先日、突然オジサンより9歳年下の従弟から手紙が届いた。
彼の弟が大腸がんで今年の4月に亡くなったとの事故報告であった。
一昨年春に体調不良から急遽手術を受けたらしいのだが、すでに大腸がんのステージⅣという診断だった。
その後は抗がん剤治療をを続けながら職場復帰し日常生活も問題なく送っていたのだが、今年の正月から体調が悪化し兄が母と住んでいる実家に戻り在宅での緩和ケアを受けていたがその甲斐なく兄夫婦に看取られて59歳の生涯を終えたということだった。
彼は亡父の遺伝からなのか競馬が大好きで毎年夏休みには北海道に赴き、引退した名馬を見るのが年中行事の1つだったという。
特に「歴史的名馬」といわれたディープインパクトの大ファンだったらしく、引退後も見に行ったらしい。
歴史的名馬のいわれは、2005年(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)、2006年(春の天皇賞・宝塚記念ジャパンC・有馬記念)と史上2頭目となるクラシック3冠制覇を無敗で達成しているからであった。
武豊「これ以上強い馬がいるのか」ディープインパクト【天皇賞(春)2006】
たまたま朝刊の記事に、昨日の阪神4日目の11R 秋華賞で「アカイトリノムスメ」、漢字で書けば「赤い鳥の娘」となり、変わった名前だと調べてみたら、どうやらディープインパクトの血統ということがわかり、ディープインパクトも2019年に安楽死され、今年亡くなった先の彼が最初の手術を受けた頃であったにも何かの縁だったのかもしれないと思った次第。
さて、総選挙の公示が明日に迫ってきた。
各党の候補者もほぼ出そろい、町のいたるところには選挙用の候補者ポスターが貼られる個所ができている。
とはいっても、相変わらずメディアは自民党総裁選のような盛り上がりを演出していないようで、NHKでは自民党の甘利明幹事長に、こんな方言を放置していた。
#日曜討論
— Tad (@TadTwi2011) October 17, 2021
甘利幹事長「消費税の使い道は社会保障に限定されている」 pic.twitter.com/7thSxCL2DY
消費税は社会保障に一部(16パーセント)しか使われていないのは誰でも知っているにもかかわらず、平然といつまでも国民を騙せると思うのは大間違いであろう。
あたかも消費税の存在が当たり前みたいになっていますけど、日本国憲法が施行されて以降、消費税が存在しなかった期間の方が長いですからね。しかも「社会保障財源」として導入された訳ではありません。時間をかけて何でも既成事実化し、市民を騙してきたのが自民党政権です。最早決別の時です。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) October 17, 2021
ところで、自民党が、特に最近では安倍晋三が野党共闘を「談合」とかいって批判していることは、小選挙区で本格的に野党共闘により統一候補になれば得票数で過去の自民党の当選者の得票数を上回る選挙区が格段に増える可能性に危機感を覚えていることは言うまでもない。
しかし統一候補と一口で言ってもそう簡単ではないのは言うまでもないのだが、早い話が維新を除く野党候補が同一の選挙区から複数予定されている場合は、どの党が自分たちの公認候補を取り下げるのか、という話になりうまく他の選挙区への転出とか、比例ブロックへの変更とかがスムーズにいけばなんら問題はない。
実際は、野党間での選挙区のバーターがうまくいかず、複数候補になっている選挙区もある。
それは各野党のトップの力量によるものなのだが、最近は、あの「お騒がせ太郎」の選挙区問題で、こんなことを言っていた決して若くはない落語家がいた。
「立憲民主党の選挙センスのなさ 野党にいる『剛腕』に頼ったらどうでしょうか」
「山本太郎が東京8区からの出馬を断念」のニュースを見て立憲民主党の選挙センスのなさにはホトホト呆れました。 100人ほどのデモだか屋外集会だか知りませんが「地元で地道に頑張ってた人をないがしろにするな!」と抗議を受けたら途端に萎縮。「困惑している」という他人事のような党首のコメント。石原伸晃はホッとしたでしょうね。今回の選挙もご当選おめでとうございます。 山本太郎はこれからどこか他の選挙区から出るのでしょうが、今回重要だったのは東京8区という場所です。相手は10回連続当選の強豪。そこに野党統一候補の山本太郎が出れば今回の衆院選一番の注目選挙区。しかも杉並区ならテレビのキー局も近くて取材に行きやすいため連日報道することでしょう。 報道となれば山本太郎の演説も当然時間多めに放送されるはず。現在はSNSぐらいでしか見ることのない山本太郎の演説が全国放送されれば、どれほどの効果があったことでしょう。ヤジがあれば、そのヤジも拾って説明をする機転。弱者に向けての政治を変えればあなたの生活も変わると訴えられる情熱。放送時間がそれほど長くなかったとしても全国の有権者に今の政治を変える希望を与える演説だと思いますよ。ただこれは東京の選挙区でなければ、強敵相手の野党共闘の象徴でなければできなかったんです。今回も野党は勝てませんね。いやわざと勝たずに野党第1党の党首の座にしがみつきたいんじゃないかとさえ私は疑ってますよ、枝野さん。東京8区の当選ラインが1000票くらいなら100人の声にも耳を傾けなければなりませんが、いつも選挙に行かない層や自民党に不満を持った無党派層の票を獲得しなければ勝てない今回の選挙で、あまりにも選挙戦術が稚拙ですよ。 そうそう、そういえば昔自民党で幹事長をやってて抜群に選挙を勝たせられる政治家が幸いにも野党にいるので、その方の「剛腕」に頼ったらどうでしょうか。過去政権交代をその方の力で成し遂げたことを忘れてるみたいですけど。 |
コヤツは小沢一郎を念頭に言っているのだが、今回の8区関連では裏でチャンと小沢一郎が暗躍していたことを知らないらしい。
さらに小沢一郎は民主党による政権交代をしたあとは、幹事長室を作り権力を集中していたということを覚えていないらしい。
短命に終わるような政権交代をしたら、国民の怨念が再び聞こえてくるかもしれない。
こんな落語家の声に対しては、やはり野党第一党の枝野幸雄にたいする不満があるようである。
立憲民主党の選挙センスのなさ 野党にいる「剛腕」に頼ったらどうでしょうか https://t.co/t8cNRDhGOr #日刊ゲンダイDIGITAL
— narihira1125(李花 業平/りか なりひら) (@narihira1125) October 16, 2021
鬼丸さん「いやわざと勝たずに野党第1党の党首の座にしがみつきたいんじゃないかとさえ私は疑ってますよ、枝野さん。」
ですね
— 弥々 (@twtneko) October 16, 2021
ナーバスな時期だし、野党共闘の足を引っ張りたくないから、口を噤んでいるけど…
枝野さんは、そう思われても当然かと…
そうでないとしたら、政治センス悪すぎです
山本太郎は、比例代表東京ブロックに…https://t.co/TAGhoeQOPq
枝野では勝てない https://t.co/QPrad98y0f
— 諸行無常 (@kukaiwestla) October 15, 2021
私もそう思います https://t.co/vzlxxDshGM
— まーみん (@marming5963) October 16, 2021
まあ、野党支持者の中にも枝野批判は決して少なくはないのだが、こんな冷静な声もある。
その「剛腕」とやらが先走ったせいで、こういう状況になってるんだけど 小沢グループによる自作自演の野党乗っ取りがミエミエなんだよなぁ そんなに野党第一党になりたいのであれば、自分らで旗揚げして一から政党を育てれば良いのだ・・・少なくとも、曲がりなりにも枝野はそれをやってのけたよ それが出来てない以上は、小沢も山本太郎も枝野に劣るのだ、という事でもある とくに、小沢は何をしてたの? 彼は、時間的にも地盤的にも、枝野より遥かに恵まれていたわけだが? |
もうあと2週間!! 四の五の言ってもしょうがない。 この選挙区とこの布陣で、闘いましょう‼!最善を。 枝野さんがどうしたと、あと2週間で言ってもしょうがないですよ? 立民の党首は今枝野さん。 これが事実。 そうして相手は「最悪」の菅ではなく、話が長い、間延びの岸田・・。 スガ―リンよりは、かなりやりにくい相手(河野よりはまし?) 吉田候補の支持者が、デモで太郎を廃除したことが 「吉」と出るように、頑張りましょうよ皆さん。 安倍=麻生=甘利=岸田で、このままでいいわけがない 吉田候補にノビテルの首を取ってもらい・・ 太郎さんは比例トップで国会へカムバック!! まずはここから、北海道は12区中、8区は野党がとれそうです。 |
「衆院選、比例自民29%・立民9% 共同通信トレンド調査」によると、平均的な国民の動向がよくわかる気がする。
岸田政権が安倍、菅両政権の路線を転換するべきが68.9%なのだが、それにもかかわらず、比例代表の投票先は自民党29.6%が最も多く、2位の立憲民主党9.7%である。
さらに特徴的なのは、望ましい選挙結果を尋ねると「与党と野党の勢力が伯仲する」が45.2%で最も多く、「与党が野党を上回る」は36.3%。「与党と野党が逆転する」は13.9%にとどまった。
単純に見れば、「政権交代を望んでいる有権者は半数どころか2割もいないということになる。
なぜならばこの2年余りのコロナ禍の影響で非正規雇用者や母子家庭たちの収入の激減により、経済政策では、不思議と「分配重視」より「どちらかといえば」を含め「成長重視」が計57.2%っという結果であった。
政党支持は自民49.1%なのだが、「与党と野党の勢力が伯仲する」状態ですぐには政権交代を望んでいないように見える。
それは、2009年の民主党による政権交代という大きな国民的なうねりがなく、かつコロナ禍により、新型コロナウイルスの感染症対策と経済対策のバランスでは、やはり「感染症対策を優先する」が計60.1%、であり、これは一時金などの給付ではなく根本的な経済の回復がなければ雇用も回復しないと肌で感じているからであろう。
当面は、与野党の緊張感を持たすためには、今回の衆院選に「大いに」「ある程度」を合わせ「関心がある」のは計69.6%の有権者が投票所に行くことが最も重要である、とオジサンは思う。