本日で年内の「つぶやき」はひとまずお休みします。
こんな拙ブログでも、昨日までに1万人超えの訪問者に恵まれページビューも140,642になりました。
大手メディアは年間の出来事を自社の記事を使って恒例の紙面づくりをしており、テレビメディアはお笑い芸人やタレントもどきを使った録画で「3時間スペシャル」等々でテレビ面を埋めています。
それに倣ってと、自分のブログ記事を並べてもあまりにも偏見に満ちているため、この御仁のブログを引用します。（7月以降に限定しました）
（特に興味のない、または国際関連記事は省きました）
https://maga9.jp/241225-5/
「ぼくの「記事ファイル」から②（鈴木耕）」
〈7月〉
◎沖縄米軍の性的暴行事件（東京新聞3日付）
新たに3件、報道発表せず
◎米兵暴行 沖縄知事 政府に抗議（朝日新聞4日付）
外相「情報共有の改善検討」
◎官房長官「極めて遺憾」（毎日新聞4日付）
米兵性的暴行計5件
沖縄県警はなぜ隠すのか。県警だけの判断とは思えない。日本政府（外務省）と米軍側の共通意図があったとしか考えられないのだが……。その意図とは？
◎旧優生保護法は違憲（東京4日付）
除斥適用せず 国に賠償責任 強制不妊 最高裁初判断
やっと……。それでも「違憲判決」は。
◎海自潜水艦員に金品提供か（東京4日付）
川崎重工、十数億円流用疑い
“軍隊”と出入り業者の癒着というのは、戦前からいくらでもあった。それが現在も続いていた。体質は変わっていない。
◎海自トップ、引責辞任へ（朝日6日付）
特定秘密 違法運用常態化 無資格隊員に取扱い職務
安全保障にかかわる機密情報（特定秘密）を、その資格がない隊員に扱いを任せていたという違法状態。情報がダダ洩れ状態で、何が有事体制か！
◎小池都知事3選（朝日8日付）
石丸氏・蓮舫氏ら破る
注目されたのが、広島の安芸高田市長だった東京では無名の石丸伸二氏が蓮舫氏を抑えて2位になったこと。ここから「SNS選挙」という新しい怪物が生まれた。そして、選挙ポスター掲示板の“売買”など、異様な選挙戦が始まったのもこの選挙から。
◎兵庫県知事を告発（朝日9日付）
元局長が自殺か パワハラ疑惑 証言予定
斎藤元彦知事のパワハラ等を内部告発していた元局長が、百条委員会での証言を前に自殺した。ここから大混乱の「兵庫劇場」が始まった。
◎防衛相不祥事処分へ（東京10日付）
週内に審議官級関係者ら
特定秘密 パワハラ 潜水手当 自衛隊施設での飲食
海自ヘリ事故 見張り・高度管理に不備
どうも自衛隊の規律がそうとう緩んでいるらしい。普通なら内部処理で済ませるのが閉鎖組織の常套手段だが、隠しきれなくなった。武装組織の規律違反、恐ろしいことだ。
◎自民・萩生田氏 都連会長辞任へ（東京17日付）
都議補選「私の責任」
都知事選と同時に行われた都議補選で、自民党は2勝6敗と惨敗。その責任を問ってということだが、裏金疑惑隠し、という見方も強かった。
◎検事取り調べ 国に賠償命令（毎日19日付）
東京地裁「ガキ」発言 人格権侵害 黙秘権保障議論を 原告側
犯人隠避教唆罪に問われていた元弁護士に対する取り調べ中に「ガキ」「おこちゃま」などと侮辱的発言を繰り返した検察官。なんだか「弱い者には強く、強いものには弱く」というのが検察の体質ではないかと思われてくる……。
◎おねだり・パワハラ 見極め（東京20日付）
兵庫知事 ワイン受領認める 百条委始まる
「イチゴ、ジャム、塩…」音声データも公開
職員に「生意気だ」「自分より目立った」 死亡元局長の陳述書要旨
これほど具体的に指摘されていながら、元局長の告発は「根も葉もない怪文書だ」と開き直って処分したのが知事。
◎空自レーダー配備、北大東村受け入れ（朝日23日付）
着々と進む沖縄の軍事基地化。過疎と貧困につけ入って……。
◎原発建設費 料金上乗せで検討（朝日24日付）
新電力契約者も負担の可能性
