新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、馬は極右思想の萩生田光一

2019年10月06日 12時23分06秒 | 政治

「既視感」という表現は正しくはないのだが、「アレ?どこかで誰かが言っていたようだ」という記憶が蘇ってきた。

【安倍晋三】
■2017年2月17日衆議院予算委員会
「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。」
■2018年5月28日衆議院予算委員会 
「お金のやり取りがあって、頼まれて行政に働きかけをした、という意味での関わり合いはしていない」

     
                【毎日新聞より】

【立花孝志】
■2019年10月2日
「「法律上は有罪になっても辞めなくていいが、さすがに責任を取らなければいけない立場なので、有罪になったのにこのまま参議院議員を続けるつもりは全くないので、辞職する。ただ、その次の選挙には立候補するつもり」
■2019年10月4日
有罪になったら議員を辞めると言っていたが撤回する。実刑にならない限り辞めない」  

安倍晋三と立花孝志の発言を並べてみて共通していることは、「はずみで強気な発言(議員辞職等)をしたにもかかわらず、最後は議員という特権にしがみつく」ということなのだろう。

そういう意味では泡沫候補と呼ばれながら参議院議員になった立花孝志は、その低俗振りでは安倍晋三並みということ。

さて、3月に衆参両院で最後の予算委員会が開かれてから、実に半年ぶりの開会となる一昨日の国会(第200臨時国会)で、安倍晋三はこれまで野党がどんなに予算委員会開催や国会の早期召集を求めても応じず、逃げまくっていたにもかかわらず野党に対して「改憲論議だけは協力してね」とは、余りにも虫がよすぎると批判されても当然であろう。

国民の大半が期待していない改憲に前のめりで、所信表明演説も「改憲以外はてんでヤル気なし」の空虚で嘘だらけの内容との声が多かった。 



空疎な言葉の所信表明 臨時国会の関心は辞任大臣第一号」によると、ジャーナリストの鈴木哲夫が、

「所信表明で安倍首相が力を込めたのは改憲でしたが、今、あらゆる世論調査で国民の最も関心の高い政策は年金、医療、介護などの社会保障です。しかし、そこは具体性もないまま軽く触れる程度。これは、あまりにも民意とズレているとしか言いようがない。安倍政権が掲げる全世代型社会保障とは一体、何なのか。国民に負担を押し付けるだけの制度ではないのか。そう感じましたね」と誰が聴いてもその通りという緩いコメント。

まあ、野党も形だけでも統一会派を結成したのだから、くれぐれも質問の重複は避けて短い時間を効果的に使ってほしいものである。

ところで、冒頭で脅迫容疑で書類送検され略式起訴で罰金命令がでそうになると、途端に前言を撤回した立花孝志であったが、この男は安倍自民党の別働隊と言われている幸福の科学の信者だと告白していた。

