新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

日本の憲法に合わなかったら、政府を”変えればよい

2020年05月03日 11時53分40秒 | 憲法改悪

連日のコロナ禍関連ニュースに対して、ある人が「そんなニュースを見すぎると精神がおかしくなってしまう」と言っていたが、ファクトチェックされていない政府発表の様々な数値や小池百合子が発するメッセージ(横文字キャッチフレーズ)に食傷気味で辟易していたので、わかりやすい短いこんなメッセージならば健康に害は与えないかもしれない。
 
青年法律家協会のあいち支部の平松清志弁護士が、コロナに関しての「いろは川柳」を作り弁護士仲間に広げていた。
 

平松清志です。
地元の9条の会(野田・荒子9条の会)の定例街宣も世情に鑑みて中止となったので、代わりにブログで宣伝しようと、暇に任せていろは川柳を作ってみました。
 
 いつまでも続く「瀬戸際」「正念場」
 ロックダウン街が死んでるオレも死ぬ
 橋下は微熱だけでも検査受け
 ニッポンはもはや先進国じゃない
 防護服足りずに代用?雨合羽
 変だよね 検察人事と 安倍政権
と トランプと安倍が愚かさ競ってる
 ちょっと待て 不要不急の 悪法案
 理屈なし その場限りのやったふり
 布マスク400億の無駄遣い
 留守番の子どもを襲う侵入者
 ヲタクらはランサーズからの回し者?
 ワクチンができなきゃ続くパンデミック
 閣僚もアベノマスクは着けてない
 4日間待ってコロリと逝くコロナ
 台湾と韓国 先に収束よ
 蓮舫や辻元disるデマ右翼
 葬式もまともに出せぬ感染者
 too late too littleだよ政府案
 ネトウヨのヘイトスピーチ許すまじ
 なんで今 オリンピックに固執する?
 ランドセル背負うことなく夏は来ぬ
 無理だよね 電車でソーシャルディスタンス
 ウソばかり大本営発表NHK
 ヰ(ウィ)ルスに感謝捧げる安倍昭恵
 能天気 アベは自宅で猫を抱き
 怖ろしや院内感染続々と
 クラスター追えど探せど患者増え
 雇い止め、首切り続くコロナ不況
 まだ辞めぬ河井夫婦は雲隠れ
 憲法を知らぬ首相の暴走だ
 ファシズムの音が聞える緊急権
 国難はお前だ無能安倍政権
 依怙贔屓はびこる国は破滅する
 テレワークできぬ現場だ 俺たちは
あ 安倍辞めろ麻生も辞めろ菅辞めろ
 三密を避けられないよ保育所は
 記者会見 台本ありきの朗読会
 行き場なし DV被害者 増え続け
 目に見えぬ敵は見ぬふり「専門家」
 身に迫る医療崩壊 無策ゆえ
し しばらくはステイホームだ ひきこもり
 ヱ(ウェ)ブ会議 やりたいけれど どうやるの?
 PCRやらなきゃ増えぬ感染者
 モリカケも桜も辺野古も忘れない
 世界中物笑いだぜゴミマスク
 スシローも岩田明子も見たくない
 んだどもさ なじょして死んだ 志村けん

 
さて、見逃していたこんな記事も看過できない内容である。
 

 
辺野古の護岸工事、完成前に打ち切り 支払い302億円

「設計変更後の工事では護岸の位置がかわるため、改めて工事が必要になる。公金が二重に支出される可能性について、防衛省は取材に『事業全体を進める上で必要な作業が実施されており、作業実績などに応じて経費が支払われた」として、6件の工事に対する支払いに問題はなく、無駄な支出にはあたらないと説明。設計変更後の新たな契約は「今後検討を行うことから、お答えすることは困難』」と一般常識では通用しない回答をしていたという。
 
ボーリング調査で地質を確認している最中に契約を結んで工事を始めたことや、軟弱地盤が判明した後もそのまま工事を進めたことは、通常の公共工事では考えられない進め方だ。設計変更によって護岸の配置がかわれば、これまでの工事で無駄になるものは当然出てくるだろう。公金の二重支出となり、公金が海を汚すためだけに使われたとの批判も免れず、一連の経緯は厳しく検証されねばならない。」という 元会計検査院局長の有川博・日大客員教授の指摘は至極もっともである。 
 
