新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

大谷疑惑問題で惑わされてはならない日本のメディア

2024年03月24日 11時49分30秒 | マスメディア

もう来週は4月になるのだが、今朝外に出たら今季初めてウグイスの鳴き声を耳にした。
 

 
本格的な春もすぐそこに来ているようである。
 
しかし人生の「我が世の春」を満喫していたはずの29歳の若者に暗雲が垂れさがってきた。
 
大谷翔平の専属通訳が違法賭博の容疑で所属球団から解雇された問題で、その後多くの関連記事がネットメディアに拡散されていた。
 
いくつか紹介しておく。
 
大谷翔平がMLB永久追放の危機!? 水原通訳「身代わり説」を陰謀論と笑えぬ理由…銀行WebCM非公開、一平は行方不明に
 

弊サイトでも既報のとおり、ドジャースを突如解雇された大谷翔平選手(29)の通訳・水原一平氏(39)。当初は水原氏が違法賭博で作った450万ドル(約6億,8000万円)にも及ぶ借金を大谷が了解済みで肩代わりしたとのことだったが、これについて大谷の代理弁護人が「大谷が巨額の窃盗被害に遭っていることが判明した」として水原氏を告発、ドジャースが同氏を解雇したという。
【関連】Dodgers fire Shohei Ohtani’s interpreter amid allegation of ‘massive theft’