この程度ならまだしも教育勅語大好き男の文科大臣が幸福の科学に肩入れするとなると、見逃すことはできない。

<萩生田光一文科相は「幸福の科学」の大学設置再申請でまた動くのか? 5年前の申請時に幸福の科学側に立って文科省に働きかけ>
 2019.10.05 リテラ
 先日、学校法人「幸福の科学学園」が2021年春に「幸福の科学大学」の開学を予定し、この10月にも大学設置認可を再申請する方針であると共同通信が伝えた。
 幸福の科学大学(仮称)をめぐっては、2014年10月に一度、文科省の大学設置・学校法人審議会が開設を「不可」と答申している。その後、幸福の科学は2015年に「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」(千葉県長生郡および東京都江東区。略称HSU)という私塾、つまり学位授与ができない無認可校を開校し現在に至るが、なおも大学開学を諦めず、今回、設置認可を再申請するということらしい。
 4日、本サイトが事実確認のため幸福の科学に直撃すると、広報局担当者はメールで「本年10月に申請を行う予定です」と回答。千葉県長生村などに構え、「人間幸福学部」「経営成功学部」「未来創造学部」「未来産業学部」なる4学部と、大学院修士課程の「未来産業研究科」を置く計画だという。これら学部名称もまたHSUで同じものが使われている。
 参考までに、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの紹介本『HSU最新版・徹底ガイド ようこそ!神が創った唯一の学校へ』(HSU出版)を開いてみると、2ページ目には、天照大神やソクラテス、吉田松陰らによる〈神々からのメッセージ〉が掲載されていた。たとえばニュートンは〈私なんか、(この世に)生まれてきて、(HSUの)総長になりたいぐらいの……。学長か?学長になりたいなあ〉との言葉を寄せている。なお、出典はすべて幸福の科学出版から出されている大川隆法氏の著書であった。
 いずれにしても、幸福の科学があらためて大学の再申請を行うことはほぼ確実。しかし、だとしたら、気になることがある。それは、先の内閣改造人事で、大学設置認可の責任者である文部科学大臣に抜擢された安倍首相の最側近・萩生田光一の存在だ。
 というのも、5年前、幸福の科学が大学設置を申請した時、幸福の科学側に立って文科省との“仲介・調整役”を担っていたのが、ほかならぬ萩生田文科相だからだ。
 どういうことか。あらためて振り返っておこう。2014年の幸福の科学の大学申請の際に、文科省が不認可としたのは、大学設置・学校法人審議会が教祖である大川隆法氏の著作がカリキュラムの〈重要な位置づけ〉〈根底〉となっており、さらに「霊言(霊言集)」を大川氏の思想の〈科学的根拠〉としているとして、〈「霊言(霊言集)」を根拠とした教育内容を体系的に学生に教授することが可能とは認められない〉などと問題視したからだった。また、設置審は〈認可の強要を意図すると思われるような不適切な行為が行われた〉と異例の報告を行なっている。
〈審査途中において、創立者の大川隆法氏を著者とする大学新設に関連する書籍が数多く出版され、申請者も属する幸福の科学グループから本審議会の委員に送付されたり、今回の大学設置認可に関係すると思われる人物の守護霊本が複数出版されたりするなど、通常の審査プロセスを無視して、認可の強要を意図すると思われるような不適切な行為が行われたたことは、極めて遺憾である。〉(2014年10月29日「幸福の科学大学(仮称)の審査過程における申請者の不適切な行為について(報告)」)
5年前、大学申請の最中に設置認可責任者の下村文科相の「霊言本」を出版していた
 文科省・設置審が問題にした〈大学設置認可に関係すると思われる人物の守護霊本〉というのは、幸福の科学出版が2014年に出版した、下村博文文科相(当時)の「霊言本」2冊。下村文科相の「守護霊」を「招霊」した大川隆法氏に、教団幹部らがインタビューするという内容だ。うち、同年6月刊行の『文部科学大臣・下村博文守護霊インタビュー』では、大川隆法氏の妻である大川紫央氏(幸福の科学総裁補佐)との大学設置認可をめぐるやりとりのなかで、「下村博文守護霊」がこんな〈罵詈雑言〉〈「脅し」〉(同書より)を重ねていた。
「教団は、もう滅茶苦茶になって消えろ! ほんまに、変な教団だもんな。『消えろ』って言ってるのに、何を言ってんだ、バカヤロウ」
「おまえら、どこが監督官庁か知っとるのか? バカヤロウ!」
「こんなパーを幹部にするなよ(舌打ち)。相手にできんわ。カルトはカルトをやっとけよ」
「わしが、“はんこ”つかなきゃ教団崩壊するよ。やろうやろうとしてることが、たいていできなんですから。ハッハッハ。オウムの次に、おまえら全部刑務所に入れたるよ」
 なお、同書では〈「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい〉〈「霊言」は、あくまでも霊人の意見であり、幸福の科学グループとしての意見と矛盾する内容を含む場合がある点、付記しておきたい〉と記されている。
 文科省の大学設置・学校法人審議会は、こうした「霊言本」などの出版について〈通常の審査プロセスを無視して、認可の強要を意図すると思われるような不適切な行為が行われた〉などとし、〈大学設置認可制度の根幹を揺るがすおそれのある問題であると考え〉、文科大臣に報告したという(前掲報告書)。
 これに対して同年11月、幸福の科学は「文部科学大臣の不正行為に関する弁明請求書」を下村文科相に送付した。文書は設置を認めなかった文科省の責任者である下村文科相をさらに非難し、この間の文科省とのやりとりを明かしたものだった。