要するに国民から巻き上げた税金は政権の思うままに使ってもよいというのが安倍政権のスタンスなのであろう。
 
さて、5月のGW中での大きな国民的なイベントである「メーデー」も「憲法集会」も、今年は中止に追い込まれた。
 
確かに数万人規模の人が集まり、長いデモ行進したり、芝生の上にやはり数万人もの人たちがひしめき合って座って登壇者の話を聞くという行為は、現在の御時世では許されないであろう。
 
だからと言って、「憲法記念日」を忘れてもよいというわけではない。
 
コロナ下の安倍政権 憲法に従い国民守る覚悟を」と朝日新聞「社説」に戒められていた安倍晋三は、「安倍首相、緊急事態条項「国会で議論を」=憲法記念日でメッセージ」との記事によれば、昨年同様、性懲りもなくこんなメッセージを発するという。
 
「緊急事態に国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきか。そのことを憲法にどのように位置付けるかは、極めて重く大切な課題だ」
「たやすい道ではないが必ずや成し遂げる。決意に揺らぎは全くない」
「自衛隊の存在を憲法上、明確に位置付けることが必要だ」
 
まさに絵にかいたような「火事場の大ドロボー」である。
 
「危機感ゼロだったのに」、「『非常時』とは口実だ」、「法律で対応は可能だ」と、東京新聞「社説」では、ズバリ「憲法記念日に考える コロナ改憲論の不見識」と切り捨てていた。
 
<新型コロナ>緊急事態を強調、改憲狙う自民 「条項」国会関与なく私権制限」(東京新聞)
   