上掲記事によると、19日にアメリカのスポーツ専門局『ESPN』のインタビューを受けた時点で水原氏は「大谷選手が借金を立て替えてくれた」と答えていたが、大谷の代理弁護人が窃盗被害に関する発言をするや「大谷選手はギャンブルでの借金については何も知らず、胴元への送金もおこなっていない」と意見を180度転換、あまりの不自然さを疑う声が上がったが、水原氏が大谷のカネを“大規模窃盗”していたという伝えられ方が主流になったのも既報のとおり。
その後も続報が相次ぎ、野球専門メディア「Full-Count」の記事によれば、大谷がこの件をはじめて知ったのは、20日に韓国で行われたメジャー開幕戦後のチームミーティングで水原氏が違法賭博への関与を謝罪した時だったという。さらに共同通信の配信記事は、水原氏がアメリカ国税庁の調査対象となっていることを伝えている。
各局のワイドショーも軒並み、この騒動を多くの時間を割いて報道。ネット上には<自民党の醜聞を伝えずに済む免罪符にしてるみたい>との声も上がるほどだ。
しかし米国では今、“陰謀論”と一笑に付すことができないような見方も広がっているという。情報をもたらしてくれたのは40代の男性ネットメディア編集者だ。
「アメリカ国内で、大谷選手を疑う声が高まっているんです」
一体どういうことなのか。
■「水原氏が大谷の身代わりになった」という米国ネット民の指摘
同ネットメディア編集者は次のように語る。
「SNS上に『水原さんが大谷選手の“身代わり”になったのではないか』というポストが多く見られているんです」
そう言って、次のような投稿を挙げた
「たとえば翻訳すると<大谷翔平はFBIに賭博で捕まった。MLBは大谷翔平のマーケティングで何十億ドルも失うわけにはいかない。解決策は?通訳に責任を取らせる>というポストがあるんですが、つまりは『違法賭博で逮捕されたのは大谷で、水原さんが身代わりとして差し出された』のではないかという言説です」(同前)
そんな指摘を受けて翻訳ソフトを駆使しつつX(旧Twitter)上のポストを見渡してみると、現地アメリカで大谷を疑う投稿が次々と掘り出された。
《なぜ賭け屋は返済のアテがない一平に巨額のカネを貸したのか?それは大谷自ら違法賭博に関与していたからではないのか?》
《金の卵を産むガチョウをエンジェルズが手放した理由が分かった》
《破産の瀬戸際に追い詰められたギャンブラー(編集部注:水原氏)が、最も詳しく有利であろう野球に関する賭けだけはしていない、という説明は都合が良すぎだ》
《ドジャースの年棒を後払いにしたのは資産を確保するための対策だったのか。引退後が安泰なら今もっているカネがギャンブルでなくなっても問題ないし》
《なぜ一平は、大谷の銀行口座から送金できたのか。暗証番号や、二段階認証を独力で突破するのは不可能では?金融機関にしても、ろくな本人確認もなく億単位の送金を許したのか》
確かに説得力がある。
■日米で大きな差がある「大谷への認識」
米国ネット上で散見されるこのような指摘が、日本でほとんど見られない理由は何か。50代の男性ライターに聞いた。
「日米で“大谷への認識差”が大きすぎるの一言に尽きますね。日本で大谷選手といえば“野球星人にして野球聖人”“野球にしか興味がない”というのが主な見方で、そういう理由から“まさか大谷に限って違法賭博に手を出していたなんてことは絶対にあり得ない”という答えに帰結します
では米国ではどうなのか。大谷といえば今やメジャーリーグを代表するスタープレーヤーであることは疑いないだろう。
「優れた選手ではあるけれど、あくまで“いちプレーヤー”で、日本のように聖人扱いはしません。“大谷も一人の人間、魔が差して犯罪を起こしうる存在”という考え方です」(同前)
さらにこう付け加える。
「MLBはアメリカ人にとって“聖域”で、犯罪を起こした者は容赦なく追放されます。ピート・ローズの忌々しい記憶もありますし…」(同前)
ピート・ローズとは60~80年代にかけてシンシナティ・レッズを中心に大活躍し4,000本安打を記録した名選手だったが、監督就任中の野球賭博疑惑で1989年にMLBから永久追放処分を受けている。最多試合出場や通算安打の記録を持つ人間であっても例外はないのだ。それほどMLBでは違法賭博や八百長疑惑は重大視されるもので、大谷であっても許されはしないのである。
「大谷フィーバーやいわゆる“大谷ハラスメント”と言われるほどの過剰報道というバイアスがないアメリカで、MLBのファンたちが“大谷本人ギャンブル依存説”や“一平身代わり説”を唱えるのは何の不思議もありません」(同前)
こちらも説得力がある。
■自民党の議員と秘書に置き換えてみると…
「大谷選手と水原さんの関係性を、自民党の議員と秘書に置き換えてみると、なんとなくどころかピタッときませんか?」
40代の男性マスコミ関係者はこんなように話す。
「大揺れに揺れている裏ガネ疑惑にしても、議員は判を押したように『秘書が勝手にやった』と言いますよね。でもそんな言葉を信じている国民は少数派で、ほとんどが『議員が絶対クロだろ』と思っているはずです。水原さんといえば試合中の乱闘で身を挺して大谷を守ったことでも知られていますから、そんなことを考え合わせてもアメリカの野球ファンが書き込んでいる疑惑は完全に否定できないのではないかと」(同前)
現時点では“穿ち過ぎ”のそしりは免れない指摘であることは間違いない。しかし、大谷を聖人扱いしないMLBファンがよりフラットに、そしてそれゆえに極めて厳しい視線で今回の騒動をジャッジした際、大谷本人に疑いの眼差しが向けられてしまうのはやむを得ない面もあるだろう。
とは言え、国内でも動きがないわけではない。こちらの記事によれば、大谷が出演する三菱UFJ銀行のWebCMの5本のうち2本が非公開になったという。それぞれのタイトルは『大谷翔平選手がアプリで口座開設に挑戦!』『大谷翔平選手がアプリで銀行振込に挑戦!』というもので、ねとらぼの編集部の取材に三菱UFJ銀行は今回の騒動とは無関係と答えているが、タイトルがタイトルだけに額面通りには受け取れないという声も多数上がっている。
そんな中、スポーツ紙の記事で「水原氏は現在行方不明状態」というドジャース球団関係者の声を紹介。ただただ待たれるのは「真相の解明」のみである。
 





 
 