んなバカな。我が家は生協の電力と契約している。それがなんで原発建設費も払わなきゃならないんだ。ふざけんなっ！ と怒鳴りたくなる。
◎人口86万人減 最大幅（朝日25日付）
外国人 初の300万人超
「世界に誇る単一民族国家」などというバカな言い草も、いまや過去の夢物語。いつの間にか「多民族国家」としての未来しかなくなった日本。
◎敦賀2号機 新基準不適合（毎日27日付）
直下活断層否定できず 規制委
原子力規制委員会が初めて（！）仕事をした……？
◎在日米軍司令部 機能強化（毎日29日付）
2プラス2 自衛隊と連携拡大
日米韓 安保協力を制度化 防衛相会議 北朝鮮警戒、覚書署名
いつの間にか軍事同盟強化へ。自衛隊が「統合作戦司令部」を創設、それに合わせて米軍側が「統合軍司令部」を再編成。共同作戦行動を拡大。軍事同盟の強化で「有事」に備えるという方向。結局、自衛隊は米軍の指揮下に置かれてしまうのではないか？
◎使用済み核燃料受け入れへ（東京30日付）
青森県知事、協定締結を表明 むつ市 敷地外で初の中間貯蔵
カネで転んだ地方行政。中間貯蔵地が最終貯蔵地化する恐れ。
〈8月〉
◎オスプレイ「壊滅的故障」（朝日3日付）
米軍8人死亡 墜落の原因公表 自治体「安全対策を」
これが、2023年11月に屋久島沖で墜落した米軍オスプレイについて、米空軍特殊作戦司令部が発表したもの。ギアボックス内の歯車の亀裂から連鎖的に生じた「壊滅的故障」が墜落原因だとしている。
◎長崎市に書簡「イスラエル招かぬなら参加困難」（朝日8日付）
米欧6カ国大使、式典欠席へ
長崎の原爆投下日の「平和祈念式典」への米欧の対応。結局、アメリカ主導のNATO諸国がイスラエルのガザ侵攻をどう見ているか、そのダブルスタンダードぶりがあらわに。
◎原電に電力料金前払い（毎日8日付）
東電 3年間で1400億円 発電ゼロ 再稼働不透明
たった1ワットも発電していない日本原子力発電に対し、東京電力はすさまじい額の金を払い続けている。むろんそれは、我々の払った電気代から出ているのだ。原子力ムラの薄汚い助け合い精神。
◎南海トラフ 巨大地震注意（朝日9日付）
宮崎震度6弱 沖縄から茨城 今後1週間
この地震で気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」を出したので、日本中が震え上がった。
◎普天間補修217億円 日本負担（東京13日付）
返還見通せず 膨張恐れ 本紙が情報公開請求
隠されていた日本側負担の内容が、情報公開で明らかに。それにしても、米軍基地の補修になぜ日本がこれほどの負担を？
◎岸田首相 退陣表明（毎日15日付）
自民総裁選不出 「裏金」逆風やまず引責 石破氏 出馬に意欲
ここから政治混乱が始まった。「増税メガネ」と揶揄されて、そこへ裏金問題が追い打ち。粘り腰の岸田氏もついに諦め。
◎小池氏8年連続 追悼文なし（東京17日付）
関東大震災の朝鮮人虐殺
小池百合子都知事に始まる「追悼文不送致」が、歴史改竄主義として差別やヘイトを煽る結果になる。
◎原発安全対策費 6兆円超（朝日20日付）
本社調査 電力11社 揺らぐ経済性
「原発電力は安価」というデマがまた一つ否定された。
◎辺野古埋め立て 本格着手（朝日21日付）
軟弱地盤の杭打ち 国が「代執行」 沖縄知事、中止要望
辺野古 底知れぬ難工事 軟弱地盤埋め立て コスト膨張の恐れ
羽田・関空超す深さ 沖縄知事「完成不可能」 手段尽きた県 防衛相は着々と
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場建設とともに、バカ工事の典型、「永久工事案件」と言われる辺野古基地工事。それを認める「沖縄司法」の闇。米軍さえも喜ばぬ普天間の辺野古移転を強行するのは、いったい誰なのか？
◎燃料デブリ 回収中断 福島第一原発（毎日23日付）
