新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

手遅れの緊急事態宣言で国内感染者は拡大期を迎える

2020年04月11日 11時49分58秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

日々の感染者数が留まる気配が感じられない東京都なのだが、正確なPCR検査をしない限りは「感染者数」に登録されないことはかなり前から多くの識者等が指摘してきたことである。
 
『病院あふれるのが嫌』と保健所長」と、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査が、さいたま市では2カ月で約170件だったことについて、市の保健所長が明らかにしたらしい。
 
果たして地方の保健所長の一存で行ったことなのか、それとも・・・といった疑念が湧いてくる。

 
俺があちこちの保健所長がPCRを抑制していると呟いたのは、2ヶ月も前の話。今更、そんな事を暴いても、時すでに遅し!」と怒る人もいたが、この記事が出る前からわかっていただけのこと。

「トホホ」な話がまだあった。
 
無症状の感染者がスポーツジムを使用したことでクラスターを発生したというニュースはかなり前の話だが、それにも関わらずある場所ではスポーツジムが使われていたという話。

衆院議員会館内スポーツジム閉鎖 緊急事態宣言後も1日30人利用


なんともお粗末な話なのだが、やはりCOVID-19の感染力の強さを知らない人がまだまだ多くいるということで、もはやワクチン開発は数年先だし、感染したら特効薬はないという厄介な感染症である。
 
当初は、基礎疾患のある高齢者が重篤になりやすいと喧伝され、20~30代の若者は「俺たちには関係ない」とばかりに集団で遊び更けていたのが、先月の3連休であった。
 
これは以前もつぶやいたが、2月末の某専門家が「1~2週間が瀬戸際」と発言し、それに飛びついた安倍晋三が全国一斉休校という唐突な要請をしたが2週間後になっても効果が表れず「まさに正念場であと10日ほどの自粛が」と発言した。
 
その期限が3月19日であり、翌20日からの3連休が好天気にも恵まれ、都心の桜名所や行楽地に大量の人出が繰り出し、いたるところで「三密」状態を作り出してしまった。
 
その代償が都内の連日の大量な感染者数につながってしまった。
 
絵にかいたような後手後手で4月7日に緊急事態宣言を発令したのだが、専門家からは「1週間遅れ」と厳しい批判を浴びていた。
 
ところで、「新型コロナウイルスの検査は今月6日から公的医療保険が適用され、医師が必要と判断した場合、保健所を通さずに検査が可能になりました。」という事実はあまり広くは知られていないようである。
 
保険適用の新型コロナウイルス検査 国内全体の2%
 
そして連日賑わしている東京都の感染者数には保険適用の新型コロナウイルス検査数は含まれていないという。
 
昔、「ムダなダム反対」で名をとどろかせたジャーナリストのまさのあつこがこんな調査結果をツイートしていた。
 
検査自体も異常に少ないのだが、その少ない検査数で判明した陽性者数さえも「実際の東京都の陽性者数」ではなかったということらしい。
 
そうなれば東京都の感染者数と陽性者の実数は毎日発表されている数字以上であることは間違いない。
 
これは都民の不安を抑えるためなのかは不明だが、正確な実態の発表ではないということは確かである、とオジサンは思う。
 
     
【付録】
幼少の頃から他人に叱られた経験のない安倍晋三は自分に対する批判には極端に反応し、自分と安倍昭恵に関して、官僚作成の答弁書なしでの国会答弁で異常なくらいムキになることがしばしばあった。
 
そして、今回のCOVID-19感染対策の不手際が明らかになるに連れて、海外メディアが痛烈に批判している。 
 
当たり前なのだが、批判しない日本のメディアが異常なだけなのである。
 
そんな内外の政権への批判チェックのため46億円もの税金が投入されているという。
 
外務省が日本のコロナ政策への批判チェックに24億円! 厚労省でも同様の予算…国民の生活補償より情報操作に金かける安倍政権」 
  
 
       
 

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