新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

野党共闘を幻に終わらせないためには?

2019年04月23日 12時08分49秒 | 政治

毎年、欠かさず「辺野古新基地は中止 普天間基地は撤去」という新聞意見広告への賛同と寄付を行ってきた。
 
一度だけ、反対運動の現場を見て「ハイさよなら」では継続性がないと思われ、本土からの連帯の意を込めて続けてきた。
 
昨日、「賛同団体は2,0761、個人は1万5283人」という報告を受けり、4月9日の毎日新聞の意見広告の現物が送られてきた。
 
     
 
今朝の東京新聞の「本音のコラム」では、ルポライターの鎌田慧が「壮大なゼロ政治」と題して冷静な、且つ厳しい安倍政治を批判していた。
       
沖縄の衆議員補欠選挙で沖縄に出かけなかった安倍晋三首相に対しては「『真摯に選挙民を説得する勇気を示すことはなかった」とし、度重なる沖縄県民の民意を判断できないのは「病膏肓に入る」状態であると断じた。
 

 
さて、今年の1月、正月気分も冷めやらぬ頃ある週刊誌が「7月参院選、自民党内の衝撃予測 1人区惨敗で『過半数割れ』」という安倍政権打倒を願う国民にとって喜ばしい記事を書いていた。
 
その中では、こんな声を紹介していた。
 
「いま全国の情勢調査中だが、重点選挙区となる東北6県を見ると保守が強い青森を含めて劣勢、とくに被災地の宮城や福島は相当厳しい。大勝した6年前の参院選は1人区29勝2敗で65議席を獲得したが、そんな議席はとても無理。50議席台前半がやっとの情勢だ」(自民党選対本部関係者)
 
「自民党選対が危機感を募らせるのは当然です。私の情勢分析でも、自民党は東北6県をはじめ、新潟、長野、山梨、三重、滋賀、愛媛、大分、沖縄などでも苦戦が予想され、32の1人区で18勝14敗、選挙区と比例代表合わせると50議席割れが見えている。参院選までにもっと支持率が下がるケースでは1人区で自民15勝17敗と負け越し。複数区でも候補者2人を擁立した大阪で共倒れの可能性もあり得る」   (政治ジャーナリストの野上忠興)  

 
巷では、「政治ジャーナリストとは笑止千万、田崎スシ郎と同じ穴の狢」とか、「安積明子(自称ジャーナリスト)はフリーの太鼓持ち記者」とオジサンの同年代からネット上で厳しく、かつ正確に批判されている安積明子。


このフリージャーナリストらしいご仁が衆議員補欠選挙の投開票日の前後に、こんな記事を連発していた。
 
永田町に流れる6月30日の衆参ダブル選挙説」、「衆議院補選での自民党大敗で、衆参ダブル選の可能性が高まった?

たしかに「田崎スシ郎と同じ穴の狢」といわれる通りに、安倍政権の内部事情にかなり精通していることがうかがわれる。
 
統一地方選が終わりマスメディアは選挙結果の詳細な分析作業を行っている。
 
その中でも政権擁護紙と指摘されている産経新聞がこのようなWeb記事を発信していた。  
     
参院選、自民は過半数割れ 改憲勢力3分の2届かず 統一選結果で試算
 
         
             【産経新聞より】
 
これまた、安倍政権打倒を願う国民にとって喜ばしい記事内容であったが、冷静なブロガーはこう分析していた。   


確かに、「統一地方選後半戦 自民当選は前回超え698人で共産は57人減」という具体的な数字を見る限り、共産党の低調振りが著しく、さらに大阪での衆議員補欠選挙での共産党から無所属で立候補した結果については冷酷な数字が表れていた。

もちろん、宮本岳志本人の資質の問題では決してなく、むしろ宮本岳志は次代の共産党のエース候補とも目される有能な政治家である。
 
込み入った野党間の事情に関しては、「『野党共闘』は比例代表制を軸とした選挙制度改変を目指せ」を参照のこと。
 
今回の地方選では、核武装を主張するカルト集団、幸福実現党の候補者が全国で17人当選。姫路市議選では立憲民主を上回っているという結果になっている。
 
幸福実現党の候補者、全国各地で17人以上が当選に!姫路市議選では立憲民主党を超える!野党への不信感で投票行動に変化?
 
世界に目を向ければ、「ウクライナ ゼレンスキー氏 当選確実 政治経験ない大統領選ぶ」という時代になってきている。
 
国民の民意を無視する安倍政権同様、国民の期待に反して、「自由党・共産党・社民党=善玉、立憲民主党・国民民主党=悪玉」という構図を作ってしまえば、まさに「『野党』という言葉が死語になる日は遠くはない」ということになってしまうのではないだろうか、とオジサンは思う。

  

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