初試験直前 装置接続ミス
◎デブリ取り出し すでに計画3年遅れ（朝日23日付）
「廃炉の本丸」見えぬ先行き
この時の作業に当たったのは下請け企業で、東電社員がひとりも立ち会っていなかったという。結局、たった0.7グラムの取り出しに成功（？）したのは11月7日だった。なお、デブリは約880トンと推定されている。
◎防衛費 最大8.5兆円要求（東京31日付）
25年度 概算要求
敵基地攻撃能力の強化に巨費 専守防衛の理念空洞化
この見出しがすべてを物語る。
〈9月〉
◎米兵が性的暴行 今年4件目（朝日6日付）
容疑で書類送検 沖縄県に伝達 運用見直し後 初ケース
事件相次ぐ 県「ひどすぎる」
昨年の米兵性犯罪では、県警からの県への通知がなかったことへの批判が大きく、今回はその運用を見直してからの初ケース。それにしても米兵性犯罪がこれほど多発するとは。
◎裏金議員21人 5候補推薦人に（東京13日付）
高市氏に最多13人
自民党総裁選、裏金議員たちがどう動くか、やはり高市氏に……。
◎万博追加費用 最大98億円（朝日14日付）
メタンガス対策に36億円
いったい何のための万博なのだろう。ガスは噴き出す、避難対策はなし、交通アクセスは最悪、独自パビリオンから撤退する国が続出……。結局、カジノ建設のための露払いという維新の思惑で赤っ恥の万博となる。
◎安倍氏、旧統一教会会長と面談か（朝日17日付）
13年参院選直前 総裁応接室 萩生田氏・岸氏も同席
◎比例候補の当落協議（同18日付）
安倍氏面談 選挙支援を確認 教団側、活動解説も 関係者証言
これは朝日のスクープ。自民党本部総裁室での記念写真付きだから、言い逃れようもない。自民党が党ぐるみで統一教会と関わっていた事実が表沙汰になった。さすがにこれは言い逃れできない。
◎兵庫知事を不信任（毎日20日付）
県議会全会一致 進退熟考へ
◎兵庫知事失職、再出馬へ（同27日付）
文書告発問題 議会解散選ばず
ついに始まった「兵庫劇場」。斎藤氏を推薦していた維新までが不信任案に賛成。斎藤氏の抵抗始まる。それは予想もしなかった結末へ！
◎能登で豪雨 浸水多数（毎日22日付）
特別警報 1人死亡、3人不明 土砂崩れ 集落孤立
地理的に制約 想定域に1952戸
元日の大地震災害の復興の目途が立たないというのに再度の大災害。やっと入居した仮設住宅が浸水したケースも。改めて政府行政の救援不足が浮き彫りになった。
◎袴田巌さん 再審無罪（毎日27日付）
「三つの捏造」認定 静岡地裁判決 死刑確定から44年
それでも壊れた袴田さんの心はいまだに薄闇の中。44年を支え続けた姉の秀子さんには本当に頭が下がる。だが、この判決に対する畝本直美検事総長の談話には、満腔の怒りを感じざるを得ない。
◎自民総裁に石破氏（朝日28日付）
決戦投票 高市氏を逆転 来月1日首相選出 衆院解散 今秋にも
◎新総裁 不安含みの船出（東京28日付）
裏金や旧統一教会再調査及び腰 「タカ派色」強い安倍政策を推進
この東京新聞の解説記事がかなり正確だったことが、後になってよく分かるようになる。
〈10月〉
◎石破内閣発足（朝日2日付）
戦後最短で解散・総選挙へ 地位協定改定に意欲
◎対米関係構築 持論が火種（毎日2日付）
地位協定改定「同盟強化につながる」
◎首相 目立つ言行不一致（東京3日付）
国民に判断材料➩ 最短で解散宣言
女性の参画確保➩ 閣僚は2人だけ
地位協定の改定➩ 具体的指示なし
だが発足早々から、石破氏は総裁選挙で約束したことをことごとく反故にしていく。間もなく支持率が急降下。それでも、10月27日に総選挙をと……。
◎元特捜主任検事を告発（東京5日付）
大阪の元社長「違法取り調べ指示」
不動産会社プレサンスコーポレーションの冤罪事件。怒鳴り散らして取り調べ相手を威嚇、その様子のビデオが12月に後半の場で公開されたが、それは凄まじいものだった。