〈下村大臣が自らに関わる「霊言」である下村霊言書籍の内容を否定するために、大学許認可行政のルールさえ踏みにじって文部科学省を私物化し、まさに“大臣の一存”で文部科学省の官僚を強引に動かし、審議会に「霊言」を唯一の理由とした不可答申を出させる形をとることで、不認可とした〉〈憲法が保障する「学問の自由」「信教の自由」を侵害する、下村大臣の不正行為そのもの〉などと主張していた。

 ようするに、文科省側の審査の手続きに不正があると訴えているのだが、この教団側が出した「弁明請求書」のなかに、新文科大臣である萩生田光一氏が当時、幸福の科学大学の開学に奔走していたという具体的な話が何箇所も出てくるのだ。
幸福の科学側が提出した文書に「萩生田光一衆議院議員による仲介による調整」と明記
 まず、幸福の科学請求書は2014年5月、文科省で当時、大学設置室長だった今泉柔剛氏と面談を行ったことを記しているのだが、そこにいきなりこんな記述が登場する。
さらに、6月10日の面談において、今泉前室長は、自由民主党総裁特別補佐である萩生田光一衆議院議員の仲介による調整によって、「幸福の科学大学」の学長候補者を九鬼副理事長から別の人物に替えて、九鬼副理事長は「総長」として置くこととすれば、細かい問題はあっても工夫によって大学設置認可が可能であるとの趣旨の発言をしていた。〉(弁明請求書より)
 そう、幸福の科学が提出した文書に、「萩生田光一衆議院議員による仲介による調整」とはっきり書いてあるのだ。しかも、その文書によれば、この萩生田議員の仲介・調整は文科省の大学設置室長が口にし、認めていたとされている。
 では、その萩生田氏の「仲介による調整」はいったいどういった内容だったのか。直後の文章を読むと、より具体的になる。
〈それと同様の発言として、5月27日に行った大学関係者と萩生田議員との話し合いの中でも、「(学長を変えるというのは)九鬼さんの人格を否定しているわけでなく、正直言って、今後しばらく我慢したほうが得なんじゃないかと。これはもう、役所がそういうアドバイスしたってことになると大変なんだけど、今までの例を見ても、やっぱりそこは経験のある、正直言うと名前だけ借りてスタートして、それで一年間のうちに、九鬼さんが副学長とか、そういう経験を積んで、その間に一つ論文でも出しておけば、2年目からは堂々と学長やれるから、そこではもう、介入できないから。」と、萩生田議員からも学長を変えれば開設できるという旨のアドバイスがあった。〉(同上)
 ようするに、九鬼一氏(幸福の科学学園副理事長)の学長就任に難色を示す文科省との間で仲介に動いていた萩生田氏が、幸福の科学側の関係者と「話し合い」、“当初は別の人間を学長にしておいて1年後に九鬼氏にすげ替えればよい”とアドバイスをしていたというのである。しかも、幸福の科学側の説明によれば、実際に萩生田氏の助言に従って学長候補者を変更したというのだ。
〈そして、これを受けて小代哲也大学設置室長補佐に、具体的な書面作成方式につき詳細に相談をした上で、当学園は、萩生田議員と今泉前室長のアドバイスに則り、本来であれば九鬼学長で申請継続したかったにも関わらず、学長候補者をやむを得ず変更した。〉(同上)
 事実であれば、萩生田氏は、まさに大学設置認可を申請中の学校法人と接触を持ち、直接、認可されるよう奔走していたことになる。    
萩生田は5年前、当時の下村文科相にも幸福の科学大学について働きかけていた
 萩生田氏の名前は他の箇所でも出てくる。それは、前述の下村博文文科相の「霊言本」にかんするくだりだ。「弁明請求書」によれば、2014年6月の「霊言本」出版の前日にあたる6日、下村氏本人から幸福実現党の上條幸哉氏に電話があったという。そこで下村文科相はこう話していたというのだ。
〈「本をストップすることで、やりようはまだある。まだ、間に合うから。役人がコピーを持ってきた。それを見て驚いた。罵詈雑言が書いてあるではないか。これまで、萩生田から電話があって、一生懸命やっているとは聞いていた。学部名はクリアして、あとは九鬼という人が学長でなければならないというところを、一年我慢してバトンタッチするやり方はあると提案していたが、…とにかく、誹謗中傷の内容である。今だったら、対応の仕方がある。本部のしかるべき人に話をしてくれないか。本(霊言書籍)のストップ(出版中止)は当然のことだ。(中略)今だったら対応の仕方がある。」〉(同上)
