日々の感染者数が留まる気配が感じられない東京都なのだが、正確なPCR検査をしない限りは「感染者数」に登録されないことはかなり前から多くの識者等が指摘してきたことである。
「『病院あふれるのが嫌』と保健所長」と、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査が、さいたま市では2カ月で約170件だったことについて、市の保健所長が明らかにしたらしい。
果たして地方の保健所長の一存で行ったことなのか、それとも・・・といった疑念が湧いてくる。
PCR検査が適正に運用されていなかった理由が初めて明らかに。まぁ全国的に国から何かしらの通達があったと考えるのが妥当だよね。
— YELLOW_TAIL (@RedGolgo) April 10, 2020
「病院あふれるのが嫌」と保健所長 | 2020/4/10 - 共同通信 https://t.co/qi8dfva6sY
「俺があちこちの保健所長がPCRを抑制していると呟いたのは、2ヶ月も前の話。今更、そんな事を暴いても、時すでに遅し!」と怒る人もいたが、この記事が出る前からわかっていただけのこと。
#Nスタ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) April 7, 2020
“増えないPCR検査”
※埼玉県の例
病院から保健所に対し、検査判断を要請→保健所は相談者に「帰国者ではない」「バーなどに行っていない」として、検査拒否。(相談者は現在も検査されていない)
倉持 仁院長
「保健所で見もしないで、判断しているなんて、これはもう許されることではない」 pic.twitter.com/1Z2KsdyXpX
「トホホ」な話がまだあった。
無症状の感染者がスポーツジムを使用したことでクラスターを発生したというニュースはかなり前の話だが、それにも関わらずある場所ではスポーツジムが使われていたという話。
「衆院議員会館内スポーツジム閉鎖 緊急事態宣言後も1日30人利用」
民間のジムがコロナウイルスの拡散の一因との報道がなされてから民間ジムが自粛し閉鎖されていく中、国会議員やその秘書や衛視達が利用できる衆院議員会館内にあるスポーツジムでは、自分達は特別だとばかりに緊急事態宣言発令後も醜い汗を流していたが、ようやく閉鎖することになったらしい。
— 空 【安倍政権打倒!】 (@kskt21) April 10, 2020
余りの酷さにフェイクニュースかと疑ったが、どうやら本当らしいな??????
— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) April 10, 2020
衆院議員会館内スポーツジム閉鎖
緊急事態宣言後も1日30人利用
(共同通信)https://t.co/NE4pjlzrpH
(朝日新聞)https://t.co/4KFXhC9IVB
(時事通信)https://t.co/0ioDWzNtG7
(毎日新聞)https://t.co/jLQoN2WBYV
「緊急事態宣言後も1日30人利用」だって。呆れる。私は1ヶ月以上前からスポーツジムの利用は自粛しているのに。仮に国会議員が利用を継続していたのなら、その国会議員の新型コロナに対する危機意識は私以下。https://t.co/zc8QaAJ6EO
— のら (@account_201007) April 10, 2020
スポーツジムのクラスター化で、民間は営業休止。なのに国会議員や秘書は衆院議員会館内のジムを利用していた。
— やまっち (@yskms_kirian) April 10, 2020
高木衆院運営委員会委員長「利用人数は1日30人程度で3密ではないが、当面のあいだ閉鎖する」https://t.co/P6ssvq0X9H
何でこんな甘甘対応かと思ったら、高木、自分も利用してたらしい。
なんともお粗末な話なのだが、やはりCOVID-19の感染力の強さを知らない人がまだまだ多くいるということで、もはやワクチン開発は数年先だし、感染したら特効薬はないという厄介な感染症である。
当初は、基礎疾患のある高齢者が重篤になりやすいと喧伝され、20~30代の若者は「俺たちには関係ない」とばかりに集団で遊び更けていたのが、先月の3連休であった。
これは以前もつぶやいたが、2月末の某専門家が「1~2週間が瀬戸際」と発言し、それに飛びついた安倍晋三が全国一斉休校という唐突な要請をしたが2週間後になっても効果が表れず「まさに正念場であと10日ほどの自粛が」と発言した。
その期限が3月19日であり、翌20日からの3連休が好天気にも恵まれ、都心の桜名所や行楽地に大量の人出が繰り出し、いたるところで「三密」状態を作り出してしまった。
その代償が都内の連日の大量な感染者数につながってしまった。
絵にかいたような後手後手で4月7日に緊急事態宣言を発令したのだが、専門家からは「1週間遅れ」と厳しい批判を浴びていた。
ところで、「新型コロナウイルスの検査は今月6日から公的医療保険が適用され、医師が必要と判断した場合、保健所を通さずに検査が可能になりました。」という事実はあまり広くは知られていないようである。
「保険適用の新型コロナウイルス検査 国内全体の2%」
そして連日賑わしている東京都の感染者数には保険適用の新型コロナウイルス検査数は含まれていないという。
昔、「ムダなダム反対」で名をとどろかせたジャーナリストのまさのあつこがこんな調査結果をツイートしていた。
何を確認したのかとの問い。東京都は検査実施する人数と件数には、「(注)医療機関が保険適用で行った検査は含まれていない」と書いており、https://t.co/8wTYXpAFSq https://t.co/9nakhX23Ic pic.twitter.com/msc180jutC
— まさのあつこ (@masanoatsuko) April 10, 2020
念のために書きますが、
— まさのあつこ (@masanoatsuko) April 10, 2020
行政検査の結果→公表
保険適用での検査結果→非公表
という取り扱い。
保険適用は3月6日から始まり、以下は3月18日時点の報道です。
↓
保険適用の新型コロナウイルス検査 国内全体の2% | NHKニュースhttps://t.co/BuZ9COITwN https://t.co/Wn4Se6XnOH
「第十六条 厚生労働大臣及び都道府県知事は、第十二条から前条までの規定により収集した感染症に関する情報について分析を行い、
— まさのあつこ (@masanoatsuko) April 10, 2020
今行われているPCR検査は、
— まさのあつこ (@masanoatsuko) April 10, 2020
行政検査と
保険適用による検査で、
行政検査も「民間」に委託して行っているものがあるので、
公表された陽性者数に含まれていないのは、「民間検査」という括りではなく、
あくまで「保険適用」分が含まれていない、ということでお間違えのないようにお願いします。 https://t.co/QHC57Ys5Pw
検査自体も異常に少ないのだが、その少ない検査数で判明した陽性者数さえも「実際の東京都の陽性者数」ではなかったということらしい。
そうなれば東京都の感染者数と陽性者の実数は毎日発表されている数字以上であることは間違いない。
これは都民の不安を抑えるためなのかは不明だが、正確な実態の発表ではないということは確かである、とオジサンは思う。
【付録】
幼少の頃から他人に叱られた経験のない安倍晋三は自分に対する批判には極端に反応し、自分と安倍昭恵に関して、官僚作成の答弁書なしでの国会答弁で異常なくらいムキになることがしばしばあった。
そして、今回のCOVID-19感染対策の不手際が明らかになるに連れて、海外メディアが痛烈に批判している。
当たり前なのだが、批判しない日本のメディアが異常なだけなのである。
そんな内外の政権への批判チェックのため46億円もの税金が投入されているという。
「外務省が日本のコロナ政策への批判チェックに24億円! 厚労省でも同様の予算…国民の生活補償より情報操作に金かける安倍政権」