◎裏金議員 一部は非公認（朝日7日付）
萩生田・高木氏ら 世論反発で一転 「不記載」比例重複認めず
総選挙で裏金議員も公認しようとしたが、猛烈な世論の反発に、さすがにそれだけは引っ込めた。この石破首相の迷走ぶりが、選挙結果に表れることになる。
◎被団協に平和賞（朝日12日付）
ノーベル委、被爆者たたえる 証言通じ「核廃絶へ尽力」
日本からの受賞 50年ぶり 高まる核リスクに警鐘
核廃絶を訴え続けてきた「日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）」の活動に、大きな関心が集まった。これは、唯一の被爆国日本がいまだに核拡散防止条約を批准せず、会議へのオブザーバー参加さえしていない状況への痛烈な批判とも受け取れる。
◎杉田水脈氏ら比例不出馬（東京12日付）
裏金非公認計15人 尾身、上杉氏も
とうとう…と思うが、どうも杉田は来年の参院選への鞍替えを狙っているようだ。そんなことを許すわけにはいかない！
◎高浜原発50年超え運転へ 国内初（東京17日付）
規制委 今後10年の規定認可 地元「慎重、丁寧な運転を」
ずるずると運転延長。原子炉や機器の経年劣化はほんとうに大丈夫なのか？
◎島耕作「辺野古抗議活動に日当」表現（朝日22日付）
これほど言い古されたデマを、今頃になってまた持ち出す弘兼憲史『社外取締役 島耕作』（「モーニング」 講談社）には呆れるしかない。抗議を受けて、編集部と弘兼氏は謝罪文を出したが、どうも奥歯にものが挟まったような。
◎「裏金非公認」に2000万円（毎日24日付）
自民、候補が代表の支部に
これは「しんぶん赤旗」が23日に報道したもので、毎日が後追い報道。これらによって世論が激高。間近に迫った総選挙で、自民に強烈なパンチをくらわすことになる。それにしても「しんぶん赤旗」の健闘ぶり、各紙とも見習うがいい。
◎自公 過半数割れ（朝日28日付）
なお、各紙とも同様の大見出し。結局、自民191議席、公明24議席で自公与党は計215議席という大惨敗。立憲は148議席、なんと国民民主が28議席と4倍増の躍進。またれいわも9議席獲得で台風の目に。少数与党の苦心惨憺の議会運営が始まる……。
◎陸自オスプレイ機体損傷（沖縄タイムス28日付）
与那国 離陸時、地面と接触
離陸時、機体が左右に揺れ左翼が地面に接触して損傷。乗員に怪我はなかったが、オスプレイの危険性がまたも露呈した。こんな危険物体が住民の頭上を日常的に飛び交う恐ろしさを、普天間基地周辺では連日感じているのだ。
◎女川2号機再稼働（東京30日付）
大震災 被災原発で初 長期停止リスク 避難計画不備
あの大震災の時、たった数十センチの差で浸水を免れた原発。それが避難計画が不備のまま運転再開へ。だがこれも、運転再開してたった6日目（11月3日）でトラブル。予定していた発送電を延期してしまった……。
〈11月〉
◎自民税調「103万円の壁」議論 幹部会合（毎日7日付）
ガソリン税や防衛増税も
「年末調整で直接補填」国民 具体策原案 自公と協議へ
国民民主が掲げた「103万円の壁」問題が、さっそく俎上に上がってきた。国民民主を取り込みたい自民が、どこまで譲歩できるかが焦点。
◎デブリ 初の取り出し 福島第一（朝日8日付）
成分分析し廃炉行程検討
11月7日、たった0.7グラムだがようやく取り出し成功。ただし、デブリは推定880トンもある。
◎衆院委員長ポスト 野党大幅増の12（朝日9日付）
国会運営、崩れる与党ペース
予算委員長 安住氏 憲法審会長 枝野氏
これまでの与党ペースの国会運営に、多少は変化が起きるかと期待はしているが……。
◎2015～24年「最も暑い夏」（毎日12日付）
世界気象機関発表
地球環境は確実に壊れてきている。ほんとうに戦争などしている場合ではないのだが。
◎兵庫県知事に斎藤氏再選（東京18日付）
告発文書問題 失職出直し