こんな記事もあった。
 
いま米球界がもっとも危惧している大谷翔平の『永久追放」…そのカギを握る『水原一平氏の証言』
  
■なぜ、水原氏は証言を変えたのか
渡米以降、ともに戦ってきた通訳の水原一平氏が解雇された、その日のナイトゲームの第一打席で痛烈なヒットを放ってみせたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。影響を感じさせないプレーぶりに安堵したファンも多かっただろうが、一方で今後の大谷の行く末を危惧する球界関係者は少なくない。

前編記事「いま米国で広まる水原通訳の報道で「納得した」…球団関係者が明かす「イッペイの“もうひとつの素顔”」」では、誰もが驚く中、「彼ならあることなのかな」と感じた関係者の話などを紹介しています。
「どうしても引っかかるのは、水原氏の証言が翻ったこと。米スポーツ専門チャンネル『ESPN』による19日の取材では『彼(大谷)は肩代わりしてくれることを決断した』などと大谷も違法のスポーツ賭博で借金を作ったことを知っていると取れる内容だったものの、翌20日、『翔平はかけ事にまったく関与していない。賭けは合法だと思っていた』と発言を変えたとされている。
同じ日には大谷の弁護士が所属するバーク・ブレットラー法律事務所も『翔平が大規模窃盗の被害に遭っていることが判明した』との声明を発表して関与を否定した。
「なぜ、水原氏は最初、違うことを言ったのか」
メジャー担当記者がそう心配するように、球界全体で恐れられているのが、今回の水原氏の件で大谷に火の粉が飛んでしまうことだ。
水原氏の最初の証言通り、大谷が違法なブックメーカーに送金してしまったのなら、罪に問われることを否定できないという。
■「アウト」になる可能性
「その場合は違法のブックメーカーだと知らなかったとしても、それでは済まされない。それに送金先が合法のところであったとしても、スポーツ賭博が違法となっているカルフォルニア州からだとしたらアウトになる可能性も考えられます。
そのため水原氏は大谷がまったく関わっていないことを訴えたのでしょう。
ただ、お金に頓着しないといわれる大谷とはいえ、それほどの大金が預けられている口座を水原氏に任せるのかと疑問に思っている人は多い。代理人や、資産管理をする専門的な人に任せるのならまだわかりますが、水原氏は通訳ですからね」(スポーツ紙デスク)

そして、なにより虚偽であってはならないのが、賭けの対象である。
■「永久追放になってもおかしくない」
米スポーツ専門チャンネル「ESPN」によれば、水原氏はサッカー、NBA、NFL、大学フットボールなど挙げ、「野球に賭けたことはありません。100%です」と弁明したという。

「もし野球もやっていたという記録が残っていたり、さらにその中にエンゼルスのゲームが入っていたということになれば、とんでもない問題に発展します。MLBは規則で、選手はもちろん球団職員は合法的なものであっても野球に賭けることを禁じている。
もちろん選手が手を抜いてチームを負けさせるような八百長行為はありえませんが、水原氏はチームの中にいて選手のコンディションが悪いとか、普通ではわからない情報を知りうる立場。

ブックメーカーへの送金が大谷の口座からということですから、大谷もそのことを知っていたとジャッジされたら、大谷は永久追放されてもおかしくなくなってしまう。
ドジャースだけでなくMLBもリーグの顔である大谷の潔白証明に全力を尽くすでしょうが、なにより水原氏の言葉が真実であってほしい」(在米ライター)
世界一の選手になることを夢見て、実現した大谷の野球人生が、そんな形で終わるようなことは、想像すらしたくない。
・・・・・

オジサンから見れば海の向こうに渡り将来は定住するかもしれないと噂されている若者の去就に関しては全く興味がないのだが、少なくとも日本のテレビメディアが、米国発の報道に踊らされ、国内の裏金事件の張本人たちのなまぬるい処分を見逃すようなことにだけは許してはならない、とオジサンは思う。 


    
【参考】

大谷翔平は7億円を盗まれた?立て替えた?違法賭博で水原一平通訳クビ報道の「矛盾」と「嘘」…大谷の憔悴を心配する声も

いま米国で広まる水原通訳の報道で『納得した』…球団関係者が明かす「イッペイの“もうひとつの素顔”」 


 

 
 
    

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