日増しに国内では「安倍国葬反対」の声が大きくなっているが、国内在住の海外特派員も本国に日本国内事情が伝えられていることは
想像するに難くない。
それは、日本政府が海外首脳あてに国葬参加要請したにも関わらず、約束の期限の8月中旬を過ぎても返事がないという。
「安倍氏国葬は参列希望殺到どころか…〆切り過ぎても「諸外国から返事が来ない」と外務省困惑」
“ビッグネーム"は軒並み不参加──。 9月27日に行われる安倍元首相の国葬は、米国のバイデン大統領、フランスのマクロン大統領に続き、訪日を検討中と伝えられていたドイツのメルケル前首相も参列を見送ることが分かった。 ドイツからは、メルケル氏に代わってウルフ元大統領が出席する予定だ。日本での知名度は低いが、2010年から連邦大統領を務めた。翌年には汚職が発覚、その事実を報道しないようメディアに圧力をかけたことも分かり、批判を浴びた人物だ。当局が捜査を本格化したのに伴い、12年に辞任。親日家だというが、なかなかの人選だ。 それだけではない。立憲民主党など野党が2日に行った安倍氏の国葬に関する合同ヒアリングで、外務省から驚くような発言があった。 政府は国葬費用として、すでに今年度予算の一般予備費から2億4940万円の支出を閣議決定している。これに加えて警備費や海外からの要人対応の費用など総額いくらになる見込みなのかという野党の質問に対し、外務省の担当者はこう答えた。 「外務省が担当するのは外国から来る要人の接遇経費ですが、現時点でまだ多くの国から返事を頂いていない。そういう国に対して返事の刈り取りを進めている」 「各国・地域には8月中旬をメドに回答していただきたいと伝えています。とにかく早く教えて欲しいということで、働きかけを続けています」 ■“弔問外交"も期待外れ 岸田首相は国葬を決めた理由のひとつとして「安倍元首相に対する諸外国の弔意と敬意」を挙げている。31日の会見でも「諸外国から多数の参列希望が寄せられている。国として礼節をもって応える必要がある」と言っていた。 ところが実際は、多数の参列希望どころか、8月中旬の締め切りを大幅に過ぎて9月になっても多くの国から返事がないというのだ。 「G7で一番長く一緒だったメルケル前首相まで来ないのには驚きました。諸外国首脳は、弔意は示しても、国葬にわざわざ行く価値はないと判断したのでしょう。海外の対応はシビアで、安倍元首相が日本の地位を高めたと言うけれど、残念ながら、これが国際社会における実力ということです。あのような亡くなり方をしたこともあり、日本の警備に対する不信感もあるのかもしれません。テロ対策を考えたら、各国とも首脳の参列はなるべく避けたいはずです。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)のようなカルトとつながっていたことも、忌避される要因のひとつと考えられる。名だたる国家首脳の参列が見込めない以上、国葬で大々的に追悼して敬意を示すつもりが、かえって故人に恥をかかせることになりかねません」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学) 国葬に対する国民の反対が多いなか、唯一のよりどころだった「弔問外交」も期待外れ。これでは何のための国葬かと、ますます批判の声が高まりそうだ。 |
安倍元首相の国葬について、バイデン大統領、マクロン大統領に続き、メルケル前首相も参列を見送ることが分かりました。岸田首相は国葬の理由に“弔問外交"を掲げていましたが、実際は参列希望殺到どころか、8月中旬の〆切りを大幅に過ぎても多くの国から返事すらないのです。 https://t.co/XuXqp0T3lN
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) September 5, 2022