この結果には、さすがに驚いた人が多かった。ここでまたもSNS問題が浮上。さらにこの後、PR会社メルチュ社長や立花孝志問題が噴出。事態は大混乱のまま現在に至っている。かなりの刑事告発がなされていて、検察・警察の動きに注目が。
◎クルド人排斥デモ禁止（東京22日付）
さいたま地裁、初の仮処分
それでもヘイトデモを強行しようとしたヘイタ―たち。抗議の市民たちに阻止されて帰らざるを得なかった。
◎自民、企業献金禁止盛らず（朝日22日付）
政治改革案決定 政策活動費は廃止
何しろ政治献金が自民党の命綱。財界の走狗であることを隠しもしない。
◎先進国 資金拠出3倍（毎日24日付）
温暖化対策 途上国に年46兆円 COP29合意
国連気候変動枠組条約第29回締約国会議（COP29）で、なんとかこぎつけた合意。だが各国の思惑が入り乱れ、途上国側が求めた年1兆ドル（約155兆円）には遠く及ばなかった。しかも次期米大統領トランプ氏はまったく後ろ向き。暗雲立ち込める環境対策。
◎斎藤知事側記者会見（朝日28日付）
70万円は「正当な支払い」強調 PR会社社長投稿に「虚偽」主張
兵庫県知事選を取り仕切ってくれたPR会社メルチュ社長が書いたメモを全否定するという鉄面皮ぶり。さっさと協力者を切り捨てた。だがこの後、検察が告発状を受理。かなり追いつめられてきた。逮捕起訴もあるのか？
◎検事正、袴田さんに謝罪（毎日28日付）
静岡地検 頭下げ「犯人視せず」 捏造は「承服せず」 姉「私も巌も運命と」
きちんとした謝罪にはなっていない。「犯人視せず」とは微妙な言い回し。なお畝本直美検事総長はまったく謝罪の意思を示していない。検察の姿勢に疑問。それに引き換え姉・秀子さんの立派さ。
◎マイナ推進へ「廃止」一択（毎日30日付）
保険証移行 急いだ政府 「強制」批判で資格確認書
とにかく現行保険証を廃止してマイナ保険証への移行を強行する政府。河野太郎元デジタル相が国民の批判を鼻で笑ったツケが、ここにきて噴出。現行保険証とほとんど同じの「資格確認書」を発行するなら、なぜ現行保険証を廃止するのか、まるで訳が分からない。
〈12月〉
◎国民民主の「顔」離脱（毎日5日付）
「3カ月」参院選影響を意識
大躍進で政局の目になり鼻高々だった国民民主党玉木雄一郎代表が、週刊誌に不倫をすっぱ抜かれて認めざるを得なくなった。とりあえずの処分が「3カ月間の役職停止」というあぶくのような処分。それなのに政府との交渉や会見等を仕切る鉄面皮。「役職停止」とはそういう意味なのか？
◎日本の死刑「停止検討を」（朝日7日付）
国連特別報告者「非人道性」「国際法違反の疑い」通報
朝に告知・再審請求中…政府は反論 袴田さんの事件も背景か
世界中で「死刑存置国」はごくわずか。ここにも日本の後進性が見て取れる。
◎島根原発2号機再稼働（東京8日付）
13年ぶり、30キロ圏内に県庁 災害時司令塔機能に不安
全国で唯一、県庁所在地にある原発。万が一、県庁が機能不全に陥った場合、どこでどう調整するのかはまったく目途が立たないまま。
◎被団協へ祝意 でも核の傘重視（朝日11日付）
首相、核禁条約批准「極めて困難」
何が困難なものか、アメリカに振る尻尾がちぎれてしまうからじゃないか。これが唯一の被爆国の首相だから呆れるしかない。
◎都議会自民 裏金疑い（毎日11日付夕刊）
パー券収入不記載 常態化
つまり、自民党というのは上から下まで腐っていた…ということ。
◎防衛増税 26年4月から 政府案（毎日12日付）
法人・たばこ先行 所得は27年
所得税増税は反発が強いから1年遅れ？ ただそれだけのごまかし。
◎知事パワハラ「確証得られず」（毎日12日付）
兵庫県調査 通報、一部「公益性」認める
贈答品受け取り 是正へ県が指針
調査したのは「県公益通報委員会」。斎藤氏再選により、もう一歩踏み込めなかったように感じられるのは邪推か？
