厳しい(?残暑)から逃れて昨日から山に籠っています。
帰宅予定は来週の21日ころですが、その間はいつもの「つぶやき」はお休みします。
そして、毎日マイナーな絶景・秘境をお届けします。
【世界の絶景・秘境ランキング外-2】
◆ 中国、九寨溝の渓谷
中国、九寨溝の渓谷。 四川省北部にある自然保護区にあり世界遺産(自然遺産)に登録されています。主な溪谷は、則査窪溝(そくさわこう)、日則溝(じっそくこう)、樹正溝(じゅせいこう)の3つです。 五彩池(ごさいち)や五花海(ごかかい)、熊猫海(ぱんだかい)や犀牛海(さいぎゅうかい)など、それぞれ3~4ヵ所の名所があります。 九寨溝は、ジャイアントパンダやキンシコウ(孫悟空のモデルとなった猿)などの絶滅危惧種が生息する地域として有名です。 九寨溝には「その昔、山の女神が天界から落としてしまった鏡が108つに砕け散り湖になった」と言う逸話があり、また、その湖水は驚くほど透明度が高く、深さが20m以上ある場所でも湖底がはっきりと見えるという、まさに神秘的な場所です。 |
◆ シリア、古都ダマスクス
シリア、古代都市ダマスクスは、紀元前3000年ごろから形成されたと言われる、中東で最古の都市です。世界遺産(文化遺産)として登録されているのと同時に、2013年のシリア騒乱で、歴史地区であったホムス市街、有名な観光地であったアレッポ城、ミーダーンの古代市場などの多くの歴史的建造物が破壊され、それをきっかけに現在は危機遺産としても登録されています。 城壁に囲まれた歴史あるダマスク旧市街地は狭く入り組んだ道が多いが、その中でも東西に真っ直ぐ走る道(Straight Street)は、新約聖書にも登場しています。 写真にある建物「ウマイヤド・モスク」は、715年に建設された世界最古のモスク(礼拝施設)です。 ちなみに、このウマイヤド・モスクには、イスラム教徒でなくても入場はできますが、成人女性が入場する際、ベールなどで髪を隠すことが義務付けられています。 |
◆ エジプト・イスラーム地区のムハメドアリモスク
エジプト・イスラム地区シタデル、19世紀半ばに建造された「ムハメド・アリ・モスク(ガーマ・ムハンマド・アリ)」(礼拝施設)。巨大なドームを2本の尖塔が特徴的です。 内部、外部壁共にアラバスター(雪花石膏)を使っているので「アラバスターモスク」という名で呼ばれることもあります。 イスラムは偶像崇拝禁止なので、教会のように像などは飾っていませんが、建物内にムハンマド・アリーの遺体が眠っています。 お清めの泉のある広場(土禁の中庭)を抜け、建物の中に入り、巨大なドーム型の天井を見上げると、その美しさに圧倒されますが、宗教上女性は肌を見せてはいけないという理由から、露出した服装で入場しようとすると、布を渡され(有料)身体を覆わないとならなくなるので、女性は露出を抑えた服装で行くのがおすすめです。 |
◆ バチカン市国
イタリアの世界遺産、バチカン市国。 東京ディズニーランドよりも小さく、なんと、その総面積は、日本の皇居の3分の1というから驚きます。バチカン市国で最も有名なサン・ピエトロ広場&大聖堂を中心に、バチカン宮殿、バチカン美術館、コロッセオ、トレビの泉など、有名な観光スポットが多い地です。 国が丸ごと世界遺産であるバチカンには、ルネサンス、バロックを代表する彫刻や絵画が多く見られます。 イエスが使徒ペテロに「あなたに天の国の鍵を授ける」と言ったという話から、国旗には鍵が描かれ、その鍵は「ペテロの鍵」と呼ばれています。 ちなみに、ローマの中でも、バチカン市国(観光地)にある飲食店は、日本人にはあまり評判がよくないので(料理の質、対応など)、観光に訪れる際に食事をするなら、バチカン市国から少し離れた所がおすすめです。 |
◆ インドネシア・ジャワ島、ボロブドゥール寺院遺跡群
インドネシア、ジャワ島中部に位置する、ボロブドゥール寺院遺跡群。巨大なムラピ火山に囲まれた平原の中央にあるボロブドゥール寺院遺跡群は、780年頃から建造を開始、792年頃に一応完成したものの、812年から832年の間に増築もされています。 (遺跡「群」と呼ばれるのは、ボロブドゥール寺院、ムンドゥッ寺院、パオン寺院の3寺院が連なることから)そんなボロブドゥール遺跡群の高さは、42mあったのだが、現在破損してしまい33.5mになっています。 半円形状の丘をおよそ200万個もの岩石ブロックで覆った信仰建造物は、「寺院」というのに、内部に空間をもたず、階段ピラミッド状になっているのが大きな特徴で、アンコール・ワットと並びアジアの代表的な仏教遺跡とされています。 |