災害(原発廃止)」、「食料(自給および安全)」、そして「消費税(減税・廃止)」の3つのテーマについて、非常に内容の濃いスピーチが行われた。
 その中でも、「独立・命・成長」と題された立憲民主党・衆議院議員 原口一博氏のスピーチは、行動への覚悟をともなった、緊張感に満ちたものであった。
 原口氏は、日本政治の現状、そして、自民党総裁選、立憲民主党代表選について、以下のように述べた。
原口氏「10月27日、衆議院解散総選挙、投票日です。まあ、今どうなっているかというと、さっき植草先生がおっしゃった、グダグダの立憲民主党代表選挙、そして、自民党の裏金隠しの刷新選挙。これ、もう舐めきってます。誰がなったって、もう小泉進次郎を出さなくても、誰がなったって、立憲には勝つということで、即、解散きます。
 僕は、この準決勝に興味がない。むしろ、新自由主義者、鳩山政権を後ろから撃った人たちと一緒にやっていてはダメだ。だから、新しい『憂国連合』というのを289の小選挙区に作って、これで日本を変えたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
 そのためには、野党をどう再編するかじゃないんですよ。『この指とまれ』なんです。(中略)
 僕はもう、正直、マスコミの人がいたらあれだけど、今の政治の枠組みを信用していません。戦争屋の手先が入っている。ザイム真理教(※)の手先が入っている。だから、自民党が窮地に陥れられると必ず出てくるでしょ。なんとかドジョウとかなんとかかんとかとか。
 そういう『オタスケマン』はいらないんです。僕はね、できたら、植草さんに、基本政策と綱領を作ってもらって、新しい政治団体を作りたいと思っています。日本を光の差す方向に! 日本を衰退から成長に! そして日本独立!! 国民の命を守る政権を作っていきましょう」。
※ザイム真理教とは、財務省をさす言葉。SNSなどで頻繁に用いられるようになり、経済アナリストの森永卓郎氏が2023年に『ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト』で取り上げた。
参照:
・森永卓郎『ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト』(2023、フォレスト出版)
 スピーチの中で「今の政治の枠組みを信用していない」と語った原口氏だが、その言葉通り、現在所属している立憲民主党という枠組みから離脱して、新しい組織・運動体をはじめるつもりなのか、それとも、離党はせず、既存の政治的枠組みを利活用しつつ活動を展開するつもりなのか、イベント中、原口氏はその点については明言しなかった。

 

 
まあ、個々の政策などは決して間違ってはいないのだが、「鳩山友紀夫」とか陰謀論お得意の「植草一秀」等の名前をみると、政権には影響のない親睦団体に終わるのではないだろうか、トオジサンは思う。

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