◎辺野古基地の建設費、1兆2千億円超に（沖縄タイムス12日付）
本紙が独自試算 防衛相の発表額を大幅に上回る
「検証 辺野古軟弱地盤」
防衛省が2019年に発表した9300億円を2700億円上回った。いつも少ない当初予算見積りを発表し、やがて増額していく。使用済み核燃料再処理工場とまるで同じ構図。軟弱地盤工事は遅々として進んでおらず、費用はまだまだ増える。
◎「受任論」を真っ向非難（東京12日付）
戦争被害 国民は等しく我慢 平和賞受賞 被団協・田中熙巳さん
「繰り返します。原爆死者への償い 政府はしていない」
田中さんはノーベル平和賞受賞記念演説で、予定になかったこの言葉を繰り返した。それほど日本政府への怒りと不信感は強かったのだ。
◎米兵に懲役5年（沖縄タイムス14日付）
少女を誘拐 性的暴行
那覇地裁判決 無罪主張退ける 被害者証言「信用できる」
昨年12月に起きた事件に、ようやく判決。これはプライバシー保護を理由に、県警も外務省も隠し続けてきたとして問題になった事件。
◎在沖米軍 グアム移転開始（毎日15日付）
先遣隊100人 基地集中緩和
2006年に米軍ロードマップに記載された海兵隊のグアム移転がやっと始まったが、その数わずか100人。2012年の日米安全保障協議委員会（2＋2）では9000人の海兵隊を日本国外へ移転させるとしていたのだが……。
◎政策活動費 全面廃止へ（朝日17日付）
自民、「公開工夫支出」削除 企業年金 年度内に結論
やっとひとつだけ自民も妥協。だが、どうあっても「企業・団体献金」だけは死守したい意向。「公開方法工夫支出」というこっぱずかしい造語だけはやっと削除。
◎政治改革3法 成立へ 衆院通過（朝日18日付）
野党提出案も 自公賛成
「すべての政治団体の政策活動費の廃止」「政治資金全般を監視する第三者機関を国会内に設置」「外国人によるパーティー券の購入禁止、政治資金収支報告書のデータベース化」の3法が成立。
◎原発「最大限活用」に転換（東京18日付）
政府、エネルギー基本計画原案発表 廃炉分新設認める
福島事故以来「可能な限り原発依存度を低減する」と記してきた文言をついに削除。政府は原発推進姿勢をあらわにした。たった10年余りであの過酷事故を忘れてしまう政府財界の頭はカネで埋まっているのだろう。「命より金」教の狂信者ども。
◎ホンダ・日産統合へ（毎日19日付）
持ち株会社設立 三菱自の合流も視野
EV車で完全に後れを取った日本の自動車業界。中でも特に日産の業績悪化はそうとう深刻。日本産業の要であった自動車業界も暗雲。打開策が統合？
◎PFAS横田立ち入りへ（東京20日付）
汚染水流出疑いで国など きょう米軍から現場説明
発がん性が強く疑われる有機フッ素化合物（PFAS）が米軍横田基地（東京）から漏れている疑いで、やっと基地内調査。だが、もっと深刻なはずの沖縄では米軍側の拒否と防衛省の判断で、立ち入り調査は行われないまま。
◎年収500万円で減税1万円（東京21日付）
与党税制大綱決定 「123万円の壁」明記 自公、国民と協議継続
「178万円」なら手取り13万円増 税収減 副作用も大
とりあえず協議継続で「123万円」に。国民民主はどうするのか？
◎再審制度見直し検討 法務省（東京21日付）
冤罪救済、世論踏まえ転換
袴田秀子さん期待「巌の48年を形に」
再審制度とともに、死刑制度そのものの再検討も必要だろう。
◎米兵性暴力許さない（沖縄タイムス23日付）
県民大会2500人怒りの抗議 再発防止へ決議
昨年12月24日発生の米兵による少女暴行事件。何度同じような事件が繰り返されるのか。この日、名護市、石垣市、宮古市、さらには東京などでも多くの市民が集まって怒りの集会が開かれた。米軍への抗議、日本政府の無策、怒りは頂点へ。
もうじき新年。
2025年こそ、もっと楽しい記事満載で終わりたいものです。
それではみなさん、何はともあれ、良いお年を！