反社会的カルトセクトを動員して権力を維持させたような奴のセレモニーなんかに出たら経歴に傷が付きますからねえ。欧米はそういうの敏感だから。#国葬は無理だ#統一教会は反社会的勢力#統一教会はクソカルト https://t.co/IFrD8VLDNz
— poisonbomb (@poisonbomb) September 5, 2022
たしかに、以下の指摘はもっともである。
「元職のヒラ議員のためにいちいち政府要人が弔問してたら、いくら時間があっても足りないよ。😅
「弔問外交 」とか言ってる人たち、国連加盟国がいくつあって、それらのヒラ議員が何人いるのか、知らないんじゃないか?🙄」
「皆行きたくないんだよ。安倍カルト葬なんか。
だから相手の動向を観て、様子見なんだろう。
ゴルバチョフほども偉大でもない、手かざし宗教の信者を
なんで、弔問しなきゃイケないの。
五輪イベントには、見返りがあるけんど、アベ黒葬には何の見返りもない。めんどくさいだけ。」
「国葬にすべき理由の一つとしてとして安倍晋三の長期政権があるとするが、日本の首相は大統領制とは異なり、公選制に非ず、多数議員を抱えた政党の総裁が首班指名選挙に出ることで、派閥間の軋轢はあれど、あくまでも身内である党内の賛成多数により首相の座に就き二期に亘ったというだけのことであろう。
大統領制の如く一般国民に首相の選挙権がある訳ではないので日本国民が長期政権を望み首相としての任務を託したものではない。
したがって勝手に党内で総裁を二期やったから功績だというだけの自民党の自画自賛に過ぎず、党が長期政権として国葬の理由にする方がおかしい。
総理大臣を選ぶ投票権もない議院内閣制の一般国民の存在を承知で、党内の独断による決定に過ぎない二期継続を、長期政権だったからとの理由を以て丼勘定で公金を使い死亡時には既に一般議員であった者の国を挙げての葬儀の強行は許されない。
そもそも葬儀は故人を偲ぶための密やかな儀式であり、偲ぶか否かも故人との関係から鑑みたあくまでも内心の表明で、顔は知っているが良く分からない人を追悼することは有り得ない。結婚式ならば式場が公開であれば祝ってやろうと拍手の一つもするかも知れないが、葬儀の場合ちょっと行って拝んでやろうという類のものではない。
あくまでも交友のあった者が故人の冥福や成仏を願うのが葬儀である。安部氏を知らない国民がいない筈だと思うのは党の思い上がりと言っても過言ではなかろう。しかも安倍晋三は総理大臣だったが死亡時は一般議員であるから、総理を選ぶ投票権も無く、かつ、総理大臣時に「あんな人たちには負けられない」とまで言われた有権者としての怒りは別としても、支持者ではない国民全員が一般議員に対し公金を以て弔慰金を払う形にするのは到底ムリな話である。」
この週末にはテレビメディアにはかつての「アベシンパ」たちが、声高に「国葬」を支持したり、統一教会問題を早く終わらせようと必死になっている。
そんな輩は偶然ではなく当然、安倍晋三による「桜を見る会」には招待されていた連中であった。
いまテレビで精力的に「安倍氏&自民党と統一教会の繋がり」を矮小化したり論点ずらしでかばったりしている方々が、なぜか偶然にもここに集まっていますね。https://t.co/vXPmHRe3rg
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) September 5, 2022
昨日の日曜日には、 「パックン『統一教会の問題はもういい』安倍元首相の国葬ゲキ推し TVタックルで激論」 という輩も現れた。
