新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

国会はいつまで小学生レベルの答弁を放置するのか

2019年11月07日 11時54分04秒 | マスメディア

先月末に、「政権トップが腐ってくれば県知事にまで腐臭が漂う」とのつぶやきの最後で、「森田千葉県知事に危機意識ゼロ 災害対策10年ホッタラカシ」という記事を引用し、森田健作千葉県知事の無能ぶりを明らかにした。  

そして、今度は公私混同ぶりがまたもや「文春砲」で明らかになった。

<森田健作千葉県知事 台風被害の最中に「公用車で別荘」疑惑が浮上>
週刊文春 2019年11月14日号
 相次ぐ台風によって甚大な被害が出ている千葉県。過去最強クラスの台風15号が猛威をふるっていた9月10日、森田健作知事(69)が被害対策にあたらず、県北東部の芝山町にある自身の別荘に公用車で訪れていた疑惑が浮上した。
 前日の9日未明、台風15号は千葉県を直撃。深刻な被害が明らかになる中、9日は平日にもかかわらず、登庁せず知事公舎で「情報収集」にあたっていた森田知事。翌10日、県庁ではようやく午前9時過ぎに災害対策本部が設置されたが、午後3時前、森田氏は公用車に乗り込み、県庁から姿を消した。
「県議会でも10日の公用車の走行記録を疑問視する声が上がりました。県の秘書課の回答は『知事が被災地を私的に見たいと考え、指示を受けた場所に知事を送り届けた。コンビニで知事を降ろして県庁に戻り、知事は自分が用意した車で富里市方面を視察して回った』というものでした」(県政担当記者)
「週刊文春」取材班は、森田知事が視察したとされる富里市の全市議18人と市長に確認したが、回答を得られなかった2人を除き、誰も視察の事実を把握していなかった。
 一方、富里市の隣にある芝山町には、森田氏の別荘があるが、芝山町議は匿名を条件にこう証言した。
「近所の人が『10日は多分(知事が)帰って来ていたよ』と言っていた。知事が来ていると、SPみたいな人が家の前にいるからすぐに分かるという。10日もそれらしき人がいたから、知事も来ていたという話になっていた」

  
   【別荘は約600平方メートルの敷地に立つ c文藝春秋】

 さらに「週刊文春」取材班が、情報公開請求で公用車のETC記録や、運転手が記した「庁用自動車等運転日誌」を入手し、検証したところ、公用車がインターチェンジを通過した時間、走行距離などから、森田氏が公用車で別荘を訪れていた可能性が極めて高いことが読み取れた。
 11月3日、農水関係者との意見交換会に出席した森田氏を直撃した。
――9月10日は芝山町の自宅を見に行ったのでは。
「あのー、ずーっと、視察をしていました」
――どのあたりを?
「それはあの……」
 その後、質問に答えずエレベーターに乗り込んだ森田氏。意見交換会終了後にも再び森田氏を直撃したが、記者の呼びかけに応じることはなかった。
 公用車の経費は言うまでもなく血税であり、2016年には東京都の舛添要一前知事が同様の問題で追及を受けている。50万戸以上の停電や8万戸を超える断水世帯、さらに死者も出るなど台風被害が深刻化する中、森田知事が適切に被害対応にあたっていたのか。今後、森田氏の説明が求められることになりそうだ。
 11月7日(木)発売の「週刊文春」では、森田知事の「別荘通い」疑惑に加え、17年の県知事選における1100万円の使途不明金などの問題を5ページにわたって特集している。「週刊文春デジタル」では森田氏直撃の模様をおさめた《完全版》動画を公開中。


