新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

10連休ボケから早く抜けて野党は参院選につながる論争をせよ

2019年05月09日 12時37分33秒 | 政治

先月、10連休を目前にした4月26日、お茶の水女子大附属中学校である事件が起きたことに対して、様々な憶測が飛び交っていた。
 
天皇が生前代替わりしたことにより、皇位継承者としては事実上2番目となった秋篠宮皇嗣の長男悠仁が不在中の教室の机の上に2本のピンク色に塗られた包丁が2本、棒に括りつけられて置いてあったという事件。
 
従来から、皇室がらみの事件では、天皇制に反対する「左翼」の人間が犯人だったというのが一般的であった。
 
事件のタイミングから所轄の警察ではなく警視庁が本腰をいれて犯人の逃走ルートを監視カメラで追い3日後には逮捕されたというお粗末な事件であった。
 
翌日、こんなタイトルのブログを発表したご仁がいた。
 
 「悠仁さま脅迫事件は野党つぶしのやらせではないのか
 
このブログ主は毎日短時間で複数のテーマでブログをアップしており、早とちりや裏取りもせずに記事にすることが度々ある。

時には「スクープ」に近い内容などは、オジサンも参考にする場合もある。
 
そのタイトルの記事内容はこんな感じであった。
 
「これは参院選に向けた野党つぶしの為に政府が仕組んだやらせではないのか」
「それはありないとしても、この事件は間違いなく野党にとって不利になる事件だ」
 
出だしは完全に「陰謀論」風なのだが、すぐに否定し、「犯人は必ず捕まる幼稚な事件だ」と言いながら、「そしてやはりきのう捕まった」となる。
 
「私はこの事件は犯人の素性がわからないまま一過性に終わると思っている」
「それでも、野党共闘にとってはまことに不都合な事件だ」
「そう考えると、どうしても安倍政権側に仕組まれた事件だったのではないかと思えてくる」  
「そうでなかったとしても政府側はこの事件を利用するだろう」
    
上記の3行は、断定しながらそれを否定するといった首尾一貫しない内容で何を言いたかったのかが曖昧であった。
 
その後捕まった犯人が自供を始めたと警察発表をメディアが報道していたが、若干微妙な表現の差異があった。
 
 「悠仁さま机に刃物『刺すつもりだった』 容疑者の男が新供述」                 

 「『悠仁さま刺そうと思った』容疑者の着替え場所・侵入ルート・手製ピンク槍のナゾ」      ( 
「刺すつもり」でも「刺そうと思った」にしろ、どちらも悠仁本人がいれば刺したということであろう。
 

         【悠仁さまの机に刃物 「刺そうと思った」】
 
しかし当日は、「体育の時間」で全員教室におらず教室が無人だったのは偶然だったと警視庁はみている、と報道されていた。
 
ところが今朝のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」ではこんな新事実を報じていた。

「先月4月26日の正午過ぎに中学校の教員が悠仁さまの机の上の刃物を発見した。
 約6時間後、学校が警察に通報した。
 3日後、平塚市内で男が逮捕された。
 男は「刺すつもりだった」と供述している。
 26日には悠仁さまは紀子さまと外出されていた。
 女性セブンによるとお二人は26日から長野へスキー旅行へ行っており、27日に報道で事件を知って1泊で帰京されたという。

しかし前述の「週刊女性PRIME」によれば、「実は、事件があった翌日から、紀子さまと悠仁さまは長野県へスキー旅行に行かれていました。おそらく、学校のお友達親子とご一緒だったのではないでしょうか。」と宮内庁関係者の話を載せていた。 
  
女性セブンは4月26日から、週刊女性は4月27日からスキー旅行と1日ずれていた。
 
だからどうなのだ、という話ではなく、「学校のお友達親子とご一緒だった」とすれば、当日はそもそも授業がなかったのか、それとも、クラスの他の生徒は教室外にいたとしたら、なんとなく事件を予想して避難していたと思われても仕方がない。

そうなれば、「これは参院選に向けた野党つぶしの為に政府が仕組んだやらせではないのか」といった突拍子もない見方も「さもありなん」となってしまうかもしれない。
 
さて、話は全く変わるが、連休中に訪米していた安倍晋三はトランプと首脳会談をおこなったのだが、その内容が、「日米貿易、本格交渉は参院選後?=トランプ氏が配慮か-タイム誌」とスッパ抜かれていた。
 
トランプの言いなりの内容で貿易交渉を行えば日本に大きな打撃を与え、当然、参院選に大きく影響する。
 
そこで安倍晋三はトランプに本格的な交渉は参院選後にと懇願したのだが、どうやら、「安倍政権は真っ青…日米貿易交渉の「密約」が破談の危機」という事態になっているという。
 
それによると、こんな感じである。 
  
「トランプは首脳会談後の会見で、貿易交渉について『5月末の来日時に妥結できる。我々はそこで署名するかもしれない』と突然、発言。これに慌てた安倍首相は、報道陣が退出した後の会談で『さっきの5月妥結はダメ。日本では夏に参院選があるんです』と食い下がったといいます。トランプは『シンゾーの話は分かった』と、とりあえず応じる姿勢を示したとみられています」(日米外交事情通)
 
「トランプの突然のツイートで米中協議の先行きは不透明になった。中国側は今週に予定されている高官級の通商協議の取りやめを検討しているとされ、『近く妥結』とみられていた貿易協議は暗礁に乗り上げつつある。長期化の可能性が出ています」(在米ジャーナリスト)
 
さらには経済評論家の斎藤満がこう言っていた。
 
「現状、目立った成果がないトランプ政権は相当、焦っているはずです。事務レベルで交渉の前面に立つ米政府高官はシビアです。暗礁に乗り上げつつある米中協議の“代替策”として、日本からもぎ取った成果を大統領選の材料に使いたいはず。『参院選後』との口約束を反故にし、早期妥結を迫ってくる可能性が高い。譲歩発言は“イエスマン”の安倍首相との関係をつなぎとめておくためのトランプ氏の個人的なリップサービスでしょう」
  
そうなれば、「麻生氏が安倍首相に『同日選』進言か 自民・公明「無風」で参院選を目指す」なんてことを許さずに、早急に予算委員会を開催して野党は参院選に向けて政府・与党との政策の違いを国民に示さねばならない。
 
         
              【毎日新聞より】
              
国民も「後半国会スタート 参院選につながる論戦を」と期待していると、オジサンは思う。
      

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