お笑い芸人のパックンことパトリック・ハーランが4日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演。反対意見も多い安倍晋三元首相の国葬について、「(今回やらなければ)いつやるの」と強力に賛成した。 国葬は27日に東京・日本武道館で営まれる。パックンは「国葬は安倍さんのためにやらなければ誰のためにやるのか。W学園問題(森友・加計)など解決されてない問題をそのままにしてしまったのはみっともないと思います。でも憲政史上最長の政権をなした総理大臣が暗殺された後に国葬やらないんだったら、いつやるんだろうと思います」と力説した。 モデルのトリンドル玲奈が意見を求められ、「原因があるわけで、そこは解明してもらわないと、どういうふうにとらえたらいいか分からない」と首をひねると、パックンは「原因?」と質問。トリンドルは「原因というか、統一教会との関わりだったりとか、テロが起こった原因があるわけじゃないですか」と応答した。 パックンは「統一教会が犯人側じゃないからね。みんなこんがらがっているのが違和感があります」とバッサリ。「暗殺したのは統一教会の人間じゃなくて、反統一教会の人間です。我々がここで統一教会をたたきっぱなしにしていると、逆に犯人が喜んでいるじゃないですか」と指摘した。 アルピニストの野口健氏も「そう!」と同調。「(容疑者の)彼がいま、テレビを見られる状況だとしたら、留置所の中でニヤッと笑っているはず。彼は『安倍は敵ではない』と言っている」と話した。 太田昌克共同通信編集委員が割って入り「岸田総理は(統一教会と)どこまで癒着したら公職を退かなきゃいけないのか、レッドラインをまったく示さない。それでは国民は納得しないし、国葬と言われても、支持は高まらない」とコメント。 それに対してはパックンは「総理の判断が間違ったとしたら、次の選挙で自民党を負けさせればいい。それが民主主義の自浄作用」と反論。「統一教会問題はもういいんじゃないかなと思う。10何年前に社会問題を起こした組織の、あとつぎの葬式に電報を送ったということだけど、これはやっちゃいけないというルールはない。過去に問題があった組織と付き合っちゃいけないという党のルールはない。これから付き合っちゃいけないというのは、政策の議論として賛成しますけど」と言葉を強め「今まで接点をもった議員さんは責めないで、これからの対策はどうしましょうかという総論なら話は分かる」と話した。 |
さらに、「パックンさんと本山勝寛さん-統一教会に搾取された貧困家庭の問題」によれば、「お笑いタレント」枠ではなく、「良識的なコメンテーター」枠で活躍中らしいのだが、4年前のあの「桜を見る会」にも招待されている。
「桜を見る会」というのは、事実上、安倍晋三による国費を使った支援者に対する利益供与であり、芸能人らの懐柔手段になっているというので、激しく糾弾されて取りやめになってしまった行事であり、招待者は十分に「懐柔」されていた。
そして最後に登場するのが、「DD論者」(どっちもどっちうんぬん)の自称国際政治学者の三浦瑠璃である。
「三浦瑠麗が“統一教会エクストリーム擁護"で大炎上。壺サーの姫lullyに誤算、韓国カルトと仲良し『日本の保守』が抱える矛盾とは?」
3日深夜放送のテレビ朝日系「朝まで生テレビ」に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が、旧統一教会を「パチンコや競馬や酒と同じ」などと“エクストリーム擁護"して大炎上している。さらに安倍元首相の国葬に関しても「戦争で自衛官が亡くなっても国葬できないのか?」などと、これまた独特な“論点ずらし"をおこなって国葬を強く支持した。「踏み絵には屈しない」とどっちつかずの発言で統一教会との関係をはっきりさせていない三浦氏だが、これらの言動が「壺サーの姫」などと呼ばれてしまう理由であることに気づいているのだろうか……。 ■朝まで生テレビでも統一擁護、国葬賛成を押し通す 3日の「朝生」は、「激論!ドーする?!岸田政権~国葬と政治不信~」と題して、安倍元首相の国葬の是非と、統一教会と政治との癒着問題が討論された。 その番組内で三浦氏は、統一教会による霊感商法によって家庭崩壊に陥った被害者家族のことを、 「パチンコや競馬や酒も合法的に家庭を壊したりするので、実質、統一教会と同じようなものです」 などと、ギャンブル依存やアルコール依存と統一教会の霊感商法を同一視して、モロに統一教会の今までの所業を擁護するという荒技に出た。 このムリヤリな擁護に、ネット民は総ツッコミ状態。「統一教会を擁護するにしても、さすがに無理があるだろ」「合法的という言葉のチョイスがサラッと出てくる時点で統一教会がいかがわしい集団だと内心では理解している証拠」などさまざまな意見が投稿されている。 時の権力者から贔屓にされたことで、現在のポジションについたと言われている、三浦瑠麗氏。常にテレビ番組で「大物扱い」されてきた彼女だが、引き上げてくれた当の人物が亡くなった今、今後のポジションを維持するためには「大喪の礼」くらいは読めるようにしておくべきだろう。 |
三浦瑠麗さん「統一教会に献金して家庭が崩壊するというが、パチンコや競馬だって同じ」
— Shin Hori (@ShinHori1) September 5, 2022
東京高裁さん「社会的に不相当な勧誘、教化、現金の支出をさせれば、宗教活動の一環でも不法行為。統一教会であることを隠した勧誘や、合同結婚式への参加を迫って苦痛を与えるのは違法」
三浦瑠麗が「パチンコも家庭崩壊を生み出している」とパチンコと統一教会を同一視する発言をしたが、ならば統一教会も税金を納めてから、その話がスタートできる。
— Red Free✨ (@freeandred888) September 4, 2022
三浦瑠麗「正直統一教会とか興味無い」
— ハリー (@sbm2657) September 4, 2022
なら国際政治学者を名乗らない方が良いのでは?
「戦争で自衛官が亡くなっても国葬できないのか」
— 町山智浩 (@TomoMachi) September 4, 2022
戦死した自衛官じゃなく、統一教会の被害者に撃たれた統一教会の広告塔ですよ。
「強力なファンから出てきた国葬にすべきという意見を否定する根拠は?」
国葬はファンサービスではありません。https://t.co/hcBd7RZNd6
三浦瑠麗は「何を今更騒いでるの?統一教会の問題は周知の事実だったでしょ?」みたいに発言してたけど、7月には「安倍に責任があるかのような印象操作になってる」とか、「山上容疑者の妄想」と、あなたは嘘をおっしゃってましたけど😅
— ペコちゃん子 (@pekochanko55) September 2, 2022
結局、無知なのは三浦瑠璃😅#朝生 #朝まで生テレビ https://t.co/WgxhQyQjot
三浦瑠麗には共感出来ないし何を言ってるのか意味がわからない
— hypnosis (@JN1Oc5vRwAlKChF) September 2, 2022
わかるとしたら統一教会というものを擁護してるということ
韓国だからどうとか国際結婚がどうとか誰もそんな話はしてない
田原総一朗が言う通り金を巻き上げていて巻き上げられた人達の生活や家族が破壊されてんだよ#朝生
「統一教会と関わった議員を責めるのは止めて総論で語るべき」「統一教会の問題を追及するのはもう良いと思う」。三浦瑠麗さんと同じロジックで必死で昼間っから統一教会擁護するコメンテーターがいると思ったらパックンだった。大丈夫かパックン?#ビートたけしのTVタックル#TVタックル#パックン
— エヴァリスト⛅馬主を目指す高等遊民数学徒🏇 (@Ev_Galois) September 4, 2022
ネット民たちの批判や非難や怒りはもっともなのだが、昨年は「第13回ベストマザー賞 報道内容」 で7人の受賞者の一人に選ばれていた三浦瑠璃。
多くの国民が違和感を持ったのだが、「子育てしながら働く女性」らしいが、選考基準が「新聞・雑誌媒体」、「WEB 露出調査」などから選考したらしい。
したがってテレビメディアでまともな発言よりは少々過激な発言のほうがメディアに取り上げられる頻度が増すことは言うまでもない。
三浦瑠璃がそこまで計算し尽くしての言動ならば徹底的に叩かなくてはならないが、小学生の2人の娘がネット上での母親の評判を知ったらどう思うのか聞きたいものである、とオジサンは思う。