 この通話内容が事実だとすると、萩生田氏は学園側と文科省側を「仲介・調整」していただけでなく、下村博文文科相にも幸福の科学大学の開学を直接かけあっていた、ということになるだろう。これは、文科省、大学設置審による正当な審議過程を歪めようとする行為としか思えない。
 ところが、そんな萩生田氏が今回、内閣改造でその大学設置の責任者である文科相に抜擢されたのである。そして、幸福の科学も前述のように、再び大学設置認可を申請する動きを確実にしているというわけだ。
 前回の幸福の科学大設置不認可をめぐっては、文科省は2015年4月、前述したような「霊言本」のなかに〈不正な行為があった〉などとして「14年10月から5年間の設置を認めない」旨を幸福の科学学園へ通知した。5年の期間が切れる今年、奇しくも文科省のトップに座ったのが、萩生田大臣だったのだ。
 ちなみに、萩生田氏の仲介・調整を綴っていた幸福の科学の「弁明請求書」の全文は以前は、幸福の科学のホームページにもアップされていたが、最近、該当箇所をクリックしてみたところ、「Not Found」になっていた。
 それにしても、今回、大学の設置の認可責任者になった萩生田文科相はこの再申請にどう対処するのだろうか。ここで、忘れてはならないのは、萩生田氏は同じ教育行政をめぐる加計学園問題の“キーパーソン”だったという事実だ。
加計学園の獣医学部新設でも、安倍首相のために文科省に圧力をかけていた萩生田
 周知の通り、萩生田氏は、安倍首相の親友が理事長をつとめる学校法人・加計学園の獣医学部新設をめぐり、大きな役割を演じてきた。たとえば、文科省が公開したメール文書では、「広域的に」「限り」の文言を加えるという事実上の「京都産業大学外し」を内閣府に指示していたと名指しされており、NHKがスクープした文部省の内部文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」でも、萩生田氏が文科省に対し「官邸は絶対やると言っている」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」などと“総理案件”であることを伝えていたことが明らかになっている。
 ところが萩生田氏はこうした関与を否定。しかも、ブログに安倍首相、加計孝太郎理事長と3人仲良くバーベキューに興じる写真をアップしていたにもかかわらず、2人が友人関係にあることすら知らなかったと強弁するなど、誰にでもわかる嘘を平気な顔で吐き続けてきたのである。
 そんな厚顔ぶりを発揮した萩生田氏が今回、幸福の科学の大学設置認可のために露骨な動きをしたとしてもなんの不思議もない。
 いや、問題は幸福の科学だけではない。萩生田文科相は教育勅語を掛け軸に掲げるゴリゴリの極右思想の持ち主で、これまでもメディアや教育現場に歴史修正主義の強要、圧力をかけてきた。このままいけば、安倍首相とその最側近によるこの国の教育の“右傾化”“私物化”はどんどん進んでいくだろう。臨時国会で徹底的に追及されねばならない。   


安倍改造内閣には怪しげな過去をもつポンコツ大臣が入閣したが、こんな連中はおそらく毒にも薬にもならない存在なのだが、萩生田光一だけは筋金入りの危険な人物であり、すでにその暗躍ぶりは加計学園疑惑でも十分に存在を発揮し、自分の名前が明らかに残っている文科省の内部文書も平然と否定し、安倍晋三の関与を守った功績から文科相になった。

自分の古巣を荒らされる思いで、元文科省事務次官の前川喜平は東京新聞でコラムで警鐘を発していた。


               【東京新聞より】
   
この極右思想大臣がいる限りは安倍内閣は容易には倒れないのではないだろうか、とオジサンは思う。

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