新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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官僚作文朗読三文芝居のあとの追加質問で安倍晋三が決定的な答弁を!

2020年03月15日 11時24分44秒 | 安倍晋三

「慶應義塾大学法学部出身で2児の母親」の東京新聞社会部の望月衣塑子記者。
 
角川新書『新聞記者』を原案とした映画「新聞記者」が、2020年3月6日に行われた第43回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(松坂桃李)、最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)と、主要3部門の受賞という快挙をなしとげたという。
 
べつにこんなことを妬んで書いたわけではないだろうが、慶應義塾大学経済学部卒でフリーランスの政治ジャーナリストとして、恥ずかしげもなく「会館の美女★フリーランスのあづみです」とのハンドルネームでツイッターを利用している安積明子は、望月衣塑子は組織に守られ、社会部の記者でありながら政治部の記者の集まりの「政府を代表する官房長官の会見では週刊誌の記事をなぞっただけで、本質にかすりもしない下卑た質問をする」と怒りと羨望が入り交ざったような「『新聞記者』という欺瞞 - 『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」という本を1月26日に出した。

ネトウヨ連中には好評らしいが、まともに読んだ人からは、こんなまっとうな酷評があった。

ネット空間の書評で褒めたたえられていたので購入。すぐに読み終えましたが、どうしようもない安倍政権の忖度本。
記者クラブ批判だけは的を射ていると思いますが、中身の9割以上は単なる望月衣塑子、新聞労連委員長、映画「新聞記者」に対するえげつない批判。もしジャーナリストというのなら「恥を知れ!」と言いたい。小判鮫商法の典型だし、珍しく買って損をした、と怒りを覚えます。

 
「安倍政権の忖度本」を書いているレイプ男の山口敬之と同じ慶應義塾大学経済学部の出身。
 
とくに慶應義塾大学に偏見を持っているわけでないが、たまたま調べたら符丁が合ってしまったというだけの話。
 
だいぶ前置きが長くなったが、昨晩の安倍晋三の記者会見でこんな場面があったという。

この件だけ見ても、やはり安倍晋三の会見は前回同様酷いものだった。

あまりにも国民を無視したかのような2月29日の会見の後、ネット上でかなりの批判と署名が集まったことから、若干の変化もあった。

もっとも気になったのは、国語能力が低い安倍晋三が、「一気呵成に」「間髪入れず」「これまでにない発想で」という言葉を散りばめていたが、明らかな有能な官僚文章なのはすぐわかるというのは、「間髪入れず」にはルビがなかったらしく、安倍晋三は力強く「カンパツを入れず」と明確に言っていた。
 
『 #新型コロナ 対策で #安倍首相 会見』中、『間髪を容れず』を『かんぱつ~』と言ったら誤用警察がザワザワ」 
 
もはや「お愛嬌」といったレベルではなく、国の最高責任者がわざわざ記者会見を開いた場での発言が、具体的な数値も提示できず、まだトランプ米国大統領の方が品性は低いが国民に訴える力は大きい。
 
こんな場面もあった。

      
忖度しない地方紙は端的に鋭い見方をしていた。
 
首相、丁寧な説明に腐心 新型コロナで異例の土曜会見」 
 
迎えたこの日。官邸はあらかじめ予定時間を20分と短く通知しておいた上で、「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出。首相が追加質問を受け付けるのも筋書き通りだった。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「不安に全く応えていない。混乱を大きくするばかりだ」と切り捨てた。

 
実は追加質問場面ではおもわぬ予定調和ではない質疑応答があった。
 
「3月14日首相会見」(毛ば部とる子より) 
 
・・・前略・・・念入りに事前の質問打ち合わせをした幹事社2名を筆頭に、毎日、WSJ、フリー安積氏、北海道新聞、フジ、に答えるが、手元のペーパーを見ながら答えているので、ここらまでは予定調和だったと想像できる。
フジへの回答が終わったところで、長谷川榮一補佐官は「ちょっと予定がありますので」と、続く質問を打ち切ろうとした。
ちなみに「予定」とは帰宅のことである。
そのとき、やにわに記者席から「まだ質問があります!」「答えてください!」「これが会見ですか!」などと、前回は江川紹子氏一人だったが、今回は多くの記者から声が上がった。
官邸側は、やむなく引き続き数人の質問に答えることとなった。
このとき、朝日新聞の東岡氏から出た質問が、鋭かった。
朝日東岡氏「緊急事態宣言、これは私権の制限に繋がる以上、総理や政権に対する信頼が非常に重要になってくる。しかし、黒川検事長の定年延長問題では、国民の知らないうちに解釈が変更されていた。しかもそれが口頭決裁という手続きだった。国会の答弁も虚偽でした。(ここで安倍首相はキョギ?と首をかしげる)こうしたことから今、政権への信頼が失われている状況ではないかと思われる。そうした信頼を回復するために、黒川検事長の定年延長の閣議決定を取り消す、或いは、口頭決裁で解釈変更をしたこと撤回をする、こうした考えはあるか?」

当然ながら、安倍晋三にはあるわけない。
 
「質問」という形式を取りつつ、「勝手な法解釈変更で、検察官の定年を延長しちゃうような無法なあなたたちに、私権制限を伴う緊急事態宣言を扱う資格があるのか?」と暗に批判していたわけである。
 
安倍首相「法務省の人事においては、法務省として判断をされたもの。これは森法務大臣もくりかえし答弁しているものと承知をしているが、それを受けて閣議決定をしたものでありまして、適切な判断だったと考えております。(以下略)」

そもそも、黒川検事を定年延長したい、と言いだしたのは誰だったのか?
これまで、実は国会で何度も問われている質問だが、森大臣は「個別の人事に関わる・・」として答えたことがない。
聞くまでもない、安倍晋三に決まっているのだが、それでも森大臣は、これまで一度もここに関して説明をしていない。
いや、むしろ「安倍総理や官房長官に頼まれたことはありません」などと、キレ気味で言ったことすらあるのだ。
そして、安倍晋三も過去に、「法務大臣からの要望」と発言したことがある。
この東岡記者、実は重要な「言質」を取ったのだ。
安倍晋三は明確に、「森法務大臣の答弁を受けて、閣議決定をした」と言っている。
これは事実と大きく違う。
森法務大臣が、国会で定年延長に関して説明を始めたのは、「閣議決定より後」なのはいうまでもない。

これに関しては、明日からの国会で野党が再度真正面から追及しなければならない、とオジサンは思う。

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