新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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病に侵されたプーチンは早く隔離すべし

2022年03月11日 11時58分29秒 | 戦争と歴史

毎年、ある大きな事件や災害が起きた月日にメディアは特集記事や社説で当時を振り返る内容を伝えることが習わしになっている。
 
犯罪事件などは被害者と加害者が明確になっていれば、時の経過とともにニュースバリュは薄れて取り上げられることは少ない。
 
自然災害の場合や被害や被災状況が甚大で復旧・復興に時間がかかる場合は毎年取り上げられる。
 
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」は地震による大津波による多くの死者が発生したことと、その津波により全電源喪失が発生し結果的に大爆発をして大気中に大量の放射性物質を拡散し汚染した「福島第一原発大事故」による「原発震災」の2つがほぼ同時に発生したものであった。
 
朝刊の在京メディアの社説を見比べてみた。
 
最大販売数を誇る讀賣新聞はスルー状態であった。
 
政権擁護紙といわれている産経新聞は、「東日本大震災11年 伝え続ける意思を新たに 注意報で『全員避難』検討を」という社説で、「鎮魂の日である」 として津波による死者数や行方不明者数、震災関連死者数などを列挙するのみで、原発に関する記述は、驚くことに、「東京電力福島第1原子力発電所は、津波により全ての電源を喪失し過酷事故にいたった。」という一文で済ませていた。
 
根本原因を探れば昔の自民党の原発推進政策に及び、かつ東電関係者への訴訟も決着がついていないことからの配慮なのであろう。
 
毎日新聞社説は、「東日本大震災の教訓 官民で継承する仕組みを」と、原発事故に関しては無視した復興記事であった。
 


と指摘されていた朝日新聞の社説は、「(社説)東日本大震災から11年 福島の復興進めるためには」と題して、原発事故による「風評被害」や「処理水」処理問題、さらには「廃炉」の最終形示せと結んでいた。
 
先のツイートで指摘されていた東京新聞の社説では、「<社説>3・11から11年 廃炉への道のり はるか」と題して、徹底的に原発事故の後処理問題に集中していた。
 
東京電力による福島第一原発廃炉への「中長期ロードマップ(工程表)」では、当時の政府が事故の「収束」を宣言した2011年12月から遅くとも40年で、すべての工程を終えることになっています。
 事故発生から11年、東電が廃炉作業の最難関と位置付ける燃料デブリの試験的な取り出しを、ようやく年内に、2号機から始めることになりました。
 デブリとは、溶け落ちた核燃料が炉内のがれきと混ざり合い、冷えて固まったもののこと。濃度の高い放射性物質の塊です。
◆デブリは除去できるか
 複数の事故原発の廃炉、解体は史上例がなく、必要な機材も破壊の状況に合わせてゼロから設計、製作しなければなりません。
 爆発で建屋が崩れ落ちた1号機、建屋は健全な2号機、上部が吹き飛んだ3号機、状態はそれぞれに異なります。
 2号機の試験作業には、全長22メートル、重さ4.6トンという英国製のロボットアームを用います。
 本来、昨年中に始める予定だったのですが、コロナ禍で製造や輸送がままならず、1年遅れになりました。今は国内の施設で性能試験および操作の訓練中。原子炉側面に開けた穴に“腕"を差し入れ、わずか数グラムの粉末を真空容器に採取して、その性状を確かめます。
 2号機内のデブリは推定約200トン。3基で計880トンと推計されています。今後約30年、1日あたり80キロずつ取り出さなければなりません。実現可能な数字でしょうか。
 このようにデブリの取り出し一つとっても、気の遠くなるような険しい道のりです。たとえ工程表通りに廃炉を完了することができたとしても、莫大(ばくだい)な費用がかかります。
 ロシアによるウクライナの原発に対する攻撃が世界を震撼(しんかん)させる中、とてつもなく危険で、お金がかかる原発という施設のやっかいさ、原発を持つことの恐ろしさについて、あらためて考えずにはいられません。
 原発事故の収束費用は約22兆円、このうち東電負担の廃炉費用は8兆円と見積もられてはいるものの、取り出したデブリや解体で生じる廃棄物の処分費用などは、含まれません。
 実際いくらかかるのか。東電に尋ねると、「何をもって『廃炉』とするのか、その最終形が決まっておらず、明確にお答えするのは難しい」との回答でした。
 通常は、運転を終了した原発を解体、撤去し、廃棄物を処理して更地にするまでが「廃炉」です。
 ところが東電の工程表をよく見ると、「使用済み燃料の取り出し開始まで」を第一期、「デブリの取り出し開始まで」を第二期としてはいるものの、それ以降、「廃止措置(廃炉)完了まで」の第三期に関しては、作業開始から「30〜40年後」と期限が切られているだけで、具体的に何をするかが書かれていない。11年たってなお、何をすべきか、いくらかかるか、決められずにいるのです。
 福島と同じ「レベル7」の爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発について、ウクライナ議会は事故発生から12年後の1998年に「チェルノブイリ廃炉法」を制定し、「デブリを取り出して敷地を環境上安全な状態にする」と廃炉のゴールを定めた上で、工期を約100年としています。
◆40年は無理、100年スパン
 東電の工程表を現在の技術レベルに照らして見る限り、今後30年足らずのうちに、跡地や地域を「安全な状態」にできるとは思えません。
 原子力資料情報室の伴英幸共同代表は「40年廃炉は無理。100年、200年という長いスパンで考えるべきだと思う。例えば『石棺方式』といいますか、建屋を丸ごとコンクリートで封じ込め、冷却し、放射線が減衰するのを待ちながら技術開発を進めていくという道筋も考えられる」と、別の選択肢を示します。
 地域、ひいては、この国の未来にかかわる問題です。いずれにしても、工程表を書き換えなければならなくなるのは確かでしょう。