                         【東京新聞より】
 
ところで、憲法を擬人化した一人芝居「憲法くん」を長年演じるコメディアンの松元ヒロがわかりやすい、強烈なカウンターパンチを放っていた。 
 
<成立時の理想を忘れないで 一人芝居「憲法くん」を演じ続けるコメディアン・松元ヒロさん>
 2020年5月3日 東京新聞
◆憲法は国民が国を縛るもの
 「こんにちは、憲法です。5月3日で73歳になります。でも、変なうわさを耳にしたのですが、本当ですか? 今の総理大臣が私をリストラするって話」
 こんなふうに憲法になりきるネタ「憲法くん」を始めて23年。憲法記念日には必ずどこかで演じていたんです。今年は新型コロナウイルスの影響で延期になってしまいました。
 今のような状態だとみんな憲法のことなんて忘れてしまう。「家にいろ。まずは命だ。黙れ」と。でも命を守るために何をやってもいいわけじゃない。憲法は国民が国を縛るもの。税金だって私たちが国に預けている。憲法を持つ僕たちは「自粛するからお金を出せ」と政府に言える。空気を読んでそれを言わなくなったら本当に危ない。
◆現実を理想に近づける努力こそ必要
 「憲法くん」は7分間の短いネタです。僕は半年に1回、ネタを全部新しくするんですけど、なぜか憲法くんだけは、ずっとリクエストが絶えません。
 いつも演じる前に話すんですけど、憲法を単なる法律の親玉だと思っている人が多いんですよ。でも、私たちが私たちを縛る法律と、主権者である私たち国民が国を縛る憲法では、種類が違うんですよね。
 「私たちが国会でいろいろ決めたいけど忙しいよね。ちょっと君、暇? 悪いけど国会に行ってくれるか」。そういう人が国会議員です。「本当はみんなで集めたお金を近所を回って配って助け合いたいけど、私たちは忙しい。だから、おまえたちに預けておくからな」。それが税金です。
 「もっと肝心なこと書いとくわ。天皇陛下から国会議員、国家公務員、俺たちの税金で国の仕事をしている連中はこの憲法をピシッと守るんだ。99条。守れよ!」。これが憲法ですよね。
 最後はこんな感じです。「どうして私を変えるんですかって聞いたら、現実に合わないからって言われたんですよ。でも現実を理想に近づけるように努力するんじゃなかったですか」。そして「これが私の理想ですよね」と、憲法の前文を「日本国民は、正当に選挙された~」ってずっと話すんです。
◆崇高な「憲法くん」が乗り移ってくる
 前文は般若心経みたいに最初、意味も分からずしゃべってましたが、ずっとやってると分かってくる。本当に崇高な理想が書いてあるんです。正しい言葉をしゃべっていると自分の心も浄化されて、そうなりたいっていう気持ちになる。憲法が自分に乗り移ってくるんですよ。
 (落語家の)立川談志師匠が亡くなる少し前に「昨日やった『芝浜』はすごかったらしいですね」と話し掛けたら「違うんだ。あれは俺が言ったんじゃないんだ。登場人物が勝手にしゃべり始めたんだよ」って言われたことがあります。僕も憲法くんになりきると、去年聞いた人にも「もう一回聞いてください。忘れてませんか?」という気持ちでしゃべれるんです。
◆空気変わり…苦渋のライブ中止
 その憲法くんも、最近は演じられていません。新型コロナの影響で、仕事はほぼキャンセル。4月初めのソロライブが最後の仕事でした。今はずっと家にいます。
 2月に安倍晋三首相がイベントの自粛とか言いだした時は「何やってるんだ」って頭にきちゃって、ソロライブで批判するつもりだったんですよ。今まで政府が市民の要請をまともに聞いたためしがないのに、政府から言われても聞くもんかって。それが、だんだん空気が変わってきた。うちのかみさんも「もう反発とかいう状況じゃない」と言うし。だからネタをつくるのに苦しみました。
 ソロライブは、4日間の公演を2日で中止にしました。苦渋の選択でした。「やってほしい」という人もたくさんいましたし。会場のホールには4日分の使用料を事前に払っていたので損害も相当なんですよ。
◆権力者の悪口を言わない風土?
 今はしゃべる場がないんです。この状況をネタにできない悔しさがあります。日本では、テレビで政治的なネタはカットされてしまう。米国では新型コロナで大変な状況なのに、トランプ大統領の悪口を言うコメディアンがちゃんとテレビに出ているっていう。日本じゃちょっと考えられないですよね。
 前にドイツ人の方に言われたことがあります。「イギリスでは王室ネタは当たり前で、米国では必ず大統領の悪口を言う。でも日本に来たら誰も総理大臣の悪口を言わない。ヒロさんがいきなり出てきて総理の悪口を言ったから、ドイツのコメディアンを思い出して泣きそうになっちゃった」と。やっぱり風土が違うのかもしれない。
◆コロナと「戦う」というならそれなりの“武器”予算を
 僕たちのような「お笑い」ができなくなる世の中になると、戦争に近づくんですよ。戦時って必ず「まじめにやれ」となりますから。実際に「なんでこんな時にライブをやったんだ」という人もいました。2月にお客さんと撮った写真を公開した時も「マスクしていない人がいる」とツイッターで攻撃的な批判が来ました。
 政府は「自粛しろ」と言っても「補償」はしない。新型コロナとの「戦い」とかやたらと言うんなら、オスプレイとかイージス・アショアとか(新たな防衛装備品を)買うお金をそのために使えよって思う。僕はよく「平和を食い物にしている」なんて言われますけど、戦争を食い物にする人よりマシだと思っているんですよ。
◆私権の制限…戦争に向かう雰囲気
 今は緊急事態宣言が出されていて、私権の制限を強めることもできます。これがそのまんま戦争に向かうような雰囲気というか、何か怖い感じがしますね。
◆良いものは「押しつけ」とは言わぬ
 憲法は米国に「押しつけられた」という人もいます。でも良いものをもらった時に「押しつけられた」って言いますか。芸人で一番わかりやすい例はご祝儀です。僕は今までご祝儀をもらって押しつけられたって思ったことは一回もないですから。
 同じものをずっと使っているからそろそろ変えようじゃなくて、良いものは良い。普遍的なものがあると思うんですよね。憲法は主権者である一人一人を大事にしている。だから社会も大事にするし、世界も大事にする。基本が揺らいでない。23年ネタをやってきて、疑問を持ったことがない。どんどん憲法がすてきなものに思えてくるんですよ。
 ライブではいつもこう話します。「この危ない時代だからこそ、憲法が必要だと思うんですよ。主権者である私たち国民が国を縛る憲法って言うんだったら、主権者の私たちがこう言えばいいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』。会場からワーッと拍手が来るんですよ。

 
「主権者である私たち国民が国を縛る憲法」ということをなかなか理解できない国民も決して少なくない。
 
縛られるべき国の最高責任者が「今の時代に憲法が合わない」と言うならば、そんな最高権力者は国民が必要としていないということを、国民が声を大にして言い続けなければならない、とオジサンは思う。 

 

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