「知事・公用車・別荘通い」となれば、思い出すのが3年前。

舛添知事、公用車は『動く知事室』 別荘通いの必要性、改めて強調」していたが、2か月後には世論の厳しい声に負けてなのか都知事を辞任した。

当時は、ネット上では「動く知事室」の是非が話題になっていたが、最後は屁理屈は都民には通じなかった。

おとなしい千葉県民はどんな反応をするのか期待したいものであるが、森田健作県知事の対抗馬がいない現状をどのように打開するのかが大きな課題である。

「対抗馬がいない」という点では、「他に適当な人がいない」から内閣支持率が高止まりとなって、あたかも自分自身が大きな支持を得ていると錯覚しているのが安倍晋三。

その見せかけの高支持率を背景に、国会での余りにもの横暴な振る舞いがやたらと目に余るようである。

昨日の予算委員会ではついにこんな醜態を晒してしまった。

<安倍首相、錯乱!「総理のご意向」文書を追及した野党議員に「あなたがつくったんじゃないの」と逆ギレフェイク野次>
 2019.11.06 10:29 リテラ
・・・前略・・・
■安倍首相が加計問題と英語民間試験の共通性に触れられ逆ギレして飛ばした野次
 だが、そのあと、安倍首相はさらにひどい醜態を晒す。それは、無所属の今井雅人議員が「萩生田副長官ご発言概要」について、萩生田文科相に「文科省でこのメモは見つかったわけですよね。であれば、これは文科省の人が書いたと思われますが」「文科省で見つかったと松野(博一・元文科)大臣がおっしゃっていますから、内容からして誰かがつくっているわけです」と質問をおこなった際のことだ。
 ここで安倍首相は、自席に座りながら、今井議員に指をさし、こうヤジを飛ばしたというのだ。
あなたがつくったんじゃないの
 文科省から見つかった内部文書をつくったのは今井議員じゃないのか──って、もはやSNS上でなんでもかんでも「野党がやった」と喚いているネトウヨかと見紛うようなイチャモン、陰謀論ではないか。とても正気の発言とは思えないが、それを総理大臣が国会で堂々と口にするとは、唖然呆然とはこのことだ。
■安倍首相、錯乱! 加計問題の「総理のご意向」文書を「私がつくったかもしれない」
 無論、今井議員も「なんで私がこんなものつくれるんですか? 失礼ですよ!」と抗議したのだが、しかし、安倍首相はこんな言い訳をまたも長々とはじめたのである。
「ただいま、今井委員がですね、文科省のなかにおいて見つかった、誰がつくったんですかと、こう訊いたわけですね。文科大臣に。で、文科大臣としては、自分はまったくこれは、こうこうこういう理由でまったく中身は正確ではないと明確に示された、というふうに思っています。そして、それは、当然、預かり知らないものでありますから答えようがないわけであります。しかし、今井委員はですね、それでも答えろということであったわけでありますが、それは答えられないんじゃないかということで、私はですね、それは誰かわからないんじゃないかと、こう申し上げたわけでありまして」
 安倍首相は「あなたがつくったんじゃないの」と今井議員に濡れ衣を着せたというのに、「つくったのは誰かわからない」などと言い出す……。この安倍首相の発言には委員会室がざわついたのだが、安倍首相はさらにこうつづけた。
で! そのなかにおいてですね、そのなかにおいて、そのなかにおいてですね、私は今井委員のほうを指差しまして、それは誰だって可能性があるし、今井委員だって私だって、それは、そういうことになってしまうんじゃないかということを申し上げたわけでありまして、ここであきらかにしなければいけないことについてはですね、つまり、誰が書いたということについて、今井委員が明確なですね、明確なものを、事実を示しながら、これは文科省でつくられたということを示さないかぎり、これは議論にならないわけでございまして、まさに水掛け議論、水掛け論になってしまうということを私は、という趣旨で申し上げたわけでありますが
 よりにもよって、ひねり出した言い訳が「今井議員がつくったかもしれないし私がつくったかもしれない」って、安倍首相は自分が何を口走っているのかわかっているのだろうか。しかも、「明確な事実を示さなければ水掛け論になる」などと安倍首相は言うが、今井議員に「あなたがつくったんじゃないの」と飛ばしたヤジに明確な事実はどこにあるんだよ、という話だろう。
 荒唐無稽なネトウヨ陰謀論のヤジを飛ばし、挙げ句、「官邸は絶対やると言っている」「総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた」と書かれた内部文書を「自分がつくったかもしれない」と言い出す錯乱総理……。ともかく、いかに安倍首相が加計学園問題を蒸し返されることを心底嫌がっているか、そのことが浮き彫りになったといえよう。
・・・後略・・・


こんな支離滅裂な答弁がテレビ画面に映し出されれば、多くの国民は「やはり安倍晋三ではダメダ!」と思うはずなのだが、官邸からの萩生田光一の恫喝文書ですっかり委縮してしまったテレビメディアは、安倍晋三の醜態は絶対に放映しないという姿勢を貫いている。

けっして誇張したり捏造したりした映像ではないにもかかわらず、「放映しない自由」なんかはメディアにはないはずである。

それならば、芸人たちの様々な不祥事に対しては、あたかも視聴者の「知る権利」を持ち出し朝から晩まで垂れ流していたことと整合性が取れないのは言うまでもない。

弱い者や「池に落ちた犬」は徹底的に叩くが権力には一切逆らえないというのが現在の日本のメディアの惨状であろう。

ところで、オーストリア日本大使館が世界に向けて恥知らずな発信をして、またもや日本が後進国振りを露呈させてしまった。

「全く理不尽で国際的なスタンダードからしたらあり得ない判断だ。政府や外務省のお墨付きがついた芸術作品しか、日本では公認されないのだ、と海外から疑問視される状況を生んでいる」と「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付決定に抗議し、文化庁委託の日本現代アート委員会副座長を辞任した林道郎上智大教授(美術史)に批判されたという、ウィーン芸術祭における、「芸術展 公認撤回 ネットで批判、国会議員が照会 外務省が忖度か」という問題。

当然ながら、「ウィーン芸術展 公認撤回 出品者、不寛容な政府に反発」ということになるのだが、「複雑につくられた作品の一部を切り取って『反日』と断じることは本質を見誤っている」と批判していたある出品者は、さらに、公認の撤回は「『国民が自国を批評する』という民主主義国家として当たり前のことに政府がネガティブな姿勢であると、海外に広く示してしまった」と言っていた。

徐々に、日本は「当たり前の事を言えない」国家となりそうで、オバカな自民党議員が、「政権を握っているのは安倍総理だけ」と本気で発信するということは、本格的な「独裁国家」に一歩を踏み出してしまったのだろうか。

一刻も早く「王様は裸だ」との声が政権の内部から発信されればマスメディアも取り上げざるを得ないであろう、とオジサンは思う。 
  


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