事件発生以降、「原発震災」と位置づけ、津波被害による死者とは別に、継続的に「原発関連死」をこの間追い続けてきたメディアならではであろう。
 
それにしても、  完全廃炉まで100年スパンという考えは、当時の「原発安全神話」の虜になった連中には想像もしなかったことであろう。
 
今でもいわゆる「原子力ムラ」出身者は、「原発再稼働は『いかなる事情より安全性最優先』で着実に=萩生田経産相」とほざくのだが、コヤツの頭の中には未来永劫原発が稼働し、廃炉の時期には自分たちは生きてはいないからと思っているに違いないのである。
 
さて、福島第一原発の大爆発事故より先に大事故を起こしヨーロッパの諸国に被害をもたらしたチェルノブイリ原発があるウクライナでは、現地からの報道ではあたかも「無差別殺戮」が行われているらしい。
 
ロシア軍がウクライナの産科小児科病院を空爆 子どもら3人死亡 WHO『病院や救急車に攻撃、急増』」 
 
これに関しては、「ラブロフ外相『ロシアは攻撃していない』外相会談“物別れ” 化学兵器使用の懸念も」という始末。
 
ロシアのウクライナ進行に伴う戦争被害状況は「映像」とフェイクニュースが飛び交い、日本では正確な事実の把握が困難なのだが、少なくともロシア軍部の独走ではなくプーチン大統領の命令の下で行われていることは確かであろう。
 
そのプーチンの言動にかんしても様々な憶測が.飛び交っている。
 
【動画】プーチン「パーキンソン病説」が再浮上」(Newsweek
 

<ロシアのウクライナ侵攻には世界中が驚き、プーチン大統領の精神状態を疑う声も多い>
ある看護師が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にパーキンソン病の症状があるかどうかを推測する動画を投稿し、話題になっている。プーチンは過去にもパーキンソン病を疑われ、辞任の噂が流れたことがある。
ハウス・オブ・ペティー(Haus of Petty)またはマッスルズ・アンド・ナーシング(@musclesandnursing)として知られるこのユーザーは3月6日、プーチンに関する推測をTikTok(ティックトック)に投稿。この動画は200万回再生され、4200のコメントが寄せられた。
「看護師や医療従事者の皆さん、これから1つの動画を紹介しよう。これを見れば、私たちが恐れるべき理由がわかる」と、この看護師は語り掛ける。
2月24日にウクライナへの本格的な侵攻が始まってから、世界の目がプーチンに注がれている。これまでに少なくとも200万人がウクライナを脱出し、1000人以上の民間人が命を落とした。短期間にこれほど大量の難民が出たのは、第2次世界大戦以来だ。核兵器使用の可能性にまで言及してNATOを威嚇するプーチンの精神状態についても様々な憶測が飛び交っている。
看護師の言葉の後、プーチンの動画が表れる。プーチンがある男性に歩み寄り握手をする場面だが、右足を少し引きずり、歩くのに苦労しているように見える。
「私は看護師なので診断はできないが、パーキンソン病と脳卒中は見ればわかる」と、投稿者の看護師は語る。「パーキンソン病患者は、そうでない人より認知症を発症しやすい」
■判断力に問題が出る場合も
パーキンソン病は、体の動きに影響を及ぼす神経変性疾患で、通常は片側に症状が出る。米メイヨー・クリニックによれば、症状は徐々に進行し、小さな震えが手や指から始まることが多い。
パーキンソン病が進行すると、腕や脚がこわばるほか、まばたきをする、歩く時に腕を振るといった無意識の動作が減少し、動作が遅くなるのが一般的だ。手書きの文字、発話、バランスなどに変化がみられるほか、姿勢も前かがみになる。
この看護師はまた、プーチンの「右脚の使い方」、地面から持ち上げたときにピクッと動く様子から、脳卒中にともなう血管性認知症を患っている疑いもあると述べる。
血管性認知症は、初期に推論力や判断力に問題を起こし、後に記憶力が低下することが知られている。
「認知症の人は、自分の認知症を隠すのがとても上手だ」と、看護師は続ける。だが、やがて認知症が進行すると、症状を隠すことができなくなるという。
「プーチンがやっていることを見ても、精神的に不安定なのはわかる。そして彼は核のボタンを握っている」
このTikTok動画は拡散され、何千人ものユーザーがコメントを寄せた。その多くが、以下の通りプーチンに関する独自の推測を披露している。
・「私は以前、パーキンソン病の患者を担当していたが、あなたの言う通りだ。レビー小体型認知症の可能性もある」
・「義父は脳卒中で倒れ、血管性認知症になった。私たちはナイフを隠さなければならなかった。もしこれが本当であれば、とても怖いことだ」
・「プーチンは自分の終わりを予感していて、歴史に名前を残したがっていると夫は言うのだが、それを裏付ける動画だ」
・「私はリハビリの仕事をしていたが、全くその通りだ」「歩き方も、体の支え方も同じだ。プーチンから核のボタンを取り上げたほうがいい」
(翻訳:ガリレオ)
 
Gravitas: Does Vladimir Putin have Parkinson's? 

 
武器不足、兵士不足のウクライナにとっては西側諸国の物心両面の援助は、「鬼に金棒」となるのだが、上記の記事が事実ならば、ウクライナにとっては「プーチンに核のボタン」という最悪の状態となり、病の患者は早く隔離しなければならない、とオジサンは思う。